2016年(平成28年)3月2日 水曜日 1980号(全4ページ) 主なニュース 2015 年度第2回販売部会を開催 JF全漁連は2月 2 6 日、東京・内神田の コープビルで 2 0 1 5 年度第2回販売部会を開 催した。 冒頭、長屋信博JF全漁連専務が「事業本 部制の導入からもうすぐ4年となる。現在、 系統販売強化、商品開発、輸出推進の3つの チームがしっかりと連携して『原料から製 品までの一貫した取組』を行っているが、さ らに直販事業強化に向けた司令塔的な立場 を担う部署を立ち上げたいと考えている。 販売事業の強化を図ることで、JFグルー プ全体の強化に努めていきたい」と挨拶。山 本 勇部会長(JFおおいた組合長)は、「J Fグループでは、水産日本の復活を目指し、 浜の活力再生プランや浜の機能再編広域プ ランの策定・実践などに取り組んでいる。こ の実現のためには、当部会で協議・報告され ている国産魚の魚価維持、消費拡大の取り 組み、3つのチームを活用した販路拡大へ の取り組みが大変重要となってくる」と述 べた。 会議では、①販売事業本部の 2 0 1 5 年度年 間収支見込み及び 2 0 1 6 年度事業方針(案)、 ②今後の販売事業部の事業強化 ・拡充、③系 統販売強化、商品開発、輸出推進の各チーム の取組実績及び 2 0 1 6 年度取組方針―などに ついて協議・報告が行われ、了承された。 販売事業部の事業強化・拡充に向けた取 り組みについては、販売事業部直販事業グ 2015年度第2回販売部会を開催 JF全漁連、マレーシアで日本の水産物をPR 第2回加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会 JF全漁連、第6回全調協食育フェスタに出展 ▼ 水産庁人事 主な日程(3月3日∼3月9日) ル ー プ 内 に 「 マ ー ケ ッ ト リ サ ー チ 」「 商 品 開 発」等を行う専任部署を新たに設置し、直販 事業の強化を図っていく考えが示された。 JF全漁連、 マレーシアで日本の水産物をPR JF全漁連と水産物・水産加工品輸出拡大 協議会は2月25日、マレーシア・クアラル ンプールの和食レストラン「笹川」で、「日本 水産物のPRセミナー&試食会」を開催し マレーシアにおける和食への関心は高い 回 覧 <JFグループ新運動方針 1 3つの重点取組事項> 1.浜の活力再生 2016年(平成28年)3月2日 水曜日 1980号 2 第2回加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会 長屋専務がノリの原料原産地の表示義務化要望 セミナーは同時通訳で行われた た。日本水産物の輸出拡大を目指すことを目 的とし、同国では初の開催。和食レストラン 関係者ら約 5 0 人が参加した。 開会に際し、大森敏弘JF全漁連常務は 「マレーシア国内に 4 0 0 店以上もの和食レス トランがあり、東南アジアの中でも高品質な 和食への意識が高い」と述べ、「今後の需要 拡大を目指して初めてマレーシアでの開催を 決めた」と説明した。 セミナーでは魚食と健康をテーマとした講 演を行うとともに、鹿児島県産の「枕崎ぶえ ん鰹」について漁法から美味しい食べ方まで を紹介した。その後、日本から空輸された1 3種類のプライドフィッシュがさまざまなメ ニューに調理され、参加者に振る舞われた。 「かぼす鰤」は一尾から捌かれ、 しゃぶしゃぶで提供された 農林水産省と消費者庁は3月1日、第2 回加工食品の原料原産地表示制度に関する 検討会(座長・森光康次郎お茶の水女子大学 大学院教授)を農林水産省講堂で開催した。 事務局が過去の検討における論点・課題、過 去の検討の経緯を報告したほか、長屋信博 JF全漁連専務はじめ生産者及び消費者代 表の委員6人が原料原産地表示に関する意 見を述べた。 検討会では、事務局が 2 0 0 0 年からこれまで 開催された会議や検討会の検討成果を報告し たほか、これまでの検討における論点・課題 について、①原料原産地表示の目的、 ②国際 整合性、③表示対象品目、 ④任意表示、 ⑤表 示の実行可能性―の5つを挙げ、この検討会 においてもこの5点を議論の柱とする考えを 示した。 委員からの意見開陳では、長屋委員がコン ビニ等で販売されているおにぎりや巻き寿司 等に使用されるノリの原料原産地の表示義務 化を要望した。2 0 1 4 年の国内需要は約 8 7 億 枚で、年々業務用(コンビニのおにぎり等) が増加し、贈答品等が減少していることや、 韓国・中国からの輸入数量が 2 0 1 0 年の 2 . 2 億 枚から年々増加し 6 .9 億枚となっていること から、「今後、韓国がTPPへ参加した場合、 さらなる輸入増が考えられる」と述べた。 長屋委員は、コンビニ、スーパーのおにぎ り等の一括表示ラベルの記載内容について、 ノリの原産地が表示されている例がないとい うJF全漁連による調査結果のほか、全国漁 連のり事業推進協議会が消費者向けに行った 「海苔の原産地表示に関するアンケート」 の 結果を報告。「回答者の9割以上が食品の一 部に使用しているノリについても原産地表示 があるべきとしている。商品の情報を充実さ せ、消費者の選択に資するためにもノリの原 料原産地の表示義務化は必要」と述べ、理解 を求めた。 2.組織・事業基盤の確立と人づくり 2016年(平成28年)3月2日 水曜日 1980号 消費者と生産者の代表からヒアリングを受けた また、原料原産地表示の実行可能性につい ては「ノリは鮮度と輸送コストの観点から少 なくとも乾ノリの状態まで加工した後に流通 しているので、1枚の乾ノリに複数国の原料 が混在することはない」と強調した。 JF全漁連、 第6回全調協食育フェスタに出展 JF全漁連は2月 24 日、25 日の両日、東 京・文京区の東京ドームシティ・プリズム ホールで開かれた「第6回全調協食育フェス タ」に出展し、魚食普及活動に加えプライド フィッシュプロジェクトのPR活動を行っ た。2日間で、食のプロを目指す高校生・専 門学生・学校関係者のほか一般消費者など約 1万 4 , 5 0 0 人が来場し、関心の高さがうかが えた。 3 このイベントは、全国調理師養成施設協会 (全調協、 服部幸應会長)が、食育を指導で きる質の高い調理師の養成と調理師による食 育推進の重要性を周知することを目的に開催 しているもの。 6回目となる今回のテーマは「Shoku −ikuでPeace!!」。 会場では食育 関連の展示や地産地消物産展のコーナー、食 育と健康に関するセミナー、調理技術コン クールのほか、前回好評だった全国の雑煮の 紹介などが行われた。また、今回から食育教 室の公開レッスンが開催され、来場者の注目 を集めた。 JF全漁連のブースでは、プライドフィッ シュのパネル展示やWEBサイトの紹介のほ か、3月6日に開催される第3回Fish− 1グランプリの案内、シーフード料理コン クールに出品されたレシピの配布などを行 い、魚食のPRに努めた。 ブース来場者の多くは、パネルに掲載され た 4 0 都道府県の全 4 2 JF漁連・県JFの春 夏秋冬のプライドフィッシュに関心を示し、 JF全漁連職員がタブレット端末を使って、 専用ホームページを紹介しながら、プロジェ クトの概要等について説明した。 また、全国漁連のり事業推進協議会提供の 手巻き寿司用の焼きノリのプレゼントもあ り、好評を博した。 JF全漁連、漁業用A重油等の供給価格を改定 JF全漁連は2月 2 5 日、3月1日出荷分 からのA重油等石油製品の供給価格の改定 について、会員に通知した。 1.実施日:2 0 1 6 年3月1日出荷分より 2.改定幅:2 0 1 6 年2月 2 9 日供給価格比 (1)A重油 1 , 5 0 0 円/キ ロ リ ッ ト ル の値下げ (2)軽油 地域市況を勘案し協議の上決定 (3)灯油 地域市況を勘案し協議の上決定 JF全漁連ブースではプライドフィッシュのパネル展示、 (4)ガソリン 地域市況を勘案し協議の上決定 WEBサイトの紹介などが行われた (5)潤滑油 据え置き 3. 漁村活性化に向けたJFグループの役割発揮 2016年(平成28年)3月2日 水曜日 1980号 4 水産庁人事(3月1日付) ▽ 水産庁資源管理部国際課海外漁業協力室長 田原康一(水産庁資源管理部管理課課長補佐 ▽ 退職 渡邉英直(水産庁資 (総括班担当)) 源管理部国際課海外漁業協力室長) JFグループの人事 JF愛媛漁連(1月1日付) 宇和島支部養殖課長 前田恭一(宇和島支 部餌料課長) (1月 1 4 日付) ▽ 宇和島支部鮮冷部長 川上宏行(宇和島支 ▽ 宇和島支部鮮冷部鮮魚市場 部鮮冷部次長) ▽ 長 佐藤依克(宇和島支部鮮冷部次長) (2月1日付) ▽ 出向 平田和弘(宇和島支部養殖課長) 1234567 1234567 1234567 1234567主な日程 1234567 (3月3日∼3月9日) ◆3月3日(木) JF全漁連/第2回購買部会専門員会 ◆3月6日(日) JF全漁連/第3回Fish−1グランプリ (東京・日比谷公園) ◆3月8日(火) JF全漁連/第2回購買部会 ◆3月9日(水) JF全漁連/第7回理事会 JF全漁連/第6回総合政策部会 JF全漁連/全国漁連(漁協)・信漁連会長 会議 「全漁連情報」の記事・写真・図表の無断転載を禁止します。 著作権はJF全漁連総合管理部・広報またはその情報提供者に属します。
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