イクメン、イクボスが多い職場

仕事と子育ての両立支援
財務局では、仕事と子育の両立にも積極的に取り組んでいます。国家公務員には、育児休業や産前・産後休
暇、短時間勤務等の制度がありますが、財務局では、できる限り多くの職員がこれらの制度を活用できるよう、
「仕事と子育て応援プラン」を独自に定め、職員が安心して働き続けられる職場環境を目指しています。
なお、女性職員の育児休業取得率は100%となっています。
仕事と子育て応援プランの概要
子
育
て
ラ
イ
フ
サ
イ
ク
ル
結婚
・結婚休暇の取得促進→目標:可能な限り該当職員の1 0 0 %
出産
・男性の育児参加のための特別休暇( 5 日間) の取得促進→目標:可能な限り該当職員の1 0 0 %
・配偶者出産休暇( 2 日間)の取得促進→目標:可能な限り該当職員の10 0 %
育児休業
・代替職員の確保
・育児休業中職員への職場情報等の提供
職場復帰
・復職時の不安解消、円滑な業務運営のため、職場研修、 各種制度の説明等実施
・研修参加の際の受講延期等の配慮
子育て期間
・3歳未満の子どものいる職員について、超過勤務が免除される新制度の周知
・育児短時間勤務等を取得している職員に対する就業時間の配慮等
ライフサイクル全般
総務部
人事課
・職員への周知、情報提供の充実
・年休を取得しやすい環境整備→目標:全職員が1 6 日以上の取得
・職場内外にかかわらず、子どもを連れた者等への配慮
イクメン、イクボスが多い職場
私は、平成23年、二男が生まれたときに、長男の育児もあるなど
妻の負担が過大であることから、1か月間育児のための休暇を取得
しました。
当時、男性が育児のために長期間休暇を取る例があまりない中、
おそるおそる所属課長に相談したところ、子供が誕生すること及び
積極的に育児に関わることに大変喜んでいただき、長期間お休みを
取ることへの理解を示してくれました。また、課内の上司や同僚も
快く仕事を引き受けていただき、無事、1か月間、(大好きなお酒を
飲むことも忘れ)育児に集中し、子供の日々変わる成長に積極的に携
わることが出来ました。
また、妻も仕事をしており、子供が熱を出した場合には、どちら
かが看護しなければなりません。その場合、看護休暇を積極的に利
用させてもらっており、これも職場全体で子育てに理解のある雰囲
気があるからこそ取得できるものと思っております。
このようなことが出来るのも、当局には、イクボス(育児に理解
のある上司)、イクメン(育児が大好きな男性職員)が多く、仕事
と育児のバランスを図れる雰囲気、環境があることが大きいと感じ
ます。
男性のみなさん、育児を含めたワーク・ライフ・バランスを実践
できる職場は、将来、結婚した後も、奥さんからの評価は高いと思
いますよ。
ぜひ、この観点についても就職先を決めるうえでの重要な要素に
してみてはいかがでしょうか。
園部 昌弘
SONOBE MASAHIRO
PROFILE
【平成11年3月 小樽商科大学 商学部 卒】
【大矢ゼミ(銀行論)】
平成11年4月
平成17年7月
平成19年7月
平成21年7月
平成22年7月
平成23年7月
(平成23年12月~1月
平成26年7月
- 17 -
北海道財務局
金融庁検査局
北海道財務局
金融庁検査局
北海道財務局
北海道財務局
理財部金融監督第一課 採用
総務課調査室
理財部金融証券検査官
総務課金融証券検査官
理財部金融証券検査官
理財部検査総括課金融証券検査官
育児のための休暇取得)
北海道財務局
総務部人事課人事係長
(現職)
管財部
育児も思う存分できる職場環境
管財総括第一課
就職先を決める、という事は人生において一つの大きな決断です。
自分のやりたい事が出来るのか、経験や知識は活かせるのか、勤務
地、転勤や休暇制度、キャリアアップ等、沢山考え、悩み、迷われ
ていることと思います。そんな人生の一大事に、『仕事と子育ての
両立』と言われても・・・まだまだその先にあるような、漠然とし
た気持ちになるのでは、と思います。少なくとも、学生時代の私は
そうでした。
そして時は流れ、今、私はまさに『仕事と子育ての両立』真っ只
中です。
子供が1歳半になった平成26年4月に職場復帰をしましたが、そ
の間、産前・産後休暇に加え、育児休業を取得しています。育児休
業は最大3年間の取得が可能となっており、どのタイミングで職場
復帰するのか、自分で選択することができました。
また、復帰後3か月間は勤務時間短縮制度を活用し、1時間早く退
庁、子供が保育園や新生活にゆっくり順応するための時間にしまし
た。この制度活用についても、事前に人事担当者へ相談し、自分で
取得時期を決めました。
昼食時は職場の先輩に仕事も子育てもまとめて相談しています
長門 千尋
NAGATO CHIHIRO
PROFILE
【平成13年3月 小樽商科大学 商学部 卒】
【柴山ゼミ(国際経済学)】
平成13年4月
平成15年7月
平成17年7月
平成20年7月
平成21年7月
平成22年7月
平成23年7月
北海道財務局 管財部第3統括国有財産管理官 採用
釧路財務事務所 財務課
北海道財務局 理財部統括金融証券検査官
函館財務事務所 管財課
函館財務事務所 財務課
函館財務事務所 財務課調査官
北海道財務局 管財部国有財産管理官
(平成24年12月~平成26年3月
平成26年4月
平成26年7月
育児休業取得)
北海道財務局 管財部統括国有財産監査官
北海道財務局 管財部管財総括第一課国有財産管理官
(現職)
さらに、子供は本当に、突然、熱を出します。ど
うすることもできない突然の『休暇』が必要になり
ます。そんな時は、「子の看護休暇」制度を利用さ
せて貰っています。
私が、自分の選択をし、自分なりの『両立』が出
来ているのは、北海道財務局が両立支援制度を整備
している職場である事が大前提にあります。でも、
本当にそれを可能にしているのは、周囲の方々の理
解と協力、制度を上手に運用している(活用させて
貰える)環境です。私が、強調したいのは、まさに
その環境が北海道財務局にはあるということです。
沢山考え、悩み、迷いながら決める就職先。自分
を取り巻く状況は変化していきます。その時に後悔
しない選択ができるように、両立の『制度』だけで
はなく『環境』も就職先の決断材料の一つに加えて
頂ければ、と願っています。
TOPICS①WLB(ワークライフバランス)推進プロジェクト
仕事と子育てのバランスを図ることが出来る各種制度は整っていますが、まだまだ、北海道財務局においても運用の課題、問題
点はあります。
そこで、仕事と育児に奮闘中の女性職員の情報交換の場を設け、職場の課題を発見し、その課題に対する施策アイディアを提言
するチームを発足しました。提言するチームには、現在子育てに積極的に参加している男性職員も加わり、北海道財務局一丸と
なってWLBを推進しています。
●チームAの体制・情報交換会開催情報周知
人事課
(悩みを抱えた職員とチームAの橋渡し)
課題提供
●チームBから提言のあった施策の検討・実施
チームA
「WLB実態勉強会(WJB)」
●小学生以下の子を有する共働き女性職員で構成
●定期(四半期毎)及び随時に、オープンな情報交
換会を開催
●育児と仕事(キャリアアップを含む)の両立等の
悩みを共有する職員が相互に情報交換を行うことに
より不安感を解消するとともに、相談対応知識の共
有・蓄積により今後の子育て世代である後輩職員等
への相談にも対応
施策提言
チームB
「WLB推進ワークショップ(WWS)」
メンバー参加
- 18 -
●WJBメンバー+8名程度の子育てに積極的に参
加する男性職員等で構成
●構成メンバーの3分の1(6名程度)で2月に1回
ワークショップを開催
●職場内での子育て中職員の周囲の職員の理解を促
し、制度利用を促進するための各種施策アイディア
を創出