News Flash China Tax and Business Advisory 新弁法で持分譲渡に対する個人所得税管 理が更に規範化、厳格化へ March 2015 Issue 8 概要 個人の持分譲渡は、高額所得者に対する個人所得税管理の点で長らく最大の焦点となっていまし た。2014 年 12 月 7 日、国家税務総局は「持分譲渡所得個人所得税管理弁法(試行)」(国家税務総 局公告[2014]67 号、以下、「67 号公告」)を公布し、その適用範囲や、譲渡者・譲受者双方の権利と 義務、納税時期と納税場所、課税基準、譲渡価格の確定等、個人の持分譲渡に対する個人所得税 の取り扱いについて明確化しています。67 号公告は 2015 年 1 月 1 日付で発効し、施行されました。 持分譲渡所得の確定 詳細 67 号公告の重要点は以下に まとめる通りです。 適用範囲 67 号公告は個人の株主によ って中国に設立された企業ま た は 機 関 (以 下 、「 被投資 企 業」)の持分または株式の譲渡 に対し適用されます。個人事 業者や合弁企業は被投資企 業に含まれません。67 号公告 はまた、公開市場から取得し た上場企業の株式や制限株 の譲渡にも適用されません。 納税申告期限 67 号公告によると、源泉徴収 代理人(譲受者)または納税者 (譲渡者)は、持分移転が発生 した翌月の 15 日までに被投 資企業の所轄税務当局まで納 税申告しなければならないとさ れています。また、持分譲渡 の判定には実質優先の原則 が適用され、次の条件のうち 一つでも該当するものがあれ ば、個人所得税の納税義務が 発生します。 1) 譲渡の対価が譲受者により 一部でも支払われている場 合 2) 譲渡契約が既に締結発効し ている場合 3) 譲受者が既に株主としての 義務を果たすか、或いは権 利を享受している場合 4) 司法機関による強制的な持 分の移転や、持分による国 外投資或いは非貨幣性取 引、債務の支払などの行為 が既に完了している場合 課税所得額と税率 67 号公告によると、持分譲渡 による収入から持分原価及び 合理的な費用を控除した残額 が課税所得額となり、「財産譲 渡による所得」として税率 20%が課税されることとなりま す。持分譲渡に基づく所得は すべての現金及び非現金収入 を対象とし、公平取引の原則 に従うものとされています。ま た、67 号公告は 4 つの異なる 投資方法の下での持分原価 の算定方法を提示するととも に、その他の投資方法に対し ては、税務当局が個人所得税 の二重課税回避の原則に基 づき合理的な持分原価を決定 するとしています。 67 号公告では、持分譲渡所 得が著しく低く、しかも正当な 理由が認められない場合、或 いは税務申告や譲渡所得に 関する情報の提出がなされて いない場合は、所轄税務当局 が持分譲渡所得を確定するこ とができると明示しています。 とりわけ、以下に該当する場 合は、持分譲渡所得が著しく 低いとみなされます。1)対応す る純資産価値より低い場合 2) 持分原価より低い場合 3)同 一或いは類似の譲渡条件の 下で、当該企業の他の株主の 譲渡所得よりも低い場合、また 同一業界の類似企業の持分 譲渡所得よりも低い場合など。 67 号公告のこれらの想定は、 これに先行する国家税務総局 公告[2010]27 号(以下、「27 号公告」)に示された規定と基 本的に一致するものです。 また 67 号公告では、持分譲 渡所得が著しく低いながらも正 当な理由がある場合について、 より明確にしています。この明 確化により、67 号公告は 27 号公告の規定とはいくつか異 なる点があります。 www.pwccn.com News Flash — China Tax and Business Advisory まず、27 号公告に提示されていた、 被投資企業が 3 年連続して欠損を 出している場合を、正当な理由から 除外しています。2 番目に、低価格で の譲渡は国の政策調整が原因であ ることを証明するために、67 号公告 では被投資企業の生産経営が著しく 影響を受けた証拠を示すことのほか に、有効な証明書類を提出すること も要求しています。3 番目に、67 号 公告で追加された新たなケースとし て、自社従業員による低価格での持 分または株式の譲渡について、法律 または政府文書、もしくは当該被投 資企業の定款により認められている 場合に限り、正当な理由と見なすとし ています。 さらに、67 号公告では税務当局が持 分譲渡所得を確定するための 3 つ の方法を提示しています。そのうち、 純資産価額法やベンチマーキング分 析方法は 27 号公告の規定を踏襲し たものです。しかし、有資格者による 所得評価の要求については、67 号 公告では総資産に対する割合を 50%から 20%に引き下げています。 また 67 号公告では、所得評価報告 書について、当該譲渡分だけでなく 6 ヶ月以内に行われる次回の持分譲 渡に対しても、証拠として利用するこ とを認める緩和措置も提示されてい ます。 重要点 す。また、67 号公告では、譲受者が 規定どおりに源泉徴収義務を履行し ているかどうかを税務当局が確認す るための助けとなるよう、被投資企業 の株主構成に変更があった場合は 所定期間内に所轄税務当局に報告 するよう要求しています。さらに今後、 譲受者(特に、譲受者が国外企業或 いは個人である場合)の個人所得税 源泉徴収に便宜を図るべく、地方税 務当局は実施細則を制定していくと 思われます。 納税義務の発生に対する考え方:67 号公告によれば、個人所得税の納税 義務は、実質的な持分の譲渡が行 われた時点を以って基準とするとして おり、例えば、持分譲渡契約の発効 時や、また契約はまだ発効していな い場合でも譲受者が株主としての義 務を果たしている、またはその権利を 享受している時点で、納税義務が発 生することになります。対価の支払い のみが基準とされていたこれまでと は変わり、納税義務の発生時点が以 前と比べて早まることになるかもしれ ません。そこで、譲渡者と譲受者には、 持分譲渡の計画にあたり個人所得 税の影響を考慮に入れ、そのリスク 及びキャッシュフローを適切に管理 するために、所轄税務当局と積極的 に連絡を取っておかれることをお勧 めいたします。 持分譲渡所得の決定:67 号公告で は公平取引の原則を持分譲渡所得 ここ近年、国家税務総局は持分譲渡 に適用することが改めて表明され、ま 取引に関する個人所得税の取り扱い た譲渡所得が著しく低い場合におい について示す一連の公告を発表して ての譲渡所得の確定方法を提示して きましたが、それら公告に対する地 います。そこで、67 号公告で規定さ 方税務当局の解釈や対応は様々で れた方法は、非上場企業の従業員に した。67 号公告は地方税務当局の よって行使されたストックオプションに 実践とこれまでの個人の持分譲渡に よる所得の確定にも重要な指針を与 おける個人所得税の取り扱いを参考 えるものと考えられます。既に従業員 に、個人株主による持分譲渡の個人 のストックオプションを実施している 所得税の徴収と管理について、国レ か、または実施を計画中の非上場企 ベルでの統一ガイドラインを提供する 業には、権利行使時における持分の ものです。 市場公正価格の算定基準について、 個人所得税の管理に対する更なる 事前に所轄税務当局と検討しておく 規範化と厳格化:67 号公告によれば、 ことをお勧めいたします。その上で個 税務当局は電子情報管理システムを 人所得税額を算出し、納付遅延やペ 導入することにより、持分譲渡に対し ナルティの発生をなるべく回避するこ 共同管理体制を構築し、各税務当局 とが望ましいでしょう。 間の情報交流や提携を強化していま 2 実務において、非上場企業の中には 離職する従業員の持分を公正価格 より低い価格で買い取っているところ もあるようです。これまで、このような 低い買取価格に基づいて個人所得 税額を算出することが認められるの かどうかは、明確ではありませんでし た。67 号公告では、企業外に譲渡で きない持分を公正価格より低い価格 で買い取ることについて、そのような 買取が法律、政府文書、企業定款の 関連規定などで認められており、且 つ買取価格の妥当性を十分証明で きる書類が提出できることを前提条 件に、これを正当な理由と見做すこと が明確に示されました。これにより、 従業員は実際の買取価格に基づき 個人所得税申告を行うことが可能と なります。この点が明確化されたこと により、非上場企業が負担する持分 買取における個人所得税は大いに 軽減されることになります。企業にお かれてはストックオプション制度を計 画するに当たり、かかる特別なイグジ ットプランを検討しておくとよいでしょ う。 また 67 号公告は、中国の企業や機 関の持分または株式のみを対象とし たものですが、国内企業従業員の国 外のストックオプションに関して 67 号 公告を参照できるかどうか、企業は 所轄税務当局に確認を取っておく必 要があります。 持分譲渡費用の認識:67 号公告で は、持分譲渡に付随して負担する税 金や費用について、課税所得額算出 の際に控除することを認めています。 しかしながら、譲渡の際発生した持 分原価評価費や仲介費、弁護士費、 コンサルタント費などが個人所得税 について控除できるかどうかは明記 されていません。この点に関し、地方 税務当局によっては、控除すべき関 連費用とみなすことを文書で明確に 示しているところもあります。個人株 主におかれては、実際の譲渡状況と 費用に基づき、個人所得税額に対す る合理的な算定基準を確定できるよ うに所轄税務当局と連絡を取ってお かれることをお勧めいたします。 PwC News Flash — China Tax and Business Advisory お問い合わせ 今回のニュースフラッシュ掲載内容に関するお問い合わせは、 PwC’s International Assignment Services Team / Human Resources Services team:までお気軽にご連絡ください。 Mandy Kwok +852 2289 3900 [email protected] Jacky Chu +852 2289 5509 [email protected] Stacy Kwok +86 (21) 2323 2772 [email protected] Edmund Yang +86 (10) 6533 2812 [email protected] PwC’s International Assignment Services / Human Resources Services team offers comprehensive solutions that help clients maximise business value from international assignments - bringing organisations to the leading edge of business performance. We specialise in international assignments management, expatriate tax compliance and advisory, tax & assignment policy review and design, regional health check, expatriate compensation and benefits design and global visa services. 本ニュースフラッシュでは、中国または中国大陸とは中華人民共和国を指しますが、香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾は含まれません。 本刊行物に含まれる情報は、一般的ご案内であり、包括的でありますことを目的としておりません。法律の適用と影響は、具体的な状況により大きく変化しま す。行動に移される前に、PwC クライアントサービスチームより御社の状況に特化したアドバイスをお求めになれますようお願いいたします。本ニュースフラッ シュの内容は 2015 年 3 月 11 日時点に編集されたものでありその時点の法律および情報に基づいております。なお日本語版は英語版を基にした翻訳で、翻 訳には正確を期しておりますが、英語版と解釈の相違がある場合は、英語版に依拠してください。 本ニュースフラッシュは中国及び香港の PwC のナショナル・タックス・ポリシー・サービスにより作成されたものです。当該チームはプロフェッショナルのチー ムであり、現行または検討中の中国、香港、シンガポール及び台湾の税収及びその他ビジネス政策を随時フォローアップし、分析または研究に専念していま す。良質のプロフェッショナルサービスを提供することで PwC の専門家をサポートし、関連税務およびその他政府機関、研究機関、ビジネス団体、専門家、ま た私どもの専門知識へ関心をお持ちの方とシェアすることによって先進的理念を維持することと目的としています。 お問い合わせは、以下の担当パートナーまでお気軽にご連絡ください。 Matthew Mui +86 (10) 6533 3028 [email protected] 既存または新たに発生する問題に対する実践的見識と専門的ソリューションは、中国 PwC のウェブサイト http://www.pwccn.com または香港 PwC のウェブサイト http://www.pwchk.com にてご覧いただけます。 © 2015 PricewaterhouseCoopers Consultants (Shenzhen) Ltd. All rights reserved. In this document, “PwC” refers to PricewaterhouseCoopers Consultants (Shenzhen) Ltd. which is a member firm of PricewaterhouseCoopers International Limited, each member firm of which is a separate legal entity. News Flash China Tax and Business Advisory New rules to further improve and tighten IIT administration on equity transfer March 2015 Issue 8 In brief Equity transfer by individuals has been one of the top focuses of Individual Income Tax (IIT) administration on high-income individuals. On 7 December 2014, the State Administration of Taxation (SAT) issued the <Administrative Measures for IIT Treatment on Gains Derived from Equity Transfer (Trial)> (the SAT Public Notice [2014] No.67, hereinafter referred to as Circular 67) to clarify IIT treatments on equity transfer by individuals, including scope of application, obligations and rights of transferor and transferee, timing of tax payment, tax base and deemed transfer price, etc. Circular 67 shall take effect from 1 January 2015. Below is the summary of the key points of Circular 67. transfer has occurred. The IIT tax obligation will be triggered if one of the following criteria is satisfied: Scope of application 1) Consideration of the In detail Circular 67 applies to the transfer of equity or share of enterprise or organisation incorporated in China (the “invested enterprise”) by individual shareholders. Invested enterprise shall not include sole-proprietorship and partnership enterprises. Circular 67 shall not be applicable to the transfer of shares of listed companies acquired from the public market or restricted shares. Timing of tax payment and filing According to Circular 67, the withholding agent (transferee) or taxpayer (transferor) shall file tax to the in-charge tax authority of the invested enterprise on or before 15th of the month following the month in which the transfer occurred. Moreover, the substance over form principle shall be applied in determining whether the transfer has been paid or partly paid by the transferee; 2) Agreement of the transfer has entered into force; 3) The transferee has taken up the shareholder’s duties or enjoyed the shareholder’s rights; 4) Activity, such as mandatory transfer by judicial enforcement, outbound investment, non-monetary investment, settlement of debt with equity, etc., has been completed. Taxable income and tax rate According to Circular 67, taxable income shall be the income from the equity transfer less the original value of the equity and relevant reasonable expenses. It will be taxed as “income from the transfer of property” with a tax rate of 20%. Income derived from equity transfer shall include all cash and non-cash considerations and follow the arm’s length principle. Circular 67 sets out how the original value of the equity is determined under 4 different investment methods and, for other types of investment method, the tax authority will use the principle of avoiding double IIT taxation to reasonably determine the original value of the equity. Deemed income derived from equity transfer Circular 67 clarifies that where the income derived from equity transfer is significantly low and without justifiable reasons or the taxpayers fail to file tax or submit the income information, the in-charge tax authority has the right to deem the income on the equity transfer. Particularly, the income under following scenarios would be regarded as significantly low: 1) lower than the corresponding value of net assets; 2) lower than the original value; 3) lower than the income derived from same or similar transfer by other shareholders of the enterprise or income derived from transfer transaction by similar enterprise in the same industry; etc. These scenarios under Circular 67 are basically the same as those stipulated in a previous circular, SAT Public Notice [2010] No.27 (Circular 27). www.pwccn.com News Flash — China Tax and Business Advisory Further, Circular 67 provides more clarifications on scenarios for equity transfer income which is significantly low but with justifiable reasons. The clarifications in Circular 67 have some differences from those in Circular 27. Firstly, Circular 67 removes one scenario previously stated in Circular 27, i.e. the invested enterprise has been in a loss position for more than three consecutive years. Secondly, to prove that the transfer at a low price is due to policy adjustment of the State, Circular 67 requires the transferor to provide valid documents as well as evidence to show that the production and operation of the invested enterprise are being significantly affected. Thirdly, Circular 67 adds a new scenario, i.e. transfer of equity or share by employees internally within the company at a low price can be treated as a justifiable reason as long as it is allowed by law, government or article of association of the invested enterprise. Circular 67 also provides three methods by which tax authorities can use to deem the income of the transfer. Among them, the net-asset method and benchmarking analysis method are in line with those methods stipulated in Circular 27. However, with respect to the requirement for valuation by a qualified valuator, Circular 67 reduces the proportion of relevant assets over total assets from 50% to 20%. In addition, Circular 67 also provides a lenient treatment in that the valuation report can be used as evidence not only for the current equity transfer but also for subsequent transfer incurring in the following six months. The takeaway In recent years, the SAT has issued various circulars setting forth the IIT treatments for equity transfer transaction. However, the interpretation and implementation of those circulars by the local tax authorities vary. Circular 67 has taken the local practice and previous IIT treatments on equity transfer by individuals into consideration. It serves as a uniform guideline at the state level on the collection and administration of IIT on equity transfer by individual shareholders. Improve and tighten IIT administration: According to Circular 67, the tax authorities will implement a joint mechanism to 5 administer equity transfer by adopting an electronic data management system. In addition, the tax authorities will further enhance information exchange and cooperation among various authorities. Circular 67 also requires the invested enterprise to report any change in its shareholders to the incharge tax authority within a prescribed time period. Such information would help the tax authorities to assess whether the transferee has performed withholding obligation as required. The local tax authorities may set out detailed implementation measures to facilitate IIT withholding payment by the transferee (particularly in the situation where the transferee is the overseas enterprises or individual). Considerations on the timing of tax obligation: According to Circular 67, the timing of IIT obligation arises at the time the equity has, in substance, been transferred. For example, at the time the equity transfer agreement has entered into force; at the time the transferee has taken up the duties of a shareholder or enjoy the relevant rights of a shareholder despite that the agreement has not yet taken effect. Considering that the tax obligation no longer arises only upon the payment of consideration as compared with the previous practice, the timing of tax obligation may now be shifted to an earlier time. As such, we suggest both the transferor and transferee to take IIT implications into consideration during the planning of the transaction and actively communicate with the incharge tax authority in order to better control the IIT risks and the cash flow. Deemed income derived from equity transfer: Circular 67 reiterates that the arm’s length principle shall apply to income derived from equity transfer and provides methods to determine the transfer price if it is significantly low. We believe the methods stipulated in Circular 67 would serve as important references in determining the income generated from stock options exercised by employees of non-listed companies. We suggest those nonlisted companies which have implemented or are going to implement an employees’ stock option plan to discuss with the in-charge tax authority in advance the basis of calculating the fair value of the stock at the time of excising in order to calculate the relevant IIT amount and to avoid unnecessary delay of payment and penalties. In practice, we noted that some nonlisted companies would use a lower than fair value price to repurchase stocks from employees leaving the company. In the past, it was unclear whether a lower price was allowed to be adopted to calculate the IIT. Circular 67 now explicitly clarifies that repurchase of stocks which are not allowed to be transfer outside of the enterprise at a price lower than fair value could be regarded as a justifiable reason as long as it is allowed by law, government documents or article of association of company, and sufficient documents are provided to prove that the transfer price is reasonable under the circumstances. Therefore, employees can file the IIT based on the actual repurchase price. This clarification would greatly relieve the IIT burden on stock repurchases by non-listed companies. We suggest enterprises to take specific exit arrangements into consideration in designing the stock option incentive plan. In addition, Circular 67 only addresses the transfer of equity or shares of China enterprises or organisations. Enterprise should get further clarification from the in-charge tax authority on whether Circular 67 can be used as a reference in relation to employees’ stock options of overseas enterprises. Recognition of related transfer expenses: Circular 67 stipulates that relevant taxes and expenses incurred on the transfer are allowed to be deducted in calculating the taxable income. However, Circular 67 is silent on whether expenses, such as valuation fee, agent fee, lawyer fee and consulting fee, are allowed to be deducted for IIT purpose. In this regard, some local tax authorities had issued documents allowing these expenses to be deducted. We suggest individual shareholders, based on the actual transfer transaction and expenses incurred, to discuss with their in-charge tax authorities to confirm a reasonable basis for calculating the IIT. PwC News Flash — China Tax and Business Advisory Let’s talk For a deeper discussion of how this issue might affect your business, please contact a member of PwC’s International Assignment Services Team / Human Resources Services team: Mandy Kwok +852 2289 3900 [email protected] Jacky Chu +852 2289 5509 [email protected] Stacy Kwok +86 (21) 2323 2772 [email protected] Edmund Yang +86 (10) 6533 2812 [email protected] PwC’s International Assignment Services / Human Resources Services team offers comprehensive solutions that help clients maximise business value from international assignments - bringing organisations to the leading edge of business performance. We specialise in international assignments management, expatriate tax compliance and advisory, tax & assignment policy review and design, regional health check, expatriate compensation and benefits design and global visa services. In the context of this News Flash, China, Mainland China or the PRC refers to the People’s Republic of China but excludes Hong Kong Special Administrative Region, Macao Special Administrative Region and Taiwan Region. The information contained in this publication is for general guidance on matters of interest only and is not meant to be comprehensive. The application and impact of laws can vary widely based on the specific facts involved. Before taking any action, please ensure that you obtain advice specific to your circumstances from your usual PwC’s client service team or your other tax advisers. The materials contained in this publication were assembled on 11 March 2015 and were based on the law enforceable and information available at that time. This China Tax and Business News Flash is issued by the PwC’s National Tax Policy Services in China and Hong Kong, which comprises of a team of experienced professionals dedicated to monitoring, studying and analysing the existing and evolving policies in taxation and other business regulations in China, Hong Kong, Singapore and Taiwan. They support the PwC’s partners and staff in their provision of quality professional services to businesses and maintain thought-leadership by sharing knowledge with the relevant tax and other regulatory authorities, academies, business communities, professionals and other interested parties. For more information, please contact: Matthew Mui +86 (10) 6533 3028 [email protected] Please visit PwC’s websites at http://www.pwccn.com (China Home) or http://www.pwchk.com (Hong Kong Home) for practical insights and professional solutions to current and emerging business issues © 2015 PricewaterhouseCoopers Consultants (Shenzhen) Ltd. All rights reserved. In this document, “PwC” refers to PricewaterhouseCoopers Consultants (Shenzhen) Ltd. which is a member firm of PricewaterhouseCoopers International Limited, each member firm of which is a separate legal entity.
© Copyright 2024 ExpyDoc