(ヨハネ8章12節) 8連覇と個人戦との W 優勝を達成したかるた部員 今年も躍動しました 中高サッカー部 中学校サッカー部は、夏季東京都大会 で途中、東海大菅生にPK勝利があるも のの、それ以外は完璧な試合で2年連続 優勝という快挙を達成し、関東大会では 千葉・埼玉・茨城・山梨と撃破しての優勝。 そして、大いに期待された帯広での全国 大会では、初戦の大阪府代表をねじ伏せ No.20 žǘƨƠƸɭƷήưƋǔŵǘƨƠƴࢼƏᎍƸ ǍLjƷƏƪǛഩljƜƱƳƘŴ ƍƷƪƷήǛNjƭŵſ 競技 かるた部 競技かるた部は、今夏、8年連続10回 目の全国高校選手権団体戦優勝を果たし 12.2015 暁星初のW優勝を達成 かるた部 かっこいい! ました。僕自身は個人戦も制して 暁星初のW優勝を達成し、さらに 2人が3位という好成績でした。 僕が本気で優勝を目指した理由 は、かっこよくなるためです。中 学生で見た先輩方の優勝がただかっこよ く、高3でW優勝すれば最高にかっこい たものの、福岡の築陽学園に敗れ、ベス ト16という結果となりました。全国大会 には、柿山理事長も帯広まで出向き、勝 部校長とともに応援を行っていました。 高校サッカー部は、大きな期待を背負 いながら秋の選手権に臨みましたが、2 回戦で強豪・國學院久我山の0−1に惜 敗。國學院久我山が、東京代表として3 年連続全国大会に出場したので、2回戦 で当たってしまったことは残念の一語に 尽きます!! いと思い、高校生活をかるたに賭ける決 意をしました。 そして試合当日、団体戦が終わっても 気を抜かずに、最後まで勝利を貪欲に追 い続けることができました。来年以降も ぜひ、かっこいいかるた部でいて欲しい と思います。 (亀井雄介) 柿山理事長と勝部校長も帯広まで応援に 「125連絡会」 「125検討会」がしっかり活動 このコーナーでは、125周年を迎えた 暁星学園の動きをお知らせいたします ◆1937(昭和12)年に竣工した暁星学園の講堂・ 体育館は、11月1日の中高の創立記念日式典 を最後に78年間の役目を終えました。現在は、 仮囲いを行い、講堂内の椅子の撤去が完了した ところです。講堂下の体育館は、子供たちの教 育活動、クラブ活動で学内生徒の使用に限定し て利用できるようにしています。 ◆10月に、アスベスト調査、擁壁調査を行い ました。さすがに古い建物ばかりが今回の対象 もくじ でしたので、アスベストが見つかりました。解 体の際には、子供たちの安全に十分配慮しなが ら対応していきたいと考えています。 ◆「125連絡会」は、12月18日の連絡会が第7 回目となります。各所属の教職員の代表と同窓 会、後援会の皆様がメンバーとなって月1回の ペースで実施しています。情報の共有化と情報 発信をお願いしています。 ◆「125検討会」は、建物の設計に関わること を検討する会です。第1期工事となる講堂・体 育館に関しては、5つの検討会(講堂、体育館、 武道場・トレーニング、食堂・売店、共用施設) があり、集中的に検討を行いながら設計図面に 反映させています。12月中には、基本的なも のがまとまり、再度確認を実施、その後はフル パワーでの設計作業が始まります。 ◆ 順調に進むと、2016年9月に着工の運びと なります。工期は、当初の予定よりも約18ヶ 月延び、2020年3月に竣工の予定となります。 そ の 間、 卒 業 式 は 3 回(2016年、2017年、 2018年) 、入学式も3回大きな影響を受けるこ とになります。色々とご不便をかけますが、新 しい暁星のためにご協力をお願いいたします。 フロント トピックス …………………… 1 学園トピックス ……………………………… 4 学園行事 2015 年 10 月~ 2016 年 3 月 …… 3 同窓会だより ………………………………… 6 教室から見る考える ……………………… 2 クラブ活動 …………………………………… 5 21 徒が選んだもう 1 種目(テニスや卓球やドッヂボールなど)を、 サッカー大会と同時進行で運営していくというものでした。 菅平委員は競技時間やルールを事前に決め、組み合わせ表も 作ったのですが、当日運営はうまくいきませんでした。それは 計画の甘さや慣れない運営が原因でした。2日目の反省を受け、 学校行事と自主性 川 奈 部 智 久 中高 教諭 菅平委員は話し合いをしました。スムーズに進行できる計画に 変更し、各グループの責任者の指示を徹底した結果、3日目の スポーツ大会の運営は順調にいきました。彼らが2日目の失敗 から学んだものは、責任感だったように思います。事前に準備 を進めていた菅平委員でしたが、それでもどこか他人任せの部 2015 年度の中学1年生が入学してから、はや8ヶ月が過ぎ 分がありました。他の委員が進めてくれるだろう、先生が進め ました。入学式の日には初々しい印象でしたが、この頃の様子 てくれるだろう。それが露呈してしまったのが、スポーツ大会 を見ていますと、学校生活に随分と慣れてきたように思います。 でした。 4月の当初から中学 1 年生を見ていて感じていたことは、 自分たちで物事を進めようとしても、まだまだ中学 1 年生 自分たちで物事を進めようとすることでした。4月のオリエン です。菅平合宿の後にエトワール祭を経験しました。合唱コン テーションの期間に、多くの教科書を配布する日がありました。 クールは各クラスが切磋琢磨で競い合い、クラス企画もそれな 教員が細かい指示をしなくても、各クラスに運ばれた教科書を りの成果が出ていたように思います。しかし、計画が上手く進 数人で分担して配布し、教科書の入っていた段ボールを片付け まず、準備段階や予算面で課題があったのも事実です。小学校 ていました。自分たちで進んで動こうとする姿勢が当初から見 では経験しなかった学校行事等の規模やシステムにまだまだ慣 受けられました。 れないのだと思います。この先も上手く進められなかったり、 彼らの力が試されたのは、7月の菅平合宿です。各クラス4、 試行錯誤を繰り返すことが多いことでしょう。菅平合宿で経験 5名の菅平委員を中心に、プログラムを進めてもらいました。 したように、たとえ失敗をしても、その経験を次につなげ、乗 1 番の山場は2日目と3日目のスポーツ大会でした。今回のス り越える力をつけていってほしいと思います。その積み重ねが、 ポーツ大会は複雑で、全体でサッカー大会を行いながら、各生 彼らの生きる力になってくれればと願っています。 短歌作りによる連帯感 小 林 清 小学校 教諭 10月29日、朝6時に那須高原小学校を出発した6年生の10 名は、眩しい笑顔と那須とは違う風景の中、暁星小学校の門を くぐりました。那須高原小との交流は2年目を迎え、修学旅行 で暁星を訪れることは今回が初めてとなります。旧大沢小学校 との交流は35年を数え、その歴史を重ねてきましたが、この 修学旅行で暁星小を訪れた那須高原小の生徒と短歌で交流 年輪を土台として新たに始まる高原小との関わり合いの大きな しかしながら、こちらの心配を余所に「お題目・那須」から、 一歩が、今回の修学旅行かといえます。 初句を担当する高原小の子ども達は、ものの見事に言葉を置い 暁星小の子ども達と那須との関係は、2年生から始まります。 ていきます。更に二句の担当者は、その展開を優しく受け止め その背丈よりも大きいと思わせるような蒼いリュックサックを るような言葉を選んでいきます。結句のころには連歌の如く、 背負い、大きな期待と不安の中、遠い那須学舎で2泊3日を過 教室中に那須の雰囲気が溢れ出し、高原小を迎えたことで思い ごします。帰路につく顔は、安堵というよりも勇ましさを感じ を馳せた那須を、より一層近くに感じることができたかと思い るほどのものになります。学年ごとに泊数が増し、6年生では ます。高原小、暁星小それぞれに緊張感はあったものの、この 4拍5日を難なくこなすこととなり、合宿で培う大切なものは 僅かな時間でありながら一つの短歌を作ったことで、言葉の持 何かを教えてくれます。 小学校最後となる那須合宿で、 高原小と つ魅力が繋がりを強めたのではないかと感じます。 の甘藷の苗植えや旧大沢小体育館での交流で通じ合った気持ち 教室はそこにいてくれる人、人が発する言葉で途端に雰囲気 を、 この再会が呼び起こし、 より高原を身近に感じたと思います。 を醸し出してくれる場所です。教室が大切な場所であることを 6年A組の教室での活動は、暁星小4人のグループに高原小 知っているからこそ、その場所での出会いや言葉が大きな意味 1人が入っての短歌作りです。初句、二句そして結句までの を持つのではないでしょうか。今回の教室の再会が、お互いの 31音を5人でつなげていくというものです。顔は知りつつも、 子ども達の大切な思い出になったことを感じた瞬間でした。そ 初めての5人組であり、それも短歌を即興で作り、お題目も告 れでは2首ほど……。 げられていない状態、高原小の子ども達の戸惑いはもとより、 余笹川 冷たき流れ 寂しけれ されど優しき 余笹川かな 那須高原 紅葉で赤い 山を見て 心が落ち着く 素晴らしきかな 6Aの子ども達も、その表情からは様々な思いが見て取れます。 2 3 シャボン玉遊びと学び 幼稚園 教諭 富 田 裕 子 「面白そう」 「やってみたい」 。シャボン玉は、 幼児が思わずやっ てみたくなる魅力的な遊びです。幼稚園では、シャボン玉遊び を年少・年長の2年間を通し、教育的な遊びとして取り入れて います。 年少では、精神面・技能面での育ちを考え、市販のシャボン 液やストローを使って楽しみます。 「簡単にできた」 「嬉しい」 という成功体験がまず初めに必要だからです。年少児の多くは、 初めてのことに挑戦することも好きですが、簡単にできること を繰り返すことは更に好きです。自分の力でできたという楽し さが、次の段階に進む能力や意欲として育っていきます。 年長児になると「簡単」なだけでは物足りなくなります。で すから、シャボン玉で使う道具を自分たちで見つけるところか ら取り組みます。ままごとコーナーや砂場道具の中から、ペッ トボトル/網/ホース/漏斗など、使えそうな道具を選んでい ました。紙を筒状に丸めて自分で道具作りに励む幼児もいまし た。 「これだったらできるかな?」 「これを使うとどんなシャボ ン玉になるのかな?」と自分なりに予想し考えたり、友だちと 相談したりする姿は年長児ならではです。物を作る過程を知る ことも大切な学習の一つと考え、シャボン玉液も手作りです。 いよいよシャボン玉の実験です。ところが、見つけてきた道 具は市販の物とは 違い思うように膨 らまない道具もあ りました。始めは あちらこちらで戸 惑う姿も見られま したが、自分で見 つけてきた道具で す。できないから といって、すぐに 諦める幼児はいま せんでした。吹く 力を調節する、道 具を振って力を加 シャボン玉遊びのなかにある学びと工夫 えるなど、試行錯誤しながら繰り返し挑戦していました。次第 にコツをつかみテクニック(操作)を習得する幼児が多く見ら れました。 また、友だちの刺激を受け、道具を交換したり、道具と道具 を組み合わせ新しい物を作ったりするなど、試したり工夫した りすることを十分に楽にしみました。諦めないで取り組む姿は、 小学校以降、学習に取り組む姿勢として大切な力になります。 「三つ子の魂百まで」と言いますが、生涯にわたる生きる力 の基礎は幼児期に育ちます。幼児が進んで取り組む「遊び=学 び」を大切にし、自分の力で学ぶ楽しさが次に進む意欲や自信 に繋がるように支援していきます。 幼稚園 2015年10月~2016年3月 3学期 「さよなら、ありがとう」イベント終演後の講堂。競技かるた部と 中学校サッカー部の優勝を祝う垂れ幕が掲げられている。 中学・高等学校 ● 全校ミサ ● おにぎりの日 ● 運動会 ● 那須合宿(4年) ● 参観日 ● 初金 ● 文化祭 ● 外部模試(高2・3) ● 入試説明会 ① ② ● 中間試験 ● 学年ミサ(高1) ● 学力推移調査(中2・3) ● 保護者会 ● 学校説明会 10月 ● 運動会 ● 芋掘り遠足 ● 誕生会 11月 ● 創立記念日 ● 入園テスト ● 七五三の集い ● 一日動物村 ● 誕生会 ● 創立記念日 ● 入学試験 ● 創立記念日式典 ● 死者の日 ● 研修旅行(中3) ● 校外学習 ● 校内実力テスト(高3) ● 学年ミサ(中2) 12月 ● 星の子コンサート ● 保護者会 ● クリスマスの集い ● 終業式 ● 中学進学試験 ● サッカー大会 ● クリスマスの集い ● 終業式 ● 期末試験 ● ソダリティー ● 終業式 ● クリスマスミサ 1月 ● 始業式 ● おもちつき ● 保護者会 ● 誕生会 ● 福者シャミナード記念日 ● 後援会文化講演会 ● 後援会新春懇親会 ● 一日コックさん ● 始業式 ● 漢字検定 ● 保護者会 ● シャミナード・デー ● 後援会文化講演会 ● 後援会新春懇親会 ● 始業式 ● 校内実力テスト(中1~高2) ● 学年ミサ(高2、中1) ● 福者シャミナード記念日 ● 後援会文化講演会 ● 後援会新春懇親会 ● サッカー大会 2月 ● 親子劇遊びの日 ● 星の子お楽しみの日 ● 体験入園 ● 星の子なかよしの日 ● 誕生会 ● 参観日 ● 音楽会 ● 修学旅行(6年) ● スキー教室(5年) ● 校外学習(1年~4年) ● 中学入学試験 ● 初金 ● 外部テスト(高1・2) ● 保護者会 ● 生徒会行事・役員選挙 ● 編入試験 3月 ● 保護者会 ● 修了を祝う会 ● 終業式 ● 修了式 ● 春休み ● サッカー大会 ● 6年生を送る会 ● 感謝ミサ ● 修了式 ● 卒業式 ● 春休み ● 聖歌隊チャリティコンサート ● 学年末試験 ● 高校卒業ミサ、卒業式 ● ソダリティー ● 中学卒業ミサ、卒業式 ● 終業式 ● 春休み 2学期 2学期は多くの学園行事がおこなわれた時 期です。今年の幼稚園・小学校の運動会、中 高の文化祭も良い天気になり、多くの保護 者、お客様がお越しになりました。特に78年 間活躍した講堂が11月1日に閉鎖されました。 小学校 43 「さうなら・ありがとう」イベント 現役も参加した音班OBバンドの演奏 昭和12年に建設された講堂は第二次世界 大戦の戦火をのがれ、今年で78年の歴史を 刻み多くの同窓生を見守ってきた。しかし、 老朽化という自然の摂理には勝てず、つい に11月1日の暁星学園の創立記念日にその 幕を下ろした。今回、同窓会はその噂を聞 いた多くの卒業生からの別れを惜しむ声に こたえイベントを企画し、最期のお別れイ ベントを10月18日と25日に開催することに なった。参加人数は両日合わせて述べ1300 人にのぼった。 富田氏(1970年卒) 、坂口氏(1970年卒) を中心に運営された第1日目(18日)は、 エド山口氏(1966年卒)の司会進行で卒業 生のアマチュアバンド演奏から始まった。 1953年、1973年、1986年、1992年、 及 び 2015年卒の5バンドの後には、多くの有名 人が駆けつけた。 トップバッターとして登場したのは、椿 姫彩菜氏(2003年卒) 、司会者とは年齢的に かなりの差があるがなかなかの名コンビで トークを繰り広げた。次にその才能から学 生時代から有名であったギタリスト、渡辺 香津美氏(1972年卒)の演奏では、場内割 れんばかりの歓声が上がった。そして次に 香川照之氏(1984年卒) 、またそこに駆けつ けたのが市川左團次氏(1959年卒) 、 お二方と も稽古前でお忙しい中いらしていただいた。 そしてこの日の締めはエド山口氏と東京ベ ンチャーズ、渡辺香津美氏とのセッション にまた飛び入りはグッチ裕三氏(1970年卒) 。 1時から始まったイベントは5時間とい う長丁場であったがとても愉快であっとい う間のひと時であった。 初日とは装いを変えて、2日目(25日) はこの講堂にどの部活よりもお世話になっ た音班OBの滝沢氏(1993年卒) 、 山口氏(1995 年卒)による運営で音班主体のクラシック 幼稚園の運動会 のびのび力いっぱい 協力団結して競技・演技 「星の子集まれ!」ファンファーレととも に、年長・年少児がペアになって入場しま した。雨天のために延期した10月12日は、 園児の心のように晴れ、中学高校の広いグ ラウンドで運動会が実施できました。かけっ こ・リズム・団体競技・演技など、どの種 目にも園児たちのびのびした、力いっぱい 活躍する姿が見られました。 練習の時から、一人ひとりが教師の言葉 4 5 1300人の卒業生が2日間にわたって 講堂に別れを惜しむ出演者多数の音楽会を開催 が基本となった。岡崎昌雄氏(1979年卒) の司会進行で、現役バンドの演奏で幕を開 け、伊藤薫氏(2014年卒)のピアノ伴奏で 川添貴弘氏のテノールと長谷正一氏(1986 年卒)によるピアノ演奏、前田幸康氏(1964 年卒) 、 藤村俊介(1982年卒) 、 室野良史(1993 年卒) 、加藤歩(2013年卒)による世代を超 えたチェロ四重奏。最後は現役も交えた音 班OBバンドの演奏で終演となった。 両日ともにフランス国家、そして暁星校 歌を斉唱し感極まったことは言うまでもな いが、2日間を通じて最後の演奏がこの講 堂では残念ながら卒業式を開催できない現 役の生徒たちであり、そのおもいのこもっ た演奏がとても感慨深いものとなった。ど うかその不運とも思える記憶が希少な付加 文化祭(エトワール祭) 講堂最後の文化祭として バラエティーある企画展開 今年度のエトワール祭は、天候にも恵ま れ、6,017名という大勢の来校者をお迎えす ることができました。御礼申し上げます。 現在の講堂を使用しての文化祭は、今年 度で最後になるということで、講堂企画の 発表をより一層充実させるべく、開催時間 講堂を眺められる特設のテラス席が大賑わい がけに応えて、主体的に参加していました。 年少児の愛らしい「忍者」は、遊びの中で表 現を楽しんだ成果の現れでした。 年長児の組体操「パラバルーン」は、宇 宙をテーマにストーリーが作られていまし た。グループごとに分かれ、ポジションを 話し合うところから運動会に向けて心を一 つにする活動が行われていました。2クラ ス合同で試し合いながらお互いを尊重して、 自分たちの役割を決めていく姿はみごとで した。 運動会で見せてくれた最高のパフォーマ ンスは、お互いが協力し、一致団結した成 果でした。一つひとつの体験が学びとなり、 価値として良き思い出として残ることを切 に願うばかりである。 最後にこの場をかりて、今回の開催にあっ たってご尽力をいただいた関係者の皆様と ご来場いただいた皆様に改めて御礼申し上 げます。 (OB 矢郷生和 1980年卒) 2日間にわたって多彩な出演者が登壇 を両日とも30分延長しました。生徒による 演奏・合唱・劇・ダンスの企画に加えて、3年 ぶりとなった教職員による劇が上演され、 「最 後」の文化祭にふさわしい、バラエティーに富 んだラインアップだったのではないかと思っ ております。 売店企画に関しましては、食券の新たな 販売システムを導入し、少しでも売り場の 混雑を解消すべく努めました。教室での企 画に関しては、例年通り、来校者の方に楽 しんでもらえるような展示や発表ができる ように励みました。ただ、企画の内 容がマンネリズムに陥っているので はという指摘もあり、改善の余地は あるものと認識しております。 来年度は、使用できる施設が制約 されるため、より一層の工夫が必要 になるものと考えております。ただ、 高校2年生にとっては集大成となり ますので、 極力不自由なく、展示・発表 ができることを願っております。 皆様方 のご理解、 ご支援を賜れば幸いです。 次のステップにつながっていく成長過程に、 保護者の皆様も目を細めていらしたことで しょう。 競技の勝敗に夢中になっていた園児は、 「力を出しきったからいい気持ち」という言 葉を伝えてくれました。頑張ったことで、 すがすがしい満足感を味わえたようです。 保護者の皆様には、綱引き、ダンス、親 子競技など積極的にご参加いただきました。 また、たくさんの声援や応援でグラウンド が温かい雰囲気に包まれました。学園が一 体となった和やかな運動会でした。 (幼稚園主事 青木和美) 小学 校 チ ェ ス ク ラ ブ 先を読み対策を練って 思考の幅を拡げる 将棋部 本校の将棋部棋士は 東京都ナンバー・ワン この度、本校の岸本明希君が高校 1 年生ながら、第 28 回全国高等学校将 棋竜王戦の東京都予選で優勝を果たし ました。つまり東京都N O.1 の高校生 棋士は本校にいるということです。 決勝では前半から激しく攻め込まれ ましたが、後半で見事に巻き返して優 あの手この手 を「沈思黙考」する児童たち 小学校のチェスクラブは木曜日のク れます。大人でも「先を読む」ことは 名で活動しています。1学期は駒の動 場面で大切なことです。チェスの試合 ラブの時間に6年生 11 名、5年生4 練習試合やリーグ戦を重ねていくうち に子供たちはかなりの成長を遂げ、中 予選リーグ内に前年度優勝者がいる なか、岸本君は見事に決勝トーナメン トに進出。2回戦まで駒を薦めました。 中、対戦相手の作戦を推理し何通りか 敗れはしたものの、全国大会のレベル の対策を練ることは、思考の幅を拡げ の高さに大いなる手応えを感じたそう てもくれます。チェスクラブで力を伸 にはコンピューターに勝てる児童も出 です。 ばす子は「沈思黙考」できる子供と言 てきます。 次の新人戦制覇に向け、将棋部の切 えるでしょう。 現代は「先の見えない時代」と言わ 保健室だより れた全国大会に参戦しました。 難しいことですが、それはいろいろな きやルールの説明から始まりますが、 心 と 身体を 健やかに 勝。東京都代表として福岡県で開催さ 磋琢磨は続きます。 中高保健室 ので、基礎疾患の治療とともに体力の 維持に十分お気をつけください。 インフルエンザを予防しましょう インフルエンザが流行する季節です。 予防には、うがい・手洗い・マスクの 励行が基本です。同時に、睡眠や栄養 が抵抗力を高めますので、ご家庭にお かれましても体調管理をよろしくお願 い申し上げます。 インフルエンザ予防のポイント ❶ 適度な室温と湿度を保つ インフルエンザウィルスは乾燥した 空気を好み湿り気には弱いので、加湿 器などで湿度を60~70%に保つと効果 的です。定期的な換気も心がけてくだ さい。 ❷ うがいと手洗いの励行 インフルエンザは飛沫や空中のウィ ルスを吸い込むことにより感染するの で、うがい・手洗い・マスクの着用が 大切です。流行時は人ごみ・多くの人 が集まる密閉された所を避けるように してください。 ❹ 予防接種 ❸ 栄養と休養を十分にとる 効果は100%とは言えませんが、有効 体力をつけ抵抗力を高めるためには、 バランスの良い食事と質の良い睡眠が 不可欠です。栄養と水分補給、休養と 保温を心がけてください。また、喘息 などの病気をお持ちの場合は、インフ ルエンザが重症化する危険があります 性は証明されており、もし感染しても 軽症で治まるという効果もあります。 流行前の11月・12月までに予防接種を受 けられることをお勧めします。卵アレ ルギーがある場合は接種できないことが ありますので、医師とご相談ください。 インフルエンザと普通の風邪の違い インフルエンザ 急激 寒気、頭痛 発熱、全身痛 ある 38 ~ 39℃(以上) ある ない(少し) ある ある 気管支炎、肺炎等 抗インフルエンザウィルス薬 項 目 発 症 初 期 症 状 主 悪 症 発 状 寒 熱 全身筋肉痛 鼻 炎 咽 頭 充 血 結 膜 充 血 合 治 併 療 症 薬 普通の風邪 徐々に くしゃみ、鼻水、咽頭乾燥感 鼻水、鼻づまり ない(少し) 37℃台まで ない ある ない(少し) ない ない 感冒薬、抗生物質等 5 6 同 窓 会 だより 一同大変感激しております。 この九段の学園内の建物は創立 以来次々と新しくなっています。 昭和12年(1937年)に建てられて、 最後まで残っていた懐かしい「講 堂・体育館」もいよいよ姿を消し ます。更には講堂のほか、聖堂・ 修道院等、それらが新たに誕生し 挨拶をする浅尾会長 2日間のイベントには様々な演奏が行われた ふさわしいものであって欲しいと 願う気持ちです。 講堂さよなら・ありがとう 暁星学園同窓会 会長 た暁には、全てが教育の場として 浅 尾 空 人 さて、創立127年を振り返ってみ ると、本校はマリア会の5人の宣 教師が次世代の人材育成を目指し て創立したミッション・スクール です。以来その精神を受け継いで きたと思っておりますが、一卒業 生として感じることは、建物が新 78歳になった「講堂・体育館」もすでに後期高齢 しく替り素晴らしい教育環境ができていくにも関わ り、少しずつ老朽化が進んでいるようです。この度、 しずつ遠ざかっていくように思えるのは私の偏見で 者の仲間入り、歳には勝てず雨漏りもするようにな 建て替えが決定し11月1日の創立記念日式典をもっ て閉鎖されることが発表されました。 それを受けて同窓会では、入学式や卒業式そして 学芸会など、いろいろと思い出が詰まった懐かしい 講堂にお別れの気持ちを込めて「さよなら・ありが とう」の会を企画しました。そして卒業生のみなさ んにイベントへの出演参加を呼びかけましたところ、 多数の応募をいただき1日では不可能となって、急 遽10月18目・25日の2日間に亘ってのイベント開催 となりました。 両日とも同窓会が今まで経験したことのない程の 多数の卒業生が一堂に会するという快挙を経験する ことが出来ました。素晴らしい想い出となり関係者 らず、ミッション・スクールとしての教育精神が少 しょうか。大学への進学率を重視して学力偏重の学 校になった印象がないでしょうか。もちろん信仰は 自由でありますが、もっとミッション・スクールと しての教育理念に賛同するご家庭の生徒達が増える ことを望んでいます。以前のように本校の名の下で 教育され、「暁星ボーイ」らしい教養と知識を持ち、 社会人として文化人として、名門暁星の名を高めて くださった先輩方のように活躍してもらえることを 期待したいと思っております。 同窓会も更なる良き暁星・素晴らしきかな暁星と なることを期待して、卒業生の皆さんにも協力をお 願いし、暁星発展の一助になれればと思っています。 文化かおる暁星「講堂さよなら・ありがとう」。 暁 星 学 園 報 第 20 号 発行日 2015 年 12 月1日 発行者 柿 山 隆 発行所 暁星学園事務室 6
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