1. - すぎなみ地域コム

すぎなみNPO支援センター
公開シンポジウム発表資料
~参加と協働による地域社会づくり~
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すぎなみNPO支援センター
公開シンポジウム
目的
協働プラザに改称する来期以降の
事業方針に対しての意見を頂きたい
具体的な改善等の活動につなげたい。
主な内容
①これまでの活動内容について
②協働プラザへの変更(方針・具体策)
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次第
1.NPO支援センターの歴史・概略
2.協働プラザへ変更する背景
3.実績/取組み事例
4.今後の方針~協働プラザ
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1.NPO支援センターの歴史
センター
平成14年10月
(2002)
発足
設立
平成18年4月
(2006)
4年間
分離独立
平成22年4月
(2015)
改称
(2010)
4年間
平成27年4月
5年間
参加・協働
受託運営
受託運営
社会福祉協議会 NPO支援機構すぎなみ 受託運営
NPO法人CBすぎなみプラス
杉並区
協働等推進計画策定
平成14年4月
第1次平成17年 第2次平成18年
杉並区NPO・ボラン
ティア…条例施行
平成18年
ゆうゆう館委託開始
平成19年
民間事業化提案制度開始
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1.すぎなみNPO支援センター概略①
〇定義
NPO等の活動に関する総合的な相談や
情報の収集および提供に関する機能などを担うために
杉並区が設置した活動拠点
〇サービス内容
・窓口相談 ・行政窓口業務(支援基金・協働提案)
・団体広報支援 (地域コム・ガイドブック)
・支援基金普及/啓発
・人材育成
(勉強会/インターン受入)
・交流・協働推進(交流会・企業連携他)
〇23区内で「NPO」の名称が付く施設は5番目
(平成15年足立・北に続く第2グループで現在6施設)
〇23区内で「協働」の名称が付く施設は3番目
(平成22年品川・中央に続く第2グループ)
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1.すぎなみNPO支援センター概略②
〇実績
・年間相談実績
600件超(月50件超)
・各種登録団体数合計
約300団体
・NPOガイドブック発刊 2,000部(約200団体掲載)
・2つの窓口業務(基金・協働)遂行
・勉強会年間延べ参加人数 250名
・インターン受入
12名
〇所有設備
研修室
(77㎡)
ライブラリー(55㎡)
机15本 椅子60脚
印刷機・コピー機 合計190㎡
〇予算規模
約1,800万円
非常勤5名
常勤2名
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協働プラザへ変更する背景①
1)「参加と協働」の取組み方針(杉並区)
⇒地域の多種多様な課題に応えられる
公共サービスを行政と民間の「参加と協働」で
担っていきたいという取り組み方針
2)多種多様な地域活動団体への「支援」を通じて、
「協働」を進めることが、当センターのミッション
⇒地域には全国的に活動するNPO団体やCSR活動を実
践している企業もあり、具体的に何の支援ができる?
3)支援者のつながり作りや地域の活動者との接点・
交流の場作り等現在の体制では限界・・・?
⇒地域の活動団体と連携(協働)した活動が
センターの活動自体に必要
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背景② 協働推進のための4つの課題提起(1)
①中間支援機能の充実・強化
・NPO支援センターの組織体制再構築/機能強化
・中間支援組織NW会議の創設
・地域活動団体のNW化(センター協議会との連携)
②NPO支援基金の役割・仕組みの見直し
・支援基金の理解促進(公開ヒアリング・視察会等)
・対象範囲拡大(若者・地域大学)
・個別指定制度検討
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背景② 協働推進のための4つの課題提起(2)
③地域人材の育成充実
・若い世代向け
・地域活動者と修了生との交流
・実体験型
・修了生支援
・育成方策・運営主体検討
④協働提案制度の実施
・平成25年度の試行実施
・ガイドブック/講座等の実施
⑤庁内推進体制の確立
・協働推進本部の設置
・ガイドラインの改定
・職員研修,説明会
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協働についての疑問・整理(要点整理)
・協働の定義
協働=委託? 行政はお金を払うだけが役割?
「協働」って具体的にどういう内容?
・協働の目的
民間ならではの強みや柔軟性が活かせている?
・協働の範囲
NPO法人や任意団体だけが協働の担い手?
今後の協働には、
(多様な)地域の課題を地域で解決するために、
多様な団体が連携・協力することが必要
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(NPO支援センターの歴史)
センター
平成14年10月
(2002)
発足
設立
平成18年4月
(2006)
4年間
分離独立
平成22年4月
(2015)
改称
(2010)
4年間
平成27年4月
5年間
参加・協働
受託運営
受託運営
社会福祉協議会 NPO支援機構すぎなみ 受託運営
NPO法人CBすぎなみプラス
杉並区
協働等推進計画策定
平成14年4月
第1次平成17年 第2次平成18年
杉並区NPO・ボラン
ティア…条例施行
平成18年
ゆうゆう館委託開始
平成19年
民間事業化提案制度開始
杉並区における
今後の協働取組み方針
平成25年1月
平成25年
協働提案制度開始
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2度目の転機
①発足期
平成14年4月 NPO条例制定
同年10月NPO支援センター発足
今後の行政にとって民間の力は必要。弱い存在だから「支援」の必要
3.
→平成24年から新たな協働について諮問機関で検討。
②協働期
平成25年1月 協働取組み方針制定
平成27年4月 「協働プラザ」への名称変更
一定程度育ってきたNPOの力を活用。NPO団体以外にも担い手
候補がある多様なプレーヤーが協力することができないか?
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新たな取り組み1:交流コーナー
◎従来「ライブラリー」としていたフリースペースを
交流コーナーへ改修
【変更点】
1)応接・作業・調べモノ中心のスペース用途を
団体内外での交流を取りやすくするスペースへ
2)ミニサロン・セミナー等を団体と連携して開催
(設立講座・協働制度説明会・経理/広報等スキル)
3)貸室ではなく、地域の交流を進めるためのスペース
とするため、利用者を中心とした委員会を発足させ、
利用方法・ルールをブラッシュアップさせていく。
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新たな取り組み2:登録制度
登録制度について
従来サービスごとの登録であった登録を
個人/団体の区分で協働プラザに直接登録する形式へ変更
企業のCSR部門や学校・区施設等と継続的なつながりを
強めていく。(多様な主体との接点の確保)
取組事例
~創業支援
NPO法人
きずなメールプロジェクト
NPO法人
杉並ソシオフットボールクラブ
設立支援
紹介
NPO法人化希望の相談。書類・体制整
備の案内から創業手続(税務)等
の支援に拡大。
労務/会計
創業期に行政・病院への紹介希望。
商品力に着目し導入支援を行う。
労務/会計
法人化後、社会保険付保等の労務
上の判断に苦慮。税理士の専門家
派遣も活用し、管理会計を導入。
広報
【広報】
代表者の付保に関する手続き上の
課題。社労士の専門家派遣も活用
し状況整理。手続き推進。
広報
【広報】
記念行事の相談。
企画・運営への協力。
HP作成が中断。
課題整理し再作成。
~8~
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取組事例
~企業・学校連携
杉並チャリティ感謝祭
高千穂大学(河合ゼミ)
経緯
経緯
ゼミの年間テーマとして
「地域NPOの研究」を選択。
年間を通じた支援を実施。
NPO支援基金の普及
の一環で、企業に
CSRブース出展を依頼。
活用
活用
初年度11社の協賛出展。
NPOとのつながりを得たいと
いう企業もあり、その後 NPO団
体との連携・協力が進んだ事例も
あり。
~14~
NPOを知るために、6名の生徒が
2ヶ月間インターン(計15日)
各自がNPO団体を選択し
調査、研究。勉強会にて発表。
(取材団体10団体。他にアンケー
トでNPOと学生の認識GAPを調
査)
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取組事例
~委員会形式
すぎなみNPO支援基金
普及委員会
背景
NPO支援基金(ファンド)の普及。
NPOのための基金をNPOがもり立て
ていくために協力を依頼。
メンバー
区内NPO法人等 10団体
月1回定例会 3つの分科会
実績
【広報】
スポーツチャリティイベント
フリマ/先進事例紹介案内
NPOなんでも勉強会委員会
背景
参加者の知りたい内容や運営方法
も含めて、参加型とすること。
人材育成の場として。
メンバー
参加者からスカウト5名
月1回定例会
イベント振り返りと企画
実績
【広報】
集客の増加と活性化。
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すぎなみ協働プラザのあるべき姿
すぎなみ協働プラザとは、
「多様な地域活動団体が
協働(目標を共有して協力)できる
仕掛けのある場所」
である。
そのために
地域の課題解決を目標として、
互いの立場を理解して学びあうことが必要。
→「地域とあなたの成長を実現する場所」
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すぎなみ協働プラザに対しての取組方針(案)
1.地域中間支援団体として、
地域に特化した人・制度・情報の
マッチング・コーディネートを進めます。
2.ビジネスの手法を活用した支援により
事業志向の団体への自立支援を行います。
(業績管理・組織運営・マーケティング等)
3.利用者への支援を通じた関係づくりから
地域の課題解決の同志として、他団体の
サポートへの参加を進めます。(利用者から参加者へ)
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目指す姿:支援から成長・協働・参加への循環
協働
・団体の事業
ステージの拡大
・助成金/インターン
制度の活用・導入
成長
企業
地域
活動
団体
NPO
法人
地域の
人々
・地域資源の仲介
・団体運営の
継続的なサポート
・行政提案制度の活用
学校
学びの
場
交流の
場
・地域活動団体同士の連携
他中間支
援組織
連携の
場
場の提供
支援
地縁
組織
参加
・交流/支援の担い手へ
・参加による新たな地域
資源の獲得
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