家庭生活の中で子どもに一定の役割をもたせ、その役割を果たす体験に併せて親からの 感謝の気持ちが伝えられることは大変重要です。 それらの機会を通して、子どもは生きていく上で必要な生活技能や家族の一員としての 意識や責任感を知らず知らずのうちに身につけていきます。 右の図を見ると、自尊感情が高い子ど 子どもの自尊感情とお手伝い(お使い)体験の関係 もたちの場合、お手伝いを【よくする・ % 時々する】と答えた子が80%にも達し 90 ています。 お手伝いをさせ、それを親がほめるこ とは、子どもに自分は役割を果たせた、 家族の一員だという気持ちをもたせる ことができ、自尊感情を高めるうえで大 きな効果があります。 80 自尊感情が高い子ども 自尊感情が低い子ども 80 70 60 50 52.5 47.5 40 30 20 20 10 0 【よくする・時々する】 【あまり・全くしない】 どうしても、お手伝いが必要だという状況を子どもに 作ってみませんか? ちょっとした工夫でお手伝いをしなければいけない場を 子どもに与えることができます。 たとえば冷蔵庫をのぞいて・・・ 「あれ、〇〇がない。△△ちゃん、今、手が離せないんだけど、 お使いに行ってきてくれないかな?」 と声をかけてみるのも効果的です。
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