Bio-Plex Pro シングルプレックスセット のご使用方法 Bio-Plex Pro シングルプレックスセット のご使用方法 Bio-Plex Pro アッセイの一部の製品は、単一項目の抗体ビーズおよび検出抗体をセットにした”シング ルプレックスセット”をご利用いただけます。 以下の様な使い方ができます。 【パターン1】 同一パネルに属する測定項目を自分で組合せる(10 項目あるいは 20 項目まで)。 例)Mouse サイトカイン GroupI(全 23 項目)から、IL-6,IL-8,IL-10,INFγの 4-Plex で測定する 【パターン2】 プレミックスパネルに、同一パネルに属する数項目を追加する。 例) Human GI 8-plex パネル(M50000007A)に、IL-17A を追加して、9-Plex で測定する 本資料では、同一パネルで混合する場合について解説しています。パネル間混合については下記点 線枠内をご覧ください。 ポイント アッセイを行うためには、シングルプレックスセットだけでなく、それぞれに対応する Reagent キット および Standard が必要です。 Express panel (You-Mix) カスタムパネルとは、選択した項目の”シングルプレックスセット”と、対 応する Reagent キットおよび Standard を組み合わせた製品です。Express panel についても 本資 料に従って、ビーズおよび検出抗体を調製して下さい アッセイパネルによって、抗体ビーズおよび検出抗体の希釈倍率が異なります。 本資料の計算表に従って調製して下さい。 スタンダードのバイアルには、パネルに含まれる全ての項目が含まれています。そのため、同一パ ネル内でビーズを混合する場合にも、スタンダードを混ぜあわせる必要はありません。 本資料に記載する抗体ビーズ調製法、検出抗体調製法、Protocol 設定以外の手順や注意点は、 各アッセイキットと共通です。Instrcution manual やクイックガイドをご参照下さい。 次のアドレスからダウンロードできます。http://pdbu-support.bio-rad.co.jp/bio-plex.html 【パネル間での混合について】 次のような組合せに限り、パネル間で混合することが可能です。別の資料をご用意しております。 ヒト GI ないし GII サイトカインと、ヒト Diabetes を混ぜる場合 マウス GI ないし GII サイトカインと、マウス Diabetes を混ぜる場合 マウス GI サイトカインとマウス GII サイトカインを混ぜる場合 これらの組合せであれば、プレミックスパネル同士(項目が重複しない限り)や、プレミックスにシングル プレックスを追加することも可能です。ビーズと検出抗体だけでなく、Standard も混合する必要がありま す。 また、ラットサイトカインと、ラット Diabetes を混ぜる場合、ラットの Standard には、サイトカインの測定項 目と、Diabetes の測定項目が既に混合されています。Standard の混合は必要ありません。ラットのサイ トカインアッセイと Diabetes アッセイは同一のパネルとみなし、本資料の方法で調製して下さい。 上記以外の組合せについてはパネル間で混合することはできません。 例)Human Cancer Biomarker 1 と 2 を混ぜて測定する。 例)Human GroupI サイトカインに TGF-βを混ぜる など Bio-Plex Pro シングルプレックスセット のご使用方法 10倍濃度のシングルプレックスセットを使用する場合 【該当するアッセイキット】 ヒトサイトカイン GroupI、GroupII、、Inflammatory アッセイ, Treg アッセイ マウスサイトカイン GroupI、GroupII 【抗体ビーズおよび検出抗体の調製について】 各バイアルより、最終的な容量の 10 分の1量で加え、残りの量を Assay Buffer ないし、Detection Antibody Diluent で合わせます。 下記の計算表に従って調製して下さい。 【抗体ビーズの調製】 測定 ウェル数 □ 96 □ 48 □ W= バイアル 本数 バイアル当りの 10x Beads (uL) X= 576 X= X= 288 Wx6= Assay Buffer (uL) 5760-(576 x X) = 2880-(288 x X) = W x 60-(W x 6 x X)= 合計 (uL) 5760 2880 W x 60= 【検出抗体の調製】 測定 ウェル数 □ 96 □ 48 □ W= バイアル 本数 バイアル当りの 10x Detection Antibody (uL) X= 288 X= X= 144 Wx3= Detection Antibody Diluent (uL) 2880-(288 x X)= 1440-(144 x X)= W x 30-(W x 3 x X)= 合計 (uL) 2880 1440 W x 30= 【プレミックスアッセイにシングルプレックスセットを追加する場合】 上記のパネルは、プレミックスアッセイも 10 倍濃度です。プレミックスされたアッセイキットにシングルプ レックスセットで測定項目を追加する場合にも、上記の計算式に従って調製して下さい。 Reagent キットとスタンダードは、プレミックスパネルに付属しているものを使用できます。 スタンダードのバイアルには、パネルに含まれる全ての項目が含まれているため、スタンダードを混ぜ あわせる必要はありません。 注意: Mouse Th17 パネル A(M60-00007NY)だけは、サイトカイン GroupI アッセイですが、20x 濃度です。シングルプ レックスセットを追加する場合には、シングルプレックスセットのバイアルは 10x 濃度ですので、ご注意下さい。 Bio-Plex Pro シングルプレックスセット のご使用方法 20倍濃度のシングルプレックスセットを使用する場合 【該当するアッセイキット】 ヒト: サイトカイン Th17 アッセイ, ケモカインアッセイ MMP アッセイ、Cancer Biomarker Panel 1, Panel 2、Diabetes アッセイ、 マウス: サイトカイン Group III アッセイ、Diabetes アッセイ ラット: サイトカインアッセイ, Diabetes アッセイ Multi-Species: TGFβアッセイ 【抗体ビーズおよび検出抗体の調製について】 各バイアルより、最終的な容量の 20 分の1量で加え、残りの量を Assay Buffer ないし、Detection Antibody Diluent で合わせます。 下記の計算表に従って調製して下さい。 【抗体ビーズの調製】 測定 ウェル数 □ 96 □ 48 □ W= バイアル 本数 バイアル当りの 20x Beads (uL) Y= 288 Y= Y= 144 Wx3= Assay Buffer (uL) 5760-(288 x Y) = 2880-(144 x Y) = W x 60-(W x 3 x Y)= 合計 (uL) 5760 2880 W x 60= 【検出抗体の調製】 測定 ウェル数 □ 96 □ 48 □ W= バイアル 本数 Y= Y= Y= バイアル当りの 20x Detection Antibody (uL) 144 72 W x 1.5 = Detection Antibody Diluent (uL) 2880-(144 x Y)= 1440-(72 x Y)= W x 30-(W x 1.5 x Y)= 合計 (uL) 2880 1440 W x 30= 【プレミックスアッセイにシングルプレックスセットを追加する場合】 上記のパネルは、プレミックスアッセイも 20 倍濃度です。プレミックスされたアッセイキットにシングルプ レックスセットで測定項目を追加する場合にも、上記の計算式に従って調製して下さい。 Reagent キットとスタンダードは、プレミックスパネルに付属しているものを使用できます。 スタンダードのバイアルには、パネルに含まれる全ての項目が含まれているため、スタンダードを混ぜ あわせる必要はありません。 Bio-Plex Pro シングルプレックスセット のご使用方法 【Protocol ファイルの設定について】重要 測定を行わない項目は、ソフトウェアにおいて測定対象から必ず外す必要があります。 もし外さずに測定を行った場合、測定時間が大幅に伸びてしまいます。 【Bio-Plex Manager の場合】 Select Analyte 画面において、測定する項目を含むパネルを開き、測定項目を選んでから Add...>>ボタ ンを押し、Selected の欄に移します。あるいは、Add All>>した後、測定しない項目を<<Remode で除外し て下さい。 測定対象の項目だけが、右側の Selected 欄にあるようにして下さい。 【Bio-Plex Manager MP / MAGPIX の場合】 Select Analyte 画面において、測定する項目を含むパネルを開きます。 測定しない項目がある場合には、チェックボックスを外します。 (MAGPIX では、測定時間は伸びませんが、測定対象外の項目にチェックがあると、エラーが表示され ます。) 【xPONENT の場合】 1. Protocol 画面を開き、リストから測定する項目を含むパネルを選び、Edit ボタンを押します。 (もし、xPONENT にパネルがない場合には、Bio-Plex システムサポートサイトからダウンロードして お使い下さい。Protocol 画面で Import します。) 2. Name を変更します。(後でリスト上で特定しやすい名称にすることをお勧めします。) 3. Version 欄も入力して下さい。それ以外の設定は変更の必要はありません。Next を押します。 4. 測定しない項目の番号の赤いマークをクリックして外します。 間違えて外してしまった場合、初めからやり直すか、名称等を再入力する必要があります。 5. 測定する項目だけに赤いマークがついていることを確認し、Next を押し、次の画面で Save します。 以上 Rev.B
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