0 吉村尚子さん/作品・技法について 1/2 p (▲6/6 よりの企画展で展示を予定) (▲参考作品:2013 年企画展で展示) ●個性的にして端正な<フォルム>と、象嵌や色化粧・掻き落とし・金銀彩などの多彩な技法 を用いて施された、物語性あふれる<加飾>。二つの要素が見事に融合して、大いにシナジ ー・相乗効果を発揮している。吉村尚子さんならではの“セラミック”作品の造形美と魅力は、 そこからもたらされるのではないか? ●作家ご自身とのそうした会話を交わしたことがあります。吉村さんご本人はこう語ります。 『作品づくりにあたって、カタチ~フォルムとライン~加飾による描画(の線)は一緒に考えま す。同時に考えないとできません。例えばフォルムに関するあるアイディアがひらめいたとし ます。でも、カタチのイメージが先行し過ぎると、後から別の要素として加飾の線を加えようと しても、うまくマッチングしないのです。むしろフォルムの良さを潰してしまうこともある。私にと って、フォルムと線は最も大切な要素であり、不可分なもの。それらが生まれながらに渾然一 体として湧き上がってくるとき、私の創造と製作はスタートするのです。』 ●なお、“セラミック・アーティスト”としてのこんな発言を耳にすると、いかにも芸術家然とした 近寄りがたいキャラクターを思い浮かべるかもしれませんが、ご本人・吉村尚子さんは、ごく 「自然体」な素敵な女性です。それでいながら、アーティストの鋭敏さ・芯の強さを感じさせる 方でもあります。 ●作品に関しても、アーティスティックな“クールさ”と、普段の暮らしにマッチする(同時にちょ っぴりアップグレードもしてくれる)“温かみ”。これらが、ほどよい距離感・温度感で並び立ち、 融合していると思います。 ☆次頁へ:作品“イメージ”ギャラリー&リンク ▼ 2/2 p ◎吉村尚子 HP~Photo gallery~より 同コンテンツも、下記リンクより、併せてご覧ください▼ http://naoco.jimdo.com/photo-gallery-陶器写真/ ⇒⇒
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