国内最高齢 金沢動物園のウォンバットのヒロキが死亡しました

記
者
発
表
資
料
平成 27 年 8 月 25 日
(公財)横浜市緑の協会
金
沢
動
物
園
国内最高齢 金沢動物園のウォンバットのヒロキが死亡しました
金沢動物園で、ウォンバットの「ヒロキ」が死亡しましたので、お知らせいたします。
1
死亡したウォンバット
(1) 名
前
ヒロキ
(2) 性
別
オス
(3) 年
齢
推定 29 才(人間でいうと約 100 才)
(4) 死亡日時
(5) 死
因
2
平成 27 年 8 月 24 日(月)午前 0 時頃
肝不全
ヒロキのプロフィール・エピソード
ヒロキは、オーストラリアの国立公園で保護され、メルボルン動物園(オーストラリア)で飼育
されていた個体で、昭和 62(1987)年3月 12 日に金沢動物園に入園しました。
一緒に飼育していたキヨコ(メス)とは繁殖に至らず、キヨコが死亡した平成8(1996)年1月
以降は、ヒロキ1頭を飼育していました。その愛嬌のある容姿が多くの来園者の人気となっていま
した。最近では、金沢動物園の Facebook 等での情報発信に対して多くの反応をいただいていました。
8月 20 日(木)から体調不良がみられ療養していましたが、8月 24 日(月)午前 0 時頃に死亡
しました。
3
献花台について
8月 26 日(水)から9月6日(日)までの間、ウォンバット展示場付近に献花台とメッセージ
ノートを設置します。
金沢動物園
指定管理者:(公財)横浜市緑の協会
お問合せ先
金沢動物園
園長
原 久美子
℡045-783-9400
3
参考資料
(1)
ウォンバットについて
和 名
ウォンバット
学 名
Vombatus ursinus
英 名
Common Wombat
分 類
双前歯目 ウォンバット科
分 布
オーストラリア南東部
ユーカリ林、沿岸低木林、ヒース地帯などに生息し、単独で生活する。前
肢と後肢を巧みに使い長いトンネルを掘る。夏の暑い時期は、昼間はトン
ネルの中で過ごし、夜間はトンネルから出て行動する。冬の寒い時期には、
特 徴
日光浴のために昼間でも穴の外に出る。草食性で、草や低木の根、樹皮、
きのこ類などを食べる。有袋類で、メスの腹面には育児嚢(子供を育てるた
めの袋)がある。
レッドリスト
軽度懸念(LC)
IUCN
国内飼育頭数
3園館にて6頭(オス3頭・メス3頭) ※2015 年 8 月 25 日時点
当園飼育頭数
なし ※2015 年 8 月 25 日時点
飼育下での寿命
約 20 才
(2)
ウォンバットの野生での状況について
野生に生息するウォンバットは、森林破壊や外来動物、交通事故等により減少しており、オー
ストラリアでは保全すべき対象の動物種とされています。また、オーストラリアの主要な動物園
での飼育頭数は 50 頭前後と少ないため、ウォンバットの国外への搬出については積極的ではあり
ません。
金沢動物園では、引き続き保全をしていくために、今後、オーストラリア産動物の新規導入に
ついて、オーストラリア環境省と調整してまいります。
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金沢動物園について
◆入 園 料:大人 500 円、中人・高校生 300 円、小・中学生 200 円、
小学生未満無料(毎週土曜日高校生以下無料)
※よこはま動物園・金沢動物園共通年間パスポート
18 歳以上 2,000 円
◆開園時間:9:30~16:30(入園は 16:00 まで)
◆休 園 日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日) 12/29~1/1
◆交
通:京浜急行「金沢文庫」駅下車
5・10 月は無休
西口バス乗場 1 番「野村住宅センター」行きバスで
「夏山坂上」下車徒歩 6 分、
または、急行「金沢動物園」行き(土・日・祝のみ)バスで 10 分
◆U R L:http://www2.kanazawa-zoo.org
◆住
所:横浜市金沢区釜利谷東 5-15-1
◆問合せ先:045-783-9100
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