人工および自然構造物の素早い動きを検知する 人工および自然構造物の

2015 年 9 月 2 日
ライカジオシステムズ AG
人工および自然構造物の素早い動きを検知する
世界初の独立した GNSS モニタリングソリューション Leica VADASE を発表
(スイス、ヘルブルグ、2015 年 9 月 2 日) - ライカジオシステムズ社は、人工および自然構造物の速い
動きを、組み込んだ受信機単体でリアルタイムに検知することが可能な、世界で初めての GNSS モニタ
リングソリューション Leica VADASE をリリースしました。
Leica 基準局用およびモニタリング用受信機のオンボードで動作する Leica Velocity and Displacement
Autonomous Solution Engine (VADASE) は、ユニークな解析アルゴリズムによって速い動きの詳細な
データを提供します。あらゆる活動や構造の高精度で高レートな速度や移動量をリアルタイムに出力
する、完全で精密かつ信頼性のあるモニタリングのソリューションです。
独立したリアルタイム・ソリューション
Leica VADASE は、いかなる GNSS RTK 補正情報サービスも必要とせず、リアルタイムに情報を出力
します。変位量データはスタンドアローン GNSS 受信機のオンボードに記録され、ユーザーはEメールで
通知を受けることができます。この素早い情報伝達により、どのような構造的な動きが発生し、それによる
被害を最小限にとどめ安全性を確保するため、どのようなアクションが必要なのかを専門家は理解する
ことができます。
「素早い動きの検知が必須で、その動きが直ちに評価されなければならないとき、Leica VADASE は
専門家やエンジニアが即座に最も有用な情報に基づく決断を下すことを可能にします。」 とシニア・プロ
ダクトマネージャーのフランク・パヘは語ります。「Leica VADASE は従来の GNSS モニタリングに新たな
価値を加えます。速い動きの正確で信頼できる分析のための継続的なリアルタイムデータを、正確な
速度情報として提供します。」
位相差解析処理のための機材(例えば、1つかそれ以上の基準局設置、または PPP のためのグロー
バルな補正情報サービスなど)が必要な従来の GNSS モニタリングシステムとは違い、Leica VADASE
は一切の追加設備やサービスを必要とせず、受信機単体で解析処理を行う能力を提供します。ユーザー
は最新の Leica SpiderQC、Leica GeoMoS またはその他のカスタマイズしたソフトウエアと組 せ、データ
の可
、分析、限界値評価、通知などを行うことができます。
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ライカジオシステムズ株式会社
www.leica-geosystems.co.jp
学術研究機関との協力で開発
大学測地学 測 学部
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ライカジオシステムズ社はローマ
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門の La Sapien a と提 して、この単 GNSS
受信機によるモニタリング・ソリューションを 発しました。 年に たるライカジオシステムズの受信機
および基準局ネ ト ークのユーザーとして La Sapien a は単 GNSS データ解析
の確 のため
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に専 してきました。 らの
を基に、ライカジオシステムズのソリューション 発
ームは Leica VADASE を生み出しました。
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「ゆっくりした変位は、数時間または1日の GNSS 観測データによる解析によって、ずっと以前からミリ
メーターレベルで検知可能です。しかし速い動きを検知し、その影響を直ちに評価しなければならない
とき、速度は継続的にモニターし、その 結果 はリアルタイムに分かっていなければなりません。」
ローマ大学 La Sapienza の工学・環境エンジニアリング学部 測位・測量学科のマッティア・クレスピ教授
は語ります。「この動機と共に、私たちの研究とアイデアは GNSS のリーダーであり、そのようなソリュー
ションを受信機にオンボードできる能力を持ったライカジオシステムズへ受け継がれました。」
Press Release
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www.leica-geosystems.co.jp