平成27年 リスファクス 7月15日(水) 第6854号 メディデータ・西氏 ウェアラブル端末で患者を常時把握、治験効率化へ メディデータ・ソリューションズの西基秀R&D・APACバイスプレジデントは 14日、同社が開催したウェアラブル端末をテーマにしたセミナーで講演した。人体 に装着して生体情報などを測定するウェアラブル端末の導入で、 「 臨床試験の効率化に つながる」と説明。リアルタイムで患者状態を把握し、さらに通院回数の低減や遠隔 地に住む希少疾患の患者にも対応できる可能性があるなど、信頼性の高いデータを集 めることができるため、 「 臨床開発に携わるすべての関係者に価値をもたらす」とした。 西氏によると、提携するバイタル・コネクト社が展開するウェアラブル端末は、心 電図や心拍数、呼吸状態などが測定できるため、心臓病をはじめとする循環器系での 応用がまずは実現可能と見ている。現在はアカデミアや一部の製薬企業と臨床試験で の導入を見据えたディスカッションが始まっている状況。ただ、情報の取扱いやプラ イバシー保護といった課題が残されているという。 記事利用許諾番号 Z32259 1
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