山梨県甲州市のオンデマンド交通について 甲州市役所 飯嶋 喜志男 • 導入の背景 ・平成23年当時、市の高齢化率30%に迫っていた。 →今後の医療・社会保障費増加が懸念 ・バス事業費は1億2,000万円/年だが、利用者は少ない(空気バス) →バス無料券の発行等乗客増加の施策を試みる→利用者増えない ・高齢者の自動車事故の増加 →運転免許証の返納を後押ししなければ! しかし、公共交通が充実していなかった ターゲットを交通弱者(特に高齢者)に絞り、優先順位をつけオンデマンドバスを導 入を決める。 公共交通を利用した外出促進で、元気な高齢者を増やす。 →医療・社会保障費の抑制に貢献 →高齢者施設の利用促進 • 運行状況 ・平成23年11月運行開始以降、毎年約25,000人 が利用 (利用の約8割が65歳以上の女性) ・移動目的地トップ3 市民病院、老人センター、JR駅 • 今後の方向性 甲州市版総合戦略、甲州市地域公共交通網形成計画の策定 当市の将来像を明確にし、魅力的なまちづくりを推進する 市民生活のための市内 二次交通の整備 ・路線バスの再編 ・オンデマンド交通 ・民間バス事業者とも協力 観光客受け入れ態勢の充実 ・民間高速バス路線(一次交通)の誘致 ・観光ニーズ(ワイン、歴史、登山) に対応したルートの構築 ・各交通機関との接続
© Copyright 2024 ExpyDoc