上伊那圏域障がい者総合支援センターきらりあ広報誌 第 21号 2015/6 月 発行:(社福)長野 県社 会福 祉事業団 長野県地域支援力向上 スーパーバイザー 辰 野 恒 上伊 那圏域 障 がい者総 合支援 センター 雄 平成 26 年度末までの「サービス等利用計画」作成で、上伊那圏域は途中時期の苦戦を乗り越えてほぼ100%の達 成率を記録 しました。市町村 、指定事業所の方 々、70 名を超 す相談支援専門員の皆 さんの努力と協力の結果で成し きらりあ 遂 げた成 果 だと心 から感謝 しています。県 的 会 議 の中 で「上 伊 那 圏 域 の底 力を最 後 には見 せたい」と豪 語 してきた私 因を、その人の持つ障がいに求めて来た時代から抜け出し、歩道の点字ブロックや方向を知らせる信号機の音色などの ように、その人を取り巻く人や環境の側(大小の社会資源)から接近して行くことが大切です。 片桐 美登 新年度、4 月からきらりあにお世話になることになりました。 の言 葉 通 りになりました。この計 画 相 談 は申 すまでもなく、プランを作 ることが目的 でなく、如 何にこれに沿った支 援を続 けられるか、その人の思いに寄り添う支援を工夫 できるかが最 大の狙 いです。障 がいのある人の「生 活のしづらさ」の原 所長 3 月までは駒ケ根市社会福祉協議会に勤務していましたので、どこかで見た顔だなと思われる方もいらっしゃるか と思 います。辰野所長の後任という重責に押 し潰されそうになりながら、みなさんに手 取り足取りご指導いただいて 頑張っていますので、よろしくお願い致します。 昨 年 度 から、相 談 支 援 事 業 所 の協 力 をいただき取 り組 んできたサービス等 利 用 計 画 の作 成 も、上 伊 那 圏 域 は [地域]は子育て、人育ちのヒントや資源の詰まった「宝箱」です。 自立支援協議会などを通じてだれもが暮らしやすい地域作りに歩を進めましょう 99%と県 内 では北 信に次ぐ達 成 率 となりました。今 後 の継 続 的 な支 援 に向 けて関 係 機 関 との協 力 を強化 し進 め ていきたいと思 います。 自 立支 援協 議会 では、新たに人 材育 成が生活 支援 部会 に加わり、さらに充実 した活 動 に取り組んでいきますので、今年度もよろしくお願いします。 事業所 前橋町 GS 所在地・連絡先 御園 伊 那 IC ● ● ● ● ● ● ● ● 伊那北 保 育 園 希 望 の家 伊那年金事務所 水神橋西 所 ファミレス 銀行 ファミレス ● ● ● ● ● ● ● ● ふれあいーな (きらりあ) ってどんなところ? 「きらりあ」という愛称は、H16 年 10 月に当センターが設置 された時、皆様からの応募により、輝く未来、瞳がきらきら輝 三条通 コンビニ 上伊那圏域障がい者総合支援センター きらりあ 〒396-0023 伊那市山寺298-1 電話:0265-74-5627 FAX:0265-74-8661 e-mail:[email protected] GS 水神町南 至箕輪 ● ● ● ● く人や場所(エリア)を意味してつけられました。親しみやすく、 皆さんに愛されるようなセンターになるように…という願いが込められています。 この愛称にふさわしい支援センターになるよう日々努力しております。 私 たち「きらりあ」は障 がいのある皆 さんの夢 や願 い、ご家 族 や知 り合 いの方 からの相 談 をお聴 きして、皆 さんが ★きらりあの HP はこちら★ http://park20.wakwak.com/~kiraria/ 編集後記 緑が眩しい季節 になりました。みなさんはいかがお過 ごしですか? 日頃は忙 しさに流 されがちですが、一 緒にいる人もしあわせな 気持ちになれるよう、笑顔 が当たり前の一 日を大 切 にしていきたいです。 安心して地域で暮らせるようにお手伝いするために活動しています。 「自分 の思 いを聴いて欲 しい」「仕 事をしたい」「友 だちと遊びたい」けれど、どうしたらいいの?…という方 は相談 にお出 掛 け下 さい。皆 さんの思 いを大 切にして、保 健 ・福 祉 サービスへの紹 介 、生 活 ・就 業 全 般 に関 する相 談 を お 受けいたします。 個人の秘密は厳守されますので、安心してご相談ください。 自立支援協議会はこんな活動をしています きらりあ相談実績Q&A 上伊那圏域地域自立支援協議会は、上伊那8市町村の、障がい福祉にかかわるいろいろな方が集まり、 あ Q:H26 年度は、どれくらいの相談支援をしましたか? この地域の障がい福祉について考えて地域作りをしていく場です。どのような障がいをもっていても、 A:のべ 9530 件です。就業・生活支援センターでも、のべ 3001 件の相談支援を行いました。 安心して生活できるようにするために、問題となることを各専門部会で話し合って、障がい者が地域で暮 らすために必要なものは何か、この上伊那圏域にかかわる方みんなで考え、ネットワーク(つながり)を Q:多くの相談が寄せられていますね。一体、どんな方法で相談しているのですか? 作っていくことも大きな役割です。 A:便利で気軽に利用できる電話相談が一番多くて 3132 件。次いでご自宅等で安心して 7つの専門部会と2つの連絡会から構成されており部会ごとに計画を立て、各部会年3~6回開催しています。 お話できる訪問相談が 1905 件でよく活用されています。 就業・生活支援センターでも電話相談が 1380 件とトップでした。 生活支援・人材育成部会・・障がい者の地域生活と人材育成について 重心・要医療的ケア部会・・重症心身障がい児者の地域生活について Q:どんな悩み事が多く相談されていますか? グループホーム部会・・・・グループホームでの生活及び設置について A:福祉サービスの紹介や利用手続きに関する相談がトップで 就業支援部会・・・・・・・障がい者の就業について 2206 件。他には不安に寄り添って悩みをお聴きする相談への 療育部会・・・・・・・・・療育を必要とする方々への支援について ニーズが高く、1379 件等となりました。また、就業・生活支 精神障害者地域生活推進部会・精神障がい者の地域生活について 援センターでは、就労・生活の両面にわたる悩み相談が 1958 権利擁護部会・・・・・・・障がい者の権利擁護について 件でトップを占めました。 市町村連絡会・・・・・・・市町村職員主体のグループ 相談支援専門員連絡会・・・相談支援専門員のスキルUPについて 専門部会はオープン参加になっています。開催の情報はきらりあホーム ページで確認できますし、電話での問いあわせも対応します。 きらりあの今年度の活動予定 活 動 内 容 開 催 月(予定) ぜひ地域の障がい福祉を一緒に考えていきましょう。 H26 年上伊那圏域福祉フォーラム in 中川村報告 相談支援 通年 上伊那圏域障がい者総合支援センター運営協議会 年1回 昨年 11 月 15 日(土)に中川村の文化センターで福祉フォーラムが行われました。 地域自立支援協議会専門部会 各専門部会年3~6回 様々な関係者、一般の方等多くの方が参加され、興味と関心の高さが伺えました。 就業・生活支援センター在職者交流会 年4回 1 部は菓匠 Shimizu パティシエの清水慎一氏を講師に迎え、「ひとりが輝けばみんなが輝く」と題しての 上伊那圏域福祉フォーラム 11月7日(予定) 基調講演、第 2 部は「上伊那圏域の障がい福祉の現状と課題」を、パネルディスカッション形式で、行政、 年間活動のまとめ(相談実績集計) 3月 病院、施設、就業について、それぞれの代表の方がお話をされました。 ・ また、エントランスホールでは就労支援B型事業所の作品や製品 ☆今年度の福祉フォーラムは、昨年に引き続き講演会を計画しています。 講師は、東京大学社会科学研究所教授の玄田有史氏を予定。 が並び、会場を賑わせ来場者の足を止めていました。 参加した方のアンケートでは、感動的な内容だった、夢を持つこ 著書に「希望のつくり方」など多数あり、先生の「希望学」のお話を聞いて、これからの との大切さを実感した、障がいがあっても当たり前に暮らせる地域 上伊那圏域の希望(未来)について考える機会に出来ればと考えます。 にしたい等、たくさんの感想をいただきました。 オープニングは、湯澤かよこさんのミニコンサートを予定。 多くの皆さんの参加をお待ちしております。 皆様からいただいたご意見、感想を参考にしながら、H27年 度はより充実したフォーラムになるよう計画しています。 ☆このほかにも研修会や講演会を計画します。支援員の繋がりを広げるための集まりも 講演中の清水慎一氏 計画し上伊那の支援の向上に尽力します。 玄田 有史 氏 ☆☆今回の挿絵は片桐所長の作品を掲載させていただきました☆☆
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