在日米海軍司令官 マシュー・J・カーター少将 殿 在日米海軍厚木航空施設司令官 ジョン・F・ブッシー大佐 殿 米海兵隊の MV22 オスプレイの厚木基地飛来に抗議し訓練中止を求める声明 2015 年 8 月 21 日 日本共産党神奈川県委員会 委員長 田母神悟 日本共産党神奈川県会議員団 団長 井坂新哉 8 月 20 日夕刻、米海兵隊普天間基地所属の MV22 オスプレイ 4 機が相次いで厚木飛行場 に飛来した。米側の説明によれば、飛来目的は 8 月 21 日から 8 月 29 日までの東富士演習 場及び北富士演習場における離発着訓練のためとのことである。私たちは今回のオスプレイ 飛来に抗議し、MV22 オスプレイの厚木基地への飛来と訓練の中止を強く要求する。 第 1 に、昨日飛来したオスプレイと同型の米海兵隊所属の MV22 オスプレイはさる 5 月 17 日、ハワイのオアフ島にあるベローズ空軍基地で死者 2 名をだす着陸失敗事故を起こし ている。この事故について米海軍安全センターが公表したデータでは、被害規模は最も重大 な「クラス A」に指定されている。ところが、この事故原因について米海兵隊は、調査中と して詳細は公表していない。事故原因の究明も公表も行わず同型機の飛行を継続させている ことは許しがたいことである。 第 2 に、在日米海軍司令部のマシュー・カーター司令官は 19 日の記者会見において、 「変 更時期は分からないが、第 5 空母航空団所属の輸送機グレイハウンドもオスプレイに代わる ことになる」と発言し、空母ジョージ・ワシントンと交代する空母ロナルド・レーガンにオ スプレイが配備される見通しを示した。これは厚木基地にオスプレイが常駐することを意味 する。これは住宅密集地である厚木基地周辺の住民に、これまで以上の不安・危険をもたら すものである。今回の MV22 オスプレイ 4 機の飛来は、その地ならしともいうべきもので あり到底容認することはできない。 第 3 に、昨年からの相次ぐオスプレイの飛来と空母交代に伴う新たなオスプレイの常駐化 は、なし崩し的な基地機能強化につながるものであり、米軍基地の「整理、縮小、返還」と いう県民の願いを体現した神奈川県の県是に反するものである。 以上より我々は今回の明日プレイ飛来に抗議し、米海軍司令部に対し以下の点を強く求め るものである。 第 1、厚木基地をオスプレイの訓練拠点として使用しないこと。 第 2、爆音被害の根源である横須賀の空母母港化を撤回すること。 以上
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