日本華人教授会議特別講演会「戦争･対立から平和へ―歴史から汲み取るべきものは何か―」【主催】日本華人教授会議【日時】 2015 年 10 月 12 日（月・祝日） 9:30∼ 11:30 【会場】東京大学本郷キャンパス山上会館（東京都文京区本郷 7-3-1、地下鉄丸ノ内線／大江戸線本郷三丁目駅 http://www.sanjo.nc.u-tokyo.ac.jp/im g/sanjo/sanjo_cam pus.png）【開催の主旨】「日中戦争」か「抗日戦争」か、「戦後 70 周年」か「敗戦 70 周年」か、それとも「日本ファシズムに戦勝 70 周年」なのか、言葉遣いだけを見ても、国家的、民族的そして政治的な立場の違いにより、我々は 70 年前に終わったあの戦争に対する認識がどれほど混乱し、どれほど対立しているのかを窺うことができる。政治家のまとめは政府側の「公式見解」としてその節目に当る時点において注目されるが、歴史の事実に対する究明は、むしろ研究者たちの「天職」であり、もっと基礎的な、かつもっと重要な作業と思われる。今回は中日両国の著名な歴史学研究者をお招きし、その長年にわたる「戦争と平和」に関する研究の成果を披露していただき、日中関係を語るうえでどうしても避けられないこの「戦争」のテーマについて、「再考」ならびに「深考」する場を共有したい。【司会】趙軍（千葉商科大学教授・日本華人教授会議中日関係委員会主査）【講演】１）姫田光義 (中央大学名誉教授 ) 「侵略・植民地化・加害の責任をどのように果たすのか ― ― 中国帰還者連絡会の信念と活動、およびその継承運動から」２）劉傑（早稲田大学教授）「戦争と外交 ― ― 一九三〇年代の日中関係」【討論者】鹿錫俊（大東文化大学教授）李恩民（桜美林大学教授）