海外への声明発信趣旨(翻訳文の前書) 私たち真宗大谷派は、過去の戦争において国家体制に追従し、積極的に戦争に 協力した歴史をもっています。その戦争では、世界の人々、とりわけアジアの 方々に多大な惨禍と深い悲しみをもたらしました。その過去の過ちを深く慙愧 する教団として、このたび日本国政府が国会に提出した「安保関連法案」に反 対を表明し、日本のみならず世界の人々に戦争の愚さを訴えております。 そこで、この声明を世界の皆様に発信するにあたり、 「武力行使によって他者の いのちを奪い、軍備増強によって国家の保全を図る」、こうした国家間の愚行を 止め、積極的な対話によって人間一人ひとりの尊厳を大切にする「真の平和」 の実現に向けた歩みを、共にしてくださることを強く願います。
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