1 - 東北区水産研究所

 いか シンポジウム
八戸 いか関連水産業の
課題と展望 開 催 日: 平成27年11月30日(月) 開催時間: 午後1時(12時30分受付開始)〜午後5時45分 会 場: 八戸市水産会館(2階大研修室) 主 催: 国立研究開発法人 水産総合研究センター 東北区水産研究所 共 催: 八戸市、(地独)青森県産業技術センター
開催趣旨 日本のイカ類の総漁獲量は、1960年代から60〜70万トンで
推移してきました。しかし、ここ10年くらい前から漁獲量が
減少し始め、近年ではかつての3分の1の約20万トンにまで落
ち込んでいます。この主な原因は、外国沿岸からの締め出し
など、大中型いか釣り船が外洋で操業できる漁場が減少した
ためです。加工用のイカ原料の供給がひっ迫することで、日
本独自に発展してきたイカ関連水産業が危機的な状態となっ
ています。 なる消費拡大への可能性をも示すものであり、イカはまだま
だ成長産業の種であるともいえます。 これらの現状を踏まえ、八戸のイカ関連水産業クラスター
の抱える問題を前にして、イカ漁業やイカ加工業など各産業
部門内だけで議論していてもこれを打開するのは難しく、イ
カ関連水産業の全体を見渡し、問題を明確化し、その解決に
必要な関連分野だけではなく異業種との連携やそのための議
論が必要と思われます。 そこで、八戸のイカ関連水産業を事例として、各関連分野
八戸では、今なお日本一のイカ水揚げを続けていますが、
の産業の現状を総括し、抱える課題の打開策などについて意
イカ釣漁業からの原料供給が減少することで、イカ漁業ばか
見交換や討議を行うきっかけとして、本シンポジウム『八戸
りではなく、水揚げの現場の市場、イカ加工業、流通小売業、
のイカ関連水産業の課題と展望』を開催することとしました。
サービス業に加え、関連する漁船資機材や冷凍施設産業など、
このシンポジウムを通して、八戸におけるイカ関連水産業が
八戸の水産業クラスター(産業集積と関連機関の地理的に密
付加価値向上、需要拡大や輸出促進など成長産業としての潜
接した関係)そのものが縮小してしまうことになります。 在性を持っていることを参加者に認識してもらうことを目的
一方、最近の研究によれば、海外から輸入しているイカ製 としました。また、このシンポジウムで抽出された個々の課
品は原魚換算で40万トン近くに達し、現在の日本のイカ漁獲 題について、今後も引き続き具体的な個別セミナーの開催へ
量に加えると、かつて日本が安定的に漁獲していた60万トン と繋げるための契機とすることも目的としました。これらを
近くを維持しているとの試算もあります。このように、イカ 通して、八戸の水産業の発展に貢献したいと思っている所存
の原魚需要が高いレベルで維持されているということは、更 です。 1 開会(13:00)
2 開会挨拶
3 第1部 研究の現状
プログラム
(1)いか資源から漁業へ (13:10〜) 座長:中神 正康(東北区水産研究所)
1)日本の沿岸いか釣漁業の今 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今村 豊(青森県産業技術センター水産総合研究所)
2)国際資源としての遠洋沖合いか釣漁業の今 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 加藤 慶樹(東北区水産研究所)
3)世界のイカタコ漁業は大盛況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 酒井 光夫(東北区水産研究所)
・業界からのコメント: 川口 恭一(全国いか釣り漁業協会)/ 谷地 源士郎(八戸いか釣漁業協議会)
(2)いか漁業から原料供給へ (14:00〜) 座長:中神 正康(東北区水産研究所) 1)スルメイカの原料供給と用途 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三木 克弘(中央水産研究所)
2)兼業船の未来 上野 康弘(水産工学研究所)
・業界からのコメント: 熊谷 拓治(八戸漁業指導協会)/ 岡沼 明見(八戸みなと漁業協同組合)
(3)いか原料から加工・流通へ (14:35〜) 座長:大村 裕治(中央水産研究所)
1)イカの加工品開発のこれまでと今 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 長根 幸人(青森県産業技術センター食品総合研究所)
2)アメリカオオアカイカを例とした世界のいか原料流通 ・・・・・・・・ 三木 克弘(中央水産研究所)
3)小売り店舗に出現するいか達 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 若林 敏江(水産大学校)
・業界からのコメント: 武輪 俊行(八戸水産加工連 )/ 出貝 元也(株式会社 八戸魚市場)
4 第2部(15:45〜) 話題提供・講演 司会 磯嶋 美德(八戸市水産事務所) (1)八戸水産加工の経済効果 -­‐ サバとイカの比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 高橋 俊行(弘前大学) (2)ホタテの輸出戦略
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小坂 善信(青森県産業技術センター食品総合研究所)
(休憩)
5 第3部(16:45〜) パネルディスカッション「課題と展望」 モデレーター:酒井 光夫(東北区水産研究所)
内容:イカ資源の原料と未来、輸出・付加価値向上および消費動向、その他
6 第4部 まとめとアンケート回収 7 閉会挨拶
8 閉会(17:45)