JOMF NEWS LETTER No.258 (2015.7) 厚生

JOMF NEWS LETTER
No.258 (2015.7)
厚生労働省主催『職員を海外派遣する企業向け感染症予防啓発プログラム』で
村田専務理事が講演
海外に職員を派遣している企業に対して、企業の社会的責任および従業員への安全配慮義務の観
点から、企業に必要な感染症対策などを啓発し、日本への感染症輸入の危険性を減らすことを目的に、
2015 年 7 月 3 日(金) 厚生労働省東京検疫所(日本渡航医学会共催)が東京港湾合同庁舎にお
いて感染症予防啓発のための講演会を開催しました。
講演会には、海外邦人医療基金(JOMF)の村田英美 専務理事が、東京医科大学渡航者医療セン
ター教授の濱田篤郎先生、東京検疫所検疫医療専門職 石原園子氏らとともに参加し、出張・赴任
先での感染症対策について講演しました。
冒頭の挨拶で、東京検疫所の田中一成所長は、海外死亡事例が年間 600~700 人(2008 年)に及
ぶ中、検疫所として正しい情報提供、水際対策などの役割を果たすことが求められていると述べ、濱田
先生が海外進出企業の社会的責任として取るべき感染症対策を政策面から説明、石原氏が検疫所
の立場から、企業の海外派遣社員が出張・赴任前と帰国時に取るべき対策を説明した後、村田専務
理事が赴任・渡航中の具体的対策として、ホームドクターの確保、定期健診・予防接種などの予防対
策の必要性、感染症流行時の有効な医療情報入手先などを紹介しました。
講演は当日の午前・午後に同内容で 2 回行われ、各回とも多数の方が参加されて熱心にメモを取る方
も多く見受けられました。
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[講演内容]
1.海外進出企業における社会的責任としての感染症対策
東京医科大学病院
渡航者医療センター
教授
濱田篤郎
2.海外派遣社員の感染症対策:出張・赴任前と帰国時に行うべきこと
厚生労働省東京検疫所
検疫医療専門職
石原園子
3.出張・赴任先での感染症対策
一般財団法人海外邦人医療基金 専務理事
村田英美
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*当日ご参加できなかった会員企業の方で、資料のご希望があれば上記「3.出張・赴任先での感染
症対策」については提供可能です。JOMF 事務局までご連絡ください。(℡:03-3593-1001)