平成27年度教育課程編成委員会

平成 27 年度第一
年度第一回教育課程編成委員会 開催記録
開催日時:平成 27 年 6 月 2 日(火)
開催場所:YIC 看護福祉専門学校5階
15:10~16:15
カンファレンスルーム
出席者:(看護学科)
楫野由美子(片倉病院)
落合教子(YIC 看護福祉専門学校校長)
伊藤悦子(YIC 看護福祉専門学校副校長)
田中恵美子(YIC 看護福祉専門学校教務部長)
河村昌子(YIC 看護福祉専門学校実習調整部長)
(介護福祉学科)
鳥居紀子(日本介護福士会副会長)
日當泰浩(YIC 看護福祉専門学校事務長)
有本徹哉(YIC 看護福祉専門学校教務課長)
隅敦子(記録)
委員会次第
1 校長挨拶
2 委員紹介
3 平成 27 年度看護学科及び介護福祉学科教育計画について
4 学生指導について
5 その他
協議内容
3:平成 27 年度看護学科
看護学科
:(資料1を用い説明)
各学年とも 2 クラスになりました。今年度から各学年に目標をかかげ、学
生教員が一丸となって取り組んでいる。また、学科の目標として「学生が
看護師らしく考え、行動できる看護教育を」を掲げ、あいさつ・ルールを
守るなど基本的なことを含め指導をしている。カリキュラムには各専門分
野に演習を取り入れ、臨床現場を想定した学習をしている。学生が主体的
に動く機会として、入学時オリエンテーション・スポーツ大会・交流会を
開催している。学年を超えた交流があり好評だと思う。
看護学科
:(資料1を用い実習について説明)
看護師の国家試験には実技試験がない。実習が実技試験の代わりになって
いる現状がある。学内の座学・演習に加え、実際の対象を通して・技術を
学んでいる。カリキュラムの改正に伴い、卒業の前に統合実習が加わった。
現場で働けるように、複数の患者を受け持ちより臨床に近い実習になるよ
うに努めている。実習施設は、7 病院・23 施設・2幼稚園・1保育園の協
力を得て実習をしている。
議長
:専門学校としては企業のニーズに応えるのが役割であるが、カリキュラム
が統一されており学校としての特色は出しにくいのではないか。専門外で
あるが、どうだろうか。
A 委員:ニュースで大学がおこなった調査で大手企業のニーズには、社会的コミュニ
ケーション能力の高さが求められている。看護の現場でも同じではないか。
あとになって学ぶことも出来るが、コミュニケーションをどういったとこ
ろで教育しているか。
看護学科:該当するのは基礎看護学のなかに入っている。
A 委員:行事に交流会などがありますが、体験学習などはありますか?
看護学科:行事では、交流会・入学時オリエンテーションを2年生の先輩が行ってい
る。それぞれのカラーはあるが、学生が主体となって動けている。
介護福祉学科:介護でも同じ問題があり、カリキュラムにコミュニケーション技術が
はいった。
看護学科:実習でも同じ問題がある。実習時に看護師がどのような申し送りをしてい
るか、他の学生がどのように報告をしているかを共有させている。コミュ
ニケーションが苦手な学生は多い。実習場所でも努力している。
A 委員:コミュニケーションは、対象にあわせて覚えていくもの。普通の会話・普通
の話からしていくことが大切。
議
長:せっかく2つの学科があるので介護学科との連携があってもいいかもしれ
ない。
3:平成 27 年度介護福祉学科教育計画
介護福祉学科
:(資料2を用い説明)
1 年生は定員 40 名に対し 30 名、男性 17 名・女性 13 名である。職業訓練
性は 12 名いる。
2 年生は 37 名になった。男性 19 名・女性 18 名、職業訓練性が 17 名であ
る。高校を卒業してすぐの学生は少なく、学生の年齢の幅がひろい。どの
年齢にあわせて講義、指導していくかが難しく、実習場所でも戸惑うこと
があるようだ。今までの社会人としての経験を活かせる人もいるし、足か
せになる人もいるのは現状である。
現在、介護福祉士の免許は国家試験がない。今後、平成 29 年度より、5 年
をかけて導入になる。(資料3を用い説明)
(カリキュラムに沿って説明)
特に、介護業界全体でも課題になってい
る「実践の言語化」が学生たちには難しいため、介護過程の時間の中で補
う努力をしている。介護総合演習では実習終了後グループワーク、発表会
を行っておりそれぞれが学び経験してきたものを共有している。介護の基
本ではYICリハビリテーション大学校とも連携して、他の職種との関わ
りから、介護者としての役割を学んでいる。2年生後期からは、マネジメ
ント論という科目を新たに取り入れ、今後、管理・運営なども視野に入れ
考えられるような介護職員を目指す。挨拶・言葉遣い・環境整備、ルール
を守ることへの指導は、看護学科と同様に行っている。就職後、1ヶ月で
退職してしまう人もおり、職業倫理の観点からも強化していきたい。介護
福祉学科の教員が1名増えて、技術を2名体制で指導できるようになった。
今年から介護福祉士会とのつながりもできたので、言葉の説明では伝わり
にくい内容を団体とのつながりの中で強化できたらと思う。
B 委員:養成校との連携が大切なので今後の活躍を期待している。介護のイメージは
きつい・汚い・給料が安いが先行していて、介護の素晴らしさや深さを伝
えて行くのが団体の役割だと考えている。養成の場では、介護の素晴らし
さ・深さを伝えていって欲しい。おじいちゃん、おばあちゃんに日頃接す
ることのない若い子にアピールしていきたい。高校からの入学が少ないの
は、高校の先生も介護はきついと思っている。今後は、高校の先生にも情
報提供が必要になる。
議長:お母さんの仕事が看護や介護と関わる人が多いと思う。今年から、マネージ
メント論が始まったが、施設から見て有効な科目になるのだろうか?
B 委員:現場には資格のある人とない人が一緒に働いている。介護福祉士としての
立場は確立していない。それでも、中心になるのは介護福祉士の免許をも
っている人になるので、必要な科目になると思う。
介護福祉学科:専門性がわからないと言われることがある。現在は介護人材の構造ががま
んじゅう型だと言われているが、今後はすそ野を広げた富士山型が目標。
B 委員:介護に意欲・能力がある人を引っ張り出すルートが大切。部長になるとか
ルートがないので意欲のある人にモチベーションを持って続けてもらえる
ように努力している。資格を持った人が中心になるのはわかりきったこと
なので大切な存在。力のある人がキャリアアップしていくのを見て憧れの
人になっている。看護師の存在も大きく、介護研究など刺激を受けている。
4:学生指導について
副校長:(資料4・5用いて説明)
退学者の理由について説明。特に質疑応答なし。
事務局:年間2回の開催なので、次回は 2 月に予定している。閉会。