校長 小 池 巳 世 - 東京都立葛飾特別支援学校

新たな
東京都立葛飾特別支援学校
第 497 号
平 成 27 年 9 月 1 日
http://www.katsushika-sh.metro.tokyo.jp
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校長
小 池 巳 世
長かった夏休みも終わり、学校に生徒の元気な姿が戻ってきました。生徒のいない校舎は静かな
“箱”になっていて、広い空間を持て余しているようでした。ここ数日は気温がだいぶ下がっていま
すが、それまでは暑い日も多く、生徒や保護者の皆様は体調を崩すことはありませんでしたか。
2学期は1年生の移動教室、現場実習・トライアウト実習・校内実習、かつよう祭と大きな取組み
が続きます。何より3年生にとっては、卒業後の進路を決める大事な時期を迎えます。あわただしい
日々の中でこそ生徒自身が「やりきった。頑張った。
」という思いがもてるよう、学校は指導や対応
を行ってまいります。
既に報道されていることですが、内閣府の調査によると、18 才以下の自殺人数は9月1日が突出
して多く、その前後もかなりの人数が自ら命をたっているということでした。生活環境が大きく変わ
り、プレッシャーや精神的同様が生じやすいと考えられると指摘されていました。学校も、長期の休
み明けは特に注意するところですが、日頃から友人関係のトラブルや教員による体罰等を防ぐことは
もちろん、一人一人心配なことや困っていることは異なるので、生徒の様子にしっかり目を配ってい
きたいと考えています。御家庭でも気になることがありましたらいつでも担任等に御相談ください。
成長の過程で大人からの関わりを避ける態度を示すこともありますが、
「手はかけなくても、目をか
ける」私が教員になった時に先輩からアドバイスされた言葉です。
まだ暑い日が続くと思われます。夏休み中に生活リズムが少し崩れてしまったな・・・、と思う生
徒は一日も早く学校に通っていた時の生活リズムに戻れるよう、御家庭でも御協力ください。今学期
もどうぞよろしくお願いいたします。
心と身体をリセットする
副校長 小 原 由 嗣
夏休みが終わり、生徒の皆さんの明るく元気な声が学校に響きます。部活動や家族旅行、様々な
イベントに参加して楽しい思い出満載で新学期を迎えたことと思います。この長い休暇を使って、
元気を回復させることができたことと思います。
私は、8 月の上旬、副校長の研修で福島県に行ってきました。そこでは、普段できない企業の方
の研修を受けるともに、メンタルヘルスセミナーとして、心と身体をリラックスさせる方法を学ん
だり、カウンセリングを受けたりすることができました。緊張してこちこちに固まった身体をほぐ
す方法は、私が考えていた以上にたまっていた疲れを取ることができました。また日頃は様々な人
の話を聞き役に徹することが多い私の話を、じっくりと人に聞いてもらえたことは、心のコリをと
ってくれるよい機会になりました。
自分の心と身体を見つめ直し、リセットすることで新たな気持ちで日々の生活に向き合うことが
できると思います。
2 学期は、大切な学校行事がたくさんあります。1 年生は移動教室、校内実習。2,3 年生は現場
実習。全校で取り組む「かつよう祭」
。本校の、大きな実りの時期を迎えます。リフレッシュした心
と身体で、日々の学校生活を充実させていきましょう。