プジョー、ヨーロッパ・ラリー選手権で総合優勝

PRESS RELEASE
2015 年 2 月 8 日
プジョー・スポール発
プジョー、ヨーロッパ・ラリー選手権で総合優勝
~ クレイグ・ブリーン、208 T16 でラトビアを制覇 ~
2015 年 FIA ヨーロッパ・ラリー選手権: 2 月 6-8 日 ラリーリエパヤ(第 2 戦/全 10 戦)
ラトビアで開催されたヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)で、クレイグ・ブリーン/スコット・マーティンが完璧なパフォーマ
ンスを披露し、プジョー208 T16 にとって 2 回目となる ERC での勝利を飾りました。
この好結果をもたらしたプジョー・ラリーアカデミーのブリーン
/マーティンは、4 月上旬にアイルランドで開催される ERC 次
戦に向けてさらに意欲を高めています。一方、208 R2 で ERC
ジュニア部門に参戦したディオゴ・ガゴ/ジョージ・カルバル
ホは厳しいデビュー戦となりましたが、複雑なコンディション
のウインターラリーで完走を果たしました。
予選ステージにおいて、2 番手タイムをマークしたブリーン/マーティンは、2 デイイベントの初日のスタート順に 14 番
手をチョイス。このレグ 1 は雪と雨が入り交じったためにコンディションは難しくなり、場所によっては非常にウエットな
区間もありましたが、プジョー勢は果敢に挑みました。カエタン・カエタノビッチ、アレクセイ・ルキヤナクら最大のライ
バル勢がトラブルに見舞われ脱落していくなか、ブリーンはミスすることなく、この日に設定された 5SS のうち 4SS で
ベストタイムをマーク。1 分以上の大差をつけてレグ 1 を折り返しました。
競技 2 日目は一転して、新雪により視界が遮られるような、慎重なドライビングが求められるステージとなりました。し
かし、このコンディションにもしっかりと対応したブリーンは首位を守り切り、昨年のアクロポリスラリー(ギリシャ)以来
となる優勝を獲得。ERC で自身 2 勝目を飾りました。この結果により、ブリーンの母国で開催される次戦、サーキット・
オブ・アイルランドに向けて、プジョー・ラリーアカデミーは自信をもって準備に入っています。
「アイルランドで開催されるホームイベントが楽しみです。この週末に勝ててとても良かったと思いますが、コンディシ
ョンはあまりよくありませんでした。土曜日は 1 回目と 2 回目の走行の間に雪が融けて、ステージが非常にトリッキー
になりました。しかし、208 T16 は完璧に対応し、スタートからフィニッシュまで文句なしの安定感を発揮しました。強豪
勢が脱落してからは、安心して速さを示すことができました。2 勝目を挙げることができて最高の気分です。」
プジョー・ラリーアカデミーのガゴ/カルバルホにとっては、このラトビアが ERC 初挑戦となりました。ポルトガル出身
のクルーにとってデビュー戦としては非常に難しい状況となり、SS2 でクラッシュを喫しましたが、サービスまでマシン
を帰還させることに成功、メカニックたちの懸命な働きにより、ガゴの 208 R2 は本来の状態にまで回復しました。レグ
2 で再スタートしたガゴは残りのステージで貴重な経験を積みながら、ジュニア部門 7 位でフィニッシュしました。
「プジョー・ラリーアカデミーからの初イベントを終えられて、とても嬉しいです。デイ 1 でオフした後、素晴らしい仕事を
してくれたチームの全員に感謝しています。トラブルを避けてフィニッシュすることを目指していましたが、理想のライ
ンを見つけ、ミスなくいいタイムを出すことがとても難しい状況でした。このチームからの初参戦はとても有意義でした
し、次のイベントでさらに多くを学んでいきたいと思います。」
ERC 第 3 戦では、プジョー・ラリーアカデミーは 208 T16 のドライバーとしてさらに 2014 年 208 ラリーカップのチャンピ
オン、チャールズ・マーティンを迎えます。ERC 戦に先駆けてマーティンは、今季のフランスラリー選手権開幕戦とな
るラリー・デュ・トゥケに参戦し、マシンの手応えをつかむ予定です。
【最終結果】
1位: Craig Breen / Scott Martin (Peugeot 208 T16)
1時間56分49秒1
2位: S.Plangi (Mitsubishi Lancer Evo 10)
+1分40秒7
3位: D.Butvilas (Subaru Imprezza STI)
+5分48秒6
4位: M.Svills (Mitsubishi Lancer Evo 10)
+6分39秒2
5位: R.Consani (Peugeot 207 S2000)
+6分51秒5
2015年ERCポイントスタンディングス(第2戦ラリーリエバヤ終了時点)
1位: カエタン・カエタノビッチ(45ポイント)
2位: クレイグ・ブリーン(40ポイント)
3位: ロベルト・コンサニ(40ポイント)
プジョー・ラリーアカデミー、FIA ERCの次戦参戦
サーキット・オブ・アイルランド(4月2-4日)
クレイグ・ブリーン、チャールズ・マーティン:208 T16
ディオゴ・ガゴ:208 R2
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