3歳児版 親子運動遊びパンフレット

豊岡市
親子運動遊び
∼幼児期の全身運動が「脳」を育て「こころ」を育てます∼
今すぐア
クセス!!
豊岡市運動遊びホームページに
とんでいきます。
幼児期の運動に関する
様々な情報を発信しています。
!
い
ー
ろ
おもし
できたーっ!
幼児期にたくさん親子で触れ合っ
て遊ぶことは、お子さんの体(動き)
・
こころの一生の土台を作ります。
今しかないこの時期に、親子でた
くさん触れ合って遊びましょう!
!
豊岡市教育委員会 こども育成課
〒668-8666 兵庫県豊岡市中央町2番4号
TEL 0796-29-0053/FAX 0796-29-0054
豊岡市教育委員会
!
っ
ー
やった ね♪
い
楽し
脳とこころと運動のお話
親子で体を動かして遊びましょう♪
幼児期の全身運動が脳と心を育てます。
脳の前頭葉の中には運動機能をつかさどる
「運動野」
という部分と、感情をコン
トロールする
「前頭前野」
という部分があります。
運動野は身体を動かすことによって活性化します。
このとき、前頭葉全体の血流
が増加し、前頭前野も同時に活性化します。
つまり、
「全身運動をすることによって、前頭前野が活性化し、感情をコントロー
ルする力(注意力・抑制力・判断力)が、
より上手く働く」
ようになります。
また、1日の活動量とコミュニケーション量(会話数)
は、比例することも分かって
きました。身体を動かす遊びや、全身運動は、丈夫な身体をつくるためだけでなく、
「脳」
や
「こころ」
の発達にも役立っているのです。
前頭前野
∼いろいろな動きにチャレンジしてみよう∼
運動野
丸太橋ジャンプ
頭頂葉
前頭葉
側頭葉
▶身に付く力…ジャンプ力
▶身に付く力…支持力・バランス感覚
子どもは手首を立てて、腕
をまっすぐ伸ばし、体につけま
す。大人は後ろから、そのまま
子どもの手の平に手を合わ
せ、真上にゆっくりと持ち上げ
ます。子どもは腕をまっすぐの
ままにキープします。
足を開いて座ります。
2本の
丸太橋に変身した大人の足
を、
ぴょんぴょんと跳びます。
後頭葉
●前頭葉って何?
意思・言語・自我や自己抑制力といった、人間が人間らしく生
きるための活動を担っています。
ヒトと他の高等動物の脳で一番違うのは、
この
“前頭葉”
です。
親子スズメ
POINT
子どもの腕と体をピッタリくっつ
けながら、持ち上げてみましょう。
脳のつながりは8歳までに90%つくられ、
10歳で完了します。
脳の成長は他の器官よりも早く、大人の脳を100とした場合、
8歳で90%くらいに成長します。
つまり、
8歳までに基本的な脳の仕組み、神経回路ができあがってしまうということです。
脳(前頭葉)
は身体を動かすことによって活性化するのじゃ。特に、
10歳頃
までは、楽しみながら色々な動きを経験する遊びがとても大切なんじゃな。
まずは、親子でたくさん体を動かして遊んでみることじゃな!
!
!
ロボット歩き
逆さロボット歩き
▶身に付く力…バランス感覚・脚力
大人は足をやや開いて立
ち、子どもを足の甲にのせま
す。
子どもの両手を持ち、足の
甲にのせたまま前や後ろに歩
きます。
▶身に付く力…逆さ感覚・支持力
バージョンアップ!!
※足を下ろす時に、顔を床にぶ
つけてしまわないよう、ゆっ
くりと下ろしましょう。
0∼3歳ごろの親子ふれあい遊び
足ぐるま
さぁ、
散歩にでかけましょう♪
▶身に付く力…バランス感覚・空間認知力・高所感覚
∼健やかな体の成長は、
まずは下半身の発育から∼
▶身に付く力…回転感覚
子どもの両脇をしっかりと
持ち、そのまま回転します。
ま
ずは、向かい合って両脇を抱
えて挑戦!慣れてきたら、子ど
もは外側をむいて回転してみ
ましょう。回転して見える違う
感覚を味わいます。
※周りに何もないことを確認
してから行いましょう。
ジェット機
0∼10歳までの身体発達段階
たくさんハイハイをし、
立って、歩いて、走るという
力(下肢の力)
をしっかりと ハイハイ
立つ
歩く
走る
(0歳) (1歳) (2歳) (3歳)
身につけたい時期です。
メリーゴーランド
大人は、仰向けに寝て、す
ねの上に子どもをのせます。
上下にゆらゆらとゆらして
みましょう。
この時に、子どもが落下し
ないようにしっかりと支えま
す。
3歳までは脚力が発達する時期です。
「 歩くだ
けで楽しい!」今の時期は、好きなように歩くだけ
で、
それが遊びであり、運動にもなっています。
そのため、わざわざ車で遠出などする必要は
ありません。身の回りのものに興味や関心がいっ
ぱいの乳幼児は、近くの公園で充分!自ら動き、遊
びまわります。
この時期は、野外にたくさん散歩にでかけま
しょう。
0∼3歳
脚力発達期
子どもは四つん這いになり、
そのまま足をゆっくりと持ち上
げます。
足を上に持ち上げて子ども
の体を逆さにしたら、子どもは
手を大人の足の甲にのせます。
3∼6歳
胸郭発達期
6∼10歳
全身的発達期
胸をとりまく上半身、お
もに上肢の力を発達させ
たい時期です。
それまでに身につけた
下半身の力と上半身の力
を連結させ、全身的な運動
に発展させる時期です。
参考文献: 澤秋孝・ 澤友希/共著
「こころとからだがスクスク育つ! 0∼5歳児の発達に合った楽しい運動遊び」
(2014)
ナツメ社
篠原菊紀/監修
「本当の意味で
『頭のいい子』
に育てるために2歳∼5歳児の脳を育てる子ども体操」
(2011)講談社
▶身に付く力…腹筋・背筋・高所感覚
子どもを後ろから抱っ
こしたら、両手で、胸の辺
りから脇の辺りまでしっ
かりと支えます。
できれば、そのまま歩
いたり、走ったりしてみま
しょう。
バージョンアップ!!
子どもの腰(骨盤)
の辺りを持ち、支えま
す。子どもはしっかり
と体を起こします。背
筋 力 がさらに必 要と
なります。
(4歳ごろか
ら)