「もっと女性が活躍できる建設業」を応援する 地域ネットワークの募集を

平成27年6月26日
国土交通省土地・建設産業局
「もっと女性が活躍できる建設業」を応援する
地域ネットワークの募集を開始します!
建設業における女性活躍推進については、昨年8月官民共同で策定した「もっ
と女性が活躍できる建設業行動計画」を受け、5年以内女性倍増を目指して、官
民一体となって様々な取組を行っているところです。
この取組の一環として、今年度、国土交通省では「『もっと女性が活躍できる
建設業』地域協働推進事業」を新たに創設し、建設業で活躍する女性をサポート
する地域の取組の応援を開始します。これは、地域における建設企業、業界団体、
教育機関、行政機関などの関係者が集う「地域ネットワーク」が行う女性の活躍
をサポートする取組や活動の必要経費を支援するとともに、それらの先進的な取
組等を集約し全国に水平展開することで、女性活躍を応援する取組等の裾野を広
げるものです。
6月29日(月)より、支援対象となる地域ネットワークの募集を開始いたし
ます。応募を希望する場合は、以下をご覧のうえ、募集要領を入手し、募集期間
内に申請書類をご提出下さい。ご応募お待ちしております。
1.募集期間
平成27年6月29日(月)~平成27年7月17日(金)(必着)
2.事業概要
別紙のとおり
3.募集要領の入手方法
下記、建設現場へGO!特設ページにてダウンロード
http://genba-go.jp/information/880/(6月29日午前9時より開設)
4.申請に関する問い合わせ先
一般財団法人建設業振興基金
構造改善センター (※)
人材育成支援課
(※7月1日より経営基盤整備支援センターに名称変更)
電話:03-5473-4572
FAX:03-5473-4594
※ 応募いただいた案件については、審査のうえ、選定結果を8月中旬に公表予定です。
【事業実施の趣旨に関する問合せ先】
国土交通省 土地・建設産業局 建設業課
電 話:03-5253-8111(代表)
課 長 補 佐
木村(内線24710)
経営指導係長
内藤(内線24734)
※
申請に関する個別のお問合せは上記4.に記載した建設業振興
基金までお願い致します。
「もっと女性が活躍できる建設業」地域協働推進事業(新規)
H27年度政府予算:50,000千円
○建設業の女性活躍は、8月に官民挙げた行動計画を策定し、業界による取組が本格的にスタート
○この気運を一過性のものとせず中長期的に建設業界全体で持続させていくためには、地域ぐるみで女性
活躍をサポートする取組を全国各地に根付かせ、裾野を広げていくことが必要
事
業
の
必
要
性
○建設業での女性の活躍には、女性のライフサイクルに応じて3つのボトルネックが指摘
○企業内では女性は少数派であり、地方の中小建設企業では、個社レベルの対応に限界
○複数企業や関係機関が協働して地域ネットワークを形成し、地域ぐるみの取組を促進することで、建設業
で働く女性の課題に即応したサポートを講じる必要
②
① 女性の建設業への入職
女性の採用等に積極的な企業の情報
が女性に届きにくい等の課題
中小建設企業では女性は社内で少数
派、キャリアパスも身近になく、将来
が見通しにくいことが、女性の定着
を阻害
建設業者C
建設業者D
建設業者E
○工業高校・地元大学等と女性の活躍に積極的な地域企業が協働
○企業内で孤立しやすい女性にタテ・ヨコの連携の機会を確保
○働きやすい現場環境を目指す女性自らの取組をサポート
建設業者F
地域ネットワーク事務局
(地方公共団体、業界団体等)
地域ネットワーク事務局に対し活動の必要経費を支援
結婚や育児で一旦業界から離れると、
業界への復帰にハードルがある
【地域ネットワークによるサポートの展開方向】
家庭との両立
○建設業に触れる機会を提供
○女性活躍に積極的な企業と女性を
つなぐ
○先輩女性のロールモデル提供
○女性のメンターとの出会い、交流
○休職中もスキルを発揮する機会
○復職へのサポート
等
家庭と現場の両立
定着支援
建設業者B
【ネットワークによる実践事例】
工業高校等
建設業団体
事業スキーム
建設業者A
地方公共団体等
③
就職促進
『もっと女性が活躍できる建設業・地域ネットワーク』
研修機関等
女性の定着・就労継続
・企業と学生の効率的なマッチング
・工学部等の女性の他産業への流出阻止
・女性同士のタテ・ヨコの連携を確保
・女性自らが現場改善を働きかけ、実現
等
等
○高いスキルをもつ休職中の女性の復帰をサポート
○結婚、育児、介護等の理由での建設業離職者の復職をサポート
・再就職を目指す女性と企業とのマッチング
・不安のない円滑な再就職 等
建設業の女性活躍に向けた地域ネットワークによる実践事例
女性の就職促進
【ネットワーク実践例1】
【ネットワーク実践例3】
○高いスキルをもつ休職中の女性の復帰をサポート
○休職期間中もスキルを有効活用する等、建設業への復帰意欲を維持
○工業高校・地元大学等と女性の活躍に積極的な地域企業が協働
○女子学生と企業が接触する機会を効果的に提供
建設業に身近に
触れる機会を提供
女性が現場で働く姿を
イメージできる機会
・女性の活躍する現場見学会
・先輩女性による出前講座
女性活躍に積極的な企業をつなぐ
・女性活躍に積極的な企業による合同説明会の開催
・業者と学校がインターンシップを共同企画し各社で受入
【ネットワーク実践例2】
企業と学生の
効率的な
マッチング
工学部や工業
高校等の意欲
ある女性の他
業界への流出
を阻止
女性の定着支援
建設業者B
・建設業におけるワーク
ライフバランス
・セミナー開催
・他業種の好事例の紹介
先輩女性による
ロールモデルの提供
・先輩女性の体験談
・キャリアパスのイメージ
・継続への動機づけ
女性自らが
現場を改革
・働きやすい職場、現場
づくりに向けたマニュ
アル作成
女性に身近なメンターとの出会いや交流
タテ・ヨコの
つながりを
確保
休職中の業界との
接点確保
・研修の臨時講師
・業界への寄稿
・地域の若手指導
・自身の体験のセミナー
・他の育児中女性との
情報共有の機会
仕事のやりがいの
再確認
離職した女性の復職サポート
○結婚・育児・介護等の理由での建設業離職者の復職をサポート
(技術・技能の回復に向けた研修や業界内での再就職を促進)
協働
女性自らが
現場改善を
実現
業界との接点
を維持
協働
研修機関等
建設業団体等
業界との繋がりを維持
・定期的なダイレクト
メールの発送
家庭が落ち着き
再就職を希望
協働
地方公共団体等
復職へのサポート
・復職向けの技能講習の受講等
・再就職を希望する女性の採用
等に積極的な企業情報の提供
再就職を目指す
女性と企業との
マッチング
不安のない
円滑な再就職
女性流出の阻止
現場と家庭の
両立のノウハウ
研修講師などにより
休職中もスキルを発揮
結婚等により建設業
者から離職した女性
建設業者C
協働
地方公共団体等
建設業団体等
【ネットワーク実践例4】
女性定着の促進
建設業者A
研修機関等
協働
長期離脱からの
復帰に対する
漠然とした不安
○働きやすい現場環境を目指す女性自らの取組をサポート
○企業内で孤立しやすい女性にタテ・ヨコの連携の機会を確保
(ロールモデルやメンターとの出会いと交流の機会を提供)
協働
出産等により
休職中の女性
復帰意欲の強化
工業高校等
就職する女性の増加
建設業団体
各建設業者
協働
休職中の女性の復帰支援