八女筑後看護専門学校 自己点検・自己評価 目 的 自己点検・自己評価は、看護師等養成所における教育評価の一環として位置づけられる。八女筑 後看護専門学校では、教育活動やその他の運営状況について点検・評価を行うことにより、本校の強 みと改善点を明らかにし、教育の質向上や健全な学校運営等を目指して組織的・継続的に取り組むこ とを目的とする。 方 法 ・厚生労働省の「看護師等養成所の自己点検・自己評価指針」を参考に、本校の「学校評価表・ ガイドライン」を作成し、毎年度、自己点検・自己評価を行う。 ・全教職員が評価表に基づき評価を行い、その結果を「学校評価委員会」にて分析し、教職員全 体へフィードバックする。 ・評価結果に基づき次年度への重点課題を決め、検討を重ね改善に取り組んでいく。 ・評価結果、重点課題を外部へ公表する。 学校評価委員会構成 健 康 管 理 医 構成員 准 看 護 科 事 務 室 学 校 長 副 学 校 長 看 護 高 等 課 程 教 務 主 任 事 務 長 会 長 八 女 筑 後 医 師 会 一 般 社 団 法 人 副 会 長 八 女 筑 後 医 師 会 一 般 社 団 法 人 看 護 科 看 護 専 門 課 程 八 女 筑 後 看 護 専 門 学 校 組 織 図 教 務 主 任 事 務 次 長 事 務 職 員 教 務 事 務 職 員 非 常 勤 講 師 専 任 教 員 実 習 調 整 者 教 務 事 務 職 員 非 常 勤 講 師 専 任 教 員 実 習 調 整 者 平成26年度 自己点検自己評価結果 准看護科 <評価基準> 3:当てはまる 2:やや当てはまる 1:当てはまらない Ⅱ 教育目標 2.7 3.0 Ⅲ 教育課程経営 2.7 Ⅳ 教授・学習・評価過程 2.7 2.6 2.5 2.1 2.2 2.0 Ⅰ 教育理念・教育目的 Ⅴ 経営・管理過程 Ⅵ 入学 Ⅶ 卒業・就業・進学 Ⅷ 地域社会/国際交流 Ⅸ 研究 平成26年度 准看護科 Ⅰ Ⅸ 研究 Ⅷ 地域社会… 自己点検自己評価結果 教育理念・… 3 2.5 Ⅱ 教育目標 2 1.5 1 0.5 0 Ⅶ 卒業・就… Ⅳ 教授・学… Ⅵ 入学 Ⅴ 経営・管理… Ⅲ 教育課程経営 Ⅲ 教育課程経営 平均2.7 1<教育課程経営者の活動> 0.0 2.9 3<科目、単元構成> 2.8 5<教育課程評価の体系> 4<教育計画> 2.7 6<教員の教育・研究活動の充実> 5<教育課程評価の体系> 2.7 6<教員の教育・研究活動の充実> 2.5 7<学生の看護実践体験の保障> 2.8 2.7 2<授業の展開過程> 2.7 3<目標達成の評価とフィードバック> 2.7 4<学習への動機づけと支援> 2.8 1.5 2.0 1<設置者の意思・指針> 2.9 2<組織体制> 2.9 3<財政基盤> 2.8 4<施設設備の整備> 2.5 5<学校生活の支援> 2.9 6<養成所に関する情報提供> 2.7 7<養成所の運営計画と将来構想> 1.7 8<自己点検・自己評価体制> 2.5 3.0 3.5 2.9 3.0 2.8 2.7 2.7 2.5 2.8 3<科目、単元構成> 4<教育計画> 7<学生の看護実践体験の保障> Ⅳ 教授・学習・評価過程 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 1<授業内容と教育課程との一貫性> <看護学としての妥当性>… 2.7 2<授業の展開過程> 2.7 3<目標達成の評価とフィードバック> 2.7 2.8 4<学習への動機づけと支援> Ⅴ 経営・管理過程 0.0 Ⅴ 経営・管理過程 平均2.6 2.5 1<教育課程経営者の活動> 3.0 1<授業内容と教育課程との一貫性> <看護学としての妥当性> <授業内容間の連携と発展> 1.0 2<教育課程編成の考え方とその具… 2<教育課程編成の考え方とその具体 的な構成> Ⅳ 教授・学習・評価過程 平均2.7 0.5 2.0 4.0 2.9 2.9 2.8 2.5 2.9 2.7 1<設置者の意思・指針> 2<組織体制> 3<財政基盤> 4<施設設備の整備> 5<学校生活の支援> 6<養成所に関する情報提供> 1.7 7<養成所の運営計画と将来構想> 2.5 8<自己点検・自己評価体制> Ⅷ 地域社会/国際交流 Ⅷ 地域社会/国際交流 平均2.2 0.0 1<地域社会> 2.6 1<地域社会> 2<国際交流> 1.8 2<国際交流> 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 2.6 1.8 平成 26 年度 評価結果 准看護科 Ⅰ 教育理念・教育目的 平均得点は2.7である。 しかし、シラバスを学生に提示しておらず、学生に教育方法を明確に伝えているとはいえない。 また、教育理念・教育目的に、教育環境を述べているとは言い難い。学生観を明示していない という意見があった。 Ⅱ 教育目標 平均得点は 3.0 である。 各学年、卒業時の教育目標が明確に示されているといえる。しかし、教育目標に対する 関連科目が具体性に記載されていないという意見があった。 Ⅲ 教育課程経営 全体として平均得点は 2.7 である。 5.<教育課程評価の体系>については、公表の方法や外部評価、倫理規定が課題との 意見があった。 6.<教員の研究・研究活動の充実>は、2.5 と低い。学生の生活指導に要する時間が多 く、授業準備のための時間確保が難しいという意見があった。 Ⅳ 教授・学習・評価過程 全体として平均得点は 2.7 である。 1.<授業内容と教育課程との一貫性><看護学としての妥当性><授業内容間の連携と 発展>については、シラバスの充実、マトリックスの作成が課題であるとの意見があっ た。 2.<授業の展開過程>については、演習計画書の作成や教員間の協力体制ができてい る。しかし、シラバスや非常勤講師の調整が課題との意見があった。 3.<目標達成の評価とフィードバック>については、授業改善に向けて評価を取り入れて いるが十分ではないという意見がある。特に、多様な評価の方法を取り入れているとい う項目は低い。 Ⅴ 経営・管理過程 全体として平均得点は 2.6 である。 4.<施設設備の整備>については、校舎の老朽化が激しいが、その都度整備していると の意見があった。また、施設が狭く、学習や個別指導をする際の部屋が不足をしてい る。 7.<養成所の運営計画と将来構想>については、現時点で委員会がない。校舎の老朽 化への対応ができていないとの意見があった。 8.<自己点検・自己評価体制>については、始まったばかりなので充実させていくことが 課題という意見があった。 Ⅵ 入学 平均得点は、2.5 である。 入学者選抜方法が妥当であるか、根拠を示し検証しているとはいえない。 Ⅶ 卒業・就業・進学 全体として平均得点は2.1である。 卒業時の到達状況の分析や、就職先の評価の分析は行っていない. Ⅷ 地域社会/国際交流 全体として平均得点は 2.2 である。 1.<地域社会>については、学校の HP などで情報は発信している。 2.<国際交流>については、基礎科目に英語の科目を取り入れている。 留学生などに対応できる体制を整えておくことが、課題などの意見があった。 Ⅸ 研究 全体として平均得点は 2.0 である。 研究活動を教員相互で会支援し合う文化素地が無いとは言えないが、時間的確保が難し く、今後充実させていくことが課題という意見があった。 平成 27 年度重点課題 准看護科 課題1 高校新卒者と社会人入学者の割合が半々となっており、学生の背景も様々である。 スクールカウンセラーの導入など学習環境の充実や、学生の個々に対応した関わりと指 導を実施する。 課題2 教育課程構造図、進度表を作成し、2 年間の教育課程が学生にみえる形にする。 課題3 広報(HP)等の充実により受験生を増やし、質の高い入学生を確保する。 課題4 卒業時点での到達度の分析を実施する。 (質の担保) 課題5 看護教員として自らが質の向上に努め、学問的に追及していく為の時間を確保する。 課題6 地域社会の期待と信頼に応えられる准看護師の育成を目指し、当医師会内への就職率 UPを図る。 平成26年度 自己点検自己評価結果 看護科 <評価基準> 3:当てはまる 2:やや当てはまる 1:当てはまらない Ⅰ 教育理念・教育目的 Ⅱ 教育目標 Ⅲ 教育課程経営 Ⅳ 教授・学習・評価過程 Ⅴ 経営・管理過程 Ⅵ 入学 Ⅶ 卒業・就業・進学 Ⅷ 地域社会/国際交流 Ⅸ 研究 2.7 3.0 2.6 2.7 2.5 2.5 1.7 2.0 1.5 平成26年度 看護科 Ⅰ Ⅸ 研究 自己点検自己評価結果 教育理念・… 3 Ⅱ 教育目標 2 1 Ⅷ 地域社会/… Ⅲ 教育課程経営 0 Ⅶ 卒業・就業・… Ⅳ 教授・学習・… Ⅵ 入学 Ⅴ 経営・管理過程 Ⅲ 教育課程経営 Ⅲ 教育課程経営 平均2.6 0.0 1<教育課程経営者の活動> 2.6 2<教育課程編成の考え方とその具体 的な構成> 2.8 3<科目、単元構成> 2.7 4<教育計画> 2.6 5<教育課程評価の体系> 2.4 6<教員の教育・研究活動の充実> 2.4 7<学生の看護実践体験の保障> 2.7 1.0 1.5 2.0 2.6 2.8 2.7 2.6 2.4 2.4 2.7 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 2.8 2.6 4<学習への動機づけと支援> 2.9 2.6 2.9 4<学習への動機づけと支援> Ⅴ 経営・管理過程 0.0 Ⅴ 経営・管理過程 平均2.5 1<設置者の意思・指針> 2.8 2<組織体制> 2.8 3<財政基盤> 2.6 4<施設設備の整備> 2.4 5<学校生活の支援> 2.5 6<養成所に関する情報提供> 2.5 7<養成所の運営計画と将来構想> 1.6 8<自己点検・自己評価体制> 2.3 Ⅷ 地域社会/国際交流 平均2.0 1<地域社会> 2.4 2<国際交流> 1.6 3.5 2.6 2<授業の展開過程> 3<目標達成の評価とフィードバック> 3<目標達成の評価とフィードバック> 3.0 2.8 1<授業内容と教育課程との一貫性><… 2.6 3.0 Ⅳ 教授・学習・評価過程 0.0 2<授業の展開過程> 2.5 1<教育課程経営者の活動> 2<教育課程編成の考え方とその具… 3<科目、単元構成> 4<教育計画> 5<教育課程評価の体系> 6<教員の教育・研究活動の充実> 7<学生の看護実践体験の保障> Ⅳ 教授・学習・評価過程 平均2.7 1<授業内容と教育課程との一貫性> <看護学としての妥当性> <授業内容間の連携と発展> 0.5 0.5 1.0 1.5 1<設置者の意思・指針> 2<組織体制> 3<財政基盤> 4<施設設備の整備> 5<学校生活の支援> 6<養成所に関する情報提供> 7<養成所の運営計画と将来構想> 8<自己点検・自己評価体制> 2.0 2.5 3.0 2.8 2.8 2.6 2.4 2.5 2.5 1.6 2.3 Ⅷ 地域社会/国際交流 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 1<地域社会> 2<国際交流> 2.5 2.4 1.6 平成 26 年度 評価結果 看護科 Ⅰ 教育理念・教育目的 平均得点は2.7である。しかし、「教育理念・教育目標が学生の学習の指針になっている」に関して は、学生への説明がやや不十分という意見があった。又、教育環境について述べていないや、学 生観の明示がされていない等の意見があった。 Ⅱ 教育目標 平均得点は、3.0である。 Ⅲ 教育課程経営 全体として平均得点は2.6である。 5.<教育課程評価の体系>が 2.4 である。この項目について、教育課程を評価する体系として自 己点検・自己評価は、やっとスタートさせて取り組み出している段階であり、評価結果の活用に 関しても倫理規定が明確になっていない等の意見があった。また外部への公表や外部評価の 導入が今後の課題である。 6.<教員の教育・研究活動の充実>が 2.4 である。この項目については、役割によって担当科目 の変更や、授業準備の時間確保ができていないこと、教員の相互研鑽システムが整えられて いない等の意見があった。特に役割や実習、学生への指導等で時間を取られ授業準備の時 間確保に関しては 1.8 と低い。 Ⅳ 教授・学習・評価課程 全体として平均得点は2.7である。 1.<授業内容と教育課程との一貫性>については、他の科目間の授業内容の重複や整合性、発 展性に関しては、シラバスの見直しが必要である。又准看護科とのマトリックスの作成が課題と の意見があった。 2.<授業の展開過程>では、授業案が十分でないことや非常勤講師への働きかけが不十分とい う意見があった。 3.<目標達成の評価とフィードバック>では、評価計画の立案や授業改善、評価方法に関して実 施できていない、あるいは不十分といった意見があった。特に非常勤講師においては、講師 への一任であり実施状況を把握できていない。 Ⅴ 経営・管理過程 全体として平均得点は2.5である。 4.<施設設備の整備>については、エレベーターの設置がない為、けがや病気をした時の設備 が不十分という意見や、学習や実習で個別指導をする部屋の不足などの意見があった。 6.<養成所に関する情報提供>では、社会的責任においては自己点検・自己評価の結果が未 公表であることなど不十分との意見があった。 7.<養成所の運営計画と将来構想>は 1.6 と一番低い結果であり、これからの看護学校の将来構 想が見えてこないとの意見があった。 8.<自己点検・自己評価体制>ではようやく動き始めた状況であり、教員の中には評価を行うため の知識や方法の理解が不十分や、評価結果からフィードバックするよう機能していない等の意 見があった。 Ⅵ 入学 平均得点は2.5である。 入学者状況や選抜方法など分析が課題である。 Ⅶ卒業・就業・進学 平均得点は1.7である。 卒業時点での到達度の分析が十分に行えていない。また卒業生の就業先での評価や、卒業生の 情報交換・追跡調査が出来ていないなどの意見が多く出ていた。 Ⅷ地域社会/国際交流 全体として平均得点は2.0である。 1.<地域社会>については、十分ではないという意見があった。 2.<国際交流>については、国際的な視野を広げるための環境が明らかでないという意見や現 時点で入学者がいないため、今後受け入れ体制をどうするかの検討が必要という意見が多数 あった。 Ⅸ研究 平均得点は1.5である。 研究活動の保障や助言・検討する体制など課題という意見が多数あった。 平成 27 年度の重点課題 看護科 課題1 地域社会の期待と信頼に応えられる人材育成をめざし、当医師会管内への就職率UPを図 る。 課題2 教員自らが専門領域について、学問的に追及してく為の時間を確保する。 課題3 看護教員としての質の向上に努め、教育実践力及び実務研修を通して看護実践力を高める。 さらに看護研究を始動(希望者)していく。 課題4 非常勤講師の授業評価の効果的な方法の活用を検討する。 課題5 社会人、入学者が増えており、スクールカウンセラーの導入など学習環境の充実や学生への チューター制における個々に応じた関わり、指導を実施する。 課題6 卒業生の到達度の分析を実施する。
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