基調講演題目 ジェスチャー・アクション・ドラマ化―片隅にいる者たちの放つ光を捉える教授法 基調講演内容 今回の JALP 合宿のメインテーマは、ジェスチャー・アクション・ドラマ化など、得てし て周辺的と言われ、教育に片隅に追いやられている教授技術や教室活動に光を当てようと いうものである。しかし、彼らは、光を当てられるべきであるどころか、実は、認知的・ 情意的・社会的に、21 世紀の外国語教育を導く光を自らが放っている存在なのである。そ れを認識して、教育の世界に位置づけていく教授法の理念と技術について、発音・文法の 教育を中心に実践事例を通して議論する。(215 字) WS 内容 基調講演で実践を紹介した教室活動のうち、「チャンピオンのスピーチ」・「出席ゲーム」・ 「文法スキット」の三つを取り上げ、小グループによるワークショップ形式でそれらに関 連した以下のタスクを行う。 1. 「チャンピオンのスピーチ」の「第 7・8 週」のものと「第 9・10 週」のものを作って みる。 2. 初級文型を複数組み合わせた「出席ゲーム」を作ってみる。 3. 初級文型を使った「文法スキット」を作ってみる。(189 字) 事前準備 以下の文献を読んできていただきたい。入手できなければ、放念されたし。 ◇ 野呂博子,平田オリザ,川口義一,橋本慎吾(2012)『ドラマチック・ジャパニーズ・ コミュニケーション』 ココ出版 ◇ 川口義一(2012)プロフィシェンシーと対話-プロフィシェンシー言語教育における教 室の位置づけ-『日本語プロフィシェンシー研究』創刊号(pp. 36-57)日本プロフィシェ ンシー研究会 ◇ 川口義一(2012)初級日本語課程の「教室の文脈」における「待遇コミュケーション教 育」 『早稲田日本語教育学』第 11 号(pp.37-51)早稲田大学大学院日本語教育研究科 ◇ 川口義一(2010)初級日本語教室における日本語能力-その認知的側面・情意的側面・ 社会的側面- 『早稲田日本語教育学』第 8・9 号(pp. 261-284)早稲田大学大学院日 本語教育研究科 ◇ 川口義一(2008)「日本語教育の実践から見た第二言語習得研究」 第二言語習得研究 会(編)『第二言語としての日本語の習得研究 11』凡人社.[PDF: DOWNLOAD]
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