藤沢市立六会小学校 2015(平成27)年11月24日 NO.7 MRJの初飛行に思う 先日、YS-11以来の国産飛行機MRJ(ミツビシ リージョナル ジェット)が、実に半世紀ぶりに初飛行に 成功しました。飛行機が大好きな私は、特別な思いでこのニュースを見ました。折しも、毎週日曜日の夜、TBS系 列で「下町ロケット」というドラマが進行中です。宇宙開発機構でロケットの発射実験に失敗した主人公が、失意の 中で親の興した下町の町工場を継ぎ、家業の 傍ら夢を捨てずにロケット部品を研究し、 数々の苦難に打ち勝ってロケットエンジン の部品を大企業に供給し、夢を実現するとい うストーリーです。きっとあの初飛行成功の 陰には、数え切れないほどの失敗があり、開 発担当者たちは幾多の苦難を乗り越えて成 功したと思うと、現代版プロジェクトXとし てドラマと重なって見えました。 飛行機産業は自動車産業以上にその裾野は広いと言われています。飛行機一機を飛ばすために、それこそたくさん の町工場が一級品の部品を作り出し、それが何万と集まってあの美しい機体ができあがります。今回のMRJは、他 社の飛行機に比べて燃費が2割良いと言われています。エンジンと機体設計の良さのおかげでできることですが、そ こには日本ならでは、日本人ならではの「技術」があったはずです。その技術は、日本の社会では「職人芸」と親し みを込めて呼ばれます。資源のない日本は、これから長い将来にわたりこの「職人芸」で国際競争を勝ち抜いていく しかないと思うのです。今回の成功はその「職人芸」にさらに磨きをかけるスタートラインに立てたという意味で大 きなものだったと思います。問題は、この「職人芸」をどうやって継承していくかです。日本人の持つ「勤勉さ」 「真 面目さ」 「手先の器用さ」はこれからも世界に通用するすばらしいこととして、より一層磨くべき特性だと思います。 「ものづくりニッポン」の灯を消さないためにも、我々教育に携わる者が大事にしていきたいことです。 今の子どもたちが成人し、社会の働き手の中心として活躍する頃、この初飛行が日本産業の発展を大きく変えるき っかけになっていることを祈らずにはいられません。 校長 小 沼 徹 11月、12月の主な予定 11月 25日(水)6年生生田緑地見学 26日(木)2年生授業参観懇談会・親睦会 27日(金)六会保育園見学予定 2年生総合図書館見学 高砂小学校研究発表 30日(月)給食費引き落とし日(11月分) 12月 1日(月)朝会 1・3・5年授業参観懇談会 2日(火)運営委員会 P 六湘亀会・運営委員会 3日(水)4年授業参観懇談会・懇親会 4日(金)6年授業参観(音楽会 ) ・懇親会 9日(水)クラブ活動 15日(火)事務処理のため全校4校時 16日(水)事務処理のため全校4校時 17日(木)4年生お話会 18日(金)職員定時退勤日 21日(月)給食終了 6年お話会 24日(火)2 学期終業式 ※3 学期始業式は 1 月 8 日(金)です ※詳細は各学年だよりでご確認ください。 六会カーニバル大盛況! 今年の六会カーニバルが17日に行われました。 昨年度の活 動から一歩進めて、学習内容と絡めての出店もありました。 たとえば6年生は、 科学の不思議を実験を通しておもしろ く低学年に伝えようとしていたり、 4年生が社会科で学習し たことを生かして神奈川県をテーマにしたクイズや遊びを 考えたりと、工夫されたお店が目立ちました。正直に「へぇ -!こんな事もできるんだ」という感想を持ちました。来年 以降、 少しずつこのようなお店が増えてくれるといいなと思 いました。 4年生 神奈川フェス 6年生サイエンスフロ ンティア ペットボトルにゴム風 船をはめ込み、空気で っぽうで風車をまわす 実験↓ 参観された学校評議員の皆さんも、 「昨年と全然違う雰囲気で、 よく工夫されていますね。 」 と感想をおっしゃっていただきまし た。この他にもたくさん楽しいお店があったのですが、紙面の 関係で紹介できなくてごめんなさい。 全校児童が短期間に集中して準備、片付けをとてもよく頑張 ったすばらしいカーニバルでした。 職員動静 5年5組の酒井直美教諭の妊娠に伴い、 体育の授業が免除 されています。そこで、11月4日から吉武顕二教諭が週3 時間の体育の授業を受け持っております。 渡辺哲夫先生(国際学級)ご逝去 教室内では回転いすを 使ってなんと流鏑馬 (やぶさめ)がゲーム になっていました→ ←そして、景品には紙粘土で作っ た三浦だいこんもありました。 新聞紙にくるまっているところが いいですね 今回はとても悲しいお知らせをしなくてはなりません。 昨年度から国際教室を担当してくださっていた渡辺哲夫 先生が、11月18日にご逝去されました。 ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 病床にあって も、 最後まで国際教室に通う子どもたちを気にかけてくださ っていました。学校としてもとても大きな損失で、改めて哲 夫先生の偉大さをひしひしと感じているところです。 悲しんでばかりもいられませんので、 早速後任の先生を教 育委員会に依頼しています。 当面は国際理解協力員さん方の お力を借りて、 子どもたちに大きな影響が出ないように運営 し、後日正式に後任が決まりましたら、改めてお知らせいた します。
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