ポスト自身の強度とレジンコアとの接着性（機械的嵌合）を考慮した独自

管理医療機器歯科根管用ポスト成形品
ポスト自身の強度とレジンコアとの
接着性（機械的嵌合）
を考慮した独自形状
国内製造のファイバーポスト
製造販売元クラレノリタケデンタル株式会社
※使用ステップの概要：
添付文書に記載の使用方法
「間接法における支台築造」
を示します。
①築造窩洞の形成、印象採得、模型製作及びポストサイズの決定
②ポストの表面処理・レジンコアの製作
③レジンコアの装着
ポスト自身の強度とレジンコアとの接着性（機械的嵌合）
を考慮した独自形状
ポストの形状と理工学的特性
レジンコアとの接着性とポスト自身の
強度を考慮した独自の形状
曲げ弾性係数
測定方法：ポスト
JIS T6514(2005)：を準用
（支点間距離10mm）
コア用レジン JIS T6514(2005)：に準拠
「ADポストⅡ」
（φ1.24mm）
「クリアフィル® ファイバーポスト」
（φ1.24mm）
「パナピア® F2.0 ペースト」
139
32
11
「クリアフィル® フォトコア」
「クリアフィル® DCコア
オートミックス® ONE」
「クリアフィル® DCコアペースト」
胴体部分はポスト自身
の強度を考慮した
ストレートな形状
根尖部はレジンコアとの
接着性（機械的嵌合）を
考慮し、溝を付与
症例写真提供：
日野歯科医院日野年澄先生
株式会社カスプデンタルサプライ/カナレテクニカルセンター山田和伸先生
19
12
15
0
20
40
60
80
100
測定：クラレノリタケデンタル株式会社
曲げ強さ
測定方法：ポスト JIS T6514(2005)：を準用
（支点間距離10mm）
力点
ストレート部分の
曲げ強さを測定
根尖への移行部は歯根
の形状を考慮した
テーパー型
（GPa）
No.4
（φ1.24mm）
ポストの
曲げ強さ；1189
93MPa
支点支点間距離10mm 支点
測定：クラレノリタケデンタル株式会社
「表面処理ガラス繊維とマトリックスレジン
（メタクリル酸系モノマー）」が
「強固な結合」
をしています。
マトリックスレジン
（メタクリル酸系モノマー）
表面処理材
SEM像 1000
ガラス繊維表面
色調
光の透過性について
光透過性を有するため、
レジンコアを光重合する際にポストが光を遮りにくく、効率的にレジンコアの光重合を行うことが可能です。
●遮光板にポストの径に合わせた穴を開け、
ポスト上部から
光照射した場合の光透過性を撮影
●
「ADポストⅡ
（金属ポスト）
」
との比較
「クリアフィル® ファイバーポスト」
の場合（光を透過）
「ADポストⅡ」
の場合（光を遮断）
光照射あり
「クリアフィル® ファイバーポスト」を
「ADポストⅡ」を
使用したレジンコア作成例
使用したレジンコア作成例
「クリアフィル® ファイバーポスト」
は
「AD
ポストⅡ
（金属ポスト）」
と比較し、透明性
を有することで、ポスト植立後にもレジン
コアが暗くなりづらく、歯質に近似した色
調での修復が期待できます。
使用ステップの概要① 直接法による支台築造
※
「クリアフィル® ファイバーポスト」
の添付文書に記載の使用方法「直接法における支台築造」
を示します。
1 築造窩洞の形成
2 ポストの試適
3 ポストの表面処理
●通法にしたがい、根管形成・根管充填
X線写真等でポスト径を確認し、
ピーソーリーマーにて
ポスト孔の形成。
※ポスト孔の長さは、臨床歯冠と同じか歯根
●ポスト孔の形成において最後に使用したピーソーリー
マーと同ナンバーの本品を選択し、試適。
の長さの2/3を目安とし、径の小さいピーソーリーマーから順に使
用して、
ポスト植立に必要な太さまで拡大。
●試適した本品を取り外し、必要に応じて、
ダイヤモンド
ディスク等で本品を切断して長さを調節。
●エタノールを染み込ませたガーゼやワッテ等で本品の
汚れを拭き取り、
エアーブローを行って確実に乾燥。
●フェルール
（歯冠部残存歯質）
の高さ1∼2mm以上、
厚さは1mm以上を目安に形成。
●根管形成後、水洗、
ペーパーポイント等を用いて、根管
内を確実に乾燥。
4 ポストの植立
5 支台築造
●使用する歯科用セメント、又は支台築造用コンポジ
ットレジンの添付文書にしたがい、歯面処理を行った
後で、本品を植立
●使用する支台築造用コンポジットレジンの添付文書に
したがって、支台築造を行います。
●リン酸エッチング材を添付文書にしたがい塗布し、5
秒後・水洗・乾燥。
その後、
セラミックス処理材を添付文
書にしたがい被着面に塗布・弱∼中圧のマイルドなエア
ーブローで均一な層にするとともに十分に乾燥。
※グラスファイバーポストへの表面処理が不要な歯科接着用レジ
ンセメント
（例えば
「クリアフィル® SA ルーティング」等）
の場合は、
上記の処理は必要ありません。
※損傷しますので、本品にはサンドブラスト処理は行わないで下さい。
※歯面処理が不要な歯科接着用レジンセメント
（例えば「クリアフィ
ル® SA ルーティング」等）の場合は、歯面処理は必要ありません。
使用ステップの概要② 間接法による支台築造
1 築造窩洞の形成
※
「クリアフィル® ファイバーポスト」
の添付文書に記載の使用方法「間接法における支台築造」
を示します。
2 模型製作及びポストサイズの決定
●通法にしたがい、根管形成・根管充填。
※ポスト孔の長さは、臨床歯冠と同じか歯根の長さの2/3を目安とし、
ピーソーリーマー等を使用して、ポスト植立に必要な太さまで拡大。
●フェルール
（歯冠部残存歯質）
の高さ1∼２mm以上、
厚さは１mm以上を目安に形成します。
●通法にしたがい、歯科用印象材で印象採得します。
3 ポストの表面処理
●採得した印象に歯科用模型材を用いて模型を製作。
窩洞内にアンダーカットがある場合は、
ワックス等であ
らかじめブロックアウト。
●模型上の築造窩洞にて、適切な太さの本品を選択して
試適を行い、ポスト形成した先端まで到達していること
を確認。
●試適した本品を取り外し、必要に応じて、
ダイヤモンド
ディスク等で本品を切断して長さを調節。
●エタノールを染み込ませたガーゼやワッテ等で本品の
汚れを拭き取り、
エアーブローを行って確実に乾燥。
●リン酸エッチング材を添付文書にしたがい塗布・5秒
後水洗・乾燥。
セラミックス処理材を添付文書にしたが
い被着面に塗布後、弱∼中圧のマイルドなエアーブロー
で均一な層にするとともに十分に乾燥。
※損傷しますので、本品にはサンドブラスト処理は行わないでくだ
さい。
4 レジンコアの製作
●模型に支台築造用コンポジットレジンの付着を防止
する分離材（ワセリン等）
を塗布
●支台築造用コンポジットレジンを模型根管内に填入
します。
その後、本品を植立して、支台築造用コンポジッ
トレジンを重合硬化させて固定。
●支台築造用コンポジットレジンを添付文書にした
がい築盛し、重合硬化させてレジンコアを作成。
●製作したレジンコアを模型から取り外し、使用する
歯科用セメントの添付文書にしたがって、築造窩洞に
装着。
® エステティックセメントキット」
を用いる場合のステップ概要）
使用ステップの概要③ 間接法レジンコアの接着（「クリアフィル
※本術式は「クリアフィル® エステティックセメントキット」
の添付文書に記載の使用用途「金属コア、
レジンコア、金属ポスト、
グラスファイバーポストの接着」
を示します。
1 レジンコアの表面処理 2 築造窩洞の前処理 3 ペーストの準備 4 レジンコアの接着 5 セメントの硬化 6 硬化後・仕上げ
硬化時間 3分
辺縁部のチッピングに注意しながら、30∼50μm
のアルミナ粒子を用いて0.1∼0.2MPa（1∼2kg／
cm2）
の空気圧でサンドブラスト処理
超音波洗浄（約2分間）
※グラスファイバーポストが表層に露出した場合、
グラスファ
イバーポスト部分に対しては損傷を避けるためサンドブラスト
処理は行いません。
被着面に
「KエッチャントGEL」
を塗布し、5秒後、水
洗・乾燥します。
「クリアフィル® セラミックプライ
マー」
を混和皿に採取し、被着面に塗布します。塗布
後、弱∼中圧のマイルドなエアーブローで均一な層
にするとともに十分に乾燥。
通法に従って、被着面の清掃を行います。
※より歯質への高い接着強さを求める場合には
●根管内へのリン酸処理
（K エッチャント GEL）を塗布、10∼30秒間放置、水洗・乾燥）
●根管内への「ADゲル」処理（「ADゲル」を添付文書にした
がい、スポンジなどで塗布、60秒間放置、十分に水洗・乾燥）
「EDプライマーⅡ」のA液とB液を等量混和。
※混和後は５分以内に使用してください。
根管内に混和した「EDプライマーⅡ」を塗布。
30秒間放置、エアーブローにて乾燥。
※ペーパーポイントなどで液だまりがないように、余剰
プライマーをバキュームで吸引しながら、エアーブロー
にて確実に乾燥させてください。
ミキシングチップの装着
※
「クリアフィル® エステティックセメ
ントキット」
の添付文書に記載の
「シリ
ンジ及び付属品の準備」
を参照してくだ
さい。
シリンジからペーストを押出し、被
着面全体に塗布。
ペーストを塗布したレジンコアを
手早く根管に挿入します。
この際、
根管内に気泡が入らないようにコ
アを軽く揺すりながら挿入します。
※レンツロによる根管内へのペースト注
入は行わないで下さい。
光照射でマージン部分を硬化
※1回の光照射で光硬化させる部位全
てが照射径に入らない場合は、光照射
を繰り返して全ての部位に対して光照
射してください。
一ヶ所につき20秒間光照射
歯科重合用光照射器
照射時間
従来型ハロゲン照射器
20秒
LED照射器
高出力ハロゲン照射器
5秒
プラズマアーク照射器
歯科重合用光照射器については「クリアフィル®
エステティックセメントキット」
の添付文書を
参照してください。
構成品
管理医療機器歯科根管用ポスト成形品
単位：mm
R1
R2
L2
L1
医療機器認証番号：221ABBZX00166000
内容：No.3, No.4, No.5, No,6 … 各２本
7,800円 241190
■単品メーカー希望小売価格
L1
L2
R1
（φ）
R2
（φ）
18
5
1.44
0.7
No.3
No.4
18
18
No.6
18
No.5
●本品を植立する際に使用する形成用ドリルは、
ピーソーリーマーを使用してください。
本品の外径は、
本品のナンバーと同ナンバーのピーソーリーマーより若干小さく設定しています。
■ スターターセットメーカー希望小売価格
品名
5
5
6
1.04
1.24
0.6
0.6
1.64
0.8
各9,800円 241193∼196
・No.3 … 10本・No.4 … 10本・No.5 … 10本・No.6 … 10本
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・付属品
ミキシングチップ
8.9g（4.5mL）
1本ガイドチップ
（太）
9.0g（4.5mL）
ガイドチップ
（細）
・クリアフィル® ボンド SE ONE
アプリケーターブラシ
ボンド（1mL） 1個
（根管用
〈黒〉）
・ Aペースト
Bペースト
遮光板（c）
混和皿（c）
クリアフィル®
DCコアペースト
管理医療機器歯科用支台築造材料
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■単品メーカー希望小売価格各4,840円
212373・374
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（6.5mL/13.3g） 1本
・ユニバーサル
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20個
10個
10個
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1個
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■単品メーカー希望小売価格各1,400円 241902-2SS∼6EL
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5M/5L/5LL/6M/6L/6LL/6EL）
単品各12本
●メーカー希望小売価格の後の6ケタの数字は株式会社モリタの商品コードです。●掲載商品のメーカー希望小売価格は２０１2年4月現在のものです。メーカー希望小売価格には消費税等は含まれておりません。
本文中の「ＤＣボンド」、
「セラミックプライマー」、
「DCコアオートミックス ONE」及び「DCコアペースト」はそれぞれ「クリアフィル® DCボンド」、
「クリアフィル® セラミックプライマー」、
「クリアフィル® DCコアオートミックス® ONE」
及び
「クリアフィル ® DCコアペースト」の略称です。●印刷のため、現品と色調が異なることがあります。●仕様及び外観は、製品改良のため予告無く変更することがありますので、予めご了承下さい。
●出典のない測定データはクラレノリタケデンタル株式会社によるものです。●ご使用に際しましては添付文書を必ずお読み下さい。
製造販売元
販売元
〒959 - 2653 新潟県胎内市倉敷町2 - 28
連絡先
〒564 - 8650 大阪府吹田市垂水町3 - 33 -18 TEL.（06）6380 - 2525
〒110 - 8 513 東京都台東区上野2 -11-15 TEL.（03）3834 - 6161
http://www.dental-plaza.com
〒100 - 0004 東京都千代田区大手町1-1- 3（大手センタービル）
フリーダイヤル：0120 - 330 - 922
●「クリアフィル」、
「オートミックス」
「フォトコア」及び「パナビア」は株式会社クラレの登録商標です。
4／2012-01

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