OPS201 連産品の処理

OPS201
1.
連産品の処理
連産品計算の意味
連産品計算とは、n種類の購入原材料、購入部品(以下、原材料等と略)を投入して、m種類
の製品、半製品、中間加工品その他の加工品(以下、製品等と略)が生産される場合に対応する
計算処理です。
通常の生産形態では、n種類の原材料を投入して 1 種類の製品等が生産されますので、投入し
た原材料の原価を合計すれば製品の原材料費となりますが、m種類の製品等が生産されますので、
投入した原材料費を生産された製品等に一定の比率を使って按分計算しなければなりません。按
分は原材料費だけでなく、加工費もまとめて計上されますので、これについても行う必要があり
ます。
2.
Dummy 原価元帳と Dummy 加工品の登録
「原価一番 free」で連産品を扱うには、原材料等の投入先となる Dummy の原価元帳と、そ
の原価元帳の加工品目となる Dummy の加工品目を登録しなければなりません。
Dummy の原価元帳は、通常の原価元帳と同じように登録しますが、Dummy の品目は品目マ
スターメンテナンスで登録するときに、品目タイプと棚卸資産分類を以下のように設定しておく
必要があります。
①
品目タイプ=70(連産品ダミー)
②
棚卸資産分類=99(資産管理対象外)
1
3.
連産品マスターテーブルの登録
連産品マスターは生産される製品等の数量に掛ける等価係数の登録に使います。製品構成マス
ターの登録に似ていますが、親品目は登録した Dummy の加工品で、子品目は生産された製品
等です。
マスターメンテナンスメニューの「連産品」のボタンを押すと、以下の画面が開きます。
登録済み品目コードの一覧表示のコンボ・ボックスを開くと、品目タイプ=70(連産品ダミー)
として登録した Dummy 品目が一覧表示されますので、
これから登録しようという品目を選び、
「開く」ボタンを押します。
① 連番
子品目を品目コードではない順番に表示したいときに使います。その必要がない場合
は、”1”のままでかまいません。
② 品目コード
生産される製品等の品目コードをインプットします。
③ 連産品目名
品目コードをインプットすると、品目マスターテーブルに登録された品目名が表示されま
す。
④ 等価係数:材料費
生産数量に掛ける直接材料費の等価係数です。
2
⑤ 等価係数:直接経費
生産数量に掛ける直接経費の等価係数です。
⑥ 等価係数:加工費
生産数量に掛ける加工費の等価係数です。
4.
システムパラメータの設定
連産品処理を必要としない企業もありますので、連産品の計算プロセスを行うか否かをシステ
ムパラメータで指定しなければなりません。
「原価一番 free」の開始メニューで「初期設定」を選び、次の画面で「システムパラメータ」
を選ぶと、以下の画面が表示されます。この中で、「連産品の計算」を「計算をする」に指定し
てください。逆に連産品の計算が必要ない企業の場合は、これを「計算しない」に指定します。
連産品の計算が必要ないのに、指定を「計算をする」にした場合は、連産品の計算プロセスが空
回りするだけで、時間の浪費にはなりますが、計算結果には影響しません。
3
5.
月次データの計上
月次の実績データは登録した Dummy の原価元帳を中心に2つのデータをインプットする必
要があります。
① Dummy の原価元帳への原材料等の工程投入データ
工程投入の取引タイプを使って、Dummy の原価元帳への投入数量実績をインプットしま
す。この場合、一括投入の取引タイプは使えません。
② Dummy の原価元帳から生産された製品等の生産数量を「社内加工完了」の取引タイプを使
ってインプットします。
6.
月次原価計算処理の実行
データの計上が完了したら、「原価計算」メニューの「全自動」処理を実行します。
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7.
レポート
連産品原価計算の結果は「R1580 連産品原価按分表」で確認することができます。このレポ
ートは、Dummy の原価元帳を中心に、投入された原材料等の明細と、生産された製品等の明細
を表示します。
以上
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