11.IDECの歴史

History
IDECの歴史
IDECグループの歴史は、終戦間もない1945年の11月に、大阪・道修町の一角に電気製品製造販売の
「和泉商会」
を創業したことに始まります。
和をもって人の力を結集させ、
常に汲めども尽きない泉のように素晴らしいアイデアが湧き出し、
発展を続ける
企業になろう・・・、
それが
「和泉」
という社名に込められた願いです。
[ シンボルマークの変遷 ]
[ 沿革 ]
■三国工場の建替工事完成
■CI導入
CI導入「IDEC」商標決定 英文社名変更
■京都事業所
(長岡京市)
完成
■大阪証券取引所市場第2部に株式を上場
大阪証券取引所市場第2部に株式を上場
■IDEC IZUMI ASIA PTE LTD.
(シンガポール)
設立
■東京、大阪証券取引所市場第1部に指定替え
■蘇州和泉電気有限公司設立
■筑波事業所完成
(茨城県)
■発起人の1社として日本電気制御機器工業会
(NECA)
設立
■台湾和泉精機股份有限公司
(現台湾愛徳克股份有限公司)
設立
■1945年 和泉商会創業 電気機器の小売、卸売業開始
■福崎事業所
(兵庫県)
完成 ■新本社
(大阪市淀川区)
完成
■本社事務所
(大阪市淀川区)
設置 本社機構を移転
■IDEC CORPORATION
(米国)
設立
■IDEC Elektrotechnik GmbH
(ドイツ ハンブルグ)
設立
■1947年 和泉電気㈱設立
開閉器の生産、販売開始
■愛徳克電気貿易
(上海)
有限公司設立
■台湾和泉電気股份有限公司設立
■アイデック技術研究センター
(大阪市淀川区)
開設
■IDEC Electronics Limited
(英国)
設立
■大阪事業所
(大阪市淀川区)
完成
■工業用操作スイッチ、表示灯、
端子台などの生産、販売開始
■社名・コーポレートシンボルマーク変更
IDEC Beyond Forum開催
1950
1960
1970
■IDEC DATALOGIC(株)
を完全子会社化
商号をIDEC AUTO-ID SOLUTIONS(株)
に変更
■和泉電気自動化控制
(深圳)
有限公司設立
■東京証券取引所市場
第2部に株式を上場
■竜野物流センター
(兵庫県)
完成
■滝野事業所(兵庫県)完成
■東京本社
(東京都港区)
開設
■愛徳克電子科技
(上海)
有限公司設立
■和泉電気
(北京)
有限公司設立
■香港和泉電気有限公司設立
■ドイツ・ハノーバーメッセに出展
1940
■尼崎事業所
(兵庫県)
完成
■
(株)
コーネット
(愛知県)
を
完全子会社化
■IDEC ASIA
(THAILAND)
CO., LTD.設立
1980
1990
2000
2010
[ 時代の動向 ]
●
戦後復興の時代、
高品質の開閉器が求められた
●
高度成長を支える影の主役、
制御機器の総合メーカーに
●
人と機械の共存を支える安全機器に
高い価値が認められた
●
持続可能な社会のために、新たな展開へ
1945年に創業した和泉商会は、当時機械設備などに欠かせない各種開閉器
1950年∼60年代、工場設備の自動化・機械化の進展にともない、設備や装置
産業用ロボットを使ったオートメーション設備をはじめとする、人と機械が共存する
CO 2 排出量拡大による環境問題や人口増加による食糧問題などに対して、
が不足していたことに着目し、高品質の開閉器を開発。産業界からの高い評価
を最適な状態になるように制御するための、計測・制御技術のニーズが高まって
HMI
(Human Machine Interface)
環境では、生産性と人の安全性に配慮した
IDECが培ってきた技術を活かし、LEDや再生可能エネルギーの普及促進、
そし
を受け、規格に厳しい駐留米軍の指定品となった。
また、繊維・化学工場、石油
きた。
そのため、
これらの装置やシステムに欠かせない制御機器製品を独自の技
機械類や設備の構築が必要になってきた。
て農業の自動化への取り組みを推進している。
コンビナートなどで使用される防爆防災機器製品の製造販売を行うなど、戦後
術で製造・販売を始め、
日本の経済発展を影で支えた。
復興のものづくりを支えた。
[ 製品の変遷 ]
画期的な速入速断機能を備え、
ヒット
押ボタンスイッチ、
表示灯などのユニッ
トを
操作性、デザイン性、安全性に優れ、
ロング
小形マシンの制御専用に開発した超小形
豊富な安全機器で安全回路のシステム
高輝度LEDバックライト採用で視認性に
植物工場の照明・温度・水質などを簡単
食料・農業問題を解決するため農業プ
製品となったSB形金属箱開閉器
防爆構造のボックスに収納した、防爆形
セラーとなった小形コントロールユニット
コントローラ
ソリューションを提案
優れたプログラマブル表示器
に制御できるコントローラ
ラント分野に進出
コントロールボックス
IDEC Report 39
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