救急車の有料化 どう思う?

6 月号 の
ーマ
★ 募集テ
から
化
料
有
の
車
?
救急
う
どう思
賛否両論かと思いきや、圧倒的に多かったのが「軽度者について、有料化はやむを得ない」というご意見。
ただ線引きをどうするかは、ケアの専門家である読者の皆さんにとっても課題のようです。
「救急相談セ
ンターを活用しては」
「ガイドラインを作って」などの意見もありました。
(編集部)
訪問時に
適切な利用を呼びかけ
るます。「 いざというときは慌てず、 を促すために行っているサービスで、
東京都 Y ・ K 46 歳
まずは私に相談してください 」 とい
「#7119 」 を押して連絡すれば、
う先生の言葉を頼りに、利用者さん
にも接しているところです。
償還払い
取り入れては
取るなどして総合的に判断し、重症
に直面しましたが、迷うことなく呼
だとされた人には全額払い戻すので
ぶ選択をしたのは、本人がその場で
東京都 ハトさん 60 代
す。 そうすれば 「こんなことで!
?」
うずくまり、動けなくなっていたとき
と思われるような出動要請も減ると
だけです。
大枠では、 救急車の一部有料化
思いますし、支払いの有無も国が判
搬送された病院で、すい臓の疾患
センターに詰めている医師や看護師
に賛成です。 でも軽度者かどうかの
断するわけですから、利用した人も
が判明したこともあります。一方で、
が相談に応じ、 緊急性の有無を判
線引きは、とても難しいことだと思
納得できると思います。
少しでも動ける場合は緊急性が薄い
とはいえ家族は、本人が急変すれ
断したり、受診できる病院を紹介し
います。現場に到着した後、救急隊
と判断し、タクシーを呼ぶようにし
くなります。 病院での延命措置が、 ば慌てます。 主治医やケアマネとも
てくれたりします。 地域包括などで
と家族がこの人は有料か無料かで話
ています。幸い、深刻な事態になっ
幸せな結果につながるとは限りませ
連絡が取れないとき、ぜひ覚えてお
パンフレットをもらうことができます
し合っているうちに、結果病院への
ん。
いてくださいと家族にお伝えしてい
が、マンガを使った解説や Q & Aも
搬送が遅れ、重大な結果につながる
幸い地域には、在宅医療や看取り
るのが、救急相談センターです。東
あって分かりやすいです。 訪問時に
こともあるかもしれません。 いっそ
に熱心に取り組まれている先生がい
京消防庁が、 救急車の適切な利用
は必ず持参するようにしています。
のこと、介護保険の償還払いのよう
救急車を呼べば、高齢者でも救命
救急センターに運ばれる可能性が高
に、利用した人はとりあえず全額支
判断基準は
「 動ける」か「 動けない 」か
東京都 K ・ A 52 歳
国が医師から搬送当時の状態を聞き
基準だけで良いかというと、そうは
思えません。 救命救急医などがまと
めた、「呼ぶ 」「 呼ばない 」 の判断
救急車を呼ぶかどうかで困るの
払うというのはどうでしょう。 後日、 は、やはり判断基準です。業務の中
投稿用紙のご利用( p . 41、もしくはホームページから投稿 )で、掲載された方には、
たことはありませんが、自分の判断
基準をまとめたチェックシートなどが
あれば良いなと考えています。
で、何度かその判断を迫られる場面
1, 000 円の図書カード を差し上げます。
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月刊ケアマネジメント 2015.7
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