平成27年度機能評価係数Ⅱの内示にかかるFAQ

平成27年度機能評価係数Ⅱの内示にかかるFAQ
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機能評価係数Ⅱの7項目間での相対配分については、7項目がそれぞれ独立した概念で設定されてお
今回の機能評価係数Ⅱの7項目間の重み付
り、項目間相互で評価の軽重を設定することが困難であることから、各係数項目の評価に割り当てる報酬
けはどうなっているのか。
額(財源)は等分とした。(平成26年1月22日中医協総会)
掲載日
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1 機能評価係数Ⅱについて
各係数の配分について
2 機能評価係数Ⅱについて
地域医療係数の配分につい 今回の地域医療係数の各項目間の重み付
て
けはどうなっているのか。
3 機能評価係数Ⅱについて
保険診療係数の計算方法
「部位不明・詳細不明のコード」の一覧はどこ
平成26年度「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料(平成26年8月8日時点)を参照。
に掲載されているのか。
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4 機能評価係数Ⅱについて
保険診療係数の計算方法
DPCデータの様式間の記載矛盾「1%」以上
やレセプトにおける「未コード化傷病名」の使 平成25年11月27日分科会において議論されているので、D-1資料、及び議事録を参照。
用割合「20%」以上はどのように決めたのか。
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5 機能評価係数Ⅱについて
保険診療係数の計算方法
保険診療指数の減算はどのようにされてい
るのか。
6 機能評価係数Ⅱについて
保険診療係数の計算方法
保険診療指数の加算はどのようにされてい
るのか。
地域医療係数の中で、さらに体制評価係数と定量評価係数で等分とし、定量評価係数の中で小児とそれ
以外で等分とした。
5.参考資料.PDFの4~5ページ参照
①「部位不明・詳細不明のコード」の使用割合が20%以上
②様式間の記載矛盾の全体に占める割合が1%以上
③入院医療分のレセプトに記載されている傷病名数のうち、未コード化傷病名である傷病名の割合が20%
以上
上記、①~③について1年の間各々0.05点減じる。
・規定の手順により、当該医療期間から出向して以降6か月以上指導医療官として勤務している者がいる
場合
(ただし、1年以上在籍しない場合は実績と見なさない)
・規定の手順により指導医療官として勤務後、大学病院に復帰した日から1年以内の者がいる場合
(ただし、復帰後に当該医療機関において保険診療の教育に携わっていない場合は実績と見なさない)
※平成27年度の適切な保険診療の普及のための教育に向けた取組の評価は、募集開始の際に応募し
採用された者がいる医療機関を評価対象とする
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平成26年10月1日時点において、上記を満たす場合、0.05点加算する。
7 機能評価係数Ⅱについて
効率性指数の計算方法
①当該医療機関の症例数が平成25年10月~平成26年3月の期間に6症例以上、平成26年4月~9月の期
間に6症例以上ある診断群分類の患者について、1入院当たりの平均在院日数を、同じ診断群分類の全
効率性指数の具体的計算方法はどのように DPC参加病院の症例規模に置換える。
②①で置き換えた在院日数について、医療機関毎に1入院当たり平均在院日数を算出する。
なっているのか。
③②で算出した平均在院日数と、全DPC参加病院の平均在院日数の相対値が効率性指数である。
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8 機能評価係数Ⅱについて
複雑性指数の計算方法
①当該医療機関の症例数が平成25年10月~平成26年3月の期間に6症例以上、平成26年4月~9月の期
間に6症例以上ある診断群分類の患者について、1入院当たり包括範囲出来高点数を、同じ診断群分類
の全DPC参加病院の包括範囲出来高平均点数(1入院当たり)に置換える。
複雑性指数の具体的計算方法はどのように
②①で置き換えた包括範囲出来高点数について、医療機関毎に1患者当たり1入院当たり包括範囲出来
なっているのか。
高点数の平均点数を算出する。
③②で算出した平均点数の、全DPC参加病院での相対値が複雑性指数である。
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9 機能評価係数Ⅱについて
カバー率指数の計算方法
〔当該医療機関で一定症例数以上算定しているDPC 数〕/〔全DPC 数〕
※ 当該医療機関において、平成25年10月~平成26年3月の期間に6症例以上、平成26年4月~9月の期
カバー率指数の具体的計算方法はどのよう
間に6症例以上ある診断群分類のみを計算対象とする。
になっているのか。
※ すべて(包括評価の対象・対象外の両方を含む)の診断群分類を計算対象とする。
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10 機能評価係数Ⅱについて
救急医療指数の計算方法
具体的計算方法は以下の通り。
①救急医療入院患者について、入院後二日間までの包括範囲出来高点数(出来高診療実績)と診断群
救急医療指数の具体的計算方法はどのよう
分類点数表の設定点数との差額を計算し、総和を求める。
になっているのか。
②①を医療機関の1症例あたりに換算し、各医療機関の「救急医療指数」を算出。
※救急医療管理加算2に相当する症例は、加算1に相当する症例の半分の比重によって評価
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【「A205 救急医療管理加算」の施設基準を取得している施設】
「救急医療入院」かつ以下のいずれかを入院初日から算定している患者
・「A205 救急医療管理加算」
・「A300 救命救急入院料」
・「A301 特定集中治療室管理加算」
・「A301-2 ハイケアユニット入院医療管理料」
・「A301-3 脳卒中ケアユニット入院医療管理料」
・「A301-4 小児特定集中治療管理料」
・「A302 新生児特定集中治療室管理料」
・「A303 総合周産期特定集中治療室管理料」
【「A205 救急医療管理加算」の施設基準を取得していない施設】
「救急医療入院」の患者
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機能評価係数Ⅱについて 救急医療指数の計算方法
救急医療指数の対象患者は誰か。
※「救急医療入院」の患者とは
平成26年度「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料(平成26年8月8日時点)の様式1における
「予定・救急医療入院」区分が「救急医療入院」の場合を指す。
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【以下調査実施説明資料より抜粋】
「救急医療入院」とは次に掲げる状態にある患者に対して、医師が診察等の結果、緊急に入院が必要で
有ると認めたものを指す。
・吐血、喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態
・意識障害又は昏睡
・呼吸不全又は心不全で重篤な状態
・急性薬物中毒
・ショック
・重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)
・広範囲熱傷
・外傷、破傷風等で重篤な状態
・緊急手術を必要とする状態
・その他上記の要件に準ずるような重篤な状態
(参考:これらはA205 救急医療管理加算の患者要件と同一である。)
5.参考資料.PDFの6ページ参照
12 機能評価係数Ⅱについて
【DPC病院Ⅰ群・Ⅱ群のみ】
脳卒中地域連携(地域医療
脳卒中地域連携(地域医療指数・体制評価
指数・体制評価指数)につい
指数)において実績評価が加味されている
て
が、どのように集計されているのか。
【実績評価の式】
貴医療機関を退院した患者について、〔脳卒中を対象とした「B005-2 地域連携診療計画管理料」を算定し
た患者数〕/〔医療資源病名が脳卒中に関連する病名(例:脳梗塞等)である患者数〕
【集計上の定義】
①傷病名「脳卒中」は、ICD-10コードがI60、I61、I63で始まるものとした。
②「B005-2地域連携診療計画管理料を算定した患者」は貴院より提出されたEFファイルより特定。
③転棟の回数に係らず一連の入院から退院までを1入院(1症例)と集計(医療機関毎にデータ識別番
号、入院年月日が同じものを1症例と集計。)
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5.参考資料.PDFの6ページ参照
13 機能評価係数Ⅱについて
【実績評価の式】
貴医療機関を退院した患者について、〔「B005-6 がん治療連携計画策定料」を算定した患者数〕/〔医療
資源病名が悪性腫瘍に関連する病名(例:胃の悪性腫瘍等)である患者数〕
【DPC病院Ⅰ群・Ⅱ群のみ】
がん地域連携(地域医療指 がん地域連携(地域医療指数・体制評価指
【集計上の定義】
数・体制評価指数)について 数)において実績評価が加味されているが、
①傷病名「悪性腫瘍」は、ICD-10コードがCもしくはD00からD09で始まるものとした。
どのように集計されているのか。
②「B005-6がん治療連携計画策定料を算定した患者」は貴院より提出されたEFファイルより特定。
③転棟の回数に係らず一連の入院から退院までを1入院(1症例)と集計(医療機関毎にデータ識別番
号、入院年月日が同じものを1症例と集計)。
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5.参考資料.PDFの6ページ参照
【実績評価の式】
貴医療機関を退院した患者について、〔医療機関所在都道府県地域がん登録事務局への登録件数(当
該都道府県内の患者分に限る)〕/〔医療資源病名が悪性腫瘍に関連する病名(例:胃の悪性腫瘍等)で
ある医療機関所在都道府県内の初発の患者数〕
14 機能評価係数Ⅱについて
地域がん登録(地域医療指数・体制評価指 【集計上の定義】
地域がん登録(地域医療し
数)において実績評価が加味されているが、 ①傷病名「悪性腫瘍」は、ICD-10コードがCもしくはD00からD09で始まるものとした。
数・体制評価指数)について
②「地域がん登録件数」は貴院より提出された、『地域医療指数(体制評価指数)の確認に係る手続きに
どのように集計されているのか。
ついて(平成26年9月30日保医発0930第4号)』の様式1(地域がん登録・救急医療等の参加状況につい
て)における都道府県の登録状況により確認された数値を使用。
③「初発の患者」は貴院より提出された平成26年度「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料(平
成26年8月8日時点)の様式1の「がんの初発、再発」より特定。
④一連の入院の場合は、1患者として集計した。この評価における一連の入院とは前回入院の医療資源
最傷病ICD10のDPC前6桁と入院契機傷病のICD10のDPC前6桁が同一の場合を指す。
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5.参考資料.PDFの6ページ参照
【実績評価の式】
救急車で来院し、入院となった患者数(救急医療入院に限る)
15 機能評価係数Ⅱについて
救急医療(地域医療係数・
体制評価指数)について
【集計上の定義】
【DPC病院Ⅰ群・Ⅱ群のみ】
①「救急車で来院」は貴院より提出された平成26年度「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料
救急医療(地域医療係数・体制評価指数)に
(平成26年8月8日時点)の様式1の「救急車による搬送の有無」の項目で判定。
おいて実績評価が加味されているが、どのよ
②「救急医療入院」は貴院より提出された平成26年度「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料
うに集計されているのか。
(平成26年8月8日時点)の様式1の「予定・救急医療入院」の項目で判定。(救急医療入院の定義は
FAQ11を参照)
③転棟の回数に係らず一連の入院から退院までを1入院(1症例)と集計(医療機関毎にデータ識別番
号、入院年月日が同じものを1症例と集計)。
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5.参考資料.PDFの6ページ参照
【実績評価の式】
救急車で来院し、入院となった患者数
【DPC病院Ⅲ群のみ】
救急医療(地域医療係数・体制評価指数)に 【集計上の定義】
おいて実績評価が加味されているが、どのよ ①「救急車で来院」は貴院より提出された平成26年度「DPC導入の影響評価に係る調査」実施説明資料
(平成26年8月8日時点)の様式1の「救急車による搬送の有無」の項目で判定。
うに集計されているのか。
②転棟の回数に係らず一連の入院から退院までを1入院(1症例)と集計(医療機関毎にデータ識別番
号、入院年月日が同じものを1症例と集計)。
16 機能評価係数Ⅱについて
救急医療(地域医療係数・
体制評価指数)について
17 機能評価係数Ⅱについて
社会保険医療法人でない病院の要件であ
へき地の医療(地域医療係 る、(ア)へき地診療所への医師派遣および
数・体制評価指数)について (イ)へき地医療における巡回診療について
評価される実績は何人日必要なのか。
(ア)へき地診療所への医師派遣の場合
当該病院において直近に終了した会計年度におけるへき地に所在する診療所(当該病院が所在する都
道府県内のへき地に所在する診療所に限る。)に対する医師の延べ派遣日数(派遣日数を医師数で乗じ
た日数。)が53人日以上であること。
(イ)へき地医療における巡回診療の場合
当該病院において直近に終了した会計年度におけるへき地(当該病院が所在する都道府県内のへき地
に限る。)における巡回診療の延べ診療日数(診療日数を医師数で乗じた日数をいう。)が53人日以上で
あること。
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18 機能評価係数Ⅱについて
がん拠点病院(地域医療係
小児がん拠点病院とはどの病院か。
数・体制評価指数)について
平成25年11月27日分科会D-1参考1を参照。
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5.参考資料.PDFの6ページ参照
対象症例は以下のとおり。
〇入院2日目まで
〇医療資源を最も投入した傷病名が「急性心筋梗塞」
〇予定・救急医療入院が「予定入院」以外
〇時間外対応加算(特例を含む)・休日加算・深夜加算
〇経皮的冠動脈形成術等(K546,K547,K548,K549,K550,K550-2,K551,K552,K552-2)算定
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19 機能評価係数Ⅱについて
急性心筋梗塞の24時間診
療体制
評価対象患者はどのように計算したのか。
20 機能評価係数Ⅱについて
後発医薬品指数について
後発医薬品を判定する情報はいつ時点のも
のを反映しているのか。また、後発医薬品使 平成26年9月までの後発医薬品情報を用いて評価。
用割合の集計対象となる患者はどのような 平成25年10月から平成26年9月までに退院した患者が使用した後発医薬品の数量割合。
範囲か。
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21 機能評価係数Ⅱについて
後発医薬品指数について
後発医薬品の数量シェア=[後発医薬品の数量]/([後発医薬品のある先発医薬品の数量]+[後発医薬品
後発医薬品数量シェアの計算方法を教えてく
の数量])
ださい。
※計算には社会保険診療報酬支払基金の医薬品マスターを利用。
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22 機能評価係数Ⅱについて
データ提出係数から地域医療係数までの合
計について、自院で計算したところ0.02975で
あるが、合計は0.0297と記載されている。
機能評価係数Ⅱ合計につい
少数第5位を四捨五入した値が「合計」である
て
ならば、機能評価係数Ⅱの合計は0.0298とな
るのではないか。
今回お送りした内示において、機能評価係数Ⅱの合計欄に記載したのは小数第6位以下も含めて計算
し、合計した後に小数第5位を四捨五入した結果である。一方で、機能評価係数Ⅱ(7項目)の内訳につい
ては各係数の小数第6位を四捨五入して表記した。このため、内訳の合計値と合計欄に記載されている値
が異なる可能性がある。
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