辻本玲大器出現！五嶋みどり氏も称賛する才能五嶋みどり氏が自然体で、音楽の最も大切な要素であるLOVE が伝わる演奏と称賛するチェリスト・辻本玲さん。2011 年の芸術文化センターでのデビュー・リサイタルでは、スケールの大きな音色で、まさに大器出現を感じさせてくれました。その辻本さん待望の 2 回目のリサイタルが 7月28日㈰、大ホールで開催されます。今年 3月、及川浩治トリオ Bee に出演した辻本さんに、終演後お話を伺いました！ Rei Tsujimoto ［チェロ］デビュー・コンサートがいきなり大ホールでした。今振り返っていかがでしたか？初めてのリサイタルで、この大きな空間をピアニストと2 人で満たさないといけない、ということでとても緊張したのを覚えています。でも、関西のお客様はとてもノリがよくて、すごく演奏がしやすかったですね。今回の「及川浩治トリオ “Bee” 」のメンバーに呼ばれたり、アンサンブルでも大活躍ですね。共演された方から必ず「また辻本さんと」と声がかかると聞きました。アンサンブルが好きなんです。チェロというのは、 Ⓒ飯島隆もちろんソロ楽器としても魅力的ですが、一番多ベートーヴェンとフランクのソナタ。充実のプログラムですね。い役割は「支える」こと。音域が低いので、室内楽前回は小品が多かったですが、今回はどっしりしなどでは支える役割が多い。音楽をあまり勉強した曲を選びました。ベートーヴェンのチェロ・ソナタたことがない人から見ると、チェロパートって簡単第3番は、チェロのレパートリーでは定番の曲。に見えるんですよ。音が少なく、ポーン、ポーンとベートーヴェンは古典派の作曲家ですが、既にち言う感じで。でも、その一音で全てを支配しないとらほらとロマンティックな薫りがしてきて、でもやっいけない。逆にその一音で全てが崩れる。チェロぱりベートーヴェン特有の構築された感じもある。は、音楽の骨格なんです。そこを勉強するのがすそこがすごく好きですね。ごく楽しく、また難しいところですね。それが自分のフランクはベルギーの作曲家ですが、フランスのソロの演奏にも返ってくるような気がします。匂いがすごくする。和声の微妙な感じとか、ちょっそして次回のソロ・リサイタル。冒頭はバッハの無伴奏組曲です。と横滑りしていくようなところもあって、素敵な曲実は、デビュー・リサロの魅力をたっぷり味わってもらえるプログラムです。その他の3 曲はチェロ“バラード特集” 。チェイタルでバッハの無だと思います。伴奏を入れたかったんです。でもいきなりアメリカ、フィラデルフィアご出身…ですが、関西弁ですね。それは大胆すぎる… 11歳で帰国して、豊中に小学校6年生から中学、ということで断念しま高校と住んでいました。実家は今も豊中です。アメした。今回は、その念リカで育ちましたが、両親が大阪出身だったので、願のバッハを1曲目家の中はちょっとした大阪地区という感じでした。に弾きます。お笑い番組も大好きで、練習が終わって、夜、録画しておいた番組を見るのが至福の時ですね。（笑） 2011年３月、芸術文化センターでのデビュー・リサイタルより Ⓒ飯島隆ご予約お問合せ芸術文化センターチケットオフィス７月が楽しみです。ありがとうございました。 0798-68-0255 10:00AM∼5:00PM 月曜休み※祝日の場合翌日インターネット予約辻本玲チェロ・リサイタル 2013 7 28 2:00ＰＭＡ：￥2,000 Ｂ：売切［チェロ］辻本玲［ピアノ］須関裕子バッハ：無伴奏チェロ組曲第1番ベートーヴェン：チェロ・ソナタ第3番ドヴォルザーク：森の静けさピアソラ：オブリヴィオン（忘却）ラフマニノフ：ヴォカリーズフランク：チェロ・ソナタ ◎プロフィール辻本玲（チェロ） 1982 年生まれ。７歳よりチェロを始める。11 歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京芸術大学音楽学部器楽科を首席で卒業（アカンサス音楽賞受賞）。2003 年、第 72 回日本音楽コンクール第２位、併せて「聴衆賞」受賞。 07 年度青山音楽賞新人賞受賞。06 年、07 年、ヴァイオリニスト五嶋みどり氏が主催する「Community Engagement Program」に参加し、世界各地で共演。 http://www.gcenter-hyogo.jp ※未就学児童のご入場はご遠慮ください。 ※やむを得ない事情により、出演者、曲目等が変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。主催：兵庫県、兵庫県立芸術文化センター