H.26.12.19 Training report 12月10日第2回の研修「特浴介助」を行いました。 Hat’s 研修の第 2 弾として、前回に引き続き入浴介助研修 今回は 「特浴での介助方法」 についてみんなで学びました。 今回も多くの方に参加していただき、互いにポイントを確認し合 うことが出来て大変参考になりました。 今回の、「Hat’s Mail Vol.4」 では、その際の様子を 紹介させていただきます。 ここから、研修の際に話があったポイントについて紹介していきます。 Checkpoint 1 : 声掛けが命。相手から見える位置で声掛けを。 特殊浴槽を利用される方の多くは、当然ながら個浴を利用される方に比べて圧倒的に介助量が増えま す。言い換えると『大きくその身をゆだねておられる状態』となります。前回の個浴介助の際にも話があり ましたが、私たち介助者に求められるのは『安心・安全・快適』な介助の提供です。特浴介助においては 介護技術の基本である『声掛け』が最も重要になります。次に行う動作、介助内容、機械の動き方等、 細かく声を掛け、相手の方が安心して入浴していただけるように配慮しましょう。また、声を掛ける際は 『相手から見える位置』で行うと安心感につながります。 Checkpoint 2 : 浴槽に入られるまでは丁寧に手早く対応を。 介助対象者の方に対して、その尊厳を守る最大限の配慮 を行う点は特浴介助においても当然ながら同様です。また タオルを掛けておられますが、服を身に付けておられない 状態で横になっておられますので、特にこの時期は 『寒さへの配慮』が必要になります。『丁寧に早く』 対応が出来るように、対応する職員(2 名)で互いに流れ を確認して、手際よく介助を行っていきます。 Checkpoint 3 : 利用者の方の気持ち。 前回に引き続き今回も利用者役をやってもらった Hat’s メンバーの白築君に、実際に入ってもらった感想を聞いて みましたので、みなさん 『利用者の方の気持ち』 として、 どうぞ参考にしてみて下さい。 ①強い恐怖感! 裸で横になって身を委ねるという恐怖感はハンパじゃない です。『これからどうなるんだろう、大丈夫かなぁ。』という 思いが強く、声を掛けてもらえると、とても安心出来ます。 特に、『動く時と身体に触れる前』の声掛けは効果的だと 感じました。しつこい位で丁度良いと思います。また、浴槽 に入る時には、『いったいお湯はどこまで来るのか、止まる んだろうけど本当に大丈夫か!?』と感じました。身体が 全く安定しないのにも驚きました。ずれて溺れる恐怖があったので、体を支えてもらうと安心でした。 ②恥ずかしい! とにかく『恥ずかしい』という思いは常にありました。 水着をつけた状態でもそうなので、それなしと考えると・・・(―_―)!! タオルを掛けてもらう配慮などがとてもありがたく感じました。これやっぱり重要ですよ!! Checkpoint 4 : 濡れるのはイヤだ! 浴槽から上がった後、あの寝台の上で 『如何に濡らさず着替えが行えるか』 は非常に重要です。 『体の向きを何度も変えて、着たら色々な所が濡れていた!』なんていうことがないように注意します。 ①側臥位になっていただき、濡れたタオルを体に寄せ、乾いたタオルで体と寝台の水滴を拭く。 ②反対側へ側臥位になった状態で濡れたタオルを抜き去り、同じく体と寝台の水滴を拭く。そのままの 状態で、半分にたたんだ新しい乾いたタオルと紙オムツを寝台に敷き、今一度反対側へ、側臥位に なって頂いたら反対を引き出し、寝台に伸ばす。 この流れで、決して濡らさないように手早く対応します。 以上、今回の研修の『Hat’s Mail Vol.4』でも紹介できたのは、研修のごくごく一部です。 興味のあるお方は、是非とも研修に参加してみて下さい。なお、次回の研修も介護技術について行う 予定にしております。またご案内しますのでお楽しみに!!
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