さきがけ研究領域 「情報科学との協働による革新的な農産物栽培手法を実現するための技術基盤の創出」 平成 27 年度 募集 Q&A 研究内容・本研究領域への提案について Q1 研究対象とする植物種に制約はありますか。 A 本研究領域では農業への展開を重視しているため、対象を実用植物に制限しています。それ以 外には特段制約を設けてはおりません。 Q2 さきがけ研究領域「フィールド植物制御」との違いを教えてください。 A さきがけ研究領域「フィールド植物制御」は、環境に適応する植物の分子メカニズム等の生命原 理について、情報科学を活用したアプローチで解明し育種への展開を図るものです。これに対し、本 研究領域では生命原理のブラックボックス化も許容するモデル・シミュレーション・機能計測研究によ り栽培・農業への展開を図るものです。 Q3 本研究領域に提案を予定していますが、自身が「主たる共同研究者(※)」として参加予定の研 究チームが CREST「植物頑健性」に提案することも検討しています。いずれにも提案することは可能 でしょうか。(※)研究チームを構成する研究者のうち、研究代表者と異なる所属機関に属する研究者の代表 A 提案自体は可能ですが、両方が採択候補となった場合には、さきがけへの応募を取下げる、ある いは CREST 研究課題の「主たる共同研究者」を交代していただく等の調整を行うことになります(さき がけ研究者が CREST 研究課題に研究参加者(主たる共同研究者の下に研究を実施するチームメ ンバー)として加わることは可能です)。 Q4 情報解析を専門としています。自身で取り組む研究テーマのほか、国内外の農業試験場等の 研究協力者にデータ測定を依頼し、研究協力者より入手したデータを解析する研究を提案内容に 含める場合、この提案は連携提案といえるでしょうか。 また、研究協力者の人件費を委託研究費から支払うことは可能でしょうか。 A 連携提案に該当するか否かは、基本的にさきがけ提案者同士のコラボレーションであるかどうかと いうことになります。研究協力者が本研究領域へ提案しない場合は連携提案には該当しません。 また、さきがけは個人研究制度であるため、研究協力者への人件費の支出が可能となるのは「研 究補助者」として研究体制に組み入れる場合となります。研究補助者は最大 3 名まで雇用可能であ り、補助作業(研究データの収集・整理、実験動植物の飼育、栽培、実験器具の洗浄等)を担当す る者になります。原則として、採択者の所属機関が研究補助者を雇用し、労務管理を行っていただ きます。なお、研究開発要素を含まない外注であれば、「その他経費」として費用計上をすることがで きます。 連携提案について(本研究領域のほか、以下2つの研究領域に共通) ・フィールドにおける植物の生命現象の制御に向けた次世代基盤技術の創出 ・理論・実験・計算科学とデータ科学が連携・融合した 先進的マテリアルズインフォマティクスのための基盤技術の構築 Q1 研究提案書における「連携提案の有無」について、記入方法を教えてください。 A 提案者自身がすべての提案内容を実施する場合については、「なし」を選択してください。提案内 容に提案者自身が実施する研究内容のほか、相手先研究者と連携して実施する研究内容が含ま れており、かつ、相手先研究者が本研究領域に提案する場合は、「あり(連携先研究者決定 連携 先研究者氏名: )」を選択するとともに、連携先提案者氏名をカッコ内に記入してください。 その他の場合(下記例1、例2等)は「あり(連携先研究者検討中・未定)」を選択してください。 (例1) 相手先研究者は判明しており、連携する研究内容を提案に含めるが、相手先研究者が本 研究領域に提案しない場合。 (例2) 相手先研究者は提案時点では調整中、もしくは未定の場合。 Q2 募集締切までの時間が短く、連携の調整が完了しない見込みです。複数研究者からデータをも らって研究を進めることを想定していますが、このような連携提案も可能でしょうか。 A 連携先が決まっていない場合でも、現在構想している範囲での連携提案が可能です。この場合、 提案書の項目「連携提案の有無」には「あり(連携先研究者検討中・未定)」を選択してください。 Q3 自身の提案では連携先研究者との連携内容を含めた提案としますが、連携先の研究者は連 携内容を含めない提案としても差し支えないでしょうか。 A 連携提案は双方が取り組むべき研究内容を提案に含めるものです。連携提案をされる場合はこ の趣旨をご理解いただき、双方のご提案に連携内容を含めて提案していただくようお願いします。 Q4 連携提案を行う場合、連携研究内容に対するエフォートはどの程度が適切でしょうか。 A 特段適切なエフォート率を定めてはおりません。ただし、さきがけは個人型研究であることを前提と しておりますので、提案者自身が実施する研究内容を記載した上で、連携研究を行う必要性とその 効果を提案書に記載してください。 Q5 連携研究内容を含む提案をする場合、提案書に記載する希望研究費は個人研究と連携研究 をあわせて総額 3~4 千万円で しょうか。 A はい。個人研究と連携研究をあわせて各個人がそれぞれ総額 3~4 千万円(上限)で提案書を お書きいただき、それぞれをご提案ください(1件の提案書で2名分を兼ねることはできません。)。 Q6 連携提案をして、連携相手がさきがけに採用されなかった場合、その分の研究費減額があるの でしょうか? A 連携相手がさきがけに採択されない場合、提案内容全体を評価した上で、研究総括の査定によ り申請額の維持もしくは減額となります。 Q7 3名が連携して提案することは可能でしょうか。 A 原理的には可能ですが、個人研究としての提案をしっかり行っていただいた上で、連携研究内容 を追加してご提案下さい。 Q8 募集説明会において、領域運営にあたって「課題間の連携を重視する」との説明が研究総括よ りありましたが、これと連携提案との関係はどのようなものでしょうか。連携提案をしなければならない ということでしょうか。 A 「課題間の連携」とは、採択された研究者が自身の研究テーマを進める上で、領域内外の研究 者との意見交換等を通じ、互いに知見を深めるという趣旨です。他方で、連携提案は提案時におい て、相手先研究者(相手先研究者も同一領域へ提案)との連携を必要とする研究内容を含めて提 案することを指します。従って、提案時において連携提案は必須ではありません。 Q9 自身は専門分野の研究テーマを実施し、連携先研究者は情報科学の研究テーマを実施する研 究は連携研究といえるでしょうか。 A 単なる分業にあたる研究ではなく、双方の専門性を生かしたシナジー効果により新しい知見を得 る連携研究を期待しています。 以上
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