最上級のハンドメイドスーツを作る 『テーラー渡辺』のココがすごい!

も
歳 で 縫 製 を 手 伝 っ て い る。 下 請
さ、最高の感動を味わってほしい」と
て ほ し い 」「 お 客 様 に 着 る こ と の 楽 し
でもスタイリッシュで格好よくあっ
し ゃ れ な 雰 囲 気 を 持 ち 続 け、 い つ ま
を 充 分 に 引 き 出 し た い。 都 会 的 で お
き上がってくるお客様の本当の魅力
冒頭に書く。そして「身体の中から沸
服 創 り )が 大 好 き で す 」と 自 社 H P の
目渡辺弘行さんは、
「私はこの仕事(洋
スーツ、ジャケット&シャツのオー
ダ ー メ イ ド 店『 テ ー ラ ー 渡 辺 』の 三 代
ネルギーになりました」
楽 し さ に 目 覚 め、 こ の 業 界 で 働 く エ
た。 私 も 友 人 の 影 響 で、 着 る こ と の
ファッション文化の洗礼を受けまし
ビ ー な ど が 大 流 行 し、 男 性 た ち も
「青年期がちょうどトラッドやアイ
いところだけ吸収する。
も 出 か け る。 流 行 に も 目 を 配 り、 良
欧 州 に も、 生 地 メ ー カ ー の 発 表 会 に
だからスーツの伝統がある英国など
て楽しくなる服だけを作りたいのだ。
更新するが、そのほとんどが「サマー
カ シ ミ ヤ の ジ ャ ケ ッ ト 」だ の「 今 年 の
春 夏 物 で 人 気 の あ っ た『 ロ ロ ピ ア ー
ナ』でスーツを」などというタイトル。
いだろう」という内容なのだ。もちろ
わかったところでこちらの提案をす
に し て い ま す。 人 柄 や 仕 事 や 好 み が
様とは時間をかけてお話を聞くよう
を 仕 立 て る の で す か ら、 最 初 の お 客
ん 宣 伝 も 兼 ね て の 記 事 だ ろ う し、 業
る。 体 や 好 み に 合 わ せ る こ と も 大 事
「 で も テ ー ラ ー は、 お 客 様 が 着 る 服
界通や洋服好きでないとその「すばら
ん な モ ノ を 作 っ た ら、 さ ぞ 素 晴 ら し
しさ」が分からないところもある。で
だ け ど、 そ の 服 を 着 る 今 の 時 代 に も
2
2 0 9 0-5 4 2 9-9 6 2 6 0 3-3 8 2 1-7 7 2 0
5 0 3-3 8 2 1-8 4 4 5
0 東京都文京区向丘2-1 4-2
E-mail ● [email protected]
http://tailorwatanabe.com/
確 信 犯(?)的 作 品 だ。 快 哉 を 叫 ぶ
分かった。
(ライター/左門恵)
な い だ ろ う か? 大 好 き な 仕 事、 い
つまでも続けたいという意味が良く
人 で も、 こ の 愉 し さ は 分 か る の で は
門 外 漢 で も、 オ シ ャ レ に 無 縁 と 思 う
人 の 男 た ち の 笑 顔 が 浮 か ん で く る。
2
は、 注 文 し た お 客 様 と 渡 辺 さ ん と の
に 通 じ る オ シ ャ レ な ス ー ツ だ。 こ れ
向 を 凝 ら し た 江 戸 時 代 の 着 物 の「 粋 」
の ド ッ ト 柄 を 使 っ て い る。 裏 地 に 趣
タ ン ホ ー ル、 裏 地 に は、 オ レ ン ジ 色
ト ラ イ プ 生 地。 と こ ろ が、 襟 穴、 ボ
ツ が 好 例 だ。 ミ デ ィ ア ム グ レ ー の ス
ような光沢がある生地を使ったスー
メ リ ノ ウ ー ル を 使 い つ つ、 シ ル ク の
い。 た と え ば『 ロ ロ ピ ア ー ナ 』と い う
く。 ト ラ ッ ド で コ ン サ バ な 人 で は な
一 体、 ど ん な 服 を 作 る 人 な の か と
思 い、 改 め て H P や ブ ロ グ を 見 て 驚
取りがまた楽しい仕事なんです」
合 わ せ る べ き で す か ら ね。 そ の や り
代目」
も彼のワクワク感は伝わるのだ。「こ
「こんなすばらしい生地を使って、こ
お客様に合わせるだけでなく
この時代にも合わせたスーツに
続 け る。 ま た、 日 に 何 度 も ブ ロ グ を
渡辺さんは服が好きだから勉強す
る。 勉 強 し て、 本 当 に 美 し く て、 着
け縫製工場時代を支えた人だ。
94
んな私が作ります」とのメッセージに
なる。いや、彼の父上である「
テーラー渡辺
6
7
1 9 1 0 年( 明 治 年 )に 祖 父 が テ ー ラ ー を 開 「私は洋服創りが大好きです」
業。 服 作 り の 現 場 を 見 て 育 ち、 思 春 期 に は「 ア
そのワクワク感を持ち続けて
イ ビ ー」で フ ァ ッ シ ョ ン 革 命 の 洗 礼 を 受 け た。
そこから目覚めた仕事の愉しさがすべての原点
にある。
最上級のハンドメイドスーツを作る
『テーラー渡辺』のココがすごい!
43
精密ヤスリの新しい市場を開拓する
トップブランドを率いる女性社長
な ど 楽 器 製 造 者 及 び 使 い 手、 ホ ビ ー
好きなどであり、同社の登録商標「魚
『広島鑢(やすり)製造所』が本社工場
件も起きるほどだ。
前 か ら、 模 造 品 や 商 標 盗 用 な ど の 事
上 の シ ェ ア を 占 め る。 そ れ ゆ え 数 年
地球印」(うおちきゅういん)は9割以
を 置 く 広 島 県 呉 市 の 仁 方( に が た )桟
衰退する
国内「ヤスリ」製造業の中で
橋通りには「ヤスリ工業団地」がある。
刃物の焼き入れに味噌を塗り付ける
三代目社長が挑む
市場開拓と人材育成
ギターとヤスリにどんな関係があ
る の だ ろ う。 た と え ば ギ タ ー の 部 品
以 下。 長 引 い た 不 況 と 国
に フ レ ッ ト が あ る。 ネ ッ ク の 指 板 に
分の
内企業の海外進出で需要が減った上
音階ごとに張られた細い棒状の金属
も
に価格競争で中国品に流されるなど
同 社 で は、 新 し い フ レ ッ ト を 指 板 に
の 結 果 だ。 熟 練 の ワ ザ を 持 っ た 職 人
手 を 良 く し て い る。 そ し て こ の ノ ウ
だ が、 こ の 調 整 具 合 が 弾 き 手 に 影 響
もある。それが『広島鑢製造所』だ。
ハウを活かして他の弦楽器用も供給
す る。 高 さ や 触 り 具 合 を 微 妙 に 調 整
ヤスリは古代から使われてきた工
具であり現代の機械製造現場でも欠
している。
も 高 齢 化 で 大 量 に 引 退 し た。 斜 陽 化
か せ な い。 用 途 に 応 じ て 様 々 な 大 き
2007年に父の跡を継いで三代
目 社 長 に 就 任 し た 中 洲 紀 子 さ ん は、
す る の に 専 用 ヤ ス リ が 必 要 な の だ。
さ、 形 状、 目 の 粗 さ が あ る。 需 要 も
精密ヤスリの新しいニーズはまだ開
に 歯 止 め が 利 か な い。 し か し、 少 数
作り手も多いのが工業用の中目だが、
拓できると考えている。「爪の手入れ
ながらサバイバルして気を吐く企業
細目から油目に分類される精密ヤス
『 広 島 鑢 製 造 所 』は 先 代 社 長 の 頃 か ら
を す る 女 性 た ち に は『 爪 ヤ ス リ 』は 身
歳も
20
(ライター/土谷晴)
まれていることが分かる。
バ ル 力 は、 た ゆ ま ぬ 自 己 革 新 か ら 生
と も 語 る。『 広 島 鑢 製 造 所 』の サ バ イ
と戦力化しないともったいないです」
強さ、センスからしても、女性をもっ
人 は た く さ ん い ま す。 繊 細 さ、 粘 り
性 で も モ ノ 作 り が 好 き な 人、 上 手 な
は 男 の 世 界 と 思 わ れ て い ま す が、 女
ま す 」と 厳 し い。 ま た、「 職 人 の 世 界
を 教 え、 二 度 と や ら ぬ よ う 工 夫 さ せ
見 せ て、 お 客 様 が い か に 失 望 し た か
るリスクも覚悟の上だった。「現物を
行 っ て き た。 彼 ら が 未 熟 故 に 失 敗 す
引き下げるほど積極的な新人採用を
要 さ を 考 え、 社 員 平 均 年 齢 を
中 洲 さ ん は、 早 く か ら ベ テ ラ ン 職
人のワザを若手が継承することの重
ず」と言う。
分に開拓されていない分野はあるは
けになった。「ホビー用など、まだ充
これまでの武骨なイメージが女性向
に 売 り 出 し た の が『 し な や か 』で す 」。
呼 び、 パ ッ ケ ー ジ も 一 新 し て 本 格 的
より滑らかな仕上がり』という評判を
製品がない。当社のものが『紙ヤスリ
打ち込むための溝まで付けて使い勝
リ の 分 野 に 照 準 を 絞 っ て き た。 こ れ
2 0 8 2 3-7 9-5 6 7 1
5 0 8 2 3-7 9-1 8 9 5
0 広島県呉市仁方桟橋通り1 5 1 1-1 8 鑢工業団地内
E-mail ● [email protected]
http://www.hiroshimayasuri.co/
近 な 存 在 で し た。 で も こ れ と い っ た
1
を 求 め る の は、 精 密 部 品 製 造 業、 歯
やすり
「魚地球印」(うおちきゅういん)の商標は、精密
ヤスリのトップブランドで、ギター用ヤスリな
ど で 圧 倒 的 な シ ェ ア を 占 め る。「 紙 ヤ ス リ よ り
滑 ら か な 仕 上 が り 」の 評 判 を 受 け て、 お し ゃ れ
な爪ヤスリが生まれた。
% を 占 め る。 だ が 全 盛 期 の
独 自 製 法 の〝 仁 方 ヤ ス リ 〟は、 国 内 生
産の
70
年代に比べれば事業所数も従業員数
95
3
8
9
新製品の爪ヤスリ
『しなやか』
代表取締役社長
中洲紀子氏
1959年、広島県出
身。高校卒業後、銀
行に就職。結婚して
専 業 主 婦となるが 、
広 島 鑢 製 造 所の先
代社長である父に招
かれて入社し経理を
担当する。2007年に
同社の三代目社長に
就任。若い人材の育
成に力を入れている。
科技工士、彫金・宝石の工芸家、ギター
株式会社 広島鑢 製造所
モノ作りを支える地味な道具「ヤスリ」に
込められた先人のワザと想いを未来に繋ぐ
工場で活躍している女性の職人さん
80
10
人材に恵まれ事業規模拡大
安全の維持に責任者を配置
平洋側の東北
千個分の
り、 う ち 約
ム
万
ha
が 水 田 だ っ た。 海
関
・ 東 県で東京ドー
万3600 にのぼ
6
災 地 で は、 住 宅 の 高 台 移 転、 市 街 地
る が、 甚 大 な 被 害 を 受 け た 東 北 の 被
東 日 本 大 震 災 か ら 年 が す ぎ、 集
中復興期間も2016年春には終わ
過剰な塩を取り除く必要がある。
塩 害 が 発 生 す る。 こ れ を 防 ぐ に は、
剰 な 塩 分 で 植 物 が 枯 死、 根 腐 れ す る
業、 石 灰 を ま い て 土 中 の ナ ト リ ウ ム
従 っ て 進 め て い ま す 」と い う そ の 作
を 吸 着 さ せ、 真 水 を 浸 透 さ せ て 洗 い
「作業は農林水産省のマニュアルに
た 復 興 事 業 が 続 く。 仙 台 市 に 本 社 を
流 す の が 基 本。 農 地 に 十 分 な 量 の 真
の 整 備、 田 畑 の 再 生、 交 通 網 や 公 共
置 き、 土 砂 運 搬、 建 設 資 材 運 搬、 産
水 を 湛 え、 そ の 浸 透 水 で 塩 分 を 排 除
水 す る 暗 渠 排 水 方 式 が あ り、 耕 作 土
業廃棄物収集運搬を主業務とする『株
を 耕 起 し た り、 排 水 溝 を 作 っ た り、
す る か け 流 し 式 と、 土 壌 中 の 塩 分 を
汗を流している。
式会社ジャパンドライブ』は、復興事
「津波による被害が大きかった沿岸
整 地 し た り す る 力 の い る 仕 事 だ が、
業 に 携 わ っ て い る 事 業 者 の 一 つ。 関
部 を 中 心 に、 今 も ま だ 手 付 か ず の 被
命に働いています」と努力を称える。
「従業員たちは、復興のためならと懸
湛 水 中 に 拡 散 溶 出 さ せ、 農 地 か ら 排
災 地 は 多 く あ り、 新 た な 街 づ く り の
人の従業員とも
tダンプを100台保有
除 塩 作 業 な ど に 携 わ っ て い ま す。 当
社は大型
し て い ま す が、 約
フル稼働の状態です」
田畑の除塩は津波をかぶった田畑
を 再 生 さ せ る た め の 作 業。 農 林 水 産
省が人工衛星の画像をもとに推定し
た、 流 失 か 冠 水 し た 農 地 の 面 積 は 太
機 に ダ ン プ の 運 転 手 に な り、 独 立 し
て運搬会社経営に転じた異色の経歴
を持つ。
「復興事業は規模の大きな仕事であ
台リースで保有す
り、 対 応 で き る か ど う か が 不 安 で し
た が、 ダ ン プ を
ることができたのをきっかけに稼働
率 が 上 が り、 さ ら に 重 機 会 社 と の 協
力 体 制 で 1 0 0 台 ま で 増 え、 復 興 事
業に対応できる態勢を築くことがで
きました」
被災地の瓦礫の運搬作業はほぼ終
わ り に 近 づ き、 除 塩 作 業 と と も に 商
業地や宅地の盛り土など街づくりの
ための整備作業に追われる日々が続
く。 そ の 中 で 社 長 が 意 を 注 い で い る
関口社長は大手IT系メーカーで
約 年 働 き、 数 字 を 追 う 仕 事 に 飽 き
足 ら ず、 ダ ン プ に 興 味 を 持 っ た の を
2 0 2 2-7 8 1-7 2 4 8
5 0 2 2-7 8 1-7 2 4 9
0 宮城県仙台市宮城野区白鳥1-2 6-1 7-B-1 0 2
E-mail ● [email protected]
http://www.jpn-drive.com/
の が 作 業 の 安 全 と 雇 用 の 維 持、 地 域
株式会社 ジャパンドライブ
への貢献だ。
で事業を拡大することができました。
「従業員に良い人材が集まったこと
従業員に事故がないよう現場に責任
者 を 配 置 し、 現 場 で の ル ー ル 順 守 と
安 全 運 転 を 徹 底 さ せ、 今 後 も 復 興 作
(ライター/斎藤紘)
業を中心に地域貢献に力を入れてい
きます」 大手IT系メーカーから転身
ダンプとの出会いがきっかけ
ための整備や津波に襲われた田畑の
口生紀社長や従業員が各地の現場で
インフラの復旧など官民一体となっ
水 で 農 地 が 冠 水 す る と、 土 壌 中 の 過
ha
埼玉県出身。学業修了後、大手IT系メー
カーに就職、様々な仕事を経験する。42
歳で全く経験のないダンプの運転手に転
身。周囲の勧めと応援を受けて
『ジャパン
ドライブ』
を設立。復興作業で得た利益
の一部を地域福祉に還元する方針。
10
11
2
2
5
10
株式会社 ジャパンドライブ 代表取締役
関口生紀氏
10
市街地づくりや田畑の除塩に注力
従業員と共に社長も被災地で奮闘
復興事業の作業現場で精を出す従業員たち。
4
80
10
勤務していた大手IT系メーカーの仕事に飽き
足らず、ダンプと出会ったのを機に運搬会社経
営に転じ、仙台市に本社を置いて、 tダンプ
100台を保有、約 人の従業員と共に東日本
大震災の被災地で津波をかぶった田畑の除塩や
街づくりのための整備に尽力する。
社を挙げて震災からの復興に貢献
再生作業にダンプ100台フル稼働
困難に打ち克つメンタルを養い、
夢や目標を成功に導き、ストレスも減る
『 Gold MT Eggs
』は、 米 国 で 開 発 さ れ
た 研 修 プ ロ グ ラ ム を 作 成 し、 能 力 開 発、 人
( Neuro-Linguistic Programming
)
」を 用 い
「その人が使っている言葉や態度を見れば、
や態度だ。
る と い う。 そ れ が 形 と な っ て 出 る の が 言 葉
け、 自 分 も 周 囲 に 影 響 を 与 え て し ま っ て い
二 人 に よ れ ば、 人 の 行 動 は す べ て、 自 分
で も 意 識 し な い う ち に、 周 囲 か ら 影 響 を 受
材育成を行っている。
た自己啓発ツール
「実践的脳科学NLP
「 N L P は、 米 国 の 近 代 心 理 学 セ ラ ピ ス ト
は自分がそうなっていることを認められま
どに活用して効果を実感した。
社員のメンタル面の課題克服や人材育成な
ジ ャ ー を 務 め て い た 時 に、 N L P を 学 び、
れぞれ大手メーカーでプロジェクトマネー
ま た 昌 志 氏 は 東 京 大 学 大 学 院 を 卒 業 後、 そ
氏 だ。 知 希 氏 は 京 都 大 学 大 学 院 を 卒 業 後、
イントレーナーを務める西川知希氏と昌志
実 践 的 な 形 で 伝 え て い る の が、 取 締 役 で メ
を 学 び、 日 本 人 が 使 い や す い よ う に、 よ り
の 西 川 勇 氏 だ。 そ し て、 創 始 者 か ら す べ て
習 得 し て い ま す 」と 語 る の は、 代 表 取 締 役
米 で は 爆 発 的 に 拡 が り、 多 く の 一 般 の 方 が
ニ ス の ア ガ シ 選 手 を 復 活 さ せ た こ と で、 欧
兵 士 を 回 復 さ せ た り、 ス ラ ン プ に 陥 っ た テ
TSD
( 心 的 外 傷 後 ス ト レ ス 障 害 )に な っ た
長 に 大 き な 効 果 が 期 待 で き ま す。 戦 争 で P
ン や マ ネ ー ジ メ ン ト 能 力 が 高 ま り、 自 己 成
に 落 と し 込 ん だ も の で、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ
タ ー ン を 解 析 し、 一 般 の 方 が 使 え る ス キ ル
脳 科 学 ツ ー ル で す。 優 れ た 人 た ち の 成 功 パ
グ
・ リンダー氏を中心に開発された
バ
・ ンドラー氏と言語学者の
の 感 情 を 制 御 し や す く な り ま す。 緊 張 や 調
ま す。 ま た、 様 々 な ス キ ル に よ っ て、 自 分
り、 人 の 上 に 立 つ こ と が で き る 器 が 養 わ れ
ず な い で し ょ う。 で す か ら、 結 果 が 出 て い
一 度 も 困 難 に ぶ つ か ら な い 人 生 な ん て、 ま
困難に打ち克っていかなければなりません。
「成功したり、幸福に人生を送るためには、
いう。
好ましくない状態に左右されにくくなると
手 の 状 態 を 推 察 す る 力 が 上 が り、 こ う し た
深 く 学 ぶ こ と で、 少 し の 言 葉 や 態 度 か ら 相
て し ま う 可 能 性 が 大 き い か ら だ。 N L P を
が こ の よ う な 状 態 だ と、 自 分 も 引 っ 張 ら れ
険 だ と い う。 自 分 の 仲 間 や 信 頼 し て い る 人
ている人もいます」前者のメンタルは特に危
また期待を裏切られた気持ちを自分で癒し
た こ と に 不 満 を ぶ つ け て い る 人 も い ま す。
ま た、 自 分 の 期 待 通 り に 相 手 が 動 か な か っ
の人より自分を良く見せようとしています。
う こ と で、 自 分 で 気 が つ か な い う ち に、 そ
ば、 人 の 悪 口 を 言 う 方 が い ま す。 悪 口 を 言
も 分 か っ て き ま す 」と 昌 志 氏 は 言 う。「 例 え
ま す。 ま た、 自 分 で は 気 づ い て い な い こ と
信じていることをうかがい知ることができ
そ こ に 隠 さ れ た 意 図 や、 そ の 人 が 常 識 だ と
のリチャード
せん。ですから、自分の感覚と異なる人や、
自分の能力を引き出したい、夢を確実に実現さ
せたい、人間関係を改善したい、ビジネスを円
滑に進めたい、プレゼン能力を高めたい、そん
な 思 い を 抱 い て い る 方 の 潜 在 意 識 に 働 き か け、
眠っている潜在能力を開花させる。
な い 時 の 過 ご し 方 が 大 切 な ん で す。 そ れ に
自分の期待したものと異なる答えを否定し、
失 敗 を 失 敗 と 捉 え ず に、 成 功 の た め の 経 験
方 法 を 先 に 見 つ け た だ け だ 』と い う よ う に、
し た こ と が な い。 一 万 回 の う ま く い か な い
ンの言葉にもあるように、『私は一度も失敗
テ ク ニ ッ ク で す。 一 番 簡 単 な 例 は、 エ ジ ソ
キ ル が あ り ま す。 物 事 の 見 方 を 変 え る 心 理
「 N L P に は、『 リ フ レ ー ミ ン グ 』と 言 う ス
とではないんです」とは知希氏。
き る よ う に メ ン タ ル を 作 る も の だ。 だ が、
な も の に 対 し て も、 自 分 を コ ン ト ロ ー ル で
い も の、 メ ン タ ル に ダ メ ー ジ を 与 え る よ う
本 来 N L P は、 否 定 的 な 自 分 を も 受 け 容
れ ら れ る 柔 軟 性 と、 自 分 に と っ て 都 合 の 悪
てきます」
うならないためにはメンタルが大事になっ
他 者 を 貶 め、 そ し て 悪 口 を 言 う の で す。 そ
今 回、 お 申 し 込 み の 際
「 本 誌 を 見 た 」と 言
え ば % O F F で 申 し 込 み が で き る。 本 誌
うになるのです」
た自分自身や他者の新たな側面が見えるよ
を養います。それにより今まで気づかなかっ
き に く い の で す。 N L P は、 鋭 ど い 観 察 力
当に何をしたいのか実は気づいていません。
け で は あ り ま せ ん。 多 く の 人 は、 自 分 が 本
子 に、 左 右 さ れ に く く な る の で す。 そ れ だ
ジョン
は、 単 に ポ ジ テ ィ ブ に な れ ば 良 い と い う こ
だ と 見 方 を 変 え る。 言 葉 を 変 え る だ け で、
本 や、 生 半 可 な 知 識 し か 持 ち 合 わ せ て い な
本人はいいことをしているつもりなのです
い の に 肯 定 的 な 表 現 を 押 し つ け て き ま す。
い 方 を 聞 い た だ け で、 相 手 が 求 め て も い な
を 深 く 学 べ な か っ た 人 は、 少 し 否 定 的 な 言
だからだ。
で は な く、 自 己 成 長 に つ な げ る た め の も の
う。 N L P の 目 的 は、 自 己 肯 定 感 を 養 う の
り養ってしまうことにもなりかねないとい
P の 本 質 を 理 解 で き ず に、 自 己 肯 定 感 ば か
潜在能力を呼び覚ます良い機会だ。
め に、 N L P を き ち ん と 学 ん で 眠 っ て い る
だ け の 特 典 だ。 思 い 通 り の 人 生 を 生 き る た
自 己 肯 定 感 が 高 く な り す ぎ て、 自 分 は 常 に
こ れ は、 相 手 を 見 な い で、 ポ ジ テ ィ ブ に
す る こ と が 全 て 正 し い と い う 思 い 込 み か ら、
迷惑な人でしょう?
N L P は 最 も 大 切 な メ ン タ ル を 作 り ま す。
深く観ることができるようになることです。
よ う に な る こ と。 そ し て 自 分 自 身 と 相 手 を
「 器 の 大 き な メ ン タ ル が で き る こ と。 自 分
昌志氏は口々に言う。
Gold MT Eggs 株式会社
(ライター/後藤宏幸)
が、 相 手 は う ん ざ り し ま す。 例 え ば、 自 分
正 し い、 一 番 だ と 思 っ て い る 状 態 で す。 自
否 定 さ れ て も、 そ れ を 受 け 容 れ ら れ る メ ン
の ち ょ っ と し た 不 幸 を ネ タ に し た い 場 合 に、
己 肯 定 感 は 大 事 な も の で す が、 高 く な り す
タ ル で す。 こ れ に よ り、 良 質 な 人 材 が 集 ま
が力を一番発揮できる状態を自分で作れる
ぎ る と、 迷 惑 な 人 に な っ て し ま う こ と を 忘
3
れ て は い け ま せ ん。 し か も、 こ の 状 態 の 人
2 0 7 3-4 8 8-4 7 9 4
5 0 7 3-4 2 2-2 7 4 5
0 和歌山県和歌山市植松丁4 4
http://nlpstudy.jp/
常 に ポ ジ テ ィ ブ を 押 し 付 け て し ま っ た ら、
NLPが成功に近づくためのツールにな
り 得 る 理 由 は つ あ る と、 勇 氏、 知 希 氏、
20
そ れ ば か り か、 他 人 の 意 図 や 前 提 に も 気 づ
見 方 が 変 わ っ て く る か ら 不 思 議 で す。 し か
い 人 か ら、 表 面 的 に 学 ん で し ま う と、 N L
研修は東京、大阪、京都、和歌山それぞれの会場で開催される。詳しくはホームページでご確認を。
し、 そ こ に は 落 と し 穴 が あ り ま す。 N L P
メイントレーナー
次男昌志氏
メイントレーナー
長男和希氏
12
13
実践的脳科学NLPをベースにした自己啓発!
優れた人が持つプロセスを、実生活で使えるようになる!
Gold MT Eggs 株式会社
代表取締役 西川勇氏
和歌山県出身。学業終了後、地方銀行に就職。
支店長時代、脳科学ツールNLPを知り、偶然に
NLPと出会い効果を実感した長男知希氏、次男
昌志氏と2010年に
「Gold MT Eggs株式会社」
を設立、代表取締役に就任し、
トレーナーの子息
と共にNLPによる人材育成と実生活で活用でき
るNLP普及に努める。
構堂』。木造建築に対する代表渡邉須
は木質構造設計が専門の岐阜県の『木
き た 認 定 こ ど も 園。 構 造 設 計 し た の
も あ る。 栃 木 県 宇 都 宮 市 に 新 た に で
る り と 囲 む。 屋 上 に は 幼 児 用 プ ー ル
一周 メートルの運動場をおとぎ
の国の建物のような木造の園舎がぐ
需要高まる耐震診断に尽力
建築を通し環境問題も考察
とにしました」。知識構造の構築にも
ま す。 そ れ を 補 う た め に 学 び 直 す こ
が、 ま だ ま だ 足 り な い と こ ろ が あ り
だ。「いろいろな仕事をしてきました
築を通して環境問題も考察する計画
入 学。 建 築 を 学 び 直 す と 同 時 に、 建
大学院環境科学研究科に社会人枠で
老 人 ホ ー ム、 公 民 館、 図 書 館、 庁 舎
自然の恵みの木に深い想い
大学院で学ぶ旺盛な探究心
美樹氏の思いが散りばめられている。
手を抜かない姿勢がそこにはある。
高度な技術を有する 歳のスペ
シ ャ リ ス ト が こ の 春、 滋 賀 県 立 大 学
など多様な分野に広がる。
自然の恵みである木にこだわり、 建築物の構造計算
や構造設計図書作成など高度な技術を有する建築構
造のスペシャリストとして木造建築物の安全性を追求
し続け、 さらに建築の学び直しと環境問題考察を目
的に大学院に入学、旺盛な探究心で知識構築も志す。
一級建築士に加え構造設計一級建
築 士 の 国 家 資 格 を 持 つ 渡 邉 氏 は、 構
(ライター/斎藤紘)
長期の使用でもサビの発生を防ぐ構造
分 な 強 度 を 実 現。 材 質 に も こ だ わ り、
電がエコな製品として注目を集めてい
環 境 問 題 が 問 題 視 さ れ て い る 近 年、
太陽の光を電力に還元できる太陽光発
場
は バ ツ グ ン。 世 界 中 の フ ェ ン ス 製 造 工
軽 量 で 運 び や す く、 フ ェ ン ス の 施 工 性
社 以 上 を ま わ り、 完 成 し た フ ェ ン
る。 環 境 を 汚 染 す る こ と な く 電 力 を 作
実験施工を繰り返し実施した同商品は、
となっている。経験豊富な職人による、
大切なソーラーパネルを守る
木造建築物は住宅、商業施設、保育園、
る」との考えによる。直近で設計した
木造にこだわるのは「自然の恵みで
あ る 木 は、 人 間 に も い い 影 響 を 与 え
建築物の耐震診断も可能です」
工 法 ま で 対 応 で き ま す。 既 設 の 木 造
ば、 在 来 軸 組 工 法 か ら 大 規 模 大 断 面
行 っ て い ま す。 木 質 構 造 建 築 で あ れ
た め の 構 造 計 算、 構 造 図 作 成 な ど を
る こ と を 確 認 す る 必 要 が あ り、 そ の
「全ての建築物は構造的に安全であ
も認定された建築構造の専門家。
術 者 協 会( J S C A )の 建 築 構 造 士 に
し、 工 事 監 理 も 行 う 日 本 建 築 構 造 技
造計画から構造設計図書までを統括
50
太陽光発電用防犯フェンス
2 0 5 7 4-2 8-2 1 6 0
5 0 5 7 4-2 8-2 1 6 8
0 岐阜県美濃加茂市牧野2 2 8 3-3
E-mail ● [email protected]
http://www.kikoudou.com/
由の一つだ。
懸念されている点も注目されている理
れ る エ コ な 視 点 と、 未 来 の 電 力 不 足 が
れるという。
め 低 価 格 な の も 特 長 だ。 要 望 に 合 わ せ
の全てを自社で一貫して行っているた
ス。 設 計 か ら 構 造、 輸 送、 販 売 と 施 工
発 電 用 防 犯 フ ェ ン ス『 H・ K メ ッ シ ュ
海 外 の 企 業 と 協 議 し、 研 究 と 検 証、
改良を重ねて誕生した高品質の太陽光
て特注門扉やフェンスの設計もしてく
し か し、 太 陽 光 発 電 の ソ ー ラ ー パ ネ
ル は 屋 外 に 設 置 す る 必 要 が あ る た め、
う。 な か で も、 産 業 用 の 太 陽 光 発 電 は
フェンス』。大切な財産を守るため、ぜ
盗難や窃盗の可能性が高くなってしま
一般住宅とは異なり、広大な敷地にソー
ひ活用してほしい。 (
ライター/馬場紀衣)
ラーパネルを設置するため注意が必要
だ。
「 原 建 設 建 材 」が 手 掛 け る
『 H・ K メ ッ
シュフェンス』は大切なソーラーパネル
を 窃 盗・ 破 壊・ 盗 難 か ら 守 る 防 犯 フ ェ
ン ス。 国 内 は も と よ り、 海 外 で も 高 い
評価を得ている注目の商品だ。
最 大 の 特 長 は、 高 品 質 で あ り な が ら
低 価 格 な 料 金 設 定。 耐 久 性 に 優 れ た
メ ッ シ ュ フ ェ ン ス は、 高 張 力 め っ き 線
をフルオートメーションで溶接するた
め、 断 線 す る 可 能 性 が 低 く、 風 圧 に 耐
え ら れ る よ う に 丸 形 の 柱 を 採 用 し、 充
2 0 9 4 2-4 7-0 3 3 7
5 0 9 4 3-7 3-2 8 0 8
0 福岡県久留米市善導寺町飯田1 5 7 3-1 3
E-mail ● [email protected]
http://www.haraken-k.com/
優れた施工性で全国から
注目を集める高品質フェンス
53
株式会社 木構堂
有限会社 原建設建材
風と緑の認定こども園 意匠設計:株式会社安藤設計
高品質でありながらリーズナブルな「原建設建材」の
『H・Kメッシュフェンス』。 防犯を第一に設計された
同製品は国内外から注目を集めている。
社長 渡邉須美樹氏
岐阜県出身。工業高校卒業後、
ゼネコン、
鉄骨会社を経て集成材メーカーに就職。木
質構造建造物の構造設計のノウハウを習
得し、1992年、一級建築士資格修得。93
年に独立。2009年、構造設計一級建築
士資格修得。12年「株式会社木構堂」設
立。15年4月、滋賀県立大学大学院環境
科学研究科に入学。JSCA建築構造士。
15
集成材特殊木造の豊富な設計実績を活かした木造設計が可能。
任意立体の木造住宅の構造解析も。
14
15
木造建築物の構造的安全性を追求する
多様な工法に対応可能な高度な技術力
地盤に左右されず簡単設置
資産を守る太陽光発電用防犯フェンス