有床義⻭補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査 診 療 科 : 歯科 (一補綴科,二補綴科) 適 応 症 : 咀嚼機能の回復のために有床義歯補綴が必要な歯の欠損 主な内容 : 有床義歯を応用した欠損補綴治療の治療前、新義歯装着後の調整 時、義歯調整終了後の各段階において、顎運動検査および咀嚼効率 検査を行い、顎運動安定性および咀嚼機能を総合的・客観的に評価 し治療効果の判定を行う。 顎運動機能検査では有床義歯製作時の下顎位決定においてのみ保 険適用となっている歯科用下顎運動計測装置を用いて咀嚼運動時の計 測を行う。本検査では顎運動自動解析プログラムを備えた下顎運動解 析装置およびグルコース溶出量測定を応用し、簡便かつ的確に客観的 治療効果を行うことを目的とする。顎運動検査では運動経路パターン運 動リズムを解析し被験食品咀嚼時の咀嚼運動の異常や安定性を評価 する。咀嚼機能検査ではグミゼリーを用いて片側咀嚼した場合のグルコ ース溶出濃度を計測することにより咀嚼能率(粉砕能力)を評価し有床 義歯による咀嚼機能の改善状況を把握する。
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