国立国際医療研究センター研究所 プロジェクト長募集要項 1.趣 旨

国立国際医療研究センター研究所 プロジェクト長募集要項
1.趣 旨
プロジェクト研究制度は、当センターのミッション疾患のうち、肝疾患の
診断・治療、ヒト免疫学の分野において、既に一定の研究実績を挙げている
研究者を、5年間の期間を定めて招聘し、その期間、当センター研究所にお
いて研究を実施することにより、国際的に認めうる研究成果を挙げられるよ
う支援することを目的としている。
招聘された研究者は、プロジェクト研究の長(プロジェクト長)として、年
間 3,000 万程度の研究費と、センター経費で雇用する研究者 2-3 名が配分さ
れ、5 年間研究に従事する。
2.募集の対象となる研究分野
肝疾患の診断・治療、ヒト免疫学について、その病態の理解あるいは先駆
的治療法や予防法の開発に資する研究。
3.応募資格
募集の対象となる研究分野において、10年間以上の研究実績を有する者
で、査読のある国際論文誌における掲載論文が存在する者。
4.採用予定者数:1名程度
5.選考過程
当センターに設置するプロジェクト研究評価委員会(外部委員により構成)
において、書面審査を実施し、第 1 次選考とする。
第 1 次選考合格者は、自らの研究実績や5年間の研究計画について、プロジ
ェクト研究評価委員会によるヒアリングを受け、最終選考とする。
最終選考の詳細は、第1次選考合格者に追って連絡する
(最終選考は、平成28年 1月 6日(水)に実施予定)。
6.採用期間
平成28年4月1日(予定)より平成33年3月31日までとする。
7.身分及び待遇
身分:国立国際医療研究センター任期付職員(部長から室長の間での待遇)
給与:年俸制(別表1:任期付職員基本年俸表)
研究費:年間 3,000 万円程度
共同研究者等の雇用等:研究を共同で行う研究者等は、当センター人事規
則に基づき、プロジェクトあたり2-3名の研究員を、支給する
研究費とは別の予算によって任期付きで雇用することが可能であ
る。
勤務時間:勤務時間は1日8時間で週40時間(フレックス制を採用)。
通勤手当、期末手当(年度末賞与)を支給。
8.勤務地:千葉県市川市国府台1-7-1 肝炎・免疫研究センター
9.災害補償:国立国際医療研究センター職員災害補償規程の適用を受ける。
10.申請手続き
a.提出書類
ア 履歴書(形式自由)
イ 過去 5 カ年の査読のある学術誌への発表論文リスト(ファースト及び
コレスポンディングオーサーとなっているものには、○印を頭につけ
ること)
ウ 主な業績となる論文3報の別刷りを一部ずつ
エ 研究課題要旨及び5年間の研究構想(様式自由、A4で計7枚までと
する。記載すべき内容については、様式1,様式2を参照すること。)
オ 各種書類
学位記、卒業証書の写し(大学以上すべて)、医師の場合医師免許の
写し、在学(職)証明書の写し
カ 推薦状(形式自由)あるいは照会できる方2名の連絡先
※提出書類は、A4に統一する事
b.申請書受付期間:平成27年12月11日(金)まで(必着)
c.場所:〒162-8655
東京都新宿区戸山 1-21-1
国立国際医療研究センター研究所事務係(研究所内)
郵送または持参
11.選考及び採用の通知
a.面接:第 1 次選考合格者へ個別に連絡
b.採用決定:平成28年1月下旬以降に通知
12.申請手続きに関する照会先
〒162-8655
東京都新宿区戸山1-21-1
国立国際医療研究センター研究所事務係
TEL:03-3202-7181(内線2826)
13.その他の留意事項
○ 応募者が本プロジェクト研究員として採用された場合、前任地との併任
は1年間まで可能とする。その場合、当センターより、併任期間中の給
与、手当等は支給されない。
○ 本プロジェクト研究終了の1年前に、プロジェクト研究評価委員会によ
り、当該研究業績の評価が行われる。評価結果が良好であり、今後、当
センターで研究を継続した場合も、引き続き優秀な成果が得られる見込
みがあると、プロジェクト研究評価委員会において判断された場合には、
任期を限って(最長5年間まで)再任を認めることができる。
○ プロジェクト研究が占有できる研究スペースの整備は、研究開始より若
干遅れることがある。なお当センターには、別表2にあげる共同利用機
器等があり、利用可能である。
様式1
研究課題要旨<記入にあたっての注意事項>
○ 研究課題要旨
400字程度で「研究構想」(様式2)の要点をまとめてください。
○ 提案内容に関するキーワード
研究課題を理解する上で有効なキーワードを5つまでご記入下さい。
○ 分野
感染症、糖尿病・代謝性疾患、肝炎・免疫疾患、その他のうちから1つ選ん
でご記入下さい。
○ 照会先
当該研究課題についてよくご存じの方を2名挙げてください(外国人でも可)。
それぞれの方の氏名、所属、連絡先(電話/FAX/電子メールアドレス)をご記入
ください。選考(事前評価)の過程で、評価者が、本研究提案に関して照会す
る場合があります。この照会先の記載は必須ではありません。
様式2
研究構想<記入にあたっての注意事項>
・ 評価者が理解しやすいように記述してください。そのため、必要に応じて図
や表も用いてください。
・ A4 用紙 6 ページ以内(厳守)にまとめてください。
1.研究の目標・ねらい
・ 研究目標(研究期間終了時に達成しようとする、研究成果の目標)
・ 研究のねらい(上記研究成果によって直接的に得られる、科学技術上ある
いは社会貢献上のインパクト)を、具体的に記載してください。特に、当
該研究分野における臨床への応用の可能性とその有用性については、詳述
してください。
2.研究の背景
本研究構想の重要性・必要性が明らかとなるよう、医学上の要請(言及の
必要があれば、社会的要請や経済、産業上の要請を含む)および、必要に応
じて当該分野や関連分野の動向等を適宜含めて記載してください。
3.研究計画とその進め方
具体的な研究内容・研究計画を記載してください。
・ 「1.研究の目標・ねらい」をどのように達成しようとするのか、構想・
計画を具体的に示していただくために、「1.研究の目標・ねらい」へ
向けた研究のマイルストーン(研究の途上での、研究の達成度の判断基
準と時期)を示しつつ、タイムスケジュールの大枠を示してください。
・ 「1.研究の目標・ねらい」の達成にあたって予想される問題点とその
解決策を含みます。
・ 研究項目ごとに記載していただいても結構です。
・ この研究構想において想定される知的財産権等(出願やライセンス、管
理を含む)について、現在の関連知的財産権取得状況、研究を進める上
での考え方を記述してください。
4.研究実施の基盤および準備状況
本研究構想を実際に運営するために、研究提案者が行ってきた、必要な人
材や研究資材等といった研究体制確保の状況及び予備的研究データの収集・
解析の状況をご記述いただいた上で、5カ年の研究期間に本研究構想の実現
のため特に当センターが準備することが必要となる事があればご記入下さい。
5.国内外の類似研究との比較、および研究の独創性・新規性
関連分野の国内外の研究の現状と動向を踏まえて、この研究構想の世界の
中での位置付け、独創性、新規性や優位性を示してください。必要に応じ、
参考となる論文を2、3報挙げて記述してください。
6.研究の将来展望
この研究構想の「1.研究の目標・ねらい」の達成を端緒として、将来実
現することが期待される、医療現場への応用、知的財産の取得・活用、社会
貢献等を、研究提案者が想定し得る範囲で記述してください。
7.研究費の取得状況(過去5年間)
研究費の名称、課題名、金額、主任・分担の別、支給期間、内容などを簡
潔にまとめて記載してください。
なお返納した研究費がある場合には、対象研究費とその返納額、理由を短く
まとめて記載してください。