損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントハウスビュー

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントハウスビュー
2015年4月
⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第351号
加入協会/一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
ファンダメンタルズ(日本、米国)
日 本 経 済
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準⽇:2015年4月8⽇
•⽇本経済については、企業の生産活動に底打ち感が⾒られるほか、雇⽤環境の改善等により消費の回復も期
待されるため、内需は底堅く推移すると予想します。外需の改善は鈍いものの下押し要因にはならないと考えるた
め、景気は緩やかながらも回復基調が継続すると予想します。
•物価については、2月の消費者物価コア指数(消費税引き上げ要因を除く)の前年⽐は0.0%となりました。今
年度は昨年度を上回る賃上げ期待があるものの、エネルギー価格下落の影響が⼤きく、当面は0%前後の水準
での推移が予想されます。
•⾦融政策については、日銀は2%の物価目標の達成が困難な状況が続くため、現在の⾦融緩和を継続すると
考えます。
米 国 経 済
•⽶国経済については、⾜もとの経済指標には、天候等の⼀時的要因のほかドル⾼の影響もあり、予想を下回るも
のが散⾒されます。今後も外需は期待しにくいものの、雇⽤環境の改善や原油価格下落による家計の購買⼒向
上を背景に個人消費は底堅さを維持するほか、設備投資や住宅投資も底堅く推移するため、内需主導での拡大
基調は続くと予想します。
•物価については、2月の消費者物価コア指数は前年⽐1.7%となりました(1月は1.6%)。景気回復が続くもの
の賃⾦上昇圧⼒は依然として限定的なため、当⾯は現状程度の⽔準で推移すると予想します。
•⾦融政策については、年内に利上げする可能性が⾼いものの、賃⾦や物価の上昇が依然として懸念するほどの⽔
準ではないため、利上げペースは極めて緩やかなものになると考えます。
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン⽇本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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ファンダメンタルズ (欧州、中国)
欧 州 経 済
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準⽇:2015年4月8⽇
•欧州経済については、昨春来の景気鈍化傾向から底⼊れに転じています。今後も内外需は⼒強さを⽋くものの、⾦
融緩和政策やユーロ安が下支えとなり、緩やかながらも景気の持ち直し傾向が続くと予想します。
•物価については、3月の消費者物価指数は前年⽐▲0.1%とマイナス幅が縮小しました(2月は▲0.3%)。今後、
エネルギー価格の下げ止まりやユーロ安によりプラスに転じる可能性はありますが、需給ギャップが依然として大きいた
め、ディスインフレ傾向は当面続くと予想します。
•⾦融政策については、 ECB(欧州中央銀⾏)は1月の理事会で決定した「国債購⼊を含む量的緩和」を3月より
開始しました。当面、物価がECBの目標とする水準(2%弱)まで上昇することは⾒込みにくいため、量的緩和が
⻑期間継続されると予想します。
中 国 経 済
•中国の2月の主要経済指標では、鉱工業生産や固定資産投資などの伸びが市場予想を下回りました。3月の製
造業PMI(購買担当者指数)においても新規受注の悪化が確認されるなど、製造業の慎重な⾒通しが継続して
います。
•中国政府は、3月開催の全国⼈⺠代表⼤会において、今年の実質GDP成⻑率⽬標を+7.0%前後に引き下げ、
構造改⾰とともに持続的な安定成⻑に繋げたい⽅針を発表しました。李克強⾸相は景気下押し局⾯では追加⾦
融緩和と財政投⼊を⾏うことを明らかにしており、⾜元では住宅市場の梃⼊れ策として個⼈による住宅購⼊の規制
緩和を⾏いました。
•物価については、⾜元のインフレ率は政府⽬標(前年⽐3.0%)内に収まっています。⾷品価格は落ち着いており、
当面低位で推移すると思われます。
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン⽇本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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内外株式市場
国
内
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準⽇:2015年4月8⽇
•国内株式市場は、引き続き上昇基調の中にあると⾒ています。ただし、昨年度後半の上昇ペースがやや急であった
ことから、当面はスピード調整の期間になると考えています。
•当社では、今年度の企業業績は前年対⽐での円安効果及び原油安効果などから、増収増益を維持すると予想し
ています。一方で、企業サイドは依然として慎重姿勢を崩しておらず、これから発表される2015年度の会社業績予
想は保守的なものに留まると⾒込まれます。
•ただし、公的年⾦や⽇銀から⼀定の買い需要が⾒込まれることや、企業が株主還元や資本効率への意識を⾼めつ
つあることなどから、当面、株式需給は良好な環境が続くと期待されます。今後、海外市場や為替市場の変動を受
けて短期的な調整を挟む場面はあっても、株価バリュエーションが⽶国などと⽐べて割安な⽔準に留まっていることから
下値余地は限定的と⾒られ、企業業績が順調に推移していることが確認されれば、株式市場は再び上昇基調を迎
えると想定しています。
海
外
•⽶国株式は、軟調な経済指標や⾦融政策を巡る不透明感等から、上値が重い展開となりました。株式市場の割
安感が薄れているなか、原油安やドル高の企業業績への影響に対する警戒感が払拭されにくい環境下にあるため、
当面は神経質な展開が続くと思われます。
•欧州株式は、ECBが国債購⼊を含む量的緩和を開始したことや、景況感の改善を背景に、年初からの上昇基調
が継続しました。ユーロ安は企業業績のサポートとなりますが、株式市場の割安感が薄れているなか、ギリシャやロシ
ア情勢等に対する警戒感が高まる局面もあると思われます。
•中国株式は、政府の相次ぐ景気対策を好感して上昇しました。中国⼈⺠銀⾏が2月末に利下げを実施したのに加
えて、李克強⾸相が財政⾯、⾦融⾯での更なる⽀援を⽰唆しました。今後、政策期待は株式市場を下支えすると
思われますが、持続的な上昇に向けては実体経済の安定が望まれます。
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン⽇本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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内外債券・為替市場
国
内
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準⽇:2015年4月8⽇
•国内⾦利は、⽇銀による国債の⼤量購⼊を背景に市場の流動性が低下しており、上下にフレの大きい状況が続い
ています。
•絶対⾦利⽔準の低さによる国債の魅⼒度の低下や⽶国の利上げ観測、原油価格の下げ止まりなど、⾦利上昇要
因はあるものの、⽇銀の異次元緩和の継続により⾦利の過度な上昇は抑えられると考えます。
•そのため、今後も⽇銀中心の需給相場が続き、⻑期⾦利は、当面、大きくは上昇しにくいと考えます。
海
外
•⽶国⾦利は、今後、経済が内需主導で拡大基調を続け、年内利上げの可能性も⾼いことから、中期ゾーンまでの
⾦利は上昇傾向を辿ると予想します。ただし、⽬先はインフレ懸念が⾼まる可能性が低いこと、また、日本や欧州に
おける⾦融緩和政策の強化に伴う過剰流動性の⼀部が⽶国債投資に向かう傾向が続くと予想することから、⻑期
や超⻑期ゾーンの⾦利は、当面、大きくは上昇しにくいと考えます。
•ドイツ⾦利は、ユーロ圏景気の回復⼒は弱くデフレ懸念が続くなか、ECBが⼤規模な国債購⼊を含む⾦融緩和を
継続することから、当面、極めて低い水準での推移が続くと考えます。
為
替
•ドル円は、⽇⽶当局ともに、急速なドル⾼円安を望んでいないと思われるため、⼀⽅向的なドル⾼の動きにはならな
いと考えるものの、⽇⽶の景況感格差や⾦融政策の⽅向性相違の明確化等により、ドルは円に対して底堅く推移
すると予想します。
•ユーロドルは、⾜もとでは⽶国の早期利上げ観測が後退したため、昨年来のユーロ安ドル⾼推移が⼀服しています。
ただし、FRBは年内に利上げする可能性が⾼い⼀⽅、ECBは3月より追加⾦融緩和を開始するなど⾦融政策の⽅
向性が異なること、また、欧州の景気回復は⽶国に⽐べて⼒強さを⽋きギリシャ問題の懸念も燻ることから、再びユー
ロ安ドル高基調で推移すると予想します。
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過去5年間の主な市場の推移
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準⽇:2015年4月8⽇
期間:2010年3月末〜2015年4月8日
Bloombergより損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが作成
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[投資⼀任契約に際しての⼀般的な留意事項]
● 投資一任契約に係るリスクについて
投資一任契約に基づく運用は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、当該資
産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により運用資産の価値が変動します。従ってお客様から受託した資産の当初の評価額(元
本)を下回ることがあり、さらに元本を超えて損失を被るおそれがあります。
投資一任契約の投資対象は、個別の投資一任契約毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リス
クの内容や性質が異なりますので、ご契約に当たっては契約締結前交付書面等をよくご覧下さい。
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[ご契約頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。]
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…… 投資一任報酬をご負担いただきます。適⽤する料率は、運用の対象となる資産、契約資産残高、契約内容等に応じて異なりますので、
料率、上限額等を表示することはできません。契約締結前交付書面等でご確認下さい。
■その他の費用等
…… 上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。「その他の費用等」については、運用 状況等により変動するものであり、
事前に料率、上限額等を表示することができません。契約締結前交付書面等でご確認下さい。
※当該投資一任契約に係る費用の合計額については、契約期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資一任契約を想定しております。投資一任契約に係るリスクや費用は、それぞ
れの投資⼀任契約により異なりますので、ご投資をされる際には、事前によく契約締結前交付書面等をご覧下さい。
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[投資信託をお申込みに際しての留意事項]
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又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が
異なりますので、ご投資に当たっては投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書面をよくご覧下さい。
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《ご注意》
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スクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、事前によく交付⽬論⾒書や契約締結前交付書⾯をご覧下さ
い。
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