紫波町子ども・子育て支援事業計画

紫波町子ども・子育て支援事業計画
平成 27 年 3 月
紫
波
町
計画の策定にあたって
近年は、夕暮れまで校庭を走り回る子どもたちを目にする機会も少なくなり、
これも少子化の波かなと感じているところです。また、当町でも世帯員構成の変
化が顕著になり、核家族化という時代の波が間違いなく押し寄せております。
昨年2月、重点施策の一つに「子育て支援」を掲げ、町長に就任いたしました
が、この1年で児童福祉の大きな制度変革が行われ、4月からは「子ども・子育
て支援新制度」に切り替わります。こうした中、町に生まれた子どもたちが、両
親の愛情と子育て支援のもとで健やかに育ち、そして地元で働き、やがて身近な
ところから親のサポートが普通に行われる。そんな町づくりを進めていきたいと
思っております。
このたび、新制度における施策の展開をあらわした「子ども・子育て支援事業
計画」を策定しましたが、共働きの家族には仕事と子育ての両立、家庭で子育て
している家族にはリフレッシュや相談などを考慮した内容となっており、こうし
たサービスを活用しながら、町の次代を担う子どもたちを育てていただきたいと
思います。
結びに、計画の策定にあたり、審議していだだきました「紫波町子ども・子育
て会議」の委員の皆様、ご意見を寄せていただきました皆様に感謝申し上げます。
また、事業推進についても特段のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成27年3月
紫波町長
熊
谷
泉
目
第1章
次
策定の背景と趣旨
1.計画策定の背景
・・・・
1
2.計画の趣旨
・・・・
3
1.人口及び世帯の状況
・・・・
4
2.就労の状況
・・・・
9
3.保育所(園)、幼稚園、学校等の状況
・・・・ 11
4.児童数の推計
・・・・ 13
5.ニーズ調査結果の概要
・・・・ 14
6.前計画の目標値と実績
・・・・ 20
第2章
第3章
子どもと家庭を取り巻く状況
計画の基本的考え方
1.基本理念
・・・・ 21
2.基本的な視点
・・・・ 21
3.計画の性格・位置づけ
・・・・ 22
4.計画の期間
・・・・ 22
5.計画の策定体制
・・・・ 22
6.新制度の概要
・・・・ 23
7.新制度のサービス体系図
・・・・ 24
第4章
施策の展開
1.教育・保育提供区域の設定
・・・・ 25
2.教育・保育施設の充実
・・・・ 25
3.地域子ども・子育て支援事業の充実
・・・・ 31
4.子ども・子育て支援関連施策の推進
・・・・ 40
第5章
計画の推進
1.庁内推進体制の整備
・・・・ 44
2.関係機関等との連携・協働
・・・・ 44
3.計画の進行管理
・・・・ 44
第1章
策定の背景と趣旨
1.計画策定の背景
わが国の少子化傾向は、昭和から平成に移るころから顕著に現れ、その指標となる合
計特殊出生率 ※ は、平成 17 年に過去最低の 1.26 を記録しました。
国は、こうした傾向に対処するべく関係省庁が連携して、平成7年に 「エンゼルプラ
ン」、平成 12 年には「新エンゼルプラン」を策定し、保育環境の充実を中心に対策を講
じてきました。
しかし、その後も歯止めがかからなかったことから、その社会的背景を分析し、平成
16 年に“若者の自立”、 “仕事と家庭の両立”、
“生命の大切さと家庭の役割の理解”、
“子
育ての新たな支え合いと連携”という新たな4つの重点施策を掲げ、それを具現化する
28 の行動をあらわした「少子化社会対策大綱(以下「大綱」という)」を策定しました。
また、大綱に掲げる重点施策を実行する計画として「子ども・子育て応援プラン」を
策定し、多方面にわたる対策を講じた結果、合計特殊出生率はやや持ち直しの傾向にあ
りますが、重点施策である“子育ての新たな支え合いと連携”の重要部分を占める児童
保育において、増え続ける保育所入所申込みに市町村の対応が追いつかず、全国的に待
機児童が増加している現状があります。
この間、本町においては、大綱と並行して定められた「次世代育成支援対策推進法」
に基づき、
“子どもの視点”、
“家庭の視点”、
“社会的支援の視点”により“子どもを産み
育てやすい環境とは何か”を考え、その施策の実施計画として、平成 16 年に「次世代育
成支援行動計画」を策定し、様々な取組を行ってきたところです。
児童保育においては、平成 16 年に「町立虹の保育園」を開所、平成 22 年に「私立ひ
づめ保育園」の開所を支援し、平成 24 年には“家庭で子育てしている親子が集える場所”
として「紫波町子育て応援センター」を紫波中央駅前に開所しました。また、学童保育
においては、直営施設である「日詰こどもの家」「古館こどもの家」「片寄こどもの家」
の建て替えを行うなど、環境の整備に努めました。
さらに、母子保健においては、新生児の全家庭訪問や妊婦・乳幼児健診の無料受診券
の拡大を図るなど、“子どもたちの健やかな成長”の支援に努めてきました。
一方、国においても「育児介護休業法」の一部改正を行い、雇用主の理解のもと育児
休業の取得を容易にするとともに、その間の収入を保障する育児休業給付を拡大するな
ど、労働環境の充実を図ってきました。
また、正社員とパートタイム社員の格差が大きい現状から、差別的取扱いを禁止する
「パートタイム労働法」についても、平成 27 年にその対象範囲を拡大する改正が予定さ
れています。
1
※合計特殊出生率(15~49 歳までの女性の各歳における出生率を合計した数字)
暦年
全国
岩手県
平成 2
1.54
7
紫波町
合計特殊出生率
出生数
1.72
1.87
308
1.42
1.62
1.55
240
12
1.36
1.56
1.32
267
17
1.26
1.41
1.45
249
22
1.39
1.46
1.36
229
23
1.39
1.41
1.36
227
24
1.41
1.52
1.37
218
資料:岩手県保健福祉年報
2
2.計画の趣旨
子ども・子育て支援事業計画の趣旨は、全国的に増加している待機児童の解消にあり
ます。
児童福祉法では、
“児童が健康に出生して幸福で安全に育つこと”を目的としています
が、その重要な役割を担う施策として児童保育があげられます。
従来の就学前児童に対するサービスは、幼稚園は学校教育法により、保育所は児童福
祉法により、そして認定こども園法により幼稚園に保育所機能を併せ持たせるなど、時
代のニーズや保護者の就労形態の変化に対応しながら、それぞれの制度の中で行われて
きました。
近年の全国的な傾向として、子育て世帯の収入が安定しない経済状況下において、出
産後間もない時期から職場復帰を希望する女性が増加しています。しかし、保育所に預
けたくても定員超過で入所を断られ、幼稚園の預かり保育や認可外保育は負担が大きい
ために利用が進まず、仕事と子育ての両立にとって厳しい状況が続いています。
こうした課題に対処するため、国では「社会保障・税の一体改革」に取り組み、消費
税の引き上げ分を財源とし、
「子ども・子育て関連3法」による新たな子ども・子育て支
援制度を平成 27 年度からスタートさせます。
この新制度の狙いは、保育所、認定こども園のほか、幼稚園や認可外保育を新制度の
対象に加え、各々のサービス利用に融通性を持たせながら、給付費(公費負担)を一元
化することで利用者負担を平準化し、待機児童の解消を図ろうとするものです。また、
このことにより、少子化社会対策に好影響をもたらすことも狙いの一つと捉えています。
本町では、以上の点に留意しながら、今後5年間の事業展開や各サービスの見込み量、
そしてサービス確保方策をあらわした「紫波町子ども・子育て支援事業計画(以下、
「本
計画」という)」を策定しました。
※子ども・子育て関連3法とは
①子ども・子育て支援法
②就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(通称:
認定こども園法)の一部を改正する法律
③子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供
の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律(児童福祉法等
の関連法律)の整備等に関する法律
3
第2章
子どもと家庭を取り巻く状況
1.人口及び世帯の状況
(1)人口及び年少人口比率・高齢者人口比率の推移
総人口の推移を見ると、各年で減少し平成 25 年は 33,969 人となっており、平成 20
年から 502 人減少しています。
人口比率を見ると、年少人口比率は減少しているのに対し高齢者人口比率は増加し
ており、平成 25 年では年少人口比率が 13.1%、高齢者人口比率は 25.7%となってい
ます。
(人)
◇人口及び年少人口比率・高齢者人口比率の推移◇
60,000
80.0%
50,000
40,000
30,000
20,000
34,471
34,422
34,304
34,212
34,048
33,969
22.9%
23.4%
23.6%
24.0%
24.8%
25.7%
40.0%
20.0%
10,000
0
60.0%
13.9%
13.8%
13.4%
13.3%
13.1%
13.1%
0.0%
平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年
総人口
年少人口(0~14歳)比率
高齢者人口(65歳以上)比率
資料:住民基本台帳(各年9月末現在)
(2)世帯数及び平均世帯人員の推移
世帯数の推移を見ると、平成 20 年は 10,748 世帯、平成 25 年は 11,436 世帯となっ
ており、688 世帯増加しています。
平均世帯人員を見ると、平成 20 年は 3.19 人、平成 25 年は 2.97 人となっており、
平成 25 年からは3人を下回っています。
(世帯)
◇世帯数及び平均世帯人員の推移◇
14,000
12,000
10,748
10,906
11,143
11,028
11,303
(人)
11,436
10,000
5.00
4.00
8,000
6,000
6.00
3.00
3.19
3.15
3.10
3.06
4,000
3.01
2.97
2.00
1.00
2,000
0
0.00
平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年
世帯数
平均世帯人員
資料:住民基本台帳(各年9月末現在)
4
(3)人口動態
社会動態を見ると、転入数及び転出数は増減を繰り返しているものの、平成 21 年度
以外は転入数が転出数を上回り社会増となっています。
自然動態を見ると、出生数は平成 25 年度に初めて 200 人台を下回り 199 人となって
います。死亡数は各年で 300 人台となっており、平成 20 年度から平成 25 年度は自然
減で推移しています。
◇人口動態◇
(単位:人)
社会動態
転入数
転出数
自然動態
社会
増減数
出生数
死亡数
差引
増減
自然
増減数
H20 年度
1,129
1,043
86
243
333
△ 90
△ 4
H21 年度
1,021
1,033
△ 12
222
354
△ 132
△ 144
H22 年度
998
946
52
231
348
△ 117
△ 65
H23 年度
1,093
1,050
43
223
396
△ 173
△ 130
H24 年度
1,054
958
96
224
373
△ 149
△ 53
H25 年度
820
737
83
199
327
△ 128
△ 45
資料:町調べ
(4)世帯の家族類型及び1世帯当たりの人員
一般世帯の家族類型を見ると、本町は親族世帯が占める比率が岩手県及び全国の数
値よりも多く 83.0%となっています。
親族世帯を見ると、核家族世帯は 54.9%となっており、岩手県よりも多く、全国よ
りは低くなっています。
◇世帯の家族類型及び1世帯当たりの人員◇
一般
世帯
親族
世帯
核家族
世帯
その他の
親族世帯
(単位:人)
非親族
世帯
単独世帯
1世帯当
たり人員
10,503
8,713
5,769
2,944
84
1,706
100.0%
83.0%
54.9%
28.0%
0.8%
16.2%
岩手県
100.0%
71.9%
51.1%
20.7%
0.7%
27.4%
2.69
全 国
100.0%
66.6%
56.3%
10.2%
0.9%
32.4%
2.42
紫波町
3.13
資料:国勢調査(平成 22 年)
5
(5)出生数の推移
年度ごとの出生数の推移を見ると、増減を繰り返していますが、ゆるやかな減少傾
向になっています。
合計特殊出生率は暦年の数字で、平成 24 年は 1.37 となっており、前年から僅かに
上昇しています。
(人)
◇出生数、合計特殊出生率の推移◇
500
1.39
1.5
1.41
400
1.36
1.36
1.37
1.4
300
243
222
231
223
224
218
200
119
116
116
113
112
122
124
106
115
110
112
96
100
1.3
1.2
1.1
0
1.0
H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度
女性
男性
合計特殊出生率
資料:町調べ、岩手県保健福祉年報
※合計特殊出生率:一人の女性が一生に産む子どもの平均数を示す。
(6)18 歳未満の子どもがいる世帯の状況
18 歳未満の子どもがいる世帯
◇一般世帯総数に占める子どものいる世帯(平成22年)◇
(6 歳未満 11.0%、6~18 歳未満
32.0%)は 43.0%となっています。
子どものいる世帯の家族類型
6歳未満
11.0%
子どもがいな
い一般世帯
57.0%
6~18歳未満
32.0%
を見ると、核家族世帯が多く、6
歳未満の子どものいる世帯及び6
~18 歳未満の子どものいる世帯
資料:国勢調査(平成 22 年)
ともに 57.0%となっています。
◇子どものいる世帯の家族類型(平成22年)◇
0%
20%
40%
60%
80%
100%
町全体
55.0%
6歳未満の子ども
のいる世帯
57.0%
42.0%
1.0%
6~18歳未満の子ども
のいる世帯
57.0%
42.0%
1.0%
その他の親族世帯
非親族世帯・単独世帯
核家族世帯
28.0%
17.0%
資料:国勢調査(平成 22 年)
6
(7)ひとり親世帯の状況
ひとり親世帯の平成 17 年から平成 22 年の推移を見ると、母子世帯は 127 世帯から
158 世帯に増加し、父子世帯では 14 世帯から 19 世帯に増加しています。
◇ひとり親世帯の状況◇
母子世帯
(単位:世帯)
父子世帯
計
平成 17 年 平成 22 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 17 年 平成 22 年
6 歳未満の子どものいる世帯
24
22
1
0
25
22
6~18 歳未満の子どものいる
世帯
103
136
13
19
116
155
合計
127
158
14
19
141
177
資料:国勢調査(平成 22 年)
(8)婚姻の動向
婚姻件数を見ると、増減していますが近年では緩やかな増加傾向になっています。
離婚件数を見ると、ほぼ横ばいの状況が続いています。
(件)
◇婚姻件数、離婚件数の推移◇
250
資料:町調べ
200
188
150
100
211
187
191
199
35
35
38
141
28
50
46
60
0
H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度
婚姻件数
離婚件数
7
(9)晩産化の動向
母親の年齢階層別出生割合の推移を見ると、20 歳以降の年齢階層では割合が増減し
ていますが、20~24 歳では各年で減少しています。20~24 歳の出生割合を見ると、平
成 20 年は 17.6%を占めていましたが、平成 24 年では 10.2%と少なくなっています。
◇母親の年齢階層別出生割合の推移◇
0%
平成20年
1.6
平成21年
0.9
平成22年
0.9
20%
40%
17.6
29.4
13.2
30.0
平成23年
12.2
0.0
27.5
平成24年
10.2
0.9
29.2
15~19歳
35~39歳
80%
2.9
33.3
16.7
3.5
37.0
16.3
2.6
43.2
14.4
2.7
33.8
20~24歳
40~44歳
100%
13.1
37.7
27.0
16.2
60%
20.8
25~29歳
45~49歳
5.1
30~34歳
資料:岩手県保健福祉年報
8
2.就労の状況
(1)男女別就業率
就業率を見ると、男女ともに減少傾向になっています。男性は平成7年の 79.2%か
ら平成 22 年では 69.2%に減少し、女性は 56.1%から 50.3%に減少しています。
◇男女別就業率の推移◇
90.0%
80.0%
79.2%
70.0%
76.1%
73.6%
69.2%
60.0%
50.0%
56.1%
54.7%
52.6%
50.3%
平成12年
平成17年
平成22年
40.0%
30.0%
平成7年
男性就業率
女性就業率
資料:国勢調査(平成 22 年)
(2)女性の労働力率
労働力率を見ると、男性は 25~59 歳の各年齢でいずれも 90%を超え、台形型とな
っています。
女性も台形型に近いものの 20 歳代前半の 81.1%と 40 歳代前半の 85.7%をピークと
して、子育て期となる 20 歳代後半から 30 歳代を最低とするM字型の状況が見られます。
なお、女性の労働力率を全国と比較すると、紫波町は 30 歳代の労働力率が高いこと
もあり、全国よりもM字型曲線のカーブが緩やかになっています。
◇男女別就労率の推移◇
100.0
81.1
80.0
60.0
80.6
96.4 97.0 96.8 97.3 97.8 95.7 93.8
81.4
75.1
85.7 82.6 81.2
77.9 76.6
72.4
72.2 70.5 74.3
56.6
68.4
66.0
64.7 64.0
61.8 51.9
紫波町女性
40.0
20.0
0.0
全国女性
45.7
14.9
11.9
10.5
42.5
紫波町男性
27.7
資料:国勢調査(平成 22 年)
9
(3)産業別就業者数
産業別就業者数の推移を見ると、平成 12 年から平成 22 年にかけて第1次産業と第
2次産業は減少し、平成 22 年の全体に占める第1次産業の就業者の割合は 15.2%、
第2次産業の就業者の割合は 19.7%となっています。一方、第3次産業については増
加を続け平成 22 年には 63.0%となっています。
◇産業別就労者数及び割合の推移◇
平成 12 年
3,335
18.6%
3,319
99.5%
15
0.4%
1
0.0%
4,473
25.0%
23
0.5%
1,749
39.1%
2,701
60.4%
10,096
56.3%
72
0.7%
1,111
11.0%
3,563
35.3%
353
3.5%
49
0.5%
4,948
49.0%
18
0.1%
17,922
100.0%
第1次産業
農業
林業
漁業
第2次産業
鉱業
建設業
製造業
第3次産業
電気・ガス・水道
運輸・通信業
卸売・小売業・飲食業
金融・保険業
不動産業
サービス業公務
※分類不能な産業
合計
(単位:人)
平成 17 年
平成 22 年
3,146
17.6% 2,583
15.2%
3,131
99.5% 2,581
99.9%
13
0.4%
2
0.1%
2
0.1%
3,797
21.3% 3,346
19.7%
13
0.3%
14
0.4%
1,507
39.7% 1,251
37.4%
2,277
60.0% 2,081
62.2%
10,872
61.0% 10,700
63.0%
96
0.9%
87
0.8%
1,377
12.7% 1,354
12.7%
3,969
36.5% 3,686
34.4%
396
3.6%
350
3.3%
58
0.5%
161
1.5%
4,976
45.8% 5,223
48.8%
13
0.1%
342
2.0%
17,828
100.0% 16,971
100.0%
資料:国勢調査(平成 22 年)
◇産業3区分別就業者割合の推移◇
20%
40%
60%
80%
0%
平成12年
18.6%
平成17年
17.6%
平成22年
15.2%
25.0%
0.1%
56.3%
21.3%
61.0%
19.7%
第1次産業
100%
0.1%
2.0%
63.0%
第2次産業
第3次産業
分類不能
資料:国勢調査(平成 22 年)
10
3.保育所(園)、幼稚園、学校等の状況
(1)保育所(園)、幼稚園の利用者数の推移
保育所利用者数は平成 21 年度に 390 人となっていますが、それ以降、利用者は増加
を続け平成 25 年度には 453 人となっています。
一方、幼稚園利用者数は増減を繰り返していますが、大きな変化は見られず平成 25
年度は 412 人となっています。
(人)
◇保育所(園)、幼稚園の利用者数の推移◇
600
500
423
445
453
409
422
412
平成
23年度
平成
24年度
平成
25年度
434
414
418
390
405
平成
21年度
平成
22年度
400
417
300
200
平成
20年度
幼稚園
保育所(園)
資料:幼稚園は学校基本調査(各年5月 1 日)
保育所は町調べ(各年4月1日)
※保育所は町外の保育所を利用する紫波町民の数も含む。
(2)児童生徒数の推移
本町には、小学校が 11 校、中学校が3校あります。平成 25 年度の小学校の児童数
は 1,898 人と平成 20 年度から 192 人減少しています。中学校の生徒数は 1,050 人と平
成 20 年度から 65 人減少しています。
(人)
◇児童生徒数の推移◇
2,500
2,000
1,500
1,000
500
2,090
2,052
2,044
1,993
1,934
1,898
1,115
1,080
1,034
1,046
1,023
1,050
平成
20年度
平成
21年度
平成
22年度
平成
23年度
平成
24年度
平成
25年度
0
小学生
中学生
資料:町調べ(各年5月 1 日)
11
(3)こどもの家(放課後児童クラブ)の利用児童数の推移
こどもの家の利用児童数は平成 22 年度に減少に転じましたが、それ以降は増加を続
け平成 25 年度は 330 人になっています。
(人)
◇こどもの家(放課後児童クラブ)の利用児童数の推移◇
500
400
300
292
295
平成
20年度
平成
21年度
266
305
318
330
平成
23年度
平成
24年度
平成
25年度
200
100
0
平成
22年度
資料:町調べ
12
4.児童数の推計
出生数と社会増をもとに今後の児童数を推計すると、平成 27 年度は 3,269 人、平成
31 年度は 3,006 人と推移し、5年間で 263 人の減少を見込んでいます。
◇推計人口の推移◇
(人)
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
3,269
3,198
3,147
334
3,089
311
312
310
334
311
300
333
302
299
324
298
291
319
290
290
286
285
285
282
281
281
281
277
271
266
271
267
256
271
251
267
256
251
259
246
248
243
238
245
240
235
240
228
208
235
222
202
229
216
199
229
223
213
194
232
223
220
208
191
平成27年度
平成28年度
平成29年度
平成30年度
平成31年度
0歳
1歳
3歳
4歳
5歳
7歳
8歳
9歳
10歳
11歳
13
3,006
6歳
5.ニーズ調査結果の概要
(1)調査の概要
①調査の目的
本調査は、
「紫波町子ども・子育て支援事業計画」を策定するにあたり、その基礎資
料とするため、対象者の子ども・子育て支援事業に関する「現在の利用状況」や「今
後の利用希望」等を把握することを目的に実施しました。
②調査の種類
調査の種類
対象者
就学前児童保護者調査
町内の就学前児童を持つ保護者を対象
就学児童保護者調査
町内の就学児童を持つ保護者を対象
③調査方法
・幼稚園や保育所、小学校等の施設を利用している保護者:施設を通しての配付・回収
・幼稚園や保育園等の施設を利用していない保護者:郵送による配付・回収
④調査期間
平成 25(2013)年 12 月4日(木)から平成 25(2013)年 12 月 13 日(金)まで
⑤調査の配付数と回収数
調査の種類
就学前児童保護者調査
就学児童保護者調査
配付数
回収数
回収率
1,252 票
691 票
55.2%
450 票
215 票
47.8%
14
(2)主なニーズ調査結果
①教育・保育サービスの今後の利用意向
この項目は、0歳児から5歳児を持つ保護者に対し、複数回答を可として行いまし
たが、各年齢児の保護者も「保育所」の利用意向が最も高く、
「幼稚園」と「認定こど
も園」が続いています。
(単位:%)
0 歳児
1 歳児
2 歳児
3 歳児
4 歳児
5 歳児
推計保育
需要率
保育所
62.1
65.3
49.5
48.3
50.5
48.5
54.5
認定こども園
44.2
24.2
17.8
16.9
13.1
15.5
23.1
幼稚園
48.6
35.8
41.1
32.2
35.5
32.2
37.8
26.4
18.9
20.6
15.3
23.4
20.6
21.1
14.3
9.5
9.3
20.3
13.1
24.7
15.1
家庭的保育
5.0
1.1
0.9
5.1
0.0
3.1
2.7
小規模保育
12.9
7.4
5.6
8.5
5.6
10.3
8.5
事業所内保育
10.0
8.4
5.6
8.5
3.7
4.1
7.0
居宅訪問保育
2.9
0.0
1.9
1.7
0.0
2.1
1.5
幼稚園の預かり保育
児童館
地
域
型
保
育
15
②子育てについての悩み事
就学前児童の保護者は、「子どもを叱りすぎているような気がすること」 が 28.6%
と最も多く、「子どもとの時間を十分にとれないこと」の 27.2%と「食事や栄養に関
すること」の 26.5%が続いています。
小学生の保護者は、「子どもを叱りすぎているような気がすること」 が 25.1%と最
も多く、
「子どもとの時間を十分にとれないこと」の 24.1%と、
「特にない」の 19.4%
が続いています。
0%
20%
21.7
病気や発育、発達に関すること
14.7
26.5
食事や栄養に関すること
育児の方法がわからないこと
40%
8.4
2.3
0.5
9.4
8.4
子どもとの接し方に自信が持てないこと
27.2
24.1
子どもとの時間を十分にとれないこと
話し相手や相談相手がいないこと
1.2
2.1
20.5
仕事や自分のやりたいことが十分にできないこと
12.0
12.7
子どもの教育に関すること
18.3
8.1
友達づきあい(いじめ等を含む)に関すること
登校拒否、不登校などの問題について
17.8
0.3
0.5
子育てに関しての配偶者・パートナーの協力等が少ないこ
と
自分の子育てで、親族など周りの目が気になること
6.1
4.7
4.3
2.1
3.3
3.7
配偶者等以外に子育てを手伝ってくれる人がいないこと
28.6
子どもを叱りすぎているような気がすること
25.1
7.6
子どもを甘やかしすぎているような気がすること
ストレスがたまって子どもに手をあげたり、世話をしなかった
りすること
子育てのサービス内容や利用等の方法がよくわからないこ
と
11.0
1.7
2.1
2.3
1.0
3.6
4.2
その他
15.6
特にない
無回答
19.4
0.7
3.7
就学前児童(n=604)
16
小学生(n=191)
③子育て環境で不満に思うこと
就学前児童の保護者は、
「暗い通りや見通しのきかないところが多く、子どもが犯罪
の被害にあわないか心配なこと」が 31.0%と最も多く、「近所に子どもが少ない」の
30.2%と「通学路が狭い、交通量が多いなど道路環境が悪い」の 28.3%が続いていま
す。
小学生の保護者は、
「大声を出したりボールやバットを使って自由に安心して遊べる
場所が少ない」が 38.9%と最も多く、「暗い通りや見通しのきかないところが多く、
子どもが犯罪の被害にあわないか心配なこと」の 37.4%と「通学路が狭い、交通量が
多いなど道路環境が悪い」の 30.8%が続いています。
0%
子どもにとって有害なものがあるなど、周りの生活環境が
悪い
20%
40%
2.3
3.0
28.3
30.8
通学路が狭い、交通量が多いなど道路環境が悪い
暗い通りや見通しのきかないところが多く、子どもが犯罪の
被害にあわないか心配なこと
31.0
37.4
21.6
23.2
公園や緑が少なく、安心して遊べる所が少ない
大声を出したりボールやバットを使って自由に安心して遊べ
る場所が少ない
19.7
38.9
11.9
学校が遠くて通学に不便
昼間にあまり大人がいない
6.6
3.6
3.5
30.2
近所に子どもが少ない
地域に住民が集まるような場所がない
隣近所との付き合いがない
その他
24.2
1.4
2.0
9.1
5.1
10.0
5.1
14.7
10.1
特に不満はない
無回答
4.7
3.5
就学前児童(n=639)
17
小学生(n=198)
60%
④子育てにおける楽しさについて
就学前児童の保護者は、「楽しいと感じることのほうが多い」が 69.0%で、「つらい
と感じることのほうが多い」は 2.1%となっています。
小学生の保護者は、「楽しいと感じることのほうが多い」が 59.4%で、「つらいと感
じることのほうが多い」は 3.3%となっています。
0%
20%
40%
60%
80%
69.0
就学前児童(n=674)
小学生(n=212)
24.6
59.4
29.2
100%
1.3
2.1 2.40.6
2.4
3.3 5.2 0.5
「楽しい」と感じることのほうが多い
「楽しい」と感じることと「つらい」と感じることが同じくらい
「つらい」と感じることのほうが多い
その他
わからない
無回答
⑤子育て環境の満足度
就学前児童の保護者は、満足している(「満足している」+「まあまあ満足している」)
が 29.9%で、満足していない(「 満足していない」+「あまり満足していない」)は 29.3%
となっていています。
小学生の保護者は、満足している(「満足している」+「まあまあ満足している」)
が 28.0%で、満足していない(「 満足していない」+「あまり満足していない」)は 29.8%
となっていています。
0%
就学前児童(n=674)
小学生(n=212)
20%
10.3
9.5
40%
19.6
60%
38.8
18.5
41.7
80%
22.3
23.2
満足している
まあまあ満足している
ふつう
あまり満足していない
満足していない
無回答
18
100%
7.0
2.1
6.6 0.5
⑥充実を望む子育て支援策
就学前児童の保護者は、「子育て支援のネットワークづくり」が 31.0%と最も多く、
「子育てしやすい住居・まちづくりの充実」の 30.2%と「保育サービスの充実」の
28.3%が続いています。
小学生の保護者は、
「妊娠・出産に対する支援」が 38.9%と最も多く、「子育て支援
のネットワークづくり」の 37.4%と「保育サービスの充実」の 30.8%が続いています。
0%
地域における子育て支援の充実
20%
40%
2.3
3.0
28.3
30.8
保育サービスの充実
31.0
子育て支援のネットワークづくり
37.4
21.6
23.2
地域における子どもの活動拠点の充実
19.7
妊娠・出産に対する支援
38.9
11.9
母親・乳児の健康に対する安心
子どもの教育環境
6.6
3.6
3.5
30.2
子育てしやすい住居・まちづくりの充実
仕事と家庭生活の両立
子どもを対象にした犯罪・事故の軽減
発達障がいなど障がい児に対する支援
24.2
1.4
2.0
9.1
5.1
10.0
5.1
14.7
10.1
その他
無回答
4.7
3.5
就学前児童(n=639)
19
小学生(n=198)
60%
6.前計画の目標値と実績
平成 22 年3月に策定した紫波町次世代育成支援後期行動計画の目標事業量に対する
達成状況については、大方の項目において達成しており、達成できなかったのは需要量
の大幅な増加がなかった休日保育事業の児童数のみとなっています。
特に、通常保育事業や延長保育事業、放課後児童健全育成事業においては、設置か所
数が目標値を大きく上回っており、これは刻々と変化する保育等のニーズに対応してき
た結果と考えます。
実績
実績見込
目標事業量
(平成21 年度)(平成26 年度)(平成26 年度)
通常保育事業
定員[児童数]
405 人
516 人
480 人
(認定こども園含む)
か所数
4 か所
6 か所
5 か所
定員[児童数]
147 人
200 人
152 人
か所数
3 か所
4 か所
3 か所
18 人
18 人
18 人
か所数
3 か所
3 か所
3 か所
か所数
3 か所
3 か所
3 か所
-人
-人
-人
か所数
-か所
-か所
-か所
か所数
-か所
-か所
-か所
定員[児童数]
30 人
45 人
48 人
1 か所
1 か所
1 か所
-人
-人
-人
か所数
-か所
-か所
-か所
定員[児童数]
300 人
365 人
310 人
7 か所
11 か所
8 か所
か所数
2 か所
2 か所
2 か所
⑪ ファミリー・サポート・センター事業 か所数
-か所
-か所
-か所
①
② 延長保育事業
③ 一時預かり事業
④ ショートステイ事業
⑤ 夜間保育事業
⑥ トワイライトステイ事業
⑦ 休日保育事業
⑧ 病児・病後児保育事業
⑨
放課後児童健全育成事業
定員[児童数]
定員[児童数]
か所数
定員[児童数]
(こどもの家、放課後こどもクラブ) か所数
⑩ 地域子育て支援拠点事業
20
第3章
計画の基本的考え方
1.基本理念
本計画の基本理念は、子ども・子育て支援法に掲げる次の理念とします。
(1) 子育て支援は、保護者が第一義的責任を有し、社会の全ての構成員は各々の役割
を果たすとともに相互に協力して実施されなければならない。
(2) 子ども・子育て支援の給付や事業の内容水準は、全ての子どもが健やかに成長す
るように支援するものであって、良質かつ適切なものでなければならない。
(3) 子ども・子育て支援の給付や事業は、地域の実情に応じて、総合的かつ効率的に
提供されるよう配慮されなければならない。
2.基本的な視点
本計画における町の基本的な視点は、平成 26 年度までの紫波町次世代育成支援行動計
画で用いた「子どもの視点」「家庭の視点」「社会的支援の視点」を継続し、それぞれの
施策と調和を図ります。
(1)子どもの視点
子どもたちにとって、家庭環境や障がいの有無などによって差別されることなく、自立
心や社会性を身に付けながら、のびのびと成長していくことが大切です。
子どもにとって最善となる方法を考え、子どもの健やかな成長の支援に努めます。
(2)家庭の視点
子育て家庭において、家族がお互いに協力し合いながら、自覚と愛情をもって次世代を
担う子どもたちを育てていくことが大切です。
保護者が経済的及び精神的なゆとりを持って子育てができるように、保育サービスや学
習できる機会の提供など、子育て家庭の支援に努めます。
(3)社会的支援の視点
わたしたちの社会にとって、次世代を担う多くの子どもたちが健やかに育っていくこと
は、最も大切なことです。
就労している親にとって、雇用主の理解がなければ仕事と子育ての両立が難しいことか
ら、国とともに理解の促進に努めます。また、地域住民の協力がなければ、子どもたちの
健やかな成長は得られないことから、協力態勢の促進に努めます。
21
3.計画の性格・位置づけ
本計画は、「紫波町総合計画」を上位計画とし、子ども・子育て支援法第 61 条に基づ
く事業計画として位置づけられます。
また、国の少子化社会対策大綱に沿いながら、
「紫波町男女共同参画推進計画」や「紫
波町障害福祉プラン」、「紫波町母子保健計画」等との調和を図ります。
紫波町総合計画の基本構想
第 4 章:まちを誇りに思える子どもを育てます
紫波町
母子保健計画
紫波町子ども・子育て
支援事業計画
(本計画)
紫波町
障害福祉計画
(事業計画)
少子化社会対策大綱
紫波町
男女共同参画
推進計画
4.計画の期間
本計画の期間は、平成 27 年度から平成 31 年度までの5年間とします。
5.計画の策定体制
本計画の策定にあたっては、関係団体、有識者、公募の町民からなる「紫波町子ども・
子育て会議」を開催し、協議・検討を行いました。
また、住民ニーズ調査によるサービスの利用希望、計画案に対するパブリックコメン
トの募集等、町民のみなさんから意見をいただき、計画への反映に努めました。
22
6.新制度の概要
(1)新制度のサービス給付区分と種類
給付区分
種
類
施設型給付
(教育・保育)
幼稚園、保育所、認定こども園(幼稚園と保育所の双方を兼ね備えた施設)
地域型保育給付
(家庭的保育事業等)
家庭的保育事業(5人以内)
、小規模保育事業(6~19 人)
居宅訪問型保育事業(1人)
、事業所内保育事業(地域受入枠を義務化)
地域子ども・
子育て支援事業
①利用者支援事業
②地域子育て支援拠点事業
③妊婦健診事業(母子保健)
④乳幼児家庭全戸訪問事業(母子保健)
⑤養育支援訪問等事業(母子保健)
⑥子育て短期支援事業
⑦ファミリー・サポート・センター事業
児童手当
0歳児から中学生を対象とし、児童手当法で定める額を支給
⑧一時預かり事業
⑨延長保育事業
⑩病児保育事業
⑪放課後児童クラブ
(放課後児童健全育成事業)
⑫実費徴収に係る補足給付事業
⑬新制度への新規参入促進事業
(2)施設型、地域型保育を利用するための認定区分
認定区分
内
容
1号認定
満3歳以上の就学前児童で2号認定以外の子ども
2号認定
満3歳以上の就学前児童で児童施設等での保育が必要な子ども
3号認定
満3歳未満の児童で児童施設等での保育が必要な子ども
(注1)「児童施設等での保育が必要な子ども」に係る保護者の最低就労時間は、月 48 時間
とする。
(注2)1号認定の子どもに係る標準教育時間は、4h/日とする。
(注3)2号及び3号認定子どもに係る保育時間は、保護者の就労時間が月に 120 時間以上
の時は標準時間保育(11h 以内/日)、最低就労時間以上 120 時間未満の時は短時間保
育(8h 以内/日)とする。
(3)施設型、地域型保育のサービス利用の原則
区分
1号認定子ども
2号認定子ども
利用時間
利用施設
標準教育時間(4h/日)
※上記時間を超える利用については、一時
預かり事業(幼稚園型)で対応する。
幼稚園
短時間保育(8h/日)
標準時間保育(11h/日)
保育所
認定こども園
認定こども園
保育所
3号認定子ども
短時間保育(8h/日)
標準時間保育(11h/日)
認定こども園
地域型保育
23
7.新制度のサービス体系図
施設型・
地域型保育
0歳児~中学生
市町村
保育所
【2・3号認定子ども】
保育区分
認定申請
入所等申込
認定書添付
認定証交付
入所決定
幼稚園
【1号認定子ども】
認定こども園
【1~3号認定子ども】
児童手当支給
地域型保育
【3号認定子ども】
【0歳~中学生】
※上記の利用を原則としなが
ら、若干の融通性を持たせ
ている。
地域子ども・
子育て支援事業
地域子育て支援事業、
延長保育、一時預かり、
病後児保育 ほか
放課後児童クラブ
【小学生】
24
第4章
施策の展開
1.教育・保育提供区域の設定
本町は、1町8か村の合併により誕生した町で、すべての子どもたちが利用する小学
校においては 11 の小学校区を定めていますが、保育所や児童館、幼稚園はその目的に沿
った形で配置されており、保育所や児童館の入所は地区による利用制限を設けずに運用
しています。
このことから、新制度においてもこれまでと同様に町全体を1区域とし、教育・保育
サービスの利用ニーズに応えていきます。
2.教育・保育施設の充実
(1)保育施設利用実績
(単位:人、%)
0 歳児
1 歳児
2 歳児
3 歳児
4 歳児
5 歳児
223
248
260
260
263
303
町内施設利用者
40
72
84
83
88
85
町外施設利用者
5
10
6
10
7
11
待機児童(10.1)
17
5
11
1
2
0
62
87
101
94
97
96
b/a
27.8
35.1
38.9
36.2
36.9
31.7
a
219
238
256
260
263
271
町内施設利用者
27
70
87
80
86
89
町外施設利用者
7
13
17
8
10
9
待機児童(10.1)
15
19
7
10
4
0
49
102
111
98
100
98
b/a
22.4
42.9
43.4
37.7
38.1
36.2
α
27.8
40.1
42.9
43.4
37.7
38.1
児童数
平
成
2
4
年
度
保
育
所
・
認
定
こ
ど
も
園
a
計
需要率
b
児童数
平
成
2
5
年
度
保
育
所
・
認
定
こ
ど
も
園
計
需要率
推計保育需要率
b
注)推計保育需要率の求め方
・0歳児、2~5歳児については、平成 24 年度と平成 25 年度のうち高い方の数字を用います。
・新たな1歳児については、平成 24 年度と平成 25 年度における1~2歳児の平均値を用います。
・平成 27 年度からの見込量の算定にあたっては、年度の移行に合わせ、数字をスライドさせて使用
します。
25
(2)就学前児童数の5年間の推移と保育・教育等の見込量
児童数は第2章の児童数推計の数字を用い、保育需要率は前頁の(1)保育施設利
用実績の年齢児ごとの数字を用いました。
(単位:人、%)
3 号認定
平
成
2
7
年
度
小計
3歳
4歳
5歳
小計
228
240
468
245
259
271
775
保育需要率
α
27.8
40.1
42.9
-
43.4
37.7
38.1
-
保育見込量
B(A*α)
58
92
103
195
107
98
104
309
138
161
167
466
A-B
児童数
A
202
222
235
457
240
248
267
755
保育需要率
α
27.8
40.1
40.1
-
42.9
43.4
37.7
-
保育見込量
B(A*α)
57
90
95
185
103
108
101
312
137
140
166
443
A-B
児童数
A
199
216
229
445
235
243
256
734
保育需要率
α
27.8
40.1
40.1
-
40.1
42.9
43.4
-
保育見込量
B(A*α)
56
87
92
179
95
105
112
312
140
138
144
422
A-B
児童数
A
194
213
223
436
229
238
251
718
保育需要率
α
27.8
40.1
40.1
-
40.1
40.1
42.9
-
保育見込量
B(A*α)
54
86
90
176
92
96
108
296
137
142
143
422
教育等見込量
平
成
3
1
年
度
2歳
208
教育等見込量
平
成
3
0
年
度
1歳
A
教育等見込量
平
成
2
9
年
度
0歳
児童数
教育等見込量
平
成
2
8
年
度
1・2 号認定
A-B
児童数
A
191
208
220
428
223
232
246
701
保育需要率
α
27.8
40.1
40.1
-
40.1
40.1
40.1
-
保育見込量
B(A*α)
54
84
89
173
90
94
99
283
133
138
147
418
教育等見込量
A-B
26
(3)新制度における町内の教育・保育施設等
① 現行の教育・保育施設の定員
種
別
保
育
所
(
認
定
こ
ど
も
園
含
む
)
幼
稚
園
児
童
館
施設名
(単位:人)
0 歳児
1 歳児
2 歳児
小計
3 歳児
4 歳児
5 歳児
小計
町立中央保育所
12
18
18
36
20
26
26
72
町立古館保育所
12
18
18
36
26
26
26
78
6
6
13
13
13
39
町立佐比内保育所
町立虹の保育園
12
18
18
36
20
26
26
72
私立ひづめ保育園
9
18
18
36
-
-
-
-
私立赤石保育園
12
24
24
48
-
-
-
-
計
57
96
102
198
79
91
91
261
私立日詰幼稚園
35
42
43
120
私立赤石幼稚園
52
49
54
155
私立あづま幼稚園
30
70
70
170
計
117
161
167
445
町立水分児童館
15
15
15
45
町立彦部児童館
15
15
15
45
町立赤沢児童館
15
15
15
45
町立長岡児童館
15
15
15
45
計
60
60
60
180
※ 平成 26 年度整備中のものも含めた数字で、保育所・認定こども園は自動的に新制度へ移行します。
② 平成 27 年度・幼稚園の利用定員の変更予定数 【意向調査】
施設名
私立日詰幼稚園
私立赤石幼稚園
私立あづま幼稚園
計
1 号認定
2 号認定
60
60
125
30
※ 平成 28 年度から新制度移行
185
90
③ 平成 27 年度・地域型保育の利用定員の予定数 【意向調査】
施設名
紫波ポケット
保育ママ・えんじぇる
0 歳児
6
0
3 号認定
2 歳児
6
1 歳児
6
5
④ 平成 27 年度における施設区分ごとの定員(予定)
3 号認定
(単位:人)
合計
120
155
170
445
(単位:人)
合計
18
5
(単位:人)
2 号認定
1 号認定
区分
特定教育・保育施設
特定地域型保育事業
0 歳以上児
1・2 歳児
3 歳以上児
3 歳以上児
57
6
198
17
261+90=351
185
170+180=350
幼稚園・児童館
27
(4)教育・保育施設等の見込量と確保方策
(単位:人)
見
込
量
A
平
成
2
7
年
度
平
成
2
8
年
度
平
成
2
9
年
度
平
成
3
0
年
度
平
成
3
1
年
度
確保方策
特
定
教
育
・
保
育
施
設
特
定
地
域
型
保
育
事
業
幼児
稚童
園館
・
計
不
足
分
B
B-A
350
535
-
351
-
1号認定
466
185
2号認定
309
351
0 歳児
58
57
6
63
-
1・2 歳児
195
198
17
215
-
1号認定
443
355
535
-
2号認定
312
351
351
-
0 歳児
57
57
6
63
-
1・2 歳児
185
198
17
215
-
1号認定
422
355
535
-
2号認定
312
351
351
-
0 歳児
56
57
6
63
-
1・2 歳児
179
198
17
215
-
1号認定
422
355
535
-
2号認定
296
351
351
-
0 歳児
54
57
6
63
-
1・2 歳児
176
198
17
215
-
1号認定
418
355
535
-
2号認定
283
351
351
-
0 歳児
54
57
6
63
-
1・2 歳児
173
198
17
215
-
3号
認定
3号
認定
3号
認定
3号
認定
3号
認定
180
180
180
180
確保方策の内容
2号認定子どもの増加に対し
ては、幼稚園と幼稚園の一時預か
り(延長預かり)、又は地域型保
育事業の特例保育で対応する。
3号認定子どもの増加に対し
ては、特定地域型保育事業の定員
増を検討する。
広域利用については、関係市町
や当該保育所と協議しながら進
める。
2号認定子どもの増加に対し
ては、幼稚園と幼稚園の一時預か
り(延長預かり)、又は地域型保
育事業の特例保育で対応する。
広域利用については、関係市町
や当該保育所と協議しながら進
める。
計画中の保育施設の建て替え
に併せ、年齢ごとの定員の見直し
を検討する。
広域利用については、関係市町
や当該保育所と協議しながら進
める。
町の独自施設である児童館の
あり方について、新制度における
運営形態に照らして検討する。
広域利用については、関係市町
や当該保育所と協議しながら進
める。
町の独自施設である児童館の
あり方について、新制度における
運営形態に照らして検討する。
広域利用については、関係市町
や当該保育所と協議しながら進
める。
注1)1号認定とは3歳以上の就学前で保育に欠けない児童、2号認定とは3歳以上の就学前で保育
に欠ける児童、3号認定とは3歳未満の保育に欠ける児童です。
注2)確保方法における特定教育・保育施設欄は、1~3号の認定区分に従って行われる幼稚園、認
定こども園及び保育所の定員数です。
注3)児童館は、3歳以上就学前の児童を預かる町独自の児童厚生施設です。
28
(5)子ども・子育て支援給付に係る教育・保育の一体的提供と推進に関する体制の確
保について
①認定こども園の普及に関する考え方
新制度では、子どもや保護者の置かれている環境に応じ、多様な施設や事業者か
ら、良質かつ適切な教育・保育、子育て支援を総合的に提供することを推進してい
ます。幼稚園と保育所の機能を併せ持つ認定こども園は、教育・保育を一体的に提
供できる施設として位置づけられ、国では、制度改正により認定こども園の認可手
続きの簡素化などを図り、新設や移行を行い易くするなど、普及のための方策を打
ち出しています。
本町においても、こうした動向を踏まえ、認定こども園の整備が進むように取組
を進めます。特に、既存施設からの移行については、施設・設備要件等に関する課
題も想定されることから、事業者の意向や施設の状況などを十分に踏まえ、側面か
ら支援していきます。
②幼稚園教諭や保育士等の質の向上
一人ひとりの子どもが健やかに成長することができることを目指すためには、教
育・保育に携わる幼稚園教諭や保育士等の質の向上が不可欠です。
■幼稚園教諭や保育士等の研修機会の確保
幼稚園教諭や保育士等が、教育・保育に関わる現状課題の共有を図り、教育・保
育を一体的に提供できるように、研修会への参加を支援します。
■教育・保育に関わる職員の確保と処遇改善
ニーズに対応した教育・保育の量を確保していくには、その担い手である幼稚園
教諭や保育士の確保がこれまで以上に課題になると考えられます。新制度の教育・
保育給付単価には、処遇改善加算金が含まれていますが、その他に国の処遇改善施
策がある場合は積極的な活用を図り、保育士の確保に努めます。
③関係機関における役割と連携の促進
幼稚園、保育所、認定こども園は、子ども・子育て支援の中核的な役割を担う教
育・保育施設であり、小規模保育施設等の地域型保育事業は3歳児未満の保育を地
域に根差した形で実施する役割を担っており、この両者が互いに補完していくこと
が重要になります。
また、子どもの健やかな育ちや、教育・保育の連続性を確保するためには、幼稚
園・保育所・認定こども園の職員と小学校教諭が、共に子どもの発育について長期
的視点に立ち、教育内容や指導方法について連携していくことが重要になります。
29
■教育・保育施設と地域型保育事業の役割と連携
教育・保育施設と地域型保育事業者が連携を図っていくように支援します。
また、地域型保育事業を利用している3歳未満の子どもが、3歳以降において幼
稚園や保育所、認定こども園で教育・保育が受けられるよう配慮します。
■幼稚園や保育所、認定こども園と小学校との連携
幼稚園・保育所・認定こども園と小学校の交流や、職員間の意見交換の場を設け
るなど、小学校への円滑な就学に向けた支援を行います。
■町内の私立保育等施設
施設名
事業区分
連絡先
私立日詰幼稚園・
ひづめ保育園
認定こども園
(電)672-2542
私立赤石幼稚園・
赤石保育園
認定こども園
(電)672-2044
私立あづま幼稚園
幼稚園
(電)673-7202
紫波ポケット
地域型保育事業
(電)672-3737
保育ママ・えんじぇる
地域型保育事業
(携)080-6053-3558
30
【保育園】(電)672-5356
3.地域子ども・子育て支援事業の充実
(1)地域子ども・子育て支援事業の種類
区分
内容
①利用者支援事業
【新規事業】
子ども又はその保護者の身近な場所で、教育・保育施設や地域
の子育て支援事業などの情報提供、相談・助言を行うとともに、
関係機関との連絡調整を実施する事業
②地域子育て支援拠点事業
乳幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子育
てについての情報提供、相談・助言その他の援助を行う事業
③妊婦健康診査
〔母子保健事業〕
妊婦の健康の保持及び増進を図るため、妊婦に対する健康診査
として、健康状態の把握、検査計測、保健指導を実施するととも
に、妊娠期間中に必要に応じた医学的検査を実施する事業
④乳児家庭全戸訪問事業
〔母子保健事業〕
生後4カ月までの乳児のいる全ての家庭を訪問し、子育て支援
に関する情報提供や養育環境等の把握を行う事業
⑤養育支援訪問事業
〔母子保健事業〕
養育支援が特に必要な家庭に対して、その居宅を訪問し、養育
に関する指導・助言等を行うことにより、当該家庭の適切な養育
の実施を確保する事業
要保護児童対策協議会の機能強化を図るため、調整機関職員や
ネットワーク構成員の専門性強化と、ネットワーク機関間におけ
る連携強化を図る事業
⑥子育て短期支援事業
保護者の疾病等の理由により、家庭において養育を受けること
が一時的に困難となった児童について、短期入所生活援助や夜間
の養護を行う事業
乳幼児や小学生の児童がいる子育て中の保護者を会員として、
⑦ファミリー・サポート・セ
児童預かりの援助を希望する者と、当該援助の実施を希望する者
ンター事業
との間で、相互援助活動に関する連絡・調整を行う事業
⑧一時預かり事業
⑨延長保育事業
⑩病児保育事業
家庭で保育を受けることが一時的に困難となった乳幼児を、昼
間において、認定こども園、幼稚園、保育所及び地域子育て支援
拠点施設において、一時的に預かる事業
保育認定を受けた子どもについて、通常の利用日及び利用時間
以外の日及び時間に、認定こども園、保育所において保育を実施
する事業
状態が比較的安定している病児について、病院、保育所等に付
設された専用スペースにおいて、看護師等が一時的に保育する事
業
⑪放課後児童クラブ
(放課後児童健全育成事
業)
両親の就労等により日中家庭に家族がいない小学生に対し、授
業終了後の余裕教室、児童施設等を利用して適切な遊びや生活の
場を与えて、健全な育成を図る事業
⑫低所得世帯に対する実費
徴収補足給付事業
【新規事業】
低所得世帯に対し、特定教育・保育施設等に対して支払うべき
日用品、文房具及びその他教育・保育に必要な物品の購入に要す
る費用、又は行事への参加に要する費用を助成する事業
⑬新制度への新規参入促進
事業【新規事業】
特定教育・保育施設等への民間事業者の参入の調査研究、その
他多様な事業者の能力を活用した特定教育・保育施設等の設置又
は運営を促進するための事業
31
(2)子ども・子育て支援事業の実施方法
①利用者支援事業【新規事業】
標記事業は、これまで地域子育て支援拠点事業として行われてきた、子育て支援
事業の情報提供、相談・助言や関係機関との連絡調整を、新規事業として分離した
ものです。
今後も、紫波町子育て応援センター(通称:しわっせ)を中心に構築されたオガ
ールシステムを活用し、子育て支援事業の情報提供等の利用者支援を行います。
※オガールシステムとは、「しわっせ」を中心に、虹の保育園、古館保育所、福祉課を結ぶ電子ネ
ットワークシステムです。
【事業の見込量と確保方策】
単位
H25 実績
H27
H28
H29
H30
H31
見込量
箇所
-
1
1
1
1
1
確保方策
箇所
子育て応援セ
ンター
1
1
1
1
1
②地域子育て支援拠点事業
標記事業は、オガールプラザ内の「紫波町子育て応援センター」と「虹の保育園
子育て支援センター」の2箇所において、子育てひろば、育児相談・子育て情報の
提供、育児講座、及び子育て支援サークルの支援などを行っています。
この事業は、核家族化が進む中、自宅で保育する親子などが気軽に集える場所を
設け、お互いに交流することで情報交換を図り、育児相談できるスタッフを配置し、
多角的に子育てを支援するものです。
【事業の見込量と確保方策】
見込量
確保方策
単位
H25 実績
H27
H28
H29
H30
H31
延利用者
15,869
16,000
16,000
15,000
15,000
15,000
子育て応援セ
ンター
13,000
13,000
12,500
12,500
12,500
虹の保育園子
育て支援セン
ター
3,000
3,000
2,500
2,500
2,500
延利用者
〒028-3318
紫波郡紫波町紫波中央駅前 2 丁目 3-3
オガールプラザ内東棟2階
電話 019-671-2200
〒028-3451
紫波郡紫波町稲藤字牡丹野 40-1
虹の保育園内
電話 019-673-7307
32
③妊婦健康診査 〔母子保健事業〕
標記事業は、妊婦時の健康保持・増進を図るために、母子健康手帳交付時に 14 枚
の妊婦一般健康診査受診票(医療機関無料受診券)を交付していますが、母子健康
手帳交付手続き(妊娠3か月まで)が遅れると病気等への対応も遅れることから、
早期の届出を呼びかけます。
【事業の見込量と確保方策】
単位
H25 実績
交付者
215
交付枚数
3,010
見込量
交付者
確保方策
交付枚数
H27
1 人に付き
14 枚を交付
H28
H29
H30
H31
208
202
199
194
191
2,912
2,828
2,786
2,716
2,674
208
202
199
194
191
2,912
2,828
2,786
2,716
2,674
④乳児家庭全戸訪問事業 〔母子保健事業〕
標記事業は、生後4か月までの乳児家庭に対して保健師が全戸訪問し、子育て支
援に関する情報提供や養育環境等の指導を行います。
【事業の見込量と確保方策】
単位
H25 実績
H27
H28
H29
H30
H31
見込量
訪問家庭
211
208
202
199
194
191
確保方策
訪問家庭
出生家庭
208
202
199
194
191
⑤養育支援訪問事業 〔母子保健事業〕
標記事業は、保健師が訪問した家庭のうち特に養育支援が必要な家庭に対しては、
定期的な訪問による養育に関する指導・助言等を行います。
また、改善が見られず児童の保護措置を必要とする場合は、岩手県 福祉総合相談
センター・児童相談所を含む関係職員で構成する要保護児童対策協議会に諮り、適
切な措置を講じます。
【事業の見込量と確保方策】
単位
H25 実績
H27
見込量
訪問家庭
13
17
16
16
16
16
確保方策
訪問家庭
定期訪問
17
16
16
16
16
33
H28
H29
H30
H31
⑥子育て短期支援事業
標記事業は、保護者の疾病等の理由により、家庭において養育を受けることが一
時的に困難となった児童について、短期間入所による生活援助や夜間の養護を行う
もので、日赤乳児院(盛岡市)、和光学園(盛岡市)、清光学園(花巻市)に委託し
て実施します。
【事業の見込量と確保方策】
単位
H25 実績
H27
H28
H29
H30
H31
見込量
利用日数
22
18
18
18
18
18
確保方策
利用日数
入所等委託
18
18
18
18
18
⑦ファミリー・サポート・センター事業
標記事業は、子育て中の保護者と子育てが一段落した方を会員とし、就学児童等
の預かりについて、援助を希望する者と援助提供を希望する者との間に立ち、相互
の連絡・調整を行う組織の運営に対し、事務費等の支援を市町村が行うもので、組
織の立ち上げには双方合わせて約 50 人の会員が必要になります。
また、利用料金については、当事者間の話し合いで行われることを原則としてい
ます。
当町では未だ組織されていない状況ですが、今後の組織立ち上げについては、適
正な実施が図られるかを検討し、支援していきます。
【事業の見込量と確保方策】
単位
H25 実績
見込量
実施箇所
-
-
-
1
1
1
確保方策
実施箇所
運営支援
-
-
1
1
1
①援助の
申込み
H27
③援 助 会 員
の紹介 ⑦活動報告
⑥報酬の支払い
④事前打ち合わせ
⑤援助活動
34
H28
H29
H30
②援助依頼
H31
⑧一時預かり事業(一時保育事業)
標記事業は、就学前児童を家庭で保育する保護者が、昼間、通院や求職活動、リ
フレッシュ等の理由で一時的に預けたいとき、保育所等の施設において預かるもの
で、新制度では「一般型一時預かり事業」といいます。
本町では、子育て応援センター、虹の保育園、古館保育所の3箇所で実施してお
り、利用には事前の予約が必要となります。
【一般型事業の見込量と確保方策】
単位
H25 実績
H27
H28
H29
H30
H31
見込量
延利用者
1,435
1,400
1,400
1,350
1,350
1,350
確保方策
延利用者
直営・委託
1,400
1,400
1,350
1,350
1,350
これまで教育委員会の所管事業であった幼稚園や認定こども園(幼稚園部門)の
延長保育が、新制度に移行されることになりました。
内容は、標準教育時間(4h/日)を超える預かりを要する児童に対し、平日は4
時間を上限に、夏休み等の長期休業期間中は8時間を上限に預かる事業で、これを
「幼稚園型一時預かり事業」といいます。
本町では、日詰幼稚園、赤石幼稚園、あづま幼稚園の3幼稚園が対象になります
が、あづま幼稚園は平成 27 年度が従来制度による実施で、新制度での実施は平成 28
年度からとなります。
【幼稚園型事業の見込量と確保方策】
見込量
確保方策
単位
1号認定
延利用者
2号認定
延利用者
1号認定
延利用者
2号認定
延利用者
H25 実績
H27
H28
H29
H30
H31
500
1,200
1,150
1,150
1,150
800
800
750
750
750
500
1,200
1,150
1,150
1,150
800
800
750
750
750
2,067
委託
35
⑨延長保育事業(時間外保育)
標記事業は、2号又は3号認定を受けた子どもが、保育所及び認定こども園(保
育所部門)において、施設が開所(園)している日の中で、標準保育時間を超える時
間の保育を実施するものです。
本町では、中央保育所、古館保育所、虹の保育園及びひづめ保育園で実施してお
り、平成 27 年度からは赤石保育園が加わります。
【事業の見込量と確保方策】
見込量
確保方策
単位
H25 実績
実施箇所
4
実利用者
200
実施箇所
H27
H29
H30
H31
5
5
5
5
5
200
200
180
180
180
5
5
5
5
5
200
200
180
180
180
直営・委託
実利用者
H28
⑩病児保育事業
標記事業は、状態が比較的安定している病児について、病院、保育所等に付設さ
れた専用スペースにおいて、看護師等が一時的に保育するものです。
乳幼児の体調が優れない場合、母親が傍に寄り添ってあげるのが最善の方法です
が、どうしても仕事を休めない時に利用していただくものです。
現在、当該事業を実施する医療機関及び保育施設は町内にはなく、希望者に対し
ては盛岡市内の実施医療機関と協議しながら案内していますが、今後においては、
紫波郡医師会及び保育施設と協議しながら、平成 28 年度を目途に利用できる体制を
整えます。
【事業の見込量と確保方策】
見込量
確保方策
単位
H25 実績
実施箇所
-
1
1
1
1
1
利用日数
-
60
60
60
60
60
0
1
1
1
1
0
60
60
60
60
実施箇所
H27
委託
利用日数
36
H28
H29
H30
H31
⑪放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)
標記事業は、両親の就労等により家族が日中不在となる小学生に対し、放課後に
おいて、小学校の放課後における余裕教室、児童施設等を利用して適切な遊びや生
活の場を与え、健全な育成を図るものです。
本町では、直営施設を「こどもの家」、民営施設を「児童クラブ」と名称を使い分
け、民間運営に対しては町が委託する形をとり、施設までの移動に係る安全面を考
慮しながら、小学校からなるべく近い場所において、低学年を中心に施設利用を図
ってきました。
新制度では、学年の壁が無くなったことから利用希望者が増加することが見込ま
れますが、小学校のそばに新たな施設を確保することは困難な状況にあり、放課後
子ども教室の実施も合わせ、放課後における余裕教室の利用について、小学校を管
理する教育委員会と平成 27 年度から協議していきます。一方、公民館等を利用した
新たな民間運営に対しては、運営基準に関する助言を行いながら、立ち上げに係る
支援をします。
また、この事業項目において、目標事業量と教育委員会と福祉部局の具体的連携
方策を掲げることで、「放課後子ども総合プラン」の策定を省略します。
【町内施設】
番号
施設名
定員
運営形態
所在
1
日詰こどもの家
50
直営
オガールプラザ東棟2F
2
日詰第二こどもの家
35
直営
JA日詰センターの東側
3
古館こどもの家
50
直営
古館小学校西側・ふれあいホール2F
4
古館第三こどもの家
50
直営
古館小学校西側・ふれあいホール2F
5
古館第二こどもの家
30
直営
古館小学校内の旧きらら教室
6
水分こどもの家
10
直営
町立水分児童館内の一教室
7
赤石こどもの家
50
直営
赤石公民館北側の旧食糧事務所2F
8
赤石第二こどもの家
30
直営
赤石小学校の校門前
9
片寄こどもの家
30
指定管理
片寄小学校の校舎北側
10
星山こどもクラブ
20
地域団体
星山小学校北側・樋ノ口公民館
11
ぬくもり放課後児童クラブ
10
NPO法人
計
365
37
上平沢小学校の校門そば
【平成 26 年 4 月・小学校別の放課後児童クラブの利用状況】
低学年
児童数
利用
登録者
割合
(%)
高学年
児童数
利用
登録者
割合
(%)
日詰
古館
水分
上平沢
片寄
赤石
星山
彦部
佐比内
赤沢
長岡
小計
221
222
40
32
24
205
16
23
18
19
42
862
87
92
8
6
6
75
9
-
-
-
-
283
39.4
41.4
20.0
18.8
25.0
36.6
56.3
220
256
42
50
46
196
14
25
21
20
42
932
9
10
4
4
2
7
1
-
-
-
-
37
4.0
3.9
9.5
8.0
4.3
3.6
7.1
【児童数の推移と利用登録者】
町の中央 3 地区平均 ⇒
39.2
町の中央 3 地区平均 ⇒
3.8
(児童数は第2章の児童数推計より)
H27
H28
H29
H30
H31
地区
低学年 高学年 低学年
高学年
低学年
高学年
低学年
高学年
低学年
高学年
児童数
872
946
838
946
833
936
818
923
798
888
利用割合
39.2
3.8
39.2
4.3
39.2
4.8
39.2
5.3
39.2
5.8
利用登録者
341
36
329
41
327
45
321
49
313
52
※高学年の利用割合は H28 年度以降において毎年+0.5%で推計
【事業の見込量と確保方策】
単位
H25 実績
H27
H28
H29
H30
H31
11
11
11
11
11
11
利用児童数 A
330
377
370
372
370
365
低学年
286
341
329
327
321
313
高学年
44
36
41
45
49
52
11
11
12
12
12
365
365
395
395
395
△12
△5
-
-
-
実施箇所
見込量
実施箇所
利用定員
確保方策
過不足
B
直営・委託
B-A
11 施設のうち町施設の 9 箇所は、児童一人当たり基準面積 1.65 ㎡の 1.5
~2 倍の面積を確保していることから、定員を上回る受入は可能である。
しかし、日詰小学校の児童の利用希望が増加傾向にあり、希望者の推移
を見ながらではあるが、平成 28 年度までに増設等による定員増を検討する。
38
⑫低所得世帯に対する実費徴収補足給付事業【新規事業】
標記事業は、次に掲げる支出が困難な世帯に対し、その費用の一部又は全部を助
成するものです。
・特定教育・保育施設等に対して支払うべき日用品、文房具
・その他教育・保育に必要な物品の購入に要する費用
・行事への参加に要する費用
本町では、特定教育・保育施設サービスに係る利用者負担額の独自軽減を行うこ
とから、本事業については当面見合わせとします。
⑬新制度への新規参入促進事業【新規事業】
標記事業は、特定教育・保育施設等への民間事業者参入の調査研究、その他多様
な事業者の能力を活用した特定教育・保育施設等の設置又は運営を促進するための
ものです。
本町では、社会福祉法人による特定保育施設の運営を検討しておりますが、その
他の分野においては民間事業者の新規参入を図るまで急迫していないことから、本
事業については当面見合わせとします。
【事業の見込量】
見込量
事業名
単位
低所得世帯に対する実
費徴収補足給付事業
人
見合わせ
新制度への新規参入促
進事業
事業所
見合わせ
H27
H28
39
H29
H30
H31
4.子ども・子育て支援関連施策の推進
(1)児童虐待防止対策
児童の虐待防止を図るには、養育支援を必要とする家庭の早期把握、地域の子育て
支援の活用による虐待予防、そして虐待を発見した場合は、関係機関と連携して早期
に対応することが重要です。
■虐待の未然防止と早期発見
子どもを育てていく段階で、子育ての仕方がわからない親への親育て支援や、児
童虐待に至る前の家庭を早期に発見できるように、母子保健事業を活用します。
また、子育てにおいて誰もが不安や悩みを抱えたときに、気軽に相談できるよう
に町内の相談窓口を広く情報提供するとともに、相談窓口においては相談しやすい
雰囲気づくりに努めます。
■虐待の早期対応と関係機関との連携強化
児童虐待を早期に発見するため、要保護児童対策実務者会議を定期的に開催する
ことにより、児童相談所や警察、医療機関、教育・保育施設、教育委員会、母子保
健担当課との連携を密にし、情報共有を図ります。
また、本町による対応が困難であると判断されるケースについては、遅滞なく児
童相談所等へ通知するとともに、専門的な見地から助言を仰ぎます。
■相談体制の強化
窓口相談や電話相談に対し適切な対応ができるように、研修への継続的な参加に
より、関係職員の専門性や能力の向上を図ります。
また、相談する前に問題が深刻化することも考えられるため、乳児家庭全戸訪問
により産後うつなどの状況を把握するとともに、継続的な支援が必要な場合には関
係機関が連携して支援します。
■社会的養護施策との連携
養育に困難を抱える保護者については、その状況を踏まえて、子育て短期支援事
業や里親制度の利用など、適切な支援を行います。
40
(2)ひとり親家庭の自立支援
ひとり親家庭の自立を図るためには、親子が健全な生活を送ることができるように、
生活支援や就業支援を進めることが重要です。
■生活支援の充実
ひとり親家庭が抱える養育問題や、児童福祉手当手続きなどの相談に応じられる
ように、相談対応の質の向上に努めます。
■就業支援の推進
ひとり親家庭に対して、就職活動を行い易くするために、保育の優先利用が可能
となるよう調整を行うなど、環境づくりを進めます。
また、資格取得を伴う職業訓練の受講についても、同様の支援を行います。
41
(3)母子保健事業と障がい児支援
母子保健事業は、次世代を健やかに育てることを目的としていますが、後天的な要
因による障がいを回避するために、妊娠期間中の母親あるいは乳幼児の疾病や事故に
注意を払うことが重要となります。また、子育てにおいて発育あるいは発達不安があ
る場合は、早めの対応により軽減できるように努めます。
■疾病予防と事故防止
妊娠期間中においては、喫煙による害、妊娠・出産に関する正しい知識と情報の
伝達、そして親としての自覚を持てるような取組として、保健センターにおいて「パ
パママ教室」を定期的に開催しています。また、母子健康手帳交付時において妊婦
健康診査受診票(医療機関での無料受診券 14 枚)を交付し、妊娠・出産期における
母子の健康保持を喚起するとともに、マタニティステッカーを配布して事故防止に
努めています。
出産後においては、乳幼児健康診査や幼児歯科健康診査を実施 するとともに、予
防接種の無料実施による感染症予防に努めています。また、家庭訪問時において「エ
ジンバラ産後うつ病質問票」により、産後における母親の心身の健康状態の把握に
努めています。
■楽しい子育て
初産の育児期間においては、様々な場面において不安や悩みを抱く親が多いと思
われますが、その相談ができる場、あるいは母親同士が育児の情報交換できる場と
して、保健センター等において「ママのほっと広場」や、父親にも参加してもらう
「親子ハッピー講座」を開催しています。これは、育児を母親に任せっきりにせず、
両親で楽しく子育てを行うといった趣旨で実施しているものです。
■障がい児支援
幼児健康診査においては、発達確認シートを活用した確認を行っており、発育の
遅れが認められる幼児については、専門機関である岩手県療育センターや岩手県福
祉総合相談センターの受診を勧め、早期の対応を促しています。
その結果、継続的な治療を要すると認められた障がい児については、障害者総合
支援法に基づくサービスの提供につなげ、比較的軽度の障がい児については、施設
職員の配置に配慮し、専門機関のアドバイスを受けながら、就学前の教育・保育施
設での受入を行います。
また、発育に若干の遅れが見られる幼児を持つ保護者に対しては、
「幼児教室」へ
の参加を呼びかけ、子どもへの接し方などを学ぶ機会を提供します。
そして、教育委員会や関係機関との連携を密にしながら、円滑な就学移行が行わ
れるように支援します。
42
(4)犯罪や事故から子どもを守る対策
子どもが犯罪等の被害にあう危険性が増加していることから、子どもの安全を確保
し、犯罪から子どもを守る活動を推進していくことが重要です。
■子どもを見守る体制の構築
登下校中や放課後の時間帯に、子どもたちが安心して過ごすことができるようにする
ため、ボランティアやNPO法人、民間事業者等の協力を得ながら、地域ぐるみで子ど
もを見守る体制を整備するとともに、地域の現状や課題について情報共有を図る機会を
設けます。
■地域で活動する子育てボランティア
名称
地区名
子育てボランティア・ひよこひろば
古館
子育てボランティア・わいわい広場
古館
子育てボランティア・にこにこひろば
水分・志和
子育てボランティア・なかよしひろば
赤石
■犯罪等から子どもを守る意識づくり
子どもや子どもを見守る町民が、犯罪や交通事故の危険性がある場所に気付き、その
防止を図るための防犯マップの作成など、担当課と協力して意識づくりの取組を進めま
す。
43
第5章
計画の推進
1.庁内推進体制の整備
本計画は、福祉、保健、教育など広範な分野にわたるため、庁内関係部署との連携を強
化し、効果的・効率的な施策の展開を図ります。
2.関係機関等との連携・協働
地域全体で子育てを支援し、子育て家庭がより一層地域と関わることができるように、
地域における子育て支援を推進します。そのため、各種関係機関・団体等との連携を行
い、子育て環境の充実した地域社会づくりに努めます。
3.計画の進行管理
本計画で定めた内容を年度ごとに点検・評価し、その結果は子ども・子育て会議に報
告します。また、頂いた提言を事業に反映させるため、計画(Plan)、実行(Do)、
評価(Check)、改善(Action)のサイクルにより、計画の進行管理を行いま
す。
44
紫波町子ども・子育て会議委員
(平成 26 年 7 月 1 日~平成 28 年 6 月 30 日)
氏
名
区分
団体名等
川原
守
細川
高幹
井上
智
佐藤
和彦
赤石幼稚園・副園長
畑山
俊夫
子育て支援 あづま幼稚園・園長
子どもの保
護者
役職
紫波町保育施設父母の会連絡協議会・会長
紫波町PTA連合会・会長
認定こども園日詰幼稚園、ひづめ保育園・
園長
会長
事業に従事
三上
仁江子
佐藤
敬悦
小田中
金之助
佐藤
隆子
藤原
美由紀
阿部
NPO法人ぬくもり・理事長
紫波町校長会・会長
学識経験者
紫波町民生児童委員協議会・副会長
副会長
主任児童委員
秀博
圭子
紫波ポケット・代表
紫波町社会福祉協議会・事務局長
次男
淺沼
昆
する者
盛岡広域振興局児童障がい福祉課・課長
その他町長 公募委員
が必要と認
北條
恭子
池田
史津子
める者
公募委員
公募委員
(敬称略)
45
紫波町子ども・子育て会議条例
平 成 26年 条 例 第 1 号
(設置)
第 1 条 子 ど も・ 子 育 て 支 援 法( 平 成 24年 法 律 第 65号 。以 下「 法 」と い う 。)第 77条 第
1項の規定に基づき、紫波町子ども・子育て会議(以下「子ども・子育て会議」と
い う 。) を 置 く 。
(所掌事項)
第 2 条 子 ど も・子育て 会 議 は、法 第 77条 第1 項 各 号に 掲 げる 事 務を 処 理 する も のと す
る。
(組織)
第 3 条 子 ど も ・ 子 育 て 会 議 は 、 委 員 15人 以 内 で 組 織 す る 。
2 委員は、次に掲げる者のうちから町長が任命する。
(1 ) 子 ど も の 保 護 者
(2 ) 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 に 関 す る 事 業 に 従 事 す る 者
(3 ) 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 に 関 し 学 識 経 験 の あ る 者
(4 ) そ の 他 町 長 が 必 要 と 認 め る 者
(委員の任期)
第4条 委員の任期は、2年とし、再任を妨げない。ただし、補欠の委員の任期は、
前任者の残任期間とする。
(会長及び副会長)
第5条 子ども・子育て会議に会長及び副会長1人を置く。
2 会長及び副会長は、委員の互選とする。
3 会長は、会務を総理し、会議の議長となる。
4 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき、又は会長が欠けたときは、そ
の職務を代理する。
(会議)
第6条 子ども・子育て会議の会議は、会長が招集する。
2 会議は、委員の半数以上が出席しなければ開くことができない。
3 会議の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは議長の決するところ
による。
4 子ども・子育て会議は、必要があると認めるときは、会議に関係者の出席を求め
意見を聴き、又は資料の提出を求めることができる。
(庶務)
第7条 子ども・子育て会議の庶務は、生活部において処理する。
(補則)
第8条 この条例に定めるもののほか、子ども・子育て会議の運営に関し必要な事項
は、町長が定める。
附 則
こ の 条 例 は 、 平 成 26年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る 。
46
紫波町子ども・子育て支援事業計画
平成 27 年 3 月 12 日議決
発
行
平成 27 年 3 月
紫波町
〒028-3392
岩手県紫波郡紫波町日詰字西裏 23 番地 1
TEL019-672-2111
FAX019-673-2311
編
集
紫波町生活部福祉課こども室
印
刷
有限会社
クマガイ企画印刷