27.12.09 野球部嘉義高校交流試合

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2015.12.9 ★ vol. 56
嘉義市親善試合
台湾の嘉義市市長から招待をうけ、11月20日(金)~24(火)野球部が台
湾に渡った。嘉義市の「嘉義KANO精神」を継承するにあたり、市民に野球の
思い出を共有し、勝つことばかり考えず負けない気持ちを大切にするというよう
な「野球魂」を広げるため、嘉義市主催による国際親善試合へ参加した。
9:30 成田空港を離陸し、12:30頃台湾桃園空港に着陸する。その後、
1日目
約4時間かけてバスでホテルに移動。嘉義市の涂醒哲市長主催の晩餐会で
嘉義市体育総会、嘉義高校校長先生をはじめとする方々から手厚いおもて
なしと歓迎をうけ、翌日の国立嘉義高校との一戦に備えた。
嘉義市と野球
高校球児の憧れである甲子園に、かつて台湾代表チームが出場していた時代がある。
いまから84年前、1931年に行われた第17回全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高等
学校野球選手権)で台湾の嘉義農林学校(通称:嘉農)野球部が大躍進する。決勝で中京商業に
敗れ、優勝こそできなかったが、最後まで決して諦めない嘉農の奮闘ぶりは人々に強い印象を与
え、
「天下の嘉農」と呼ばれた。
現在もその精神は受け継がれており、今回の親善試合のきっかけともなった。
この実話は2014年に台湾で映画化、2015年には日本でも公開され、野球部員も空港から
嘉義市に向かう車内で鑑賞した。
参考:Wikipedia
2 日目
台湾のプロ野球でも使用されている嘉義市棒球場にて、嘉義高校と親善試合を行った。
日本では肌寒い季節であるが、現地の気温は30度近く、蒸し暑い中での試合となった。
本校が初回より主導権をにぎる展開となり、10対0で勝利。試合前のプレゼント交換
では緊張した面持ちだった選手たちも、試合終了後には笑顔で積極的に交流する様子が
みられた。
午後は野球場のある嘉義公園や嘉義市野球記念館など
市内を観光し、木彫りの彫刻、陶芸など嘉義市の産業に
触れた。
3日目
嘉義市から台南市に移動し、国立
台湾文学館、安平古堡などを観光
し、台南市の歴史や文化を学んだ。
地元の子どもたちによる華やかな舞踊に出迎えられ、台湾屈指の強豪校で多くのプロ野球選
4日目
手を輩出している南英商工と親善試合を行った。本校と姉妹校提携をしている宜蘭縣にある
慧燈高級中學の理事長、校長先生も応援にかけつけてくれた。
試合は中盤6回まで3対3
と接戦であったが、終盤に得
点をあげ、8 対4で勝利!!
台南市長より選手一人ひとりに記念品が贈ら
れた。初日は異国の文化や言葉に緊張ぎみだっ
たが、野球を通じ現地の人々の温かさにふれ、
日に日に笑顔も増えていった。
今回のとても貴重な経験を活かし、より大きく
成長してもらいたい。