平成 26 年分の主な税制改正の概要 主な改正内容 ① 震災関連寄附金の廃止 ・指定期間(平成 23 年 3 月 11 日から平成 25 年 12 月 31 日まで)の到来をもって廃止さ れました。 主な様式変更 分類 申告書等の名称 変更内容の概要 個人決算書 収支内訳書(一般用) 「控用」用紙の左上に、 「記帳および帳簿書類の保存義務」 の注釈の追加 収支内訳書(農業所得 用) 「控用」用紙の左上に、 「記帳および帳簿書類の保存義務」 の注釈の追加 収支内訳書(不動産所 得用) 「控用」用紙の左上に、 「記帳および帳簿書類の保存義務」 の注釈の追加 申告書 B 第一表 「所得から差し引かれる金額」欄 所得税申告書 ・ 「寄附金控除」の「区分」欄の削除 「税金の計算」欄 ・ 「政党等寄附金等特別控除」の「区分」欄の削除 ・ 「政党等寄附金等特別控除」欄の項番の変更 ・ 「差引所得税額」欄の下段の計算式の変更 ・「住宅耐震改修特別控除、住宅特定改修・認定長期優 良住宅新築等特別税額控除」欄のタイトルの変更 ・「復興特別所得税額」および「所得税及び復興特別所 得税の額」欄の下地色の変更、下段の計算式の文字色 の変更 その他 ・様式番号、使用対象年分の変更 ・復興特別所得税額の記載漏れ防止に係る注意喚起文の 追加 申告書 B 第二表 「○所得から差し引かれる金額に関する事項」の「寄附金 控除」欄 ・ 「震災関連寄附金」欄の削除 ・ 「上以外の寄附金」欄のタイトルの変更 「○住民税・事業税に関する事項」の「住民税」欄 ・ 「給与・公的年金等に係る所得以外(平成 26 年 4 月 1 日において 65 歳未満の方は給与所得以外)の所得に係 る住民税の徴収方法の選択」欄のタイトルの年の変更 その他 ・様式番号、使用対象年分の変更 -1- 分類 申告書等の名称 変更内容の概要 損失申告用 第四表付 表(一) 様式番号、使用対象年分の変更 損失申告用 第四表付 表(二) 「4 繰越損失を差し引く計算 - 22 年(4 年前) 」欄 ・青色の場合の「被災純損失以外の損失 山林以外」の A、B、C 欄の削除 ・青色の場合の「被災純損失以外の損失 山林」の A、B、 C 欄の削除 ・白色の場合の「変動所得の損失」の A、B、C 欄の削 除 ・白色の場合の「被災事業用資産の損失 山林以外」の A、B、C 欄の削除 ・白色の場合の「被災事業用資産の損失 山林」の A、B、 C 欄の削除 ・ 「居住用財産に係る通算後譲渡損失の金額」の A、B、 C 欄の削除 ・ 「特定雑損失以外の雑損失」の A、B、C 欄の削除 「4 繰越損失を差し引く計算 - 23 年(3 年前) 」欄 ・青色の場合の「被災純損失以外の損失 山林以外」の C 欄に斜線の追加 ・青色の場合の「被災純損失以外の損失 山林」の C 欄 に斜線の追加 ・白色の場合の「変動所得の損失」の C 欄に斜線の追加 ・白色の場合の「被災事業用資産の損失 山林以外」の C 欄に斜線の追加 ・白色の場合の「被災事業用資産の損失 山林」の C 欄 に斜線の追加 ・ 「居住用財産に係る通算後譲渡損失の金額」の C 欄に 斜線の追加 ・ 「特定雑損失以外の雑損失」の C 欄に斜線の追加 「4 繰越損失を差し引く計算 - 25 年(前年) 」欄の追加 その他 ・様式番号、使用対象年分の変更 【電子申告】 ① 電子申告データの手続きバージョン、帳票バージョンが変更されました。 ② 送付書の様式が変更されました。 ・ 「税理士等氏名・名称、電話番号」欄が追加されました。 ・ 「その他」欄の明細が 2 行減り、 「特記事項」欄が追加されました。 ・ 「税務代理権限証書」が「税務代理権限証書(H26/7/1 以降提出分)」に名称変更されました。 -2- 平成 26 年度申告用プログラムからの機能改良・変更 【固定資産台帳】 ① 全資産の内容を一括で更新できるように対応しました。 ② [固定資産台帳]で普通償却費が強制入力されている場合に、本来償却できる限度額を確 認できるように対応しました。 ③ 「固定資産一覧」に減少時残存価額を出力するように対応しました。 ④ 固定資産機能のみ利用の事業者で「青色申告決算書・収支内訳書 添付資料」の印刷時に提 出日が入力できるように対応しました。 ⑤ [固定資産台帳]に「出力順」欄を追加して、個人決算書に連動する固定資産のデータの 出力順を指定できるように対応しました。 【個人決算書】 ① [固定資産台帳]で指定した出力順に従って、固定資産のデータを連動するように対応し ました。 ② 単一業種で青色申告特別控除額が強制入力されている場合(システム外で作成した決算書 を併用する場合)にも、個人決算書の「入力完了」ができるように対応しました。 ③ 「所得税基本情報」に「連動設定」を設け、 “自動連動”を選択すると個人決算書の起動時 に会計データが自動連動されるように対応しました。 ④ 決算更新後の起動時に、前年から各種内訳明細が連動されている旨の確認メッセージを表 示するように対応しました。 ⑤ [不動産所得の収入の内訳]の「年額」欄の入力切替(自動計算/入力)の方法がわかる よう、入力画面にコメントを追加しました。 ⑥ 「青色申告決算書(不動産所得用)」、「収支内訳書(不動産所得用)」の職業、電話番号欄 を住所、氏名欄にあわせ、左詰めで印刷するように対応しました。 【所得税申告書】 ① [社会保険料等]の社会保険料控除に、 「給与所得の源泉徴収票」および「公的年金等の源 泉徴収票」から連動された明細(「源泉徴収票のとおり」の明細)に加えて社会保険料の明 細を追加入力できるように対応しました。 ② 寄附金控除と政党等寄附金等特別控除の重複チェックを追加しました。 ③ 延納届出額が「納める税金」の2分の1を超える金額が入力された場合のチェックを追加 しました。 ④ 配偶者と事業専従者の重複チェックを氏名および生年月日で行うように変更しました。 ⑤ 翌年に繰り越す損失がない場合でも、前年が損失申告であった場合は、申告書(損失申告 用)第四表(一) 、第四表(二)を強制印刷できるように対応しました。 -3- 【消費税申告書】 ① 8%の新様式の申告書に対応しました。 ② 8%に対応した金額修正の機能を追加しました。 ③ 8%の簡便法計算に対応しました。 ④ 簡易課税(付表 5-2 等)の記載方法、計算方法を国税庁の指示に基づき修正しました。 【電子申告】 ① 所得税確定申告の送信票入力で、「非居住者」(地方自治体コード=99999)の場合は 「1 月1日の住所」が空欄でも更新できるように対応しました。 ② [申告書データ選択]で「所得税申告書」のチェックを外した場合の確認メッセージを変 更しました。また、 「個人決算書」のチェックを外した場合に、確認メッセージを表示する ように対応しました。 ③ 送信票入力の[帳票選択]および[添付書類]の項目名を送信票に合わせて変更しました。 ④ 個人決算書の各種書類にチェックがされていない状態で送信票を保存すると、確認メッセ ージを表示するよう対応しました。 -4- ネット de 記帳 平成 26 年分を利用する際のご注意 【住所(納税地および 1 月 1 日の住所)変更について】 住所の変更があった場合は、事業者情報、所得税基本情報、消費税基本情報の住所欄等を 変更します。 所得税基本情報においては、地方自治体コードも変更が必要になりますのでご注意くださ い。 ※栃木県下都賀郡岩舟町の住所変更について 平成 26 年 4 月 5 日より、栃木県下都賀郡岩舟町が栃木県栃木市岩舟町に変更になりま した。 住所変更を行う際は、地方自治体コードも確認してください。 【平成 25 年分からネット de 記帳を使用している事業者について】 「決算更新」にて平成 25 年分の申告書のデータが平成 26 年分の申告書にコピーされてい ます。 ※ コピーされる項目は「決算業務マニュアル 6.2 次期事業者データを作成する」参照 平成 25 年分からコピーされている項目で不要な項目はクリアが必要となりますので、 各入力画面にて不要なデータをクリアするようにお願いします。 【平成 26 年分プログラムリリース前に平成 26 年分の所得税申告書を入力している事業者について】 ・平成 26 年分プログラムリリース後、 「所得税申告書」を起動し、所得税計算(自動計算) を行ってください。 所得税申告書がすでに“入力完了”となっていた場合は、入力完了が解除されていますの で、計算結果を確認し、 「入力完了」を行ってください。 ・平成 26 年税制改正で削除された項目については、自動で削除されます。 ① 震災関連寄附金 平成 26 年分で「震災関連寄附金」に入力されていた金額は削除されます。 「上以外の寄附金」に入力されていた金額が「寄附金」の金額になります。 必ず、 「寄附金」 、 「寄附金控除額」を確認してください。 ② 「政党等寄附金等特別控除」の「区分」 (税金の計算等画面)は削除されます。 -5-
© Copyright 2024 ExpyDoc