十津川村の暮らし

十津川村の暮らし
十津川村のいろんな
決まり事
十津川村は遥か昔から自主自立の精
神を守り続け、ご近所さんとのつながり
を大切にしてきました。
それは現代においても変わりなく、十
津川村の各地域では今でも山村ならで
はの助け合い、支え合いの生活が続いて
います。地域の行事に積極的に参加する
ことが、村での上手な住まい方になるで
しょう。
地域の構成
【区】
十津川村は大きく分けて7つの区に
分かれています。村自体が大きいので、
区によっては生活環境や風習の違いな
どが見受けられるのも十津川村の特徴
です。
おおあざ
【大字】
上記の区を細かく分けたものを大字
と呼びます。大字は十津川村全体で55
の地域に分かれており、それぞれで自治
会活動が行われています。
ばん
くみ
【番・組】
大字の中に、さらに「番」や「組」と
呼ばれる地区が分かれています。これは
大字が大きいことや、大字の中でも集落
が点在していることが主な理由です。
また、番(組)はさらに班で分かれて
いるところもあります。
みちぶしん
自治会
道普請
盆踊り
集落の管理・運営を行っていくため、
地域住民で自治会を結成し、田舎での生
活を支え合っています。住民の方は主に
番(組)
や大字関連の活動に参加します。
地域住民が集まって行う清掃(普請)
活動です。主に毎年7月末から8月にか
けて行われることが多く、国道沿いや集
落の道、公民館の掃除等を行います。
地域の人とのふれあいの場にもなるの
で積極的に参加しましょう。地域によっ
ては参加できない人から協力金をいただ
くところもあります。
毎年お盆には、地域の広場で盆踊りが
行われています。地域ごとに特色ある踊
りがあり、とりわけ西川、小原、武蔵地
区の盆踊りは国の重要無形文化財にも指
定されている歴史的にも貴重な踊りです。
役員
各大字では住民の意思を反映させ、自
治会活動を円滑に進めるために役員を選
出しています。
[総代]
大字の代表として、集落の行事等を取
り仕切ります。
[会計]
大字内での財務を担当します。
ばん
くみ
がしら
[番(組) 頭 ]
大字内の各番、組の代表。大字によっ
ては番・組が点在しているところも多く、
番(組)頭が相談役になることもありま
す。また、広報等村の配布物を配るのも
番(組)頭の役目となっている地域も多
くあります。
大字総会
役員の選出や大字で行う事業計画の策
定及び報告など、大字で行われる色々な
ことを話し合い、決定される重要な集ま
りです。できる限り参加しましょう。
おお あ ざ ひ
大字費(字費)
大字では地域活動に活用するため、住
民の方に字費を負担していただいていま
す。集金頻度、金額は大字によって異な
ります。
消防団
祭り事
大字の多くでは地区の中で神社やそれ
に該当する社を持ち、年に一度祭り事が
行われています。
餅まきをしたり、地域の子供たちとみ
こしを担いで地域を練り歩くところもあ
ります。
十津川村には五條消防署十津川分署の
ほかに、有志の地域住民で構成された消
防団が村内計10分団あります。
所属する団員は、平時は各々の仕事に
従事していますが、担当地区で有事があ
った際は消防署と連携して活動します。
葬式
他にも・・・
葬儀場のない十津川村では、人が亡く
なると地域住民で協力して葬式を手伝い
ます。近年では街のセレモニーホールで
葬儀を執り行う家庭も増えていますが、
基本は自宅、または地域の公民館(集会
所)で行います。
できる限り手伝いに参加するようにし
ましょう。
ここでご紹介した行事・慣習は十津川
村内でおおむね共通して行われているも
のです。
各大字では他にも地区独特の行事や決
まりごとがあります。
まずは大字の総代さんか、相談役の方
に話を聞いてみるのがよいでしょう。
コミュニティ活動を大切にし、充実し
た田舎暮らしをお送りください。
回覧板
村からの情報や大字、番(組)で行わ
れる行事の情報が掲載されています。情
報を確認したらすみやかに次の人に回し
ましょう。
※移住が決まりました際は、その地区の総代さんへのご挨拶をお願いいたします。
総代さんの連絡先については、十津川村
地域創生推進課(0746-62-0910)までお問い合わせください。