国際柔道連盟試合審判規定2011より抜粋 (2014

国際柔道連盟試合審判規定2011より抜粋
(2014-2016の改正点を補足)
☆第27条 禁止事項と罰則
「指導」… 軽 微な 違 反を 犯し た 試合 者 に与 えら れ る。
1 )試 合に お いて 、勝 負 を決 し よう とし な いた め、 故 意に 取 り組 まな い こと 。
※ 自 分 の 襟 な ど を 手 で 押 さ え た り 、 広 げ た り し て 相 手 に 握 ら せ な い 場 合 は 、「 故 意 に 取 り
組 ませ な い」 とし て 「指 導 」を 与え る 。
新規 定 2014-2016 を 適 用す る 。
2 )立 ち姿 勢 にお いて 、 組ん だ 後、 極端 な 防御 姿勢 を とる こ と( 通常 5 秒を 超え て )
新規 定 2014-2016 を 適 用す る 。
3)攻 撃し てい るよ う な印 象 を与 える が、明 らか に 相手 を 投げ る意 志 のな い攻 撃 を行 う こと 。
( 偽装 的 攻撃 )
4 ) 立 ち 姿 勢 に お い て 、 防 御 の た め に 相 手 の 袖 口 を 握 り 続 け る こ と ( 通 常 5 秒 を 超 え て )、
及 び捻 り 絞っ て握 る こと 。
5 ) 立 ち姿 勢 に お い て、 勝 負 を 避 ける た め に 、 相 手 と片 手 又 は 両手 の 指 を 組 み合 わ す姿 勢 を
続 ける こ と( 通常 5 秒を 超 えて )
6)故意 に、自分 の柔 道 衣を 乱 すこ と、及び 主審 の 許可 なし に、帯や 下 穿の 紐を ほ どい た り、
締 め直 し たり する こ と。
7 )第 16 条( ※ 寝技 へ の移 行) に よら ず、 相 手を 寝 技に 引き 込 むこ と。
8 )相 手の 袖 口又 は下 穿 の裾 口 に指 を差 し 入れ るこ と 。新 規 定 2014-2016 を 適用 する 。
9 ) 立 ち 姿 勢 に お い て 、 攻 撃 を し な い で 、「 標 準 的 」 な 組 み 方 以 外 の 組 み 方 を す る こ と (通
常 5秒 を こえ て) 新 規定 2014-2016 を 適 用 する 。
10) 立 ち 姿 勢 に おい て 、 組 む 前 にで も 組 ん だ後 にで も 、何 の 攻撃 動作 も 取ら ない こ と。(「 積
極 的戦 意 の欠 如」)
※ 積 極 的 戦 意 の 欠 如 は 、 約 25 秒 間 、 一 方 又 は 双 方 の 試 合 者 に 攻 撃 の 動 作 が 見 ら れ な い と
き に 与 え ら れる も の で ある 。 攻 撃 の 動 作 がな く て も 、 純粋 に 試 合 者 が攻 撃 の た めの 機 会
を う か が っ てい る と 主 審が 判 断 す る 場 合 には 、 積 極 的 戦意 の 欠 如 は 与え ら れ る べき で は
な い。
11) 親 指と 四 指の 間で 相 手の 袖 口を 握る こ と。 新規 定 2014-2016 を 適 用す る 。
12) 相 手の 袖 口を 折り 返 して 握 るこ と。 新 規定 2014-2016 を 適 用 する 。
13) 帯 の端 や 上衣 の裾 を 、相 手 のど の部 分 にで も巻 き つけ る こと 。
14) 柔 道衣 を 口に くわ え るこ と (自 分の も ので も相 手 のも の でも)。
15) 相 手の 顔 面に 、直 接 手又 は 腕、 足又 は 脚を かけ る こと 。
16) 相 手の 帯 、も しく は 襟に 足 や脚 をか け るこ と。
17) 柔 道衣 の 上衣 の裾 又 は帯 を 使っ て、 あ るい は直 接 指で 絞 技を 施す こ と。
18)立 ち 姿勢 、寝技 の いず れに お いて も、場 外に 出 るか 、相 手を 故意 に 場外 に 押し 出す こ と。
19)相 手の 胴( 胴絞 )、頸、頭 を 脚で は さん で絞 める こ と( 両 足を 交 差し、両 脚を 伸 ばし て)。
20) 相 手 の 握 り を 切 る た め に 、 相 手の 手 又 は 腕 を膝 や 足 で 蹴 る こと 。 ま た 技 をか け る こ と な
く 、相 手 の脚 や足 を 蹴る こ と。
21) 相 手の 握 りを 解く た めに 、 相手 の指 を 逆に とる こ と。
「反則負け」 …重 大 な違 反を 犯 した 試合 者 に与 え られ る。
22) 河 津掛 を 試み るこ と 。
23) 肘 関節 以 外の 関節 を とる こ と。
24) 背 を畳 に つけ てい る 相手 を 引き 上げ 、 これ を畳 に 突き 落 とす こと 。
25) 相 手が 払 腰等 を掛 け たと き 、相 手の 支 えて いる 脚 を内 側 から 刈る こ と。
26) 主 審の 指 示に 従わ な いこ と 。
27) 試 合中 に 、無 意味 な 発声 や 、相 手や 審 判員 の人 格 を無 視 する よう な 言動 を行 うこ と 。
28) 特 に 首 や 脊 椎 な ど 、 相 手 を 傷 つけ た り 危 害 を及 ぼ し た り 、 ある い は 柔 道 精神 に 反 す る よ
う な動 作 をす るこ と 。
29) 腕 挫腋 固 のよ うな 技 を掛 け るか 又は 掛 けよ うと し なが ら 、畳 の上 に 直接 倒れ るこ と 。
30) 内 股 、 払 腰 等 の 技 を 掛 け る か 、又 は 掛 け よ うと し な が ら 、 身体 を 前 方 へ 低く ま げ 、 頭 か
ら 畳 に 突 っ 込む こ と 。 また 、 立 ち 姿 勢 又 は膝 を つ い た 姿勢 か ら 、 肩 車の よ う な 技を 掛 け
な がら 、 ある いは 掛 けよ う とし なが ら 、ま っす ぐ 後方 に 倒れ るこ と 。
31) 試 合 者 の 一 方 が 、 後 か ら か ら みつ い た と き 、こ れ を 制 し な がら 、 故 意 に 同体 と な っ て 後
方 に倒 れ るこ と。
32) 硬 い物 質 又は 金属 の 物質 を 身に つけ て いる こと ( 覆っ て いて も、 い なく ても )。
33) 立 ち姿 勢 のと き、 相 手の 帯 より 下へ 手 や腕 で直 接 攻撃 ・ 防御 する こ と。
新規 定 2014-2016 を 適 用す る