06 読図指導法 ガイド教室ドットコム R 講習内容 読図の4つの目的

06 読図指導法
R
ガイド教室ドットコム○
講習内容 読図の4つの目的
●現在地を知る
●進行方向を知る
●距離・標高差を知る
●先の状況を知る
<ポイント>
○磁針偏差(西偏)
○磁北線 3度~10度
○コンパス利用(プレート・リング・地震)
○高度計(標高補正)
地形図
1枚260円
場合によっては4枚必要
1地形図に磁北線を引く
2地形図を折りたたむ
3世界測地計と日本測地計の違いの説明
4ルートが記載されている部分をつなぎ合わせる(カラーコピー)
5濡れないようにジプロックに入れる
6歩行ルートが見やすい場所に折りたたむ
解説1 地図を読みましょう
地図を「読む」とは
□歩き出す前にこれから現れる場所を想像すること
2 地図が読めると
□現在地を把握出来る
□山の構造・歴史・生態が分かる
□これから先のことが分かる
~より詳細な計画が立てられる~
3読図の上達ステップ
□ピーク・コル・尾根・沢を瞬時に判別する
□地形のルールを体験する
□必要最小限の情報を先読みする
□傾斜・距離・大きさ・標高差の感覚をみがく
「イメージをつかむ」
「地形図を愛する」
4山の地形について
尾根と沢(谷)で構成
ピークから伸びる尾根をイメージする
尾根と尾根の間には沢がある
5川・沢を読む ピークに近づくほど分岐する
6尾根を読む
ピークから離れるほど分岐する
解説2
1ルートをシュミレーションしよう
(地形図上でガイドしよう)
○○山を登ってみよう
□スタート地点を把握する
□破線(徒歩道をたどる)
□歩行ルートを歩きながら地形や雰囲気をイメージする
□地形図のマーキングする
□周囲のランドマークを知る(登山ルート上で左右の高い山と照らし合わせる)
□登りか下りかイメージする(△ピークを通過する場合ははじめ登りで通過後下りとなる
「全体のイメージを把握する」
2疑問を解決しよう
距離
等高線
1cmは250m
太い線
50m
100m
細い線
10m
20m
150m
200m
30m
地図記号を覚える地図左上を参考とする
針葉樹
堰堤
広葉樹
道路幅
建物 など
高圧線
ササマーク→森林限界
道路幅の表現方法を覚える
1車線
2車線 など
3山の様子を立体的にイメージする
なだらかさと険しさをイメージする(直感的に把握する)
直感的に多面的なイメージを持つ(慣れが必要である)
=コンターをイメージする
支店ポイントを変えて多方向からイメージ(想像)する
一般登山道以外でイメージしてみる
4ルートを想像する
<ポイント>
□絶えず現在地を把握する
□バーチャル登山で楽しむ
解説3 コンパスを使いこなそう
●ここに行きたいんですけど? (目的の方向を知る)
①地形図上の現在地を磁針の中心に、目的地をプレート矢印で定める
(または、現在地と目的地をコンパスの長編で結ぶ)
②地形図の位置~地形図と磁北を合わせる
③コンパスを胸の前に持ち、身体を回転させて磁北と磁針を合わせる
④身体の正面(プレートの矢印)が目的地方向
●あの山は何ですか?(山座同定)
①コンパスを胸の前で正しく持ち、プレートの矢印を目的の山に向ける
②身体の向きを変えずに、リングの N と磁北の赤(北)を合わせる
③コンパスを地図上を顕在地に置き、磁北線とリング内の線を平行に合わせる
④プレートの矢印の延長線上にある山が知りたい山となる
●私、今どこにいるの?(現在地を知る)
①地図上で判断できる2箇所以上の目標物を見つける
②身体の正面に持ったコンパスのプレートの矢印を目標物を向ける
③角度が分かったら地図上で磁北線とリング内の線を平行に合わせ、目標物からの平行線を
引く
④別の目標も同様に確認し、地図上に引いた線の交点が現在地