東京・無年金障害者をなくす会 学習会 資料代 会員無料 会員外 300 円 【2015 年 8 月 1 日(土)13 時 30 分~15 時 30 分】 ★講師:家平 悟 氏 ■ 講師紹介 1971 年、大阪生まれ。中3(15 歳)の時に、プールに飛び込んだ際、 頭を強打したことが原因で頸髄損傷となり、以後車イス生活。自立セン (障害者自立支援法違憲訴訟元原告、日本障害者センター・障全協事務局次長) ■当会は 1998 年結成以来、無年金障害者問題の解決をめざして運動に取り組んできました。今回の学習会は、障害者自立支援 法違憲訴訟の元原告である家平氏による講演です。 ターで印刷関係の仕事に就き、自立生活を送る。その後結婚、妻の故郷 である東京に拠点を移した。現在、障全協事務局次長、日本障害者セン ター事務局次長とし、障害者運動の先頭に立って活躍している。障害者 自立支援法違憲訴訟東京元原告。2児の父でもある。 ■障害者福祉をめぐっては、戦後の措置制度、 「支援費制度」 (2003 年)を経て、2005 年 10 月に「障害者自立支援法」が成立しました。 「支援費制度」までのサービス利用料は、障害者 の所得に応じて払う「応能負担」でしたが、 「自立支援法」においてはサービスに応じて利用料を支払う「応益負担」が導入されました。障害者らは自立支援法を「自立阻害法」と捉え憲法 違反であるとし、2008 年に全国各地で提訴しました。原告総数は14地裁で 71 名、弁護団 170 名に上りました。原告らの切実な訴えは世論を動かし運動は大きく広がっていきました。 ついに、2010 年に政府(当時は民主党政権)は原告らと応益負担廃止等の「基本合意」を結び、訴訟は歴史的な和解を勝ち取りました。しかし、現政府は「基本合意」を反故にし、 「障害 者総合支援法」と法名称こそ変えたものの「自立支援法」を継承したまま今日に至っています。 ■上記の状況を受けて違憲訴訟の原告となった家平さんは、現在も障害者運動に取り組んでいます。そして障害のある人が生きる権利を享受するため、 「あきらめない!社会は変えられる!」 と訴え、現在も活躍されています。今回の学習会において、家平さんから違憲訴訟で獲得した成果と今後の運動の展望をお話しいただくと共に、無年金障害者の問題と共通する課題について も、障害者運動と関連づけてご講話いただきたいと思っています。 ■福祉系学生の皆さんや福祉従事者の皆さんにもお聞きいただきたい内容です。大勢のご参加をお待ちしています。 家平さんへの質疑応答を含め、参加者同士で交流する時間を設けたいと思います。 ■主催団体:東京・無年金障害者をなくす会 〒169-0072 東京都新宿区大久保 1-1-2 日本 障害者センター内 TEL03-3207-5636 FAX03-3207-5628 場所:東京都障害者福祉会館(港区芝 5-18-2) ★JR 田町駅、都営地下鉄三田駅下車(裏面地図) ☆講演当日に手話通訳、テキストデータなどが必 要な方は事前に事務局までご連絡ください。 ■「2009 年 10 月 30 日 全国大フォーラム 家平氏による連帯の挨拶」より 「働きに行って、なぜ、利用料を払わないといけないのか?歩くことやトイレに行くこと、コミュニケーションをとる、といった人間誰もが行なう 日常の営みに対して、なぜ、お金を払わないといけないのか?24 時間介護が必要であっても、なぜ、自治体の裁量でいとも簡単に支給量が減らさ れるのか? 私たちが一人の人間として当たり前に暮らしたい、社会の中で自立した生活を送りたい、とどんなに願っても、いまの法制度では、生 きる権利さえ守られていないのが実態です。このような許し難い現実がある中で、天下の悪法と言われた「障害者自立支援法」が日本国憲法に謳 われている生存権や平等権などに違反していることを司法の場で明らかにするために、そして、この悪法を根本的につくりなおさせるために、運 動のひとつの手段として、私たちは訴訟に立ち上がりました」 ■会場案内 場所:東京都障害者福祉会館(港区芝 5-18-2) ★JR 田町駅、都営地下鉄三田駅下車
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