こちら - 一般社団法人 日本潜水協会

一般社団法人日本潜水協会定款
第1章
総則
(名称)
第1条 この法人は、一般社団法人日本潜水協会(以下「本協会」という。)と
称する。
2 本協会の英訳名は「Japan
Dive
Association(略称 JDA)」とする。
(事務所)
第2条 本協会は、主たる事務所(以下「本部」という。)を東京都港区に置く。
第2章
目的及び事業
(目的)
第3条 本協会は、港湾整備等に携わる潜水士の技術の向上、労働災害の防止
及び計画的養成を行うことにより、潜水事業の健全な発展を図り、港湾等の
社会資本整備等の促進及び海洋開発の振興に資することを目的とする。
(事業)
第4条 本協会は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1) 潜水事業の健全な発展に関する事業
(2) 潜水技術の向上及び伝承に関する事業
(3) 潜水作業の安全管理に関する事業
(4) 潜水士の教育・訓練及び養成に関する事業
(5) 潜水士の技術の認定に関する事業
(6) 潜水に関する情報の収集及び調査研究に関する事業
(7) 潜水にかかる技術支援に関する事業
(8) 関係政府機関等に対する意見の具申等に関する事業
(9) その他、本協会の目的を達成するため必要な事業
2 前項の事業は、日本全国において行うものとする。
第3章
会員
(会員の種別等)
第5条 本協会に、次の会員を置く。
(1)1種会員は、潜水業を営む法人
(2)2種会員は、潜水作業を行う個人
(3)3種会員は、前2号に掲げる以外で本協会の趣旨に賛同したる法人と
する。
2 前項の会員をもって、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(以下
「法人法」という。)に関する法律上の社員とする。
(入会)
第6条 本協会の会員になろうとする者は、入会申込書により会長に申し込み
をし、理事会の承認を受けなければならない。
2 1種会員及び3種会員にあっては、本協会に対してその権利を行使する者
(1人に限る。以下「指定代表者」という。)を定め、会長に届けなければな
らない。
3 指定代表者を変更した場合は、変更届を速やかに会長に提出しなければな
らない。
(入会金及び会費)
第7条 会員は、総会において別に定める入会金及び会費(以下「会費等」とい
う。)を納入しなければならない。
2 特別の費用を必要とするときは、理事会の議決を経て、臨時会費を徴収す
ることができる。
(退会)
第8条 会員は、退会届を会長に提出して、任意でいつでも退会することがで
きる。
2 退会しようとする者は、所定の義務を完了しなければならない。
(除名)
第 9 条 会員が次の各号のいずれかに該当するときは、総会の決議(但し、第
17 条第 2 項によるもの)により除名することができる。この場合は、その会
員に対し、議決の前に弁明の機会を与えなければならない。
(1) この定款又は総会の議決に違反したとき。
(2) 本協会の名誉を傷つけ、又は目的に反する行為をしたとき。
(3) その他除名すべき正当な事由があるとき。
(会員資格の喪失)
第 10 条 前2条の場合のほか、会員は、次のいずれかに該当するに至ったとき
は、その資格を喪失する。
(1) 会費を2年以上滞納したとき。
(2) 当該会員が死亡し又は解散したとき。
第4章
総会
(構成)
第 11 条 総会は、すべての会員をもって構成する。
2 前項の総会をもって、法人法上の社員総会とする。
(権限)
第 12 条 次の事項は総会で決議する。
(1)会員の除名
(2)理事及び監事の選任又は解任
(3)理事及び監事の報酬等の額
(4)定款の変更
(5)各事業年度の事業報告及び決算
(6)入会金及び会費の金額
(7)重要な財産の処分及び譲受け
(8)解散及び残余財産の処分
(9)合併、事業の全部若しくは一部の譲渡
(10)その他総会で決議するものとして法人法第 35 条第 2 項又はこの定款で
定められた事項
(開催)
第 13 条 総会は、定時総会として毎年度5月に開催するほか、必要に応じて臨
時総会を開催する。
(招集)
第 14 条 総会は、法令に特段の定めがある場合を除き、理事会の決議に基づき
会長が招集する。
2 臨時総会は次の各号のいずれかに該当する場合に開催する。
(1)理事会が決議したとき。
(2)会員総数の議決権の 5 分の 1 以上の議決権を有する会員から会議の目
的を記載した書面により招集の請求があったとき。
3 総会を招集するときは、日時、場所、目的及び審議事項を記載した書面を
もって、開催日の2週間前までに会員に通知しなければならない。
(議長)
第 15 条
総会の議長は、会長がこれに当たる。
(議決権)
第 16 条 総会における議決権は、会員1名につき、1個とする。
(決議)
第 17 条 総会の決議は、総会員の議決権の過半数を有する会員が出席し、出席
した当該会員の議決権の過半数をもって行う。
2 前項の規定にかかわらず、次の決議は、総会員の半数以上であって、総会
員の議決権の3分の2以上に当たる多数をもって行う。
(1) 会員の除名
(2) 監事の解任
(3) 定款の変更
(4) 解散
(5) 残余財産の処分
(6) その他法人法第 49 条第 2 項で定められた事項
3 理事又は監事を選任する議案を決議するに際しては、各候補者ごとに第1
項の決議を行わなければならない。理事又は監事の候補者の合計数が第 20
条に定める定数を上回る場合には、過半数の賛成を得た候補者の中から得票
数の多い順に定数の枠に達するまでの者を選任することとする。
4 理事又は会員が、総会の目的である事項について提案をした場合において、
当該提案につき会員の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をし
たときは、当該提案を可決する旨の総会の決議があったものとみなす。
5 理事が会員の全員に対して総会に報告すべき事項を通知した場合において、
当該事項を総会に報告することを要しないことにつき会員の全員が書面又は
電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該事項の総会への報告が
あったものとみなす。
(議決権の代理行使等)
第 18 条 総会に出席できない会員は、法人法第 50 条に定める代理権の行使、
同法第 51 条に定める書面による議決権の行使、同法第 52 条に定める電磁的
方法による議決権の行使を行うことができる。
(議事録)
第 19 条 総会の議事については、法人法第57条で定めるところにより、議事
録を作成する。
2 議事録には、議長及び当該総会において選任された議事録署名人2名が、
前項の議事録に署名押印するものとする。
第5章
役
員
等
(役員)
第 20 条 本協会に、次の役員を置く。
(1)理 事 20 名以上 25 名以内
(2)監 事 2 名以内
2 理事のうち、1 名を会長、1名以上 3 名以内を副会長、1 名を専務理事とす
る。
3
前項の会長をもって法人法上の代表理事、副会長及び専務理事をもって業
務執行理事とする。
(役員の選任)
第 21 条 理事及び監事は、総会において会員(団体にあっては指定代表者)の
中より選任する。ただし、理事のうち 5 名以内及び監事うち 1 名以内を会員
以外の者から選任することができる。
2 会長、副会長及び専務理事は、理事会の理事の中から選定する。
(役員の職務及び権限)
第 22 条 理事は理事会を構成し、法人法及びこの定款で定めるところにより、
職務を執行する。
2 会長は、法人法及びこの定款で定めるところにより、本協会を代表し、そ
の業務を執行する。
3 副会長は、会長を補佐し、業務を執行する。
4 専務理事は、理事会において別に定めるところにより、本協会の業務を分
担執行する。
(監事の職務及び権限)
第 23 条 監事は、理事の職務の執行を監査し、法人法第99条第 1 項で定める
ところにより、監査報告を作成する。
2 監事は、必要があると認めるときは、理事会及び総会に出席し、監査報告
を行うことができる。
3 監事は、いつでも、理事及び使用人に対して事業報告を求め、本協会の業
務及び財産の状況の調査をすることができる。
4 監事は、理事が不正な行為をし、若しくは当該行為をするおそれがあると
認めるとき又は法令若しくは定款に違反する事実、若しくは著しく不当な事
実があると認めるときは、理事会の招集を請求できる。
(役員の損害賠償責任の一部免除)
第 24 条 本協会は、法人法第 111 条第 1 項の役員の賠償責任について、法令の
定める要件に該当する場合には、法人法 114 条第 1 項の定めにより、理事会
の決議によって、賠償責任額から法令に定める最低責任限度額を控除した額
を限度として、免除することができる。
(任期)
第 25 条 理事及び監事の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち最
終のものに関する定時総会の終結の時までとする。ただし、再任を妨げない。
2 補欠又は増員により選任された理事の任期は、前任者又は現任者の残任期
間とする。
3 理事又は監事は、辞任や任期満了により第 20 条に定める定数に足りなくな
るときは、任期の満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された者が
就任するまで、理事又は監事としての権利義務を有する。
(役員の解任)
第 26 条 役員が次の各号の一に該当するときは、総会の議決によって解任する
ことができる。この場合、その理事又は監事に対し、議決の前に弁明の機会
を与えなければならない。
(1) 心身の故障のため、職務の執行に堪えないと認められるとき。
(2) 職務上の義務違反その他役員たるにふさわしくない行為があると認
められるとき。
(報酬等)
第 27 条 役員は無報酬とする。ただし、常勤の役員に対しては、総会において
別に定める報酬の支給基準に従って算定した額を報酬として支給することが
できる。
2 理事及び監事には、費用の請求があった場合には支給することができる。
第6章
理事会
(構成)
第 28 条 本協会に理事会を置く。
2 理事会は、すべての理事をもって構成する。
(権限)
第 29 条 理事会は、次の職務を行う。
(1)本協会の業務執行の決定
(2)理事の職務の執行の監督
(3)会長、副会長及び専務理事の選定及び解職
(4)各事業年度の事業計画及び収支予算の作成
(5)委員会の設置、廃止に関する事項
(招集)
第 30 条 理事会は、会長が招集する。
2 会長に事故があるときは、副会長が理事会を招集する。
3 理事会は、毎事業年度に2回以上開催する。
4 次の各号の一に該当する場合は臨時理事会を開催できる。
(1)会長が必要と認めたとき。
(2)理事から会議の目的である事項を記載した書面をもって招集の請求が
会長にあったとき。
(3)第 23 条第 4 項の規定により、監事から招集の請求があったとき。
(議長)
第 31 条 理事会の議長は、会長がこれに当たる。
(決議)
第 32 条 理事会の決議は、決議について特別の利害関係を有する理事を除く理
事の過半数が出席し、その過半数をもって行う。
2 前項の規定にかかわらず、法人法第96条の要件を満たしたときは、理事
会の決議があったものとみなす。
(議事録)
第 33 条 理事会の議事については、法人法第 97 条で定めるところにより議事
録を作成する。
2 前項の議事録には、出席した会長及び監事がこれに署名押印する。
第7章
資産及び会計
(事業年度)
第 34 条 本協会の事業年度は毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終わる。
(事業計画及び収支予算)
第 35 条 本協会の事業計画書及び収支予算書については、毎事業年度の開始の
前日までに、会長が作成し、理事会の決議を得なければならない。これを変
更する場合も、同様とする。
2 前項の書類については、本部に当該事業年度が終了するまでの間備え置くも
のとする。
(事業報告及び決算)
第 36 条 本協会の事業報告及び決算については、毎事業年度終了後、会長が次
の書類を作成し、監事の監査を受けた上で、理事会の承認を受けなければな
らない。
(1) 事業報告
(2) 事業報告の附属明細書
(3) 貸借対照表
(4) 損益計算書(正味財産増減計算書)
(5) 貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)の附属明細書
2 第1号及び第2号の書類についてはその内容を定時総会に報告し、第3号
から第5号までの書類については定時総会で承認を受けなければならない。
3 前項の書類のほか、監査報告を本部に5年間備え置くとともに、定款及び
会員名簿を本部に備え置くものとする。
(剰余金の分配の禁止)
第 37 条 本協会は、剰余金の分配を行うことができない。
(借入金)
第 38 条 本協会が資産の借入をしようとするときは、その事業年度の収入をも
って償還する短期借入金に限るものとし、長期借入金については、これを行
ってはならない。
第8章 定款の変更及び解散
(定款の変更)
第 39 条 この定款は、第 17 条第 2 項に規定する総会の決議によって変更する
ことができる。
(解散)
第 40 条
本協会は、第 17 条第 2 項に規定する総会の決議その他法令で定めら
れた事由により解散する。
(残余財産の清算)
第 41 条 本協会が清算をする場合において有する残余財産は、第 17 条第 2 項
に規定する総会の決議を経て、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関
する法律第 5 条第 17 号に掲げる法人又は国若しくは地方公共団体に贈与す
るものとする。
第9章
公告の方法
(公告の方法)
第 42 条 本協会の公告は、電子公告により行う。
第10章
委員会及び顧問
(委員会)
第 43 条 会長は、本協会の事業の円滑な推進を図るために、理事会の決議を経
て、委員会を設置できる。委員会は総会及び理事会の権限を奪ってはならな
い。
2 委員会は、潜水作業の安全及び技術力の向上等技術的な検討並びに本協会
の運営に関する課題の検討を行う。
3 委員会に関する必要な事項は、理事会の決議を経て、会長が別に定める。
(顧問)
第 44 条 本協会に、若干名の顧問を置くことができる。
2 顧問は、理事会の同意を得て学識経験者のうちから会長が委嘱する。
3 顧問は、会長の諮問に応じ意見を述べ又は会議に出席して意見を述べるこ
とができる。
4 顧問は、第 25 条第 1 項、第 26 条及び第 27 条第 2 項の規定を準用する。
この場合において、これらの規定中の「役員」とあるのは「顧問」と読み替
えるものとする。
第11章
事務局
(設置等)
第 45 条 本協会の事務を処理するため、事務局を設置する。
2 事務局には、所要の職員を置く。
3 事務局に関する必要な事項は、理事会の決議を経て、会長が別に定める。
第12章
雑
則
(細則)
第 46 条 この定款に定めるもののほか、本協会の運営に関する必要な事項は、
理事会の決議を経て会長が別に定める。
1
附 則
この定款は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法
人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に
関する法律第121条第1項において読み替えて準用する同法第106条第
1項に定める一般法人の設立の登記の日から施行する。
2 この法人の最初の代表理事は鉄芳松、業務執行理事は田原安とする。
3
一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財
団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第
121条第1項において読み替えて準用する同法第106条第1項に定める
特例民法法人の解散の登記と一般法人の設立の登記を行ったときは、第34
条の規定にかかわらず、解散の登記の日の前日を事業年度の末日とし、設立
の登記の日を事業年度の開始日とする。