感染症法第五十六条の二十一に基づく教育・訓練資料 BSL3(P3)施設に入る方へ ○ BSL3施設とは BSL3施設は、バイオハザード施設 1です。「物理的封じ込め施設」と 呼ばれます。生物学的感染性物質をその区域内に封じ込める施設です。 施設内で、比較的感染力の強い感染性物質2を取り扱います。しかし、取 扱い方法に従えば、暴露されることなく安全に感染性物質を取り扱うこと ができ、そこから退室するときも安全に退室することができます。 ○ BSL3施設を利用する条件 (1) 作業者は、十分な教育・訓練を受け、安全の確保に十分な知識と経 験のある安全管理責任者等3の監督の下に作業する。 (2) 安全管理責任者等の許可なく入室はできない。 ○ BSL3施設に入る場合の注意事項 事前にホルマリン燻蒸等、室内の清浄化がなされない限り、防護服の 着用が必須です。必要ない施設内の機器等に触れないでください。安全 管理責任者等の指示に従ってください。 1 暴露されることにより、感染症等の疾病や障害を惹起する「生物災害」と訳されるバイオハザードを隔 離し、感染性物質を安全に取り扱い、汚染を広めないために使用する施設である。「物理的封じ込め施 設」と呼ばれる。取り扱う感染性物質に対応する施設設備により、BSL1 から BSL4 に分類される。 2 感染症法に規定されるもののほか、当所の「北海道立衛生研究所病原体等安全管理規程」に定義さ れたもの。これを使用する区域を管理区域と呼ぶ。 3 北海道立衛生研究所病原体等安全管理規程第 2 条(5)〜(9)に規定する職員
© Copyright 2024 ExpyDoc