ラオス元日本留学生会年次総会に於ける岸野駐ラオス日本国大使挨拶 2015 年 5 月 9 日 於メルキュールホテル ポンメーク・ダーラーロイ ラオス日本友好協会会長閣下 ブアソーン・ヴォンタヴォン ラオス元日本留学生会会長 元日本留学生の皆様 ご列席の皆様 サバイ・ディー。本日、日本政府を代表してラオス元日本留学生会(JAOL)の年 次総会に出席できることを、大変嬉しく思います。JAOL は、ブアソーン会長を始め とする関係者のご尽力により、会員数及び活動内容の双方において益々発展してきて います。これまでの活動が讃えられ、JAOL が 2014 年度の外務大臣表彰に輝いたこ とを、心よりお慶び申し上げます。 今年は、日本とラオスが外交関係を樹立してから 60 年の節目に当ります。この記 念すべき年を両国民あげてお祝いし、また、これを飛躍台として日ラオス関係を一段 高いレベルに引き揚げたいと考えています。 この数か月間を振り返れば、1 月には、当地で外交関係 60 周年祝賀夕食会が開催 され、日ラオス航空協定が署名されました。2 月には、フアパン県ビエンサイ郡で約 300 本の桜の苗木が植樹され、京都市動物園では 4 頭のラオス象のお披露目が行われ ました。3 月には、トンシン首相が日本を公式訪問し、日ラオス関係が「戦略的パー トナーシップ」に格上げされ、そして東京で 60 周年祝賀レセプションが開催されま した。この様に、両国の重層的な関係を象徴する数多くの行事が開催されてきていま す。 また、私自身、先月京都を訪問する機会を得ましたが、その際、講演会や各種交流 行事を通じて、地方においても数多くの民間企業や市民団体が「ラオスのために何か をしたい」という熱い想いを抱いていることを実感し、大変勇気づけられました。 今月下旬には東京で「ラオス・フェスティバル」が、そして 11 月には当地で三回 目の「ジャパン・フェスティバル」が開催される予定です。この他にも、年間を通じ て様々な事業が計画されていますが、これらの事業を成功させる為には、日本語を解 し、日本の文化や社会に深い造詣を持つ、JAOL の皆様方のお力添えが欠かせません。 引き続きご支援、ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。 最後に、日頃から JAOL の活動を温かく見守り、側面支援頂いているポンメーク・ ダラロイ・ラオス日本友好協会会長閣下に感謝申し上げるとともに、JAOL の一層の ご活躍、並びに日ラオス関係の更なる発展を祈念して、私の挨拶とさせて頂きます。 ご静聴ありがとうございました。コー・コプチャイ。
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