多くのグループが多様な活動を行っています!

いなみ野学園・地域活動支援センター
平成27 (2015) 年7月
第2号
出 番で すよ !
少 子 ・ 超 高齢 社 会が 現実 の も の とな る 中、 健康 で
生 き が い にあ ふ れた 高齢 期 を 過 ごす と とも に、 現 役
シ ニ ア と して 一 人で も多 く の 方 が地 域 社会 を支 え る
側 に 立 つ こと が 求め られ て い ま す。
地 域 創 生 の主 役 をこ れか ら 生 ま れ活 躍 する 人た ち に 求 める の は当 然で す が 、 まだ ま
だ 元 気 で 活躍 で きる シニ ア に も 出番 が 来た ので は な い でし ょ うか 。
で も 無 理は し ない でく だ さ い 。自 分 の身 の丈 に あ っ た、 で きる こと か ら 楽 しみ な が
ら は じ め まし ょ う。 まず は 小 さ な一 歩 をつ み重 ね 、 大 きな 輪 にし て行 き ま し ょう 。
(公財)兵庫県生きがい創造協会
理事長兼いなみ野学園長 藤田 隆司
多くのグループが多様な活動を行っています!
1月の設立以来、いなみ野学園・地域活動支援センターは学生自治会やOB組織である同窓研修会の協
力を得ながら活動しています。
支援センターの活動は、① 実践活動のマッチング ② 活動の相談 ③ 研修・講演会の開催 ④ 活動
の情報発信 と多岐にわたりますが、目的は支援センターに登録されているグループや個人、支援センタ
ーの活動に賛同いただいている方々が地域でより貢献活動を繰り広げられるようにすることです。
いなみ野・地域活動支援センターには現在、39
のグループ・個人が登録されています。登録グループ
は、学園生や卒業生らで結成した地域活動の実践をめ
ざす有志の集まりです。これらグループ・個人のほか、
いなみ野学園卒業生等からなる「いなみ野学園同窓研
修会」のサークルや支部組織にも支援センターの活動
に協力していただいています。
支援センターでは、社協ボランティアセンターや福
祉施設、学校園などからの活動依頼をお待ちしていま
す。登録グループ等と相談しながら、求めに応じてい
くことが大きな務めです
1
東日本大震災被災地励まし交流ボランティア活動
H27.3.17(宮城県東松島市)
○支援センター設立を記念して「公開講座」を開催
いなみ野学園・地域活動支援センターの設立当日となった 1 月 25 日、神戸学院大学教授の清原桂子氏
による公開講座を開催しました。日曜にもかかわらず、200 名を超える学園
生や卒業生、一般の方が参加しました。参加者は「生涯学習と地域活動 ~こ
れまでとこれから~」と題した講演に聞き入りました。
清原氏は、昭和 30 年代の高度経済成長期から少子高齢化社会の現在までの
生涯学習の動きを解説し、阪神・淡路大震災や東日本大震災を経験したシニ
アによるボランティアの大切さと活動を続けていく心構えを説かれました。
○ 東日本大震災の被災地へ いなみ野学園から激励と交流に
3 月 16 日、学園生や卒業生ら 20 名が東日本大震災の被災地へバスで赴きました。ひょうごボランタ
リープラザ協力のもと、一昨年に募った寄附金と参加者の自己負担金で、今回で2回目の実施となりまし
た。宮城県東松島市や南三陸町の仮設住宅3カ所で、入居されている方々への激励として演芸の披露や茶
話会による交流を行いました。
また、南三陸町長に表敬訪問し、学園陶芸学科生らが制作した 63 点
の花器を寄贈しました。
車中2泊現地1泊という強行軍ながら、参加者は 19 日早朝、元気に
帰園。来年も被災地へ赴きたいとの思いを強くされていました。
◆参加者◆
いなみ野学園生8名、同窓研修会会員8名、学園・ボランタリープラザ職員4名
氏 名
森
哲男
所属・担当
いなみ野学園
氏
団長
交流活動連絡協議会
名
計20名
所属・担当
窪田
英世
銭太鼓サークル
激励活動
副団長
山岸
典子
銭太鼓サークル
激励活動
激励活動
埴渕
肇
井戸
尚子
カクテル一座
激励活動統括
岩坂
牧子
銭太鼓サークル
大西
君代
カクテル一座
激励活動
高島
喜四治
日本笑福おどり協会激励活動
川俣
博子
カクテル一座
激励活動
辻
良樹
日本笑福おどり協会激励活動
窪田
恵美子
カクテル一座
激励活動
高橋
光久
園芸学科3年
交流活動
船曳
和美
マジックサークル
激励活動
山本
隆彦
文化学科2年
交流活動
田中
利幸
マジックサークル
激励活動
横山
寿信
ひょうごボランタリープラザ
小東
靖一
マジックサークル
激励活動
藤井
清孝
いなみ野学園
苛原
孝子
マジックサークル
激励活動
西倉
毅
交流活動統括
活動支援センター
団長補佐
○ 技能を活かして 福祉施設でボランティアを実施
いなみ野学園の東、稲美町国安に開設されている老人介護保健施設「サンライズ」
からの求めで、支援センター登録グループが活動しています。5月には、同窓研
修会写真サークルが知識と技能を生かして、同施設の利用者に撮影指導。利用者
の撮られた写真を見ながらの会話が弾みました。
手芸サークルも、手先が不自由な方でも、針や糸を使わないフェルト製小物入れ
の作り方を施設職員に伝授しました。施設では、職員が利用者に作り方を指導し、
施設をボランティア活動で訪れる子供たちに小物入れを贈ろうと計画しています。
2
○ 小学生が学園をたんけん
6 月3日、いなみ野学園近くの加古川市立平岡北小学校の生徒を学園に受け入れました。これは、生活
科学習として学校周辺の施設を子供らに探検させるもので、当日は2年生 30
名が先生や学校サポーターに引率されて学園を訪れました。
前いなみ野学園副学園長の新井・支援センターサポーターが学園のあらまし
を説明。その後、支援センターサポーターの案内で学園内の教室や学園生のク
ラブ活動の様子を見学しました。生徒たちからは「花や木がよく手入れされて
いて、すごい!」、「僕も将棋をしているけど、いろんなことができていいな」
といった感想がありました。
○ 西播磨の高齢者大学で OBベルクラブの活動を発表
6月 5 日、西播磨高齢者文化大学(ゆうゆう学園)が催したパネル討議で、いなみ野学園卒業生で「OB
ベルクラブ」の代表・岩井末枝さんが発表しました。
このパネル討議は「地域貢献のすすめ ~実践から学ぶ~」をテーマに行
われたもので、岩井代表のほか、ゆうゆう学園卒業生2名、うれしの学園生
涯大学卒業生1名がパネリストとして出席。それぞれの地域貢献活動を発表
し、岩井代表からは福祉施設や学校・園での数多くの公演などハンドベルグ
ループとしてのボランティア活動の状況をはじめ、活動の幅を広げるために
手話の練習にも取り組んでいることが報告されました。
○ 登録グループと研修・交流会を開催
6月5日、いなみ野学園ふれあいホールで東日本ボランティア報告会と支援センター登録グループの研
修・交流会を開催しました。東日本ボランティア報告会では、被災地に赴
いた 4 登録グループが現地での活動について感想や反省点を報告。続いて、
NPO 法人シミンズシーズの阪口努氏が「地域活動にどう取り組むか」と
して講演されました。事例を交えながら、つながりから活動を活発にする
ヒントについての講演は参加者も共感。
講演の後、阪口氏にも参加していただいた交流会に模様替え。交流会では、
グループに分かれて支援センターに望むことや他のグループと連携してでき
ることについて活発な意見交換が行われました。
○ 大規模商業施設で登録グループがパフォーマンス
6月 13 日、学園生や卒業生らが JR 大久保駅南のイオン明石で日頃の活動成果を発表するイベントを
しました。出演したのは男声合唱団 DBB+1、南京玉すだれ部、カクテル一座
の3グループ 40 名で、支援センターサポーターも舞台設定や演目進行を応援。
イオン明石2番街「海の広場」に来られた 250 人以上の観客を前に、1時間
半にわたって男声コーラスや南京玉すだれ、傘おどりなど 15 演目を披露。
エンデイングはいなみ野学園歌を観客の皆さんも一緒になって合唱しました。
3
○登録グループ紹介
今号では、新たに登録されたグループ・個人を中心に紹介します。
◆いなみ野44(フォーティーフォー)◆
◆稲美地活会◆
名前の云われは、いなみ野学園44期生健康づくり
稲美地活会パソ友は、地活卒業生11名・四年生1名・
学科一組の44から命名しました。構成メンバーは、
その他1名で構成しており、
クラス内誰でも、いつでも参加できるようにしていま
主になんなん広場(県民交流広場)を基点に活動し
すが、現在活動のメンバーは概ね17名程度です。
ています。
活動内容は、主にディサービスセンタへの慰問活動
活動状況は
で、マジック、ひょっとこ踊り、銭太鼓、安木節(ドジ
1 パソコン相談日(月1回)
ョウすくい)、歌唱を皆さんと一緒に楽しんでいます。
2 なんなん広場が主催するパソコン教室(4 月
結成の発端は、修学旅行での演芸大会に向けた練習
~11 月木曜日・15 回)で指導している。
中から旅行限りではと言う声があったことと、旅行前
3 なんなん広場 HP の維持管理
に練習を兼ね某ディサービスセンタへ行ったところ非
4 健康福祉祭り(11 月 3 日)に参加
常に喜こんで頂くと共に元気を頂いたことから結成に
5 中学生のトライやるウイークで稲美町の民話
至りました。
と伝説の現地を紙芝居で見ながらまわる
今後は、更なる練習とレパートリーを増し活動を充
6 老人会の“つどい”で紙芝居にした稲美町の民
実させる所存です。
話と伝説のマンガを三つ披露しました
その他 自分たちの勉強会をしています。
ひょっとこ踊り
マジック
トライやるウィークの風景
◆田中 貞夫(個人)◆
現在、私は全日本スキー連盟の川重スキークラブに所
属し、日々努力しています。
兵庫県スキー連盟は独自でスキー学校を補助する意
味で認定アシスタント制度を設け、その資格を取得して3
◆アダプト隊活動について◆
~いなみ野学園同窓研修会 加古川支部~
3年
長野県蓼科高原国際スキー場で高校生を相手に指導
アダプト隊活動について、概要を紹介します。加
していましたが、一昨年から地元兵庫県に帰りハチ高原
古川市は環境美化の一環として、平成 13 年より、
で子どもたちに指導しています。
市民などの主体的な美化運動を市が支援するアダプ
今年の2月、神戸の小学校5年生を指導したとき、あま
トプログラムを推進しております。東加古川支部東
りにも少ない生徒数でびっくり。校長先生に尋ねました
ブロックは平成22年度に、加古川市と合意書を取
が、これで5年生全員とのこと。少子化のことはマスコ
り交わし、この運動に参加し現在に至っております。
ミ報道で見聞きしていましたが、目の前の現実に驚くば
活動内容は、年 10 回 13 名のメンバーを 2 班に
かりです。
分け、東加古川駅南北の市道の清掃活動を行ってお
長い板と重い靴で悪戦苦闘していた生徒たちも、リフ
ります。当面の課題は、メンバーの若返りを急ぐこ
トにも乗り楽しく滑ることが出来るようになると日に日
とです。
に楽しさが増してきます。帰るころになると、達成感と
東加古川アダプト隊 齊藤義勝
少し寂しさを覚える今日この頃です。
発行 : いなみ野学園・地域活動支援センター
運営サポーター:井戸 ・ 中納 ・ 牲川 ・ 新井
学園担当:藤原 ・ 西倉 ・ 藤村 ・ 藤井
℡ 079-424-3342 fax 079-424-3475 〒675-0188 加古川市平岡町新在家 902-3
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