SAML対応による OSSのエンタープライズ対応と ビジネスの広がり


SAML対応による
OSSのエンタープライズ対応と
ビジネスの広がり
ニッポンクラウドワーキンググループ
理事/サムライクラウド部会 部会長
野元 恒志
アジェンダ
・オープンソースでのSAML、Shibboleth対応状況
・SPの対応って Apacheでいいじゃん
・実際の事例
・アプリでもSAML
SAML対応オープンソース
・Moodle
・WordPress
・ownCloud
・Alfresco
・SugarCRM
・etc。。。。
SAML対応すると
・Shibboleth(大学に強い)
・OpenAM(企業系)
・Google Apps
・SalesForce
などをIdPにし、他のSPと同列に商
談に乗る事ができます。
SP対応って⼤大変!?
恐れる必要はありません。
対応⽅方法は⼤大きく2つ
・SAMLを話せる様に開発
・もうひとつは。。。
Apache、Shibboleth SPでいいじゃん!!
Shibboleth SPのメリット
・SAMLの応答を実装する必要はない
ライブラリ(simpleSAMLphpなど)結構⼤大変
・セキュリティ維持も容易
ディレクトリ配下をまるまる対象にすることで、
アプリケーション⾃自体の保護にもつながり、
Shibboleth SPのアップデートも単独で可能。
じゃあ、SP側でやるべきこととは何?
・ユーザーが存在しない場合の処理を追加
→ID連携をして取り込むのか、⾃自動でユーザーを作成するのか
・SAMLの認証があることを前提に、
属性値を処理できるプログラムを書く
→属性により権限の処理などを⾏行行う これだけ!!
今回、LimeSurveyでやったこと
・ユーザーが存在しない場合の処理を追加
→⾃自動でユーザーを作成(管理者、アンケート回答者)
・SAMLの認証があることを前提に、
属性値を処理できるプログラムを書く
→属性により、管理者ログイン可能なユーザーの絞込
今回の期間と前提
・実質3⽇日+2⽇日ほどの作業でした
→アンケート回答者⽤用3⽇日、アンケート管理者⽤用2⽇日
※テストは。。。。別で
・アプリケーション側の前提
→ユーザーを作成するクラスがある(ありますよね。。。)
ランダムパスワードでユーザー作成し、ログインステータスを
有効にしただけ
→扱うべきHTTPヘッダの情報を把握している
という程度です。
デモ
今回、SAML対応で解決した顧客ニーズ
・1000⼈人規模での社内アンケートリスト管理
・リマインド管理の⾃自動化 →リマインドメールの⾃自動化
・部署属性利⽤用により部署内管理と
エスカレーションの省⼒力力化
アプリでのSAML動向
・SAP等は独⾃自のSDKで吸収
・oneLogin、auth0等のiDaas外部
サービスも⽬目⽴立立つ
→独⾃自実装が必要
私の現状の結論は、
Cordova(Phonegap)で、inAppBrowse
rを使用して、SAMLを有効利用を検討
アプリ化のメリット
・プッシュ通知の統合による業務効率化の可能性
・BLEや、QRコードを組み合わせた外部認証に
よるSSOの可能性
・SAML配下のAPIの容易なマッシュアップ(アプリケー
ション・サーバー上にインターフェイスを実装しなくとも利
用可能)
・カメラ・マイク・加速度センサー・GPS等のスマートフォ
ンハードウェアを活かした業務アプリケーションの昇華
Cordovaは、HTML5ハイブリッドアプリ
Webとネイティブの融合
HTML5ハイブリッドアプリ
アプリケーション本体は
HTML5技術で実装
HTML
コンテンツ
ネイティブコード
ハードウェア機能を利用可能
ネイティブアプリ形式で配布
今回は、WebIDEとデバッガーが優秀なmonac
a(アシアル社)を利用させてもらいました。
アプリ開発の可能性を広げるプラットフォーム